国内の鉄鋼最大手、日本製鉄は、アメリカの鉄鋼大手、USスチールをおよそ2兆円で買収すると発表しました。日本製鉄はUSスチールの全株式を141億ドル=およそ2兆100億円で取得し、完全子会社化します。この買収により世界シェアで現在の4位から3位となる見込みです。「アメリカの鋼材需要の伸びが期待できる」とアメリカでの製造業の国内回帰などを買収理由にあげていて、日鉄関係者は「カーボンニュートラルへの対応が今後の成長の鍵。両社の資産を投じ革新的な技術を開発していく」としています。日鉄は19日午前9時半から会見し、今後の戦略などを説明します。