狙いはIntel Macの一掃か Appleが「M3チップ」ファミリーで描く戦略:本田雅一のクロスオーバーデジタル(1/3 ページ) Appleが11月7日から順次、「Apple M3チップファミリー」を搭載する新型Macを発売する。そのラインアップからは「Intel Macの一掃」という意思が伺える。M3チップファミリーのラインアップと、新型Macの布陣について考察していこう。 Appleが10月31日(日本時間)に開催したオンラインイベントで発表された製品は、いずれも第3世代のApple Silicon(SoC)「Apple M3ファミリー」を搭載している。 →M3ファミリー搭載でさらに高速になった「MacBook Pro」登場 上位モデルには新色「スペースブラック」を用意 25万円弱から →Apple、M3チップを搭載した新型「iMac」を発表 処理性能はM1比で最大2倍に →App
こんにちは。ソーシャル経済メディア「NewsPicks」のSREチームの飯野です。 SREでは2023年から円安に負けないコスト削減を継続して行なっていますが、最近は圧倒的な円安におされ気味です。 2024年1月-6月の間に141→161円の変動はちょっと厳しすぎますよね。 今回は2024年1月から3月にかけて行なったNewsPicksの共通バックエンドAPIサーバーのARM対応プロジェクトについて話したいと思います。 ARM対応はコスト削減を目的とした施策です。適用範囲の見誤りがあり、当初の想定ほど大きなコスト削減は実現できませんでしたが、活発に変更が行われるプロダクトに段階的に変更を加えてリリースすることができました。 ARM対応をするにあたり、何を考えてどの順番で着手したかという情報は、今後ARM対応を行う開発者に参考になりそうなので紹介します。 ARM対応計画 ARMのコンテナイメ
linux kernelでのFPU, MMX, SSEについて 本記事では、linux kernel 2.6.11でのFPU(Float Point Unit)やMMX, SSEがどう設定、使用されているのかを確認する。FPU, MMX SSE命令を使用する際は、使用する際に意図的に#NM(Interrupt7: Device not available exception)を出し、各種フラグを切り替え(特にcr0.TS flagをOFFにして)、これらの命令を使えるようにしている。(後述の通り、Kernel Modeでは、kernel_fpu_begin, kernel_fpu_endにてフラグの切り替えをおこなっている1ため、この限りでない。) プログラミング言語の例外処理はパフォーマンスを落とすものとして一般に嫌われているが、ハードウェア(この場合x86)のレイヤでは、例外をあえて意
Apple Silicon MacのCPU E-/P-Coreや、GPU、消費電力などを確認できるターミナルベースのモニタリングツール「mactop」がリリースされています。詳細は以下から。 Apple Silicon Macでベンチマークや負荷の高いアプリを実行する際、Apple SiliconのCPUやGPU、ANE(Apple Neural Engine)、メモリ使用率、消費電力などを確認したいときがありますが、その用際に便利なターミナルベースのモニタリングツール「mactop」がリリースされています。 mactop is a terminal-based monitoring tool “top” designed to display real-time metrics for Apple Silicon chips. It provides a simple and effic
現在のAMDの成功を見ていると、同社がかつては倒産の危機に瀕していたとは信じられないかも知れない。だが2008年の金融危機以降、AMDは深刻な財政難に陥っていた。そんな同社の窮地を救い、同社が息を吹き返すきっかけとなったのがSonyのゲーム機PlayStation 4の成功にあった事が、AMD現役幹部の回顧によって明らかになった。この意外な救世主の存在は、半導体業界の歴史における重要な転換点を示すものかも知れない。 PlayStation 4がAMDの窮地を救った舞台裏 AMDの現・消費者およびゲームクライアント事業担当シニアディレクターであるRenato Fragale氏が、自身のLinkedInプロフィールで驚くべき事実を明らかにしている。Fragale氏の履歴書には2012年6月から2014年7月まで務めた製品開発シニアエンジニアリングマネージャーの役割について、「SonyのPlay
個情委、ランサムウェアで約1カ月停止の社労士向けクラウド提供元に指導 「管理者権限のパスワード類推可能」「深刻な脆弱性が残存」【お詫びと訂正】 個人情報保護委員会は3月25日、社会保険労務士向けクラウドサービス「社労夢」を提供するエムケイシステム(大阪市)に対し、個人情報保護法に基づく指導を行ったと発表した。 同社は2023年6月、ランサムウェア攻撃を受け、サービスが約1カ月停止するなどの被害に遭っていた。サービスを導入する社労士法人や民間企業からは、エムケイシステムから報告を受けての発表も相次いでいた。 【訂正:2024年3月28日午後3時48分 記事掲出当初、漏えいの事実があると受け取れるような記載をしていましたが、エムケイシステムから個人情報保護委員会への報告は「漏えいのおそれ」に基づくものであり、漏えいの事実は確認されておりませんでした。お詫びして訂正いたします。】 個人情報保護委
