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biologyの検索結果121 - 160 件 / 273件

  • 「エウロパ」の海に供給される酸素は少ない? 「ジュノー」のデータに基づく研究

    【▲図: エウロパの表面では、氷の分解による酸素が発生し、海に供給されていると考えられています。今回の研究は、酸素の推定発生量をより絞り込みました。 (Image Credit: NASA, JPL-Caltech, SWRI & PU) 】 木星の衛星「エウロパ」は、内部に広大な海が広がっていると考えられている天体の1つです。海には表面の氷が分解して生じた酸素が供給されていると考えられているため、酸素呼吸を行う生命がいれば貴重な供給源となっている可能性があります。しかし、エウロパの酸素発生量は推定するためのデータが乏しく、推定される最小値と最大値との間で1000倍もの幅がありました。 プリンストン大学のJ. R. Szalay氏などの研究チームは、NASA(アメリカ航空宇宙局)の木星探査機「ジュノー」の観測データに基づき、エウロパ表面での酸素発生量を推定しました。その結果、酸素発生量は毎

      「エウロパ」の海に供給される酸素は少ない? 「ジュノー」のデータに基づく研究
    • 資料2-1:豊田先生御講演資料

      鈴鹿医療科学大学 豊田長康 2024/04/22 日本学術会議 「研究力強化と学術会議への期待」 2024/04/22 1 日本の研究競争力低下の因果推論 (事前配布資料) 資料2-1 論文データ Clarivate社の文献データベース(以下DB)であるWeb of Science Core Collection のデータを、分析ツール InCites Benchmarking & Analytics(以下InCites)を 用いて分析 なお、発表者はInCitesとSciValの両方を利用できる環境にある が、所期の目的の分析はSciValでは困難なため、InCitesで分析 した。 文部科学省 科学技術・学術政策研究所(以下NISTEP) の分析データ 他のデータ OECD.Statの公開データ 文部科学省、国立大学法人等のデータ 2 本発表のデータの入手元 2024/0

      • 琥珀の中に新種クマムシ化石を発見、「最強生物」の進化の謎に光

        クマムシの現生種(写真はオニクマムシ属)はその並外れた生存能力で知られるが、化石は極めて珍しい。(Micrograph By Ruben Duro / SCIENCE PHOTO LIBRARY) 小さな体のクマムシは、究極のサバイバーだ。5億年以上もの間に世界中に広がり、地球で最も厳しい環境のなかも生き延びてきた。そして最新の研究で白亜紀の琥珀に閉じ込められていたクマムシの化石を分析したところ、新種や進化の歴史に加えて、ほかの生物を軒並み絶滅に追いやった大災害をどう生き延びたかについての手掛かりも見つかった。論文は2024年8月6日付けで学術誌「Communications Biology」に発表された。(参考記事:「地上最強生物!? クマムシ」) 今回発見されたクマムシは、8300万年前から7200万年前の今のカナダで、木の樹脂のなかに閉じ込められた。同じ針葉樹林には、巨大なティラノサ

          琥珀の中に新種クマムシ化石を発見、「最強生物」の進化の謎に光
        • 極 | 極地研のウェブマガジン

          大気と宇宙の境目を観測したい — 現在、南極でおこなっている研究について教えてください。光を用いた測定器を使い、超高層大気と呼ばれる領域の遠隔観測をしています。超高層大気は、高度80キロメートルくらいよりも上の領域です。…

            極 | 極地研のウェブマガジン
          • 光合成活性を持つ葉緑体を動物細胞に移植することに成功 ―光合成可能な動物細胞作製の突破口を開く―|記者発表|お知らせ|東京大学大学院新領域創成科学研究科

