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TSMCの検索結果81 - 120 件 / 763件

  • 台湾の半導体メーカー、なぜ日本で次々と工場を建てるのか

    世界最強の半導体メーカーである台湾積体電路製造(TSMC)が2月24日、日本初の生産拠点となる熊本工場(熊本県菊陽町)で開所式を開いた。その直前には第2工場の建設計画が明らかになるなど、相次ぐ日本進出の背景には何があるのか。 日本に活路を求める台湾の事情 台湾の半導体メーカーが日本で次々と工場を建設している。最大手の台湾積体電路製造(TSMC)が2月に熊本県で第2工場を建設すると発表したほか、宮城県でも別のメーカーが計画を進めている。一連の工場計画では半導体産業の再興など日本側の思惑ばかりに焦点が当たるが、これは台湾メーカーにとって副産物でしかない。もちろん、台湾海峡有事とも直接関係ない。せっかくの工場を有効活用するには、日本に活路を求める台湾側の事情を理解しておく必要がある。 熊本工場の開所式であいさつしたTSMC創業者の張忠謀氏(2024年2月24日、筆者提供) 「あなたは日本の歩留ま

      台湾の半導体メーカー、なぜ日本で次々と工場を建てるのか
    • TSMC創業者、米当局やインテルを痛烈批判 半導体巡り - 日本経済新聞

      【台北=中村裕】半導体大手の台湾積体電路製造(TSMC)と米国が舌戦を繰り広げている。TSMC創業者の張忠謀(モリス・チャン)氏は26日夜、台北市内の講演で「もう米国は昔のような(半導体が強い)国に戻ることは不可能だ」と語った。半導体で連携する方向にあった米当局やライバルの米インテルが最近、TSMCへの態度を強めていることに不満を示し、反論した格好だ。米国では現在、半導体の自国内での生産を強化

        TSMC創業者、米当局やインテルを痛烈批判 半導体巡り - 日本経済新聞
      • 台湾TSMC、日本工場に8000億円 ソニー570億円出資 - 日本経済新聞

        【台北=中村裕】世界最大の半導体受託生産会社である台湾積体電路製造(TSMC)は9日、日本で初めてとなる工場を、ソニーグループと共同で熊本県に建設すると発表した。当初の設備投資額は約70億米ドル(約8000億円)で、工場を運営する合弁会社にソニーが約5億米ドル(約570億円)を出資する。2024年末までに量産を始める予定だ。日本政府は半導体の安定調達につながるとし、世界でも有数の技術力を持つT

          台湾TSMC、日本工場に8000億円 ソニー570億円出資 - 日本経済新聞
        • Engadget | Technology News & Reviews

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            Engadget | Technology News & Reviews
          • ASMLとTSMC、中国が台湾侵攻なら半導体製造不能に-関係者

            オランダの半導体製造装置メーカー、ASMLホールディングと台湾積体電路製造(TSMC)には、中国が台湾に侵攻した場合に世界で最も高度な半導体製造装置を停止させる手段がある。事情に詳しい関係者が明らかにした。 米政府の当局者はオランダ、台湾両政府に対し、世界の先端半導体の大半を生産している台湾に対する中国の圧力が侵攻にエスカレートした場合にどうなるかについて、内々に懸念を表明している。関係者2人が匿名を条件に語った。 オランダ政府がこの脅威についてASMLと協議した際、同社は製造装置を遠隔操作で無力化することができると、当局側に説明したと別の2人の関係者が述べた。関係者によると、オランダはよりきめ細かいリスク評価をするため、想定される侵略についてシミュレーションを行った。

              ASMLとTSMC、中国が台湾侵攻なら半導体製造不能に-関係者
            • 半導体が分かる2 世界で過熱する工場誘致合戦

              1980年代、日本の半導体メーカーは世界を席巻した。日本は半導体の工場数ではいまも世界1位だが、生産規模や製造技術では最先端とは言えなくなってきている。 先端のロジック半導体を 作れない 日米欧がいま重視しているのはロジック(演算用)と呼ばれる半導体の生産拠点だ。最新のスマートフォンからスーパーコンピューターまで、ロジック半導体は「頭脳」の役割を果たす。 ただ、先端製品をつくる技術を持つのは、台湾積体電路製造(TSMC)など一部のプレーヤーに限られている。地政学リスクが高まるなかで、自前の生産能力を持ちたいという日米欧の経済安全保障上の理由が、誘致競争を過熱させている。

