コンゴ民主共和国ココロポリ・ボノボ保護区のボノボ(撮影日不明)。(c)AFP PHOTO / Martin Surbeck / Kokolopori Bonobo Research Project 【4月15日 AFP】霊長類の中でも人類に最も近いボノボとチンパンジーは、よく「平和を愛するボノボ」、「攻撃的なチンパンジー」といった具合に対照的に語られる。 だが、実はボノボの雄はチンパンジーの雄よりも1対1のけんかをする頻度が高く、よくけんかをする雄ほど交尾率が高いとする研究結果が11日、米科学誌カレント・バイオロジー(Current Biology)に11日発表された。 論文の筆頭著者を務めた米ボストン大学(Boston University)のモード・ムジェノ(Maud Mouginot)氏は、先行研究でボノボの雄の間に「繁殖の偏り」、すなわち子どもの数に大きな差があることが判明し、ボノ