            東京大学 理化学研究所 東京理科大学 早稲田大学 科学技術振興機構(JST) 発表のポイント ◆藻類から光合成活性を持つ葉緑体を取り出し、ハムスターの培養細胞内に移植することに成功しました。移植した葉緑体は、少なくとも2日間はハムスター培養細胞内で光合成活性を保持していました。 ◆今回開発した葉緑体移植法は、従来の導入機械や物理的手法を用いずに、動物細胞内に葉緑体を導入できる利点があります。 ◆今回開発した葉緑体移植法は、光合成能を持たない動物細胞に一時的に光合成能を付与できる技術であり、光合成可能な動物細胞を作製するための重要な基盤技術になります。 光合成活性のある葉緑体を持つ動物細胞の作製 概要 東京大学大学院新領域創成科学研究科の松永幸大教授、理化学研究所環境資源科学研究センターの豊岡公徳上級技師、東京理科大学教養教育研究院の鞆達也教授、早稲田大学教育・総合科学学術院の園池公毅教授ら

              光合成活性を持つ葉緑体を動物細胞に移植することに成功 ―光合成可能な動物細胞作製の突破口を開く―|記者発表|お知らせ|東京大学大学院新領域創成科学研究科
            • Google DeepMindがタンパク質設計のための新たなAIモデル「AlphaProteo」をリリース

              Google DeepMindが「標的となるタンパク質にうまく結合するタンパク質」を設計するための新たなAIモデル「AlphaProteo」を発表しました。 AlphaProteo generates novel proteins for biology and health research - Google DeepMind https://deepmind.google/discover/blog/alphaproteo-generates-novel-proteins-for-biology-and-health-research/ 鍵が鍵穴にぴったり合致するように、タンパク質は別のタンパク質と結合することでさまざまな細胞のプロセスを処理しています。これまでDeepMindが開発してきたAlphaFoldなどのタンパク質構造予測ツールはタンパク質同士の相互作用の仕組みについてたくさ

                Google DeepMindがタンパク質設計のための新たなAIモデル「AlphaProteo」をリリース
              • 「連れション」は本能? おしっこが近隣チンパンジーに伝染 地位が低いほどより追従排尿 京大が発表

                これまで人間社会では古今東西を問わず知られてきた他者と共に排尿する行為(連れション)が、ヒト以外の霊長類であるチンパンジーでも確認できた。 京都大学野生動物研究センター熊本サンクチュアリで飼育しているチンパンジー20頭を対象に詳細な観察研究を行った。600時間を超える観察期間中、1328回の排尿を記録し、その行動パターンを分析したところ、チンパンジーの排尿行動に興味深い社会的特徴が見出された。 研究チームはまず、コンピュータシミュレーションを用いて、チンパンジーの排尿が単なる偶然ではなく、個体間で同期していることを確認。実際の観察で得られた同期率は、ランダムな排尿を想定したシミュレーションよりも有意に高い値を示した。 さらに詳しい分析により、この排尿の伝染には明確な空間的・社会的パターンがあることが判明。空間的には、排尿した個体の近くにいるチンパンジーほど、続けて排尿する確率が高かった。

                  「連れション」は本能? おしっこが近隣チンパンジーに伝染 地位が低いほどより追従排尿 京大が発表
                • 早起きな人はネアンデルタール人からその遺伝子を受け継いだ可能性がある

                  かつてホモ・サピエンスはネアンデルタール人と交配していたため、その遺伝子(DNA)の一部が現代人にまで受け継がれていることがわかっており、ネアンデルタール人のDNAが新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の重症化と関連していたり現代人の痛みの感受性に影響を及ぼしたりしています。オックスフォード大学出版局が発行する学術誌の「Genome Biology and Evolution(ゲノム生物学と進化)」に掲載された論文によると、ネアンデルタール人のDNAは日光への適応能力に影響しており、「早起きな『朝型人間』の人はネアンデルタール人から遺伝的変異を受け継いでいる」ことが判明しました。 Archaic Introgression Shaped Human Circadian Traits | Genome Biology and Evolution | Oxford Academic h

                    早起きな人はネアンデルタール人からその遺伝子を受け継いだ可能性がある
                  • ジェネリックスイス(新潟)の写真をご覧ください「私は騙されない スイスだ!」「列車も欧州の列車の風格を感じる」

                    biology @Biotrumind @unipudding 7年程前に帰国した時、両親が初夏の新潟に連れて行ってくれて、この景色そっくりな場所をドライブしてもらい胸いっぱいになりました。感動的な美しさでした!素晴らしい一枚ですね✨ 2024-04-30 23:31:32