                半導体が分かる2 世界で過熱する工場誘致合戦
              • TSMCトップ「日本の生産コスト非常に高い」株主総会で - 日本経済新聞

                【台北=中村裕】半導体大手の台湾積体電路製造(TSMC)は26日、定時株主総会を開き、経営トップの劉徳音董事長は、日本で検討中の半導体生産について「日本の生産コストは台湾に比べて非常に高い」との認識を示した。そのうえで「コストの差を縮められるように顧客と話し合い、積極的に協力していきたい」と述べた。総会では世界的な半導体不足の長期化を受け、各国の誘致が積極化する海外への工場進出について質問が集

                  TSMCトップ「日本の生産コスト非常に高い」株主総会で - 日本経済新聞
                • 新型「iPad Pro」がM3チップをスキップした理由 現地でM4チップ搭載モデルと「iPad Air」に触れて驚いたこと

                  新型「iPad Pro」がM3チップをスキップした理由 現地でM4チップ搭載モデルと「iPad Air」に触れて驚いたこと:本田雅一のクロスオーバーデジタル(1/6 ページ) Appleが行った新しいiPadシリーズの発表は、実に多くの情報を含んだものだった。その全体像は、発表された製品のレポート記事にある通りだ。 →iPadに“史上最大”の変化 「Appleスペシャルイベント」発表内容まとめ 発表に伴うスペシャルイベントは米国のニューヨーク、イギリスのロンドン、そして中国の上海(翌日開催)の世界3拠点で行われる大規模なものになった。事前のうわさ通り「iPad Pro」が刷新された他、M2チップを搭載した上で13インチモデルも追加された「iPad Air」、そして日本では1万円値下げされた「iPad(第10世代)」など、iPadに焦点を絞ったとは思えないほどに“盛りだくさん”だったといえる

                    新型「iPad Pro」がM3チップをスキップした理由 現地でM4チップ搭載モデルと「iPad Air」に触れて驚いたこと
                  • トランジスタが70%増でも性能が最大4倍になったGeForce RTX 4090のカラクリ

                      トランジスタが70%増でも性能が最大4倍になったGeForce RTX 4090のカラクリ
                    • Apple Silicon M2を外側から眺めてみて分かった、その性能の源泉とM3の可能性

                      Apple Silicon M2を外側から眺めてみて分かった、その性能の源泉とM3の可能性(1/3 ページ) 担当松尾氏より、いつものごとく「おつかれさまです。WWDC22でM1/M2のハイエンドが出たら、その解説記事をお願いできますか?」という依頼が飛んできたので、簡単にM2の詳細を眺めてみたい(分析、というほどには深くない)。 WWDC22で公開された情報全体のまとめはこちらになるが、この中でM2についてのみここではもう少し眺めてみたい。 Appleが今回M2に関して公開した情報はこちらにまとまっているが、 製造プロセスは引き続きTSMC N5、トランジスタ数は200億個で、これはM1より25%多い(写真1)。

                        Apple Silicon M2を外側から眺めてみて分かった、その性能の源泉とM3の可能性
                      • 【福田昭のセミコン業界最前線】 TSMCが次世代不揮発性メモリの研究成果を大量放出

                          【福田昭のセミコン業界最前線】 TSMCが次世代不揮発性メモリの研究成果を大量放出
                        • 半導体、「TSMC一極集中リスク」世界で強まる - 日本経済新聞

                          【台北=中村裕】半導体大手の台湾積体電路製造(TSMC)の設備投資の急拡大が続いている。2021年は前年比74%増の300億ドル(約3兆3千億円)に達し、今後3年間で計11兆円を投じる計画だ。バイデン米大統領は12日、「(半導体で)再び世界を主導する」と訴えた。だが、TSMCの独走が続いているのが現実だ。世界はむしろ、今後一段とTSMC依存を強め、一極集中リスクを背負うことになる。台湾南部の中