フィンランドのスタートアップ企業Flowは、2024年6月11日、あらゆるCPUの性能を100倍に向上させるという、「Parallel Processing Unit(PPU)」アーキテクチャを発表した。同時に、北欧のVCなどからの総額400万ユーロ(約6億9000万円)の調達も公表した。 PPUは、従来のCPUにおける並列処理の問題を解決するもので、あらゆるCPUアーキテクチャ、命令セット、プロセスジオメトリに統合できる。既存のソフトウェアと下位互換性があるため、PPU用に再コンパイルすることで大幅に高速化される。 従来のマルチコアCPUでは、共有メモリの参照処理に起因する実行速度の低下や、コア間通信ネットワークでの遅延の増大などの問題があった。PPUは、メモリにアクセスしながら他のスレッドを実行することで、メモリ参照の遅延を隠す仕組みを持っている。 PPUコアの数、機能ユニットの種類と
2024年5月7日にAppleが開催したイベントでの最大の驚きのひとつが、次世代AppleシリコンであるM4の発表でした。発表から1年足らずでM3シリーズの次の世代のAppleシリコンが登場することになった理由を、Apple関連のニュースを取り扱う9to5Macがまとめています。 M4 already? Here’s why Apple is abandoning the M3 chip so fast - 9to5Mac https://9to5mac.com/2024/05/10/m4-already-apple-abandoning-m3/ Appleは2020年11月に最初のAppleシリコンであるM1を発表。その約1年後となる2021年10月にM1シリーズの上位モデルとなるM1 ProとM1 Max、さらに2022年3月になって最上位モデルとなるM1 Ultraを発表しました。2
「我々はオープン技術だけで、AI(人工知能)計算に最適のAIコンピューターを設計・開発していく。4社抜きで可能だ」。 カナダのスタートアップ、テンストレントのジム・ケラーCEO(最高経営責任者)は断言する。4社とは米国のエヌビディア、インテル、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)、英アームを指す。GPU(画像処理半導体)世界シェアの80%をエヌビディアが占めるなど、誰もが皆、4社の製品を何らかの形で使っている。4社不要とは大胆だが、ケラーCEOは「逆転の流れを(私も業界も)経験ずみ」と力強く語った。 半導体の猛者が続々集まる ケラーCEOはプロセッサー設計の大御所と呼ばれる。米ディジタル・イクイップメント(当時)の高性能プロセッサーAlphaを設計したのを皮切りに、AMD、米アップル、米テスラ(自動運転向けチップ)、インテルなどで、プロセッサー設計に従事し、手腕を発揮してきた。 テ
「小さなおうちDC環境を目指して」という連載記事をはじめるにきっかけになった、Intel N100プロセッサを搭載した格安PC、「Beelink Mini S1… Xeon E3-1225 v5を鼻で笑いながら、TDP 6Wという驚異的なワットパフォーマンスとコストパフォーマンスを両立するって自宅サーバ勢に取ってはかなり衝撃的。 Gemini Lakeが出た当初も結構ウキウキしていたのですが、Intel N100はじめとしたAlder Lake-Nシリーズは当時の比ではありません。 そんなIntel N100ですが、TDP低いしどうせなら小型ノートPCとして出てこないかなぁ・・・と思っていたところCHUWIから10.51インチのMiniBook Xが発売されました。 こいつが色々な意味で優秀だったので、ちょっとこの記事で詳しく見ていこうとおもいます。
2年半近く前に書いた AWS ECS Fargate のCPU性能と特徴 | 外道父の匠 の続編になります。 そんなに楽しくはないけど、知っておいて損はない、くらいの調査と考察になります:-) 前口上 ちょうど1年前に FARGATE のリソース天井が上がりました。今回は、ほぼそれを区切りにした結果になっていると思います。 AWS Fargate でコンピューティングとメモリのリソース構成が 4 倍に増加 vCPU 条件と Availability Zone を変え、3タスクずつ起動し、出現したCPUモデルをメモっていきました。ついでに軽量ベンチマークとして前回同様 OpenSSL speed をカマしておきました。 関係ないけどコンテナイメージは amazonlinux:2 です。では結果をどうぞ。 出現CPUモデル CPUアーキテクチャを選べるので、それぞれについて。 ECS Farg
AMDの「AMD EPYC 7C13」は、価格が2000ドル(約30万円)前後とサーバー向けCPUとしては安価なのにもかかわらず、負荷テストで優れた結果を出したと、テクノロジー系メディアのServe The Homeが報じています。 AMD EPYC 7C13 is a Surprisingly Cheap and Good CPU https://www.servethehome.com/amd-epyc-7c13-is-a-surprisingly-cheap-and-good-cpu/ Serve The Homeは、通販サイト・Neweggでそれまで見たことがなかった「AMD EPYC 7C13」というCPUを搭載したサーバーを発見し、さっそく数台購入してその性能のテストしてみました。 lscpuコマンドを用いてCPUの情報を表示すると、AMD EPYC 7C13は64コアと256