                      ジェネリックスイス(新潟)の写真をご覧ください「私は騙されない スイスだ!」「列車も欧州の列車の風格を感じる」
                    • アリはケガをした仲間の命を救うため脚の「切断手術」を行うことが判明

                      人間は病気やケガを治療するために高度な手術を行い、時には悪くなった部位を切断して命を助けることもあります。新たに国際的な研究チームが、アメリカのフロリダ州に広く分布するCamponotus floridanus(フロリダカーペンターアリ)が仲間を感染症から守るため、ケガをした脚の「切断手術」を行うことを発見しました。 Wound-dependent leg amputations to combat infections in an ant society: Current Biology https://www.cell.com/current-biology/fulltext/S0960-9822(24)00805-4 An ant that selectively amputates the infecte | EurekAlert! https://www.eurekalert.o

                        アリはケガをした仲間の命を救うため脚の「切断手術」を行うことが判明
                      • 睡眠障害の原因になる「むずむず脚症候群」に関連する遺伝子のホットスポットが特定される

                        むずむず脚症候群はじっとしていたり横になったりしている時に、主に脚などにむずむずするような強い不快感が生じてしまい、脚を動かしたりさすったりせざるを得なくなる病気です。睡眠障害の原因にもなるむずむず脚症候群についての新たな研究では、「むずむず脚症候群に関連する140個以上の新しい遺伝子座を発見した」という結果が報告されました。 Genome-wide meta-analyses of restless legs syndrome yield insights into genetic architecture, disease biology and risk prediction | Nature Genetics https://www.nature.com/articles/s41588-024-01763-1 Genetics study points to potential t

                          睡眠障害の原因になる「むずむず脚症候群」に関連する遺伝子のホットスポットが特定される
                        • 進化を説明する上で「利己的な遺伝子」という比喩は適切か?|河田 雅圭

                          『『ダーウィンの進化論はどこまで正しいのか?進化の仕組みを基礎から学ぶ』(光文社新書)の「利己的な遺伝子」の内容について、意見をいただきました。 Shorebirdさんは、進化心理学関係の本や進化の本を洋書を含め、多くの書評をアップされている方です。Shorebirdさんは、本書を取り上げていただき「関連するトピックについて最新の知見を紹介しつつ所々深掘りしていて,初心者用の単なる入門書に留まらず,興味深い啓蒙書に仕上がっている」と好意的な書評をして頂きました(以下のリンク参照)。ただ、第3章3-2「生物は利己的な遺伝子に操られている?」の内容について、ドーキンスの「利己的な遺伝子」の用法を否定的に紹介しているのは納得できない、という意見を頂きました。 その後、何回か Shorebirdさんとの間で意見を交換し、以下に「利己的な遺伝子」という比喩は適切かどうかという点についての、意見の相違

                            進化を説明する上で「利己的な遺伝子」という比喩は適切か?|河田 雅圭
                          • シジュウカラはジェスチャーを使う―翼をパタパタ「お先にどうぞ」― | 東京大学 先端科学技術研究センター

                            東京大学 発表のポイント 野鳥の一種・シジュウカラが翼の動きをジェスチャーとして使用していることを発見。 これまでジェスチャーによるコミュニケーションは人間や類人猿など、ごく限られた動物でしか見つかっていなかった。 今後、さまざまな分類群を対象に、ジェスチャーに関する研究が盛んになると期待される。 発表概要 東京大学先端科学技術研究センター鈴木俊貴准教授と杉田典正特任研究員による研究グループは、野鳥の一種・シジュウカラが翼の動きをジェスチャーとして用い、特定のメッセージを伝えることを発見しました。 ジェスチャーは私たちにとって大切なコミュニケーション手段です。例えば、見て欲しいものに指を差したり、挨拶の時に片手を上げたり、別れ際に手を振ったり、体の一部を動かしてさまざまなメッセージを伝えます。 従来、ジェスチャーは人間や類人猿において特別に発達したコミュニケーション手段だと考えられてきまし