                            半導体、「TSMC一極集中リスク」世界で強まる - 日本経済新聞
                          • 【笠原一輝のユビキタス情報局】 巻き返しなるか!? Intelが今後4~5年で5世代分のプロセスノードを連投

                              【笠原一輝のユビキタス情報局】 巻き返しなるか!? Intelが今後4~5年で5世代分のプロセスノードを連投
                            • 世界最大の半導体製造企業「TSMC」が日本での工場建設を検討中であることが判明

                              台湾に拠点を置くTSMCは、世界最大の半導体製造企業で、AppleやAMDのチップを製造していることでも知られています。そんなTSMCのシーシー・ウェイCEOが、「日本に半導体製造工場を建設することを検討している」と述べたことが報じられています。 Apple supplier TSMC eyes expansion in U.S., Japan to meet sustained chip demand https://www.cnbc.com/2021/07/15/tsmc-eyes-expansion-in-us-japan-to-meet-sustained-chip-demand.html TSMC Reports Second Quarter EPS of NT$5.18 https://pr.tsmc.com/english/news/2852 TSMCは、記事作成時点では台湾

                                世界最大の半導体製造企業「TSMC」が日本での工場建設を検討中であることが判明
                              • 「世界標準経営」がやって来た TSMC熊本上陸の衝撃 上級論説委員 西條 都夫 - 日本経済新聞

                                先端半導体の量産技術で世界の先頭を走る台湾積体電路製造(TSMC)が熊本県にやって来る。同県菊陽町に約1兆円を投じて量産拠点をつくり、2024年末には初出荷する計画で、地元の盛り上がりは尋常ではない。8月初めに現地を訪ねると、巨大プロジェクトのもたらす期待と不安が地域の各層に浸透しているさまが実感された。「工場誘致による経済振興はもう古い」という声もあるが、TSMCについては当たらない。同社の

                                  「世界標準経営」がやって来た TSMC熊本上陸の衝撃 上級論説委員 西條 都夫 - 日本経済新聞
                                • TSMC株、バークシャー以外の投資会社も大量に手放す

                                  2月15日、投資会社のタイガー・グローバル・マネジメントやGQGパートナーズ、キャピタル・グループのほか、米資産運用大手ブラックロック、米金融大手JPモルガン&チェースなどが昨年第4・四半期に台湾積体電路製造(TSMC)の株式を大量に手放していたことが、規制当局への提出資料で分かった。写真は台湾・台南で撮影(2023年 ロイター/Ann Wang) [ニューヨーク 15日 ロイター] - 投資会社のタイガー・グローバル・マネジメントやGQGパートナーズ、キャピタル・グループのほか、米資産運用大手ブラックロック、米金融大手JPモルガン&チェースなどが昨年第4・四半期に台湾積体電路製造(TSMC)の株式を大量に手放していたことが、規制当局への提出資料で分かった。 著名投資家のウォーレン・バフェット氏率いる投資会社、バークシャー・ハザウェイが14日に当局に提出した資料では、TSMCの米国預託株式

                                    TSMC株、バークシャー以外の投資会社も大量に手放す
                                  • TSMCは工場を台湾から移転させることを検討したものの不可能と結論づけたことが明らかに

                                    by 李 季霖 世界最大の半導体専業ファウンドリであるTSMCは、本拠地のある台湾以外にアメリカや日本にも工場を建設しています。これは、TSMCの躍進を支えるアメリカ企業との提携を促進し、アメリカと中国の間で深まる貿易面の対立に対処するための取り組みでもあるのですが、工場を台湾から完全に移転させることは不可能であるとTSMCが結論づけたことが報じられています。 TSMC says it has discussed moving fabs out of Taiwan but such a move impossible | Reuters https://www.reuters.com/technology/tsmc-says-it-has-discussed-moving-fabs-out-taiwan-such-move-impossible-2024-06-04/ TSMC mulle

                                      TSMCは工場を台湾から移転させることを検討したものの不可能と結論づけたことが明らかに
                                    • TSMC、熊本工場投資1兆円に拡大 デンソーも出資 - 日本経済新聞