MicrosoftはAIアシスタント「Copilot」をWindows向けに提供していますが、記事作成時点ではCopilotによる処理はクラウド上で実行されています。新たに、Intelの幹部が「将来的にAI PCには40TOPS以上の処理性能を備えたNPUが搭載され、Copilotがローカルで実行可能になる」と発言しています。 Intel confirms Microsoft's Copilot AI will soon run locally on PCs, next-gen AI PCs require 40 TOPS of NPU performance | Tom's Hardware https://www.tomshardware.com/pc-components/cpus/intel-confirms-microsoft-copilot-will-soon-run-loca
富士通の次世代プロセッサ「MONAKA」は競合比2倍の電力効率、2027年度に投入:組み込み開発ニュース 富士通が2027年度内の市場投入に向けて開発を進めているデータセンター向けプロセッサ「FUJITSU-MONAKA」について説明。「京」や「富岳」で培った技術を基に、Armアーキテクチャや台湾TSMCの2nmプロセスなどを用いて、競合比2倍となる電力効率や高速処理の実現を目指す。 富士通は2023年10月11日、同社川崎工場(川崎市中原区)で開催したメディア/アナリスト向けの研究戦略説明会において、2027年度内の市場投入に向けて開発を進めているデータセンター向けプロセッサ「FUJITSU-MONAKA」について説明した。スーパーコンピュータの「京」や「富岳」で培った技術を基に、Armアーキテクチャや台湾TSMCの2nmプロセスなどを用いて、競合比2倍となる電力効率や高速処理の実現を目
2023年12月6日に発表されたAMDのAI特化型チップ「MI300X」は、NVIDIA製AI特化型チップ「H100」と比べて優れた性能を発揮できることがアピールされています。一方でNVIDIAはMI300XとH100の比較の際のテスト環境が同一ではなかったと主張しました。そこでAMDはNVIDIAの指摘に対する検証を行いました。 AMD strikes back at Nvidia with new MI300X benchmarks — MI300X shows 30% higher performance than H100, even with an optimized software stack | Tom's Hardware https://www.tomshardware.com/pc-components/gpus/amd-strikes-back-at-nvidia-
中国政府は2024年3月、政府機関向けのPCやサーバにIntelとAMDのCPUを使用することを使用することを禁じるガイドラインを発表したという。 この措置は、Intel/AMDの競合にあたるHygon Information Technology(以下、Hygon)のような中国企業の売り上げ拡大を後押しするとアナリストらは指摘している。 IntelとAMDには打撃 英Financial Timesは2024年3月24日(英国時間)、中国が政府機関向けのPCやサーバへのIntelとAMDのCPUの使用を制限する方針を発表したと報じた。この報道を受け、米国EE TimesはIntelとAMDにメールで問い合わせたが、Intelからはコメントを拒否する旨の返信があり、AMDからは返信がなかった。 Bernstein ResearchのシニアアナリストであるStacy Rasgon氏は、米EE
IntelとAMDのチップ戦略が「逆転」? 最新Core UltraとRyzenを分解:この10年で起こったこと、次の10年で起こること(81)(1/4 ページ) 今回は、IntelとAMDのモバイル向けCPUの新製品を分解する。Intelの「Core Ultra」(Meteor Lake世代)はチップレット構成、AMDの「Ryzen 8000G」(Zen 4世代)はシングルシリコンになっていて、両社のこれまでの傾向が“逆転”している。 IntelとAMDは2023年12月、2024年1月に、それぞれ新プロセッサ(CPU+GPU+NPU)を発売した。Intelは「Meteor Lake」世代、AMDは「Zen 4」世代のプロセッサとして発売されていて、2024年1月以降、多くのPCに採用され発売されている。2024年のPCの最大訴求ポイントは「AI(人工知能)パソコン」。プロセッサ内にNP
高性能プロセッサの最新技術が発表される国際カンファレンスの「Hot Chips 2023」で、Intelが1コアあたり66スレッドの8コアプロセッサを設計していることが明らかになったと、ハードウェア系メディアのServeTheHomeが報じています。 Intel Shows 8 Core 528 Thread Processor with Silicon Photonics https://www.servethehome.com/intel-shows-8-core-528-thread-processor-with-silicon-photonics/ Intel Discloses 8 Core & 528 Thread CPU Based on RISC Architecture, 66 Threads Per Core https://wccftech.com/intel-dis