                              シジュウカラはジェスチャーを使う―翼をパタパタ「お先にどうぞ」― | 東京大学 先端科学技術研究センター
                            • 暗黒生態系に潜む原始的古細菌の謎の生態を解明 - Press Releases - 東京大学 大学院理学系研究科・理学部

                              DATE2024.11.05 #Press Releases 暗黒生態系に潜む原始的古細菌の謎の生態を解明 —— 深海底熱水噴出孔の岩石内部に増殖の鍵—— 発表のポイント 生命進化の最初期に誕生したと考えられる原始的古細菌は、ゲノムと細胞のサイズが小さく、アミノ酸や脂質を合成する能力を欠くため、どのように増殖するのか不明であった。 生命誕生場として有力視される深海底熱水噴出孔で採取した岩石内部で、原始的古細菌は鉱物の隙間に密集しており、そのゲノムとプロテオームの解析に成功した。 発見された原始的古細菌は、周囲の鉱物の働きを用いて自力で合成できない物質を入手していることが示唆された。この様子は生命進化最初期の生き様を反映している可能性が高い。 生命進化最初期の微生物の生息場 発表概要 東京大学大学院理学系研究科の鈴木庸平准教授を中心とした、同大学大学院院農学生命科学研究科、慶應義塾大学、理化

                                暗黒生態系に潜む原始的古細菌の謎の生態を解明 - Press Releases - 東京大学 大学院理学系研究科・理学部
                              • 「火星の生命」の証拠かもしれない岩石を「パーサヴィアランス」が発見

                                【▲ 図1: 今回分析された岩石「チェヤヴァ・フォールズ」にあるヒョウ柄の斑点は、数十億年前にいた火星の生命の痕跡である可能性があります。(Credit: NASA, JPL-Caltech & MSSS)】 多くの科学者は、大昔の「火星」の環境は地球と似ており、独自の生命が発生していたと考えています。火星の探査が進めば進むほど、生命の存在を肯定する証拠が数多く見つかっています。しかし今のところ、生命の存在を直接的に証明する証拠は見つかっていません。 アメリカ航空宇宙局(NASA)の火星探査車「パーサヴィアランス(Perseverance)」の科学チームは、2024年7月25日付の記事で、数十億年前の生命の直接的証拠であるかもしれない、潜在的に重要な岩石の発見を報告しました。多くの謎が未解決のままであるため、現時点では火星独自の生命の証拠であると確定させることはできませんが、このサンプルを

                                  「火星の生命」の証拠かもしれない岩石を「パーサヴィアランス」が発見
                                • 環境中の二酸化炭素は確かに眠気を誘発する

                                  【本学研究者情報】 〇産学連携機構 イノベーション戦略推進センター 特任教授 永富良一 研究者ウェブサイト 【発表のポイント】 換気の悪い屋内環境では、二酸化炭素濃度の上昇が日中の眠気の原因となると言われていましたが、因果関係は不明でした。 睡眠障害の臨床的診断に使用される睡眠潜時反復検査(注1)を用い、二酸化炭素濃度を厳密に制御した環境下で調べた結果、実際に二酸化炭素が日中の眠気を引き起こしていることがわかりました。 本研究結果は、各法令における二酸化炭素濃度基準について、新たな科学的根拠を提供するものです。 【概要】 換気が悪く混み合った屋内や車内では、しばしば眠気に襲われます。この日中の眠気は、二酸化炭素濃度が高くなったことが原因とされていますが、これまで科学的に妥当な証拠は報告されていませんでした。この要因としては、従来の報告では、主観的な評価方法によって日中の眠気が測定されていた

                                    環境中の二酸化炭素は確かに眠気を誘発する
                                  • サンゴの大量白化が世界で発生、最南端の世界遺産にも、一目瞭然