                                      半導体受託生産の世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)は15日、ソニーグループとの合弁会社で手掛ける熊本県の新工場に追加投資すると発表した。投資額は86億ドル(約9800億円)と当初見込みから約2000億円積み増す。合弁にはデンソーも400億円を出資する。自動運転システムなどで使う車載半導体の安定調達につなげる狙いがある。TSMCは2021年11月、同社として日本初となる半導体工場をソニーと

                                        TSMC、熊本工場投資1兆円に拡大 デンソーも出資 - 日本経済新聞
                                      • TSMCの熊本進出決定はAppleの要請によるもの、台湾メディア報道

                                        TSMCの魏哲家(C.C.Wei)・最高経営責任者(CEO)が12月17日に台湾で開催された「The New Challenges in the Semiconductor Industryフォーラム」(主催:Mount Jade Global Science and Technology Association)で講演し、日本に工場を建設する理由について、「当社の重要なサポートしなければならない顧客が日本におり、またその顧客は、当社の重要な顧客のサプライヤでもある」と述べたと台湾の複数メディアが報じている。 魏氏は具体的に企業名を出さなかったが、重要な顧客とは米アップル(Apple)で、そのAppleをサポートしなければならない顧客とはソニー(Sony)を指しているものと見られる。 TSMCの日本進出の背景にAppleの要請 同氏は、「日本は低コストで製造できる場所ではない」としつつも、

                                          TSMCの熊本進出決定はAppleの要請によるもの、台湾メディア報道
                                        • 【笠原一輝のユビキタス情報局】 「Intel 18A」はTSMCの2nmに追いつく秘策。Intelの未来がかかった新プロセスノードは何がすごいのか?

                                            【笠原一輝のユビキタス情報局】 「Intel 18A」はTSMCの2nmに追いつく秘策。Intelの未来がかかった新プロセスノードは何がすごいのか?
                                          • 【福田昭のセミコン業界最前線】 「TSMC狂騒曲」第2楽章

                                              【福田昭のセミコン業界最前線】 「TSMC狂騒曲」第2楽章
                                            • 世界最大の半導体ファウンドリTSMCの顧客第2位にAMDが浮上か、1位はやはりあの企業

                                              チップメーカーのAMDはCPUやGPU、カスタムSoCのほとんどを、世界最大の半導体ファウンドリであるTSMCで製造しています。そんなAMDがTSMCの2021年度の収益シェア第2位に躍り出る可能性が報じられています。 Samsung Won't Overtake Taiwan Semiconductor Despite Massive Capex Spend (OTCMKTS:SSNLF) | Seeking Alpha https://seekingalpha.com/article/4414346-samsung-won-t-soon-overtake-taiwan-semi-despite-massive-capex-spend AMD Expected to Become TSMC's Second Largest Customer | Tom's Hardware https:

                                                世界最大の半導体ファウンドリTSMCの顧客第2位にAMDが浮上か、1位はやはりあの企業
                                              • Appleシリコン対Intel CPU〜コスト、性能で大きな差 - iPhone Mania

                                                Appleが6月の世界開発者会議(WWDC 2020)で発表したAppleシリコンのコストは100ドル未満で、台湾TSMCの5nmプロセス技術を用いて生産されると、調査会社TrendForceが伝えています。 Appleシリコンの量産開始は2021年第1四半期 TrendForceの調べによると、TSMCの工場の生産能力は、2020年中は主にiPhoneとiPad向けチップ製造に充てられます。現在は、秋に発売されるiPhone12シリーズ向けのA14 Bionicシステムオンチップ(SoC)の量産がスタートしているうえに、2020年第3四半期(7月〜9月)には、2021年発売見込みの新型iPad向けのA14X Bionic SoCの少量生産が始まるからです。 そのため、Mac向けSoC、すなわちAppleシリコンの量産が始まるのは2021年第1四半期(1月〜3月)で、搭載機が市場に多く出回

                                                  Appleシリコン対Intel CPU〜コスト、性能で大きな差 - iPhone Mania
                                                • 台湾の半導体メーカー「TSMC」の熊本工場がついに完成、さらに第2工場の建設に約7300億円の補助金の交付を日本政府が決定