Intelの「Gaudi 3」って何? AIアクセラレーターとGPUは何が違う? NVIDIAやAMDに勝てる? 徹底解説!(1/6 ページ) 6月に開催された「COMPUTEX TAIPEI 2024」の基調講演において、Intelは新型のクライアント向けCPU「Lunar Lake」(開発コード名)と、サーバ/データセンター/HPC(ハイパフォーマンスコンピューティング)向けCPU「Xeon 6プロセッサ」の技術的な詳細を発表した。 →次世代CPU「Lunar Lake」でIntelが目指す“AI PC”とは? 驚くべき進化点と見える弱点、その克服法 →Xeon 6にLunar Lake 全方位で競合をリードする、信用のブランドがIntelだ――基調講演でパット・ゲルシンガーCEOが語ったこと →リブランドした「Intel Xeon 6」はどんなCPU? Intelの解説から分かったこ
中国が脱アメリカを図り独自のCPU製作を進めています。新たに中国企業・Loongsonが開発した「3A6000」というCPUについて、テック系情報サイトのChips and Cheeseが解説しました。 Loongson 3A6000: A Star among Chinese CPUs – Chips and Cheese https://chipsandcheese.com/2024/03/13/loongson-3a6000-a-star-among-chinese-cpus/ 3A6000はLA664というLoongson製アーキテクチャを採用したシリーズで、2.5 GHz・クアッドコアで動作します。性能としてはAMDの初代Zenアーキテクチャ(以下、Zen 1)に及ぶか及ばないかくらいのもので、多くのCPUパワーを要する7-Zipのファイル圧縮を利用したベンチマークでは、初代Ze
AI向けコンピューターシステムを構築するスタートアップのCerebrasが、4兆個のトランジスタを搭載した世界最速のAIチップ「WSE-3(Third Generation 5nm Wafer Scale Engine:第3世代5nmウェハスケールエンジン)」を発表しました。この他、AI運用におけるボトルネックとなるコストパフォーマンスを改善するために、QualcommのAI 100 Ultraを利用することや、G42と共同で新しいAIスーパーコンピューターの「Condor Galaxy 3(CG-3)」を構築することなども発表されています。 Cerebras Systems Unveils World’s Fastest AI Chip with Whopping 4 Trillion Transistors - Cerebras https://www.cerebras.net/pre
ホームゲームPlayStation 5PlayStation 5 Pro (PS5 Pro)は2024年秋発売予定?GPUには改良型RDNA3搭載するがCPUはZen 2のまま PlayStation 5 Pro (PS5 Pro)は2024年秋発売予定?GPUには改良型RDNA3搭載するがCPUはZen 2のまま 2023 12/12 PlayStation 5 Pro (PS5 Pro)の仕様情報が登場、2024年秋に発売予定 PlayStation 5については2023年秋に筐体サイズを縮小した新型PlayStation 5(PS5)を発売しました。ただ、このPS5については2020年11月11日に発売された当時と全く同じ構成のまま筐体サイズを20%小型化したモデルで、性能を向上させたPS5 Proについては発売が噂されているものの、まだあまり情報が出ていません。 ただ、今回海外のR
Fastladder の Rails を 4.2 => 7.1 までアップデートした Upgrade Rails 4.2 => 7.1 その他信頼性向上のためにテストをいくつか追加した Add ApplicationSystemTest Add E2E test across feed addition, crawling, and display このアップデートにともなって Dockerfile も追加してある。この Dockerfile は Rails 標準の Dockerfile からいくつかの最適化などを削ってより簡易にしたもの。 fastladder orgnization ではパッケージを配る権限がなかったので、とりあえずぼくのネームスペースでビルドした Docker イメージを配っている。 以下のような docker-compose.yml を使えば手元で一発で fastl
ASUS、Intel Core Ultra搭載の小型デスクトップPC「NUC 14 Pro」正式発表 2024.03.27 18:28 更新 2024.03.27 配信 vPro Enterprise対応モデルもラインナップ ASUSTeK Computer Inc.(本社:台湾)は2024年3月27日、Intel Core Ultraを搭載した小型デスクトップPC「NUC 14 Pro」を正式発表した。 今年1月のCES 2024にてアナウンスされた製品で、CPUにIntel Core Ultraシリーズを採用したことで、これまでのNUCに比べて高速かつ省電力にAI処理を実行可能。また高いセキュリティと一括管理機能に対応するIntel vPro Enterpriseプラットフォーム対応モデルもラインナップする。 製品ラインナップは2.5インチベイのない高さ34mmのSlimモデルと、2.
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