                                    2024年5月11日:ロード・ハウ島の礁湖の浅瀬に生息する、紫外線に照らされて蛍光を発する健康なサンゴ。2024年2月に記録的な高温がこの海洋保護区を襲った後、病気で死んだ近くのサンゴは同じ色をしていない。(Photograph by Justin Gilligan) 人里離れた世界遺産の海洋保護区でさえ、気候変動の影響は免れない。ナショナル ジオグラフィックの独占取材による新たな写真が、それをはっきりと示した。2024年、オーストラリアの海洋保護区であり、世界自然遺産にもなっているロード・ハウ島の手つかずのサンゴの多くが白化し、死滅したのだ。原因は海水温の急上昇と記録的な低潮で、折り重なる悲劇に研究者たちは打ちのめされた。 オーストラリアのシドニーから飛行機で2時間の距離にあるロード・ハウ島は、世界最南端のサンゴ礁がある海洋生物の楽園だ。「これは気候変動が海洋生態系にどれほど広範囲に影響

                                      サンゴの大量白化が世界で発生、最南端の世界遺産にも、一目瞭然
                                    • Dario Amodei — Machines of Loving Grace

                                      Machines of Loving Grace1 How AI Could Transform the World for the Better October 2024 I think and talk a lot about the risks of powerful AI. The company I’m the CEO of, Anthropic, does a lot of research on how to reduce these risks. Because of this, people sometimes draw the conclusion that I’m a pessimist or “doomer” who thinks AI will be mostly bad or dangerous. I don’t think that at all. In fa

                                        Dario Amodei — Machines of Loving Grace
                                      • 犬に語りかける時は少しゆっくり話すのがベストであることが研究で明らかに

                                        犬に話しかける時、普段よりも声色を変えたり、赤ちゃん言葉を使ったりする人がいます。ジュネーブ大学の行動生態学者であるエロイーズ・デュー氏らの研究チームが、犬とのコミュニケーションに適した話し方についての論文を発表しました。 Dog–human vocal interactions match dogs’ sensory-motor tuning | PLOS Biology https://journals.plos.org/plosbiology/article?id=10.1371/journal.pbio.3002789 Science Says You’ve Been Talking to Your Dog Completely Wrong https://www.inverse.com/science/pet-science-dog-talk-slow 研究チームは、YouTub

                                          犬に語りかける時は少しゆっくり話すのがベストであることが研究で明らかに
                                        • 平和の象徴ボノボ、実は「ワル」がもてる? チンパンジーと比較研究

                                          コンゴ民主共和国ココロポリ・ボノボ保護区のボノボ(撮影日不明)。(c)AFP PHOTO / Martin Surbeck / Kokolopori Bonobo Research Project 【4月15日 AFP】霊長類の中でも人類に最も近いボノボとチンパンジーは、よく「平和を愛するボノボ」、「攻撃的なチンパンジー」といった具合に対照的に語られる。 だが、実はボノボの雄はチンパンジーの雄よりも1対1のけんかをする頻度が高く、よくけんかをする雄ほど交尾率が高いとする研究結果が11日、米科学誌カレント・バイオロジー(Current Biology)に11日発表された。 論文の筆頭著者を務めた米ボストン大学(Boston University)のモード・ムジェノ(Maud Mouginot)氏は、先行研究でボノボの雄の間に「繁殖の偏り」、すなわち子どもの数に大きな差があることが判明し、ボノ

                                            平和の象徴ボノボ、実は「ワル」がもてる? チンパンジーと比較研究
                                          • 不安やうつ病に関連する脳の領域「扁桃体」がヒトとサルなどの非ヒトで一部異なることが明らかに

                                            脳内の感情処理をつかさどる「扁桃体」は、その活動が恐怖や不安につながるだけでなく、うつ病を引き起こす可能性が指摘されています。しかし、扁桃体に関しては依然として理解が進んでおらず、科学者たちは時にアカゲザルなどの非ヒト霊長類の扁桃体を対象に研究を行うことがあります。カリフォルニア大学デービス校の研究チームは、ヒトと非ヒト霊長類の扁桃体における遺伝子発現のパターンで異なる細胞が活性化していることを確認しました。 Translational Insights From Cell Type Variation Across Amygdala Subnuclei in Rhesus Monkeys and Humans | American Journal of Psychiatry https://psychiatryonline.org/doi/10.1176/appi.ajp.2023060