                                                  by 李 季霖 台湾に拠点を置く世界最大級の半導体ファウンドリ「TSMC」が日本の熊本県に建設していた工場が、2024年2月24日についに完成し、開所式が行われました。さらに日本政府は、TSMCが進める熊本への第2工場建設に対して最大48億6000万ドル(約7320億円)規模の補助金を交付することを明らかにしています。 Japan takes Taiwan's helping hand on long road to chip revival | Reuters https://www.reuters.com/technology/japan-takes-taiwans-helping-hand-long-road-chip-revival-2024-02-22/ Japan to subsidize US$5 billion for TSMC's Fab2 in Kumamoto htt

                                                    台湾の半導体メーカー「TSMC」の熊本工場がついに完成、さらに第2工場の建設に約7300億円の補助金の交付を日本政府が決定
                                                  • TSMC、今年後半に3nmチッププロセス量産 来年にもAppleへ供給、M3チップ搭載MacやA17チップ搭載iPhone15など - こぼねみ

                                                    Appleのチップ製造パートナーであるTSMCは、今年後半に3nmチッププロセスを量産に移す準備が整うとし、2023年にAppleに次世代技術を供給できるようになることをDigiTimesは報じています。 3nmプロセスチップ4月14日の決算発表でCEOのCC Wei氏は、「N3の立ち上がりは、HPC(ハイパフォーマンス・コンピューティング)とスマートフォンの両方のアプリケーションに牽引されると予想している」と述べています。 DigiTimesが引用した業界筋によると、TSMCは当初、3nmプロセス技術で製造したウェーハを毎月3万~3.5万枚加工する見通しです。 Appleは2023年に、M3チップを搭載したMacやA17チップを搭載したiPhone 15モデルなど、TSMCが製造した3nmチップを搭載したデバイスの大半を発売すると予想されています。 より高度なプロセスへの移行は通常、性能

                                                      TSMC、今年後半に3nmチッププロセス量産 来年にもAppleへ供給、M3チップ搭載MacやA17チップ搭載iPhone15など - こぼねみ
                                                    • TSMCのウエハー出荷数に異変? 暗雲が立ち込める熊本工場の行く末

                                                      TSMCのウエハー出荷数に異変? 暗雲が立ち込める熊本工場の行く末:湯之上隆のナノフォーカス(67)(1/4 ページ) 業績の低迷が2023年第2四半期で底を打ち、第3四半期に回復に転じたTSMC。だが、ウエハー出荷数に焦点を当ててみると、ある“異変”が浮かび上がる。その異変を分析すると、TSMC熊本工場に対する拭い去れない懸念が生じてきた。 前回の本コラム「本当は半導体売上高で第1位? AIチップ急成長で快進撃が止まらないNVIDIA」で、2023年第2四半期(Q2)の世界半導体売上高ランキングは、1位がTSMC、2位が米NVIDIA、3位が米Intel、4位がSamsung Electronics(以下、Samsung)かもしれないことを報じた。 では、2023年Q3に、そのランキングはどうなったのだろうか? 10月19日に決算発表会を行ったTSMCは172.8億米ドル、26日に決算を

                                                        TSMCのウエハー出荷数に異変? 暗雲が立ち込める熊本工場の行く末
                                                      • 高給だけど働きたくない「TSMC」の軍隊カルチャー

                                                        台湾がマイクロチップの世界最大の受託生産国となっている理由のひとつは、ロイヤル・リー(31)のようなエンジニアにある。 勤務先の台湾セミコンダクター・マニュファクチャリング・カンパニー(TSMC)の機械がコンピューターウイルスによって麻痺したとき、リーは問題を解決するため48時間態勢で働いた。 昼も夜もなく電話対応に追われる生活が何年も続き、5年間の自己犠牲の末、2021年の暮れには電話の呼び出し音に恐怖を覚えるようになった。10万5000ドルという台湾では人もうらやむ年収も、リーを会社にとどまらせるには十分でなくなった。 安全保障にも関わる重大問題 TSMCは過去10年で、世界最小かつ最速のマイクロチップの製造競争でインテルやサムスンといったライバルを引き離す存在となった。TSMCが世界でも地政学的に最も重要な企業のひとつとなった理由としては、同社のエンジニアの創意工夫によるところが大き