                                              不安やうつ病に関連する脳の領域「扁桃体」がヒトとサルなどの非ヒトで一部異なることが明らかに
                                            • 「手紙のバクテリオファージ」という都市伝説の起源 - himaginary’s diary

                                              こちらのはてぶでブックマークしたツイートにより、バクテリオファージの提供を断られた研究者が、その断りの手紙からバクテリオファージを抽出した、という話が広まっているが、同はてぶでリンクしたセル記事にあるように、当事者とされる人(シドニー・ブレナー[Sydney Brenner]*1)がその話を否定している。以下は同記事の冒頭。 A correspondent has asked me about the origins of a legend which has become known as ‘The phage in the letter’. Common to all variants of this story is the following: one scientist, called X, sends a request to another, Z, for a particu

                                                「手紙のバクテリオファージ」という都市伝説の起源 - himaginary’s diary
                                              • チンパンジーが「連れション」することが日本の研究で判明

                                                学校の授業の合間や仕事の休憩中などに、友だちや同僚と同じタイミングでトイレに行くということはよくあります。チンパンジーの集団にも、この社会的な伝染性排尿、いわゆる「連れション」があることが明らかになりました。 Socially contagious urination in chimpanzees: Current Biology https://www.cell.com/current-biology/fulltext/S0960-9822(24)01594-X In chimpanzees, peeing is contagious | EurekAlert! https://www.eurekalert.org/news-releases/1069719 チンパンジーにおける排尿の伝染 ―仲間がおしっこすると、つられておしっこする― 京都大学野生動物研究センター https://ww

                                                  チンパンジーが「連れション」することが日本の研究で判明
                                                • 平衡感覚を司る半規管は3次元だと3つ必要なので三半規管と呼ばれているけど、100次元だと100半規管が必要ってこと?→答えは4950半規管らしい

                                                  リンク Wikipedia 三半規管 三半規管(さんはんきかん、Semicircular canals)は平衡感覚(回転加速度)を司る器官であり、内耳の前庭につながっている、半円形をしたチューブ状の3つの半規管の総称である。名前はその形状と数に由来する。 ヒトを含む脊索動物のほとんどが半規管を3つ持っているため三半規管と呼ばれるが、無顎類においては半規管が2つ(ヤツメウナギ類)ないし1つ(ヌタウナギ類)であるため、「三半規管」という呼称は器官の代表的な名称としては正確ではない。以下はヒトの三半規管についての解説であるが、基本的にほぼ全ての(無 9 users 24

                                                    平衡感覚を司る半規管は3次元だと3つ必要なので三半規管と呼ばれているけど、100次元だと100半規管が必要ってこと?→答えは4950半規管らしい
                                                  • Moravec’s paradox and its implications

                                                    Since the birth of the field of artificial intelligence in the 20th century, researchers have observed that the difficulty of a task for humans at best weakly correlates with its difficulty for AI systems. For example, humans find it difficult to multiply ten-digit numbers in their heads but easy to draw boxes around each individual cat in a photograph. In contrast, for AI systems the difficulty i

                                                      Moravec’s paradox and its implications
                                                    • 何故女性は女性犯罪者を庇うのか?|rei

                                                      日本のインターネットにおいて女性犯罪者のニュースが報道された時、それが悲惨で凶悪な事件ほど女性が庇われるのは日本の風物詩だ。例えばママによる子殺しが発生した際は、ほぼ自動的に「愛情を持って頑張ってきたママ。でも限界を迎えて子供を殺してしまった可哀想なママ」というストーリーが作られ、時には殺人犯の減刑を求めて4万もの署名が集まったりする。 また「生活に困ってる」「借金で首が回らない」「家を追い出されそう」等と嘘をつき、男性から金を騙し取った頂き女子は庇われるどころか被害者に向かって「貴方のほうが刑務所に行け!」と罵倒するポストが万バズし、多くの女性達がそれを支持したりもした。こうした光景はまず男性では見られないものだ。 そしてこの傾向はマクロでも…というより、こうした事例は何れも万バズしており最早ミクロの事例(たまたまそういった女性が目立つ)では済まないのだが…見られることが判明している。男