                                                          高給だけど働きたくない「TSMC」の軍隊カルチャー
                                                        • なぜTSMCが米日欧に工場を建設するのか ~米国の半導体政策とその影響

                                                          2020年になってコロナの感染が拡大し、爆発的にリモートワーク、オンライン学習、ネットショッピングが普及したため、2021年に世界的に半導体が不足する事態となった。加えて、「半導体を制する者が世界を制する」というブームが到来し、世界中で半導体工場の建設ラッシュとなった。 それは明確な数字となって表れている。図1は、世界全体および各国・各地域における半導体工場の着工数を示している。世界全体で見ると、2018~2020年に64工場だったものが、2021~2023年には85工場が着工されることになった。 図1 世界全体および各国・各地域で建設着工される半導体工場数[クリックで拡大] 出所:Christian Gregor Dieseldorff(SEMI)、「半導体前工程ファブ投資および生産能力の展望」(SEMICON Japan 2022)の発表スライドを基に筆者作成 特に、米国(3→18)、

                                                            なぜTSMCが米日欧に工場を建設するのか ~米国の半導体政策とその影響
                                                          • Engadget | Technology News & Reviews

                                                            Some Amazon and Max cartoons may have been partially animated in North Korea

                                                              Engadget | Technology News & Reviews
                                                            • TSMCで働くことの羨望と過酷…台湾で「肝臓を売りに行くようなもの」とささやかれる理由

                                                              ジャーナリスト。アジア・ビズ・フォーラム主宰。上海財経大学公共経済管理学院・公共経営修士(MPA)。およそ15年滞在した上海で情報誌創刊、“市井の息遣い”から時代の変遷をウォッチ。「中国取材はデッサンと同じ。あらゆる角度から取材して光と影で実像をつかむ」を持論に30年近く中国に向き合う。近年は中国からの人や資本の流入をフォロー。ダイヤモンド・オンライン「ChinaReport」は10年を超える長寿コラム。 著書に『中国で勝てる中小企業の人材戦略』(テン・ブックス)、『インバウンドの罠』(時事出版)『バングラデシュ成長企業』(共著、カナリアコミュニケーションズ)、『ポストコロナと中国の世界観』(集広舎)ほか。内外情勢調査会、関西経営管理協会登録講師。宅地建物取引士。3匹の猫の里親。 China Report 中国は今 90年代より20年超、中国最新事情と日中ビジネス最前線について上海を中心に

                                                                TSMCで働くことの羨望と過酷…台湾で「肝臓を売りに行くようなもの」とささやかれる理由
                                                              • Engadget | Technology News & Reviews

                                                                Huawei has been secretly funding research in America after being blacklisted

                                                                  Engadget | Technology News & Reviews
                                                                • 台湾TSMCが最高益、1〜3月8.9%増 生成AI向け好調 - 日本経済新聞

                                                                  【台北=龍元秀明】世界最大の半導体受託生産会社(ファウンドリー)である台湾積体電路製造(TSMC)が18日発表した2024年1〜3月期決算は、純利益が前年同期比8.9%増の2254億台湾ドル(約1兆円)、売上高は16.5%増の5926億台湾ドルだった。いずれも同期としての過去最高を更新した。生成AI(人工知能)向けなど先端半導体の受託生産が好調だった。半導体市況が低迷した23年12月期は前の期

                                                                    台湾TSMCが最高益、1〜3月8.9%増 生成AI向け好調 - 日本経済新聞
                                                                  • Apple、TSMCの5nmプロセスの生産能力の80%を予約済み〜A14Zなど製造か - iPhone Mania

                                                                    Apple、TSMCの5nmプロセスの生産能力の80%を予約済み〜A14Zなど製造か 2020 12/22 Appleは、台湾TSMCの5nmプロセスの2021年の生産能力の80%を予約済みで、同プロセスでは新型iPad Pro用A14Z Bionicや新型iMac用チップの生産が行われると、Wccftechが報じています。 TSMCは生産能力を強化か Appleは、TSMCの5nmプロセスの2021年の生産能力の80%を予約済みのようです。 TSMCは、2021年第1四半期(1月〜3月)に新しい生産プラントを稼働させ、月間生産能力をウェハー換算で9万枚まで増加させるとみられています。 5nmプロセスで複数のApple向けチップを製造 Wccftechは、2021年にTSMCの5nmプロセスで、新型iPad Proに搭載されるA14Z Bionic、新型iMacに搭載されるA14T、自社開

                                                                      Apple、TSMCの5nmプロセスの生産能力の80%を予約済み〜A14Zなど製造か - iPhone Mania
                                                                    • 【笠原一輝のユビキタス情報局】 TSMCの4nmで製造され、ユニークな構成のCPUを内蔵するSnapdragon 8 Gen 2、GPUの大きな性能向上を確認

                                                                        【笠原一輝のユビキタス情報局】 TSMCの4nmで製造され、ユニークな構成のCPUを内蔵するSnapdragon 8 Gen 2、GPUの大きな性能向上を確認
                                                                      • Engadget | Technology News & Reviews

                                                                        Pick up the 9th-gen iPad with two years of AppleCare+ for only $298

                                                                          Engadget | Technology News & Reviews
                                                                        • TSMCが10年ぶりに日本で記者会見。EUV 7nmプロセスの順調さなどをアピール

                                                                            TSMCが10年ぶりに日本で記者会見。EUV 7nmプロセスの順調さなどをアピール
                                                                          • 【笠原一輝のユビキタス情報局】 Intel、2023年の製品計画プランを延期。ゲルシンガー氏の新体制で強いIntelへの回帰なるか

                                                                              【笠原一輝のユビキタス情報局】 Intel、2023年の製品計画プランを延期。ゲルシンガー氏の新体制で強いIntelへの回帰なるか
                                                                            • TSMC「2023年前半まで半導体の在庫減らしが続く」と発言 - iPhone Mania

                                                                              Appleの主要サプライヤーである台湾TSMCは、現地時間2022年7月14日に開催した投資家向け説明会において、半導体サプライチェーンで過剰な在庫が見られ、同社の顧客による在庫調整が今後数四半期にわたって行われるとの見方を明らかにしました。 2023年前半まで在庫調整が続く見通し TSMCの最高経営責任者(CEO)である魏哲家氏は、半導体サプライチェーンにおける過剰在庫のため、少なくとも2023年前半(1月〜6月)頃までは、同社の顧客が在庫を減らす努力を続けるだろうと発言しました。 ただし現在の需要はTSMCの供給能力を上回っており、2022年末までは供給が厳しい状態が続くとも、魏CEOは述べています。 2022年の設備投資計画は一部先送りに またTSMCは、長期的な需要に対する見通しを反映する、設備投資計画を先送りすることも明らかにしました。 同社は、当初発表していた2022年の設備投

                                                                                TSMC「2023年前半まで半導体の在庫減らしが続く」と発言 - iPhone Mania
                                                                              • 【福田昭のセミコン業界最前線】 2022年も、半導体はおもしろい(前編)

                                                                                  【福田昭のセミコン業界最前線】 2022年も、半導体はおもしろい(前編)
                                                                                • 「我々の前に中国は無力だ」 台湾・半導体TSMC創業者が断言 | 巨大企業を一代で築いた男が語る半生

                                                                                  台湾の首都・台北市街と、それを取り巻く緑に覆われた山々を見下ろすオフィスで、モリス・チャン(張忠謀、92)はテクニカラーのパターンが刻印された古い本を手にとった。 『超LSIシステム入門』(培風館)と題されたその本は、難解なコンピューターチップの設計を解説した大学院レベルの教科書だ。チャンはその本をうやうやしくこちらに見せた。 「重要なのは、1980年という出版年です」 同書はパズルの「最初の1ピース」となり、チャン自身のキャリアのみならず、世界の電子産業を変えた。 「最も不安定な場所」にある巨大企業 チャンはこの教科書を読み、コンピューターの頭脳として機能するマイクロチップ(半導体素子)の生産工程を設計と製造に分けることができるかもしれないとひらめいた。それは、当時の半導体業界の常識とは正反対の発想だった。 当時エンジニアだったチャンは54歳で、多くの人が引退を考えはじめる年齢に達してい

                                                                                    「我々の前に中国は無力だ」 台湾・半導体TSMC創業者が断言 | 巨大企業を一代で築いた男が語る半生