                                                        何故女性は女性犯罪者を庇うのか?|rei
                                                      • 今日の行動が2週間後の脳に影響を与えるという研究結果、特に注意力・記憶力・認知機能に影響大

                                                        「運動や夜更かしなどの日々の行動が脳に与える影響は2週間後まで続く」とフィンランドのアールト大学の研究チームが発表しました。 Longitudinal single-subject neuroimaging study reveals effects of daily environmental, physiological, and lifestyle factors on functional brain connectivity | PLOS Biology https://journals.plos.org/plosbiology/article?id=10.1371/journal.pbio.3002797 Your Brain Changes Based on What You Did Two Weeks Ago - Newsweek https://www.newsweek.

                                                          今日の行動が2週間後の脳に影響を与えるという研究結果、特に注意力・記憶力・認知機能に影響大
                                                        • AlphaFold 3 predicts the structure and interactions of all of life’s molecules

                                                            AlphaFold 3 predicts the structure and interactions of all of life’s molecules
                                                          • 「しんかい6500」で深海まで行って生物の新「界」を発見した話

                                                            • Common food dye found to make skin and muscle temporarily transparent

                                                              Treated skin regained its normal colour when the dye was washed off, according to researchers at Stanford University, who believe the procedure opens up a host of applications in humans, from locating injuries and finding veins for drawing blood to monitoring digestive disorders and spotting tumours. “Instead of relying on invasive biopsies, doctors might be able to diagnose deep-seated tumours by

                                                                Common food dye found to make skin and muscle temporarily transparent
                                                              • Generative AI’s Act o1

                                                                Two years into the Generative AI revolution, research is progressing the field from “thinking fast”—rapid-fire pre-trained responses—to “thinking slow”— reasoning at inference time. This evolution is unlocking a new cohort of agentic applications. On the second anniversary of our essay “Generative AI: A Creative New World,” the AI ecosystem looks very different, and we have some predictions for wh

                                                                  Generative AI’s Act o1
                                                                • So You Want To Build A Browser Engine

                                                                  Eyes Above The Waves Robert O'Callahan. Christian. Repatriate Kiwi. Hacker. Archive 2024 December Mt Arthur/Tablelands/Cobb Valley November Queen Charlotte Track 2024 October Auckland Half Marathon 2024 Advanced Debugging Technology In Practice June Waihohonu Hut 2024 So You Want To Build A Browser Engine Real-Time Settlers Of Catan April Auckland Waterfront Half Marathon 2024 Whanganui River Jour

                                                                  • Identity of casts of victims at Pompeii not all they seem, research suggests

                                                                    It is a tragic moment, frozen in time: a family of four shelters beneath a staircase as ash and pumice rains down on Pompeii. But scientists studying DNA of the victims say this famous scene is not what it seems: the “mother” of the group is actually a man. When Mount Vesuvius erupted in AD79, the Roman town of Pompeii was destroyed, and its remaining inhabitants were buried beneath a thick blanke

                                                                      Identity of casts of victims at Pompeii not all they seem, research suggests
                                                                    • ミミズはゲノムが「完全にごちゃまぜ」になっていると判明! - ナゾロジー

                                                                      あらゆる種でみられる生命現象もミミズでは通用しないミミズの祖先はかつて海から淡水に、そして淡水から陸上へ生活圏を移動させました。現在の系統樹にもその痕跡が残っています/Credit:Thomas D Lewin et al.,Molecular Biology and Evolution (2024)ミミズは、落ち葉や枯草を分解することで豊かな土壌を作り上げる手助けをしてくれます。 ミミズに似た生物は海や淡水にも生息しており、このニョロニョロした生物たちは一つの大きなグループ(環形動物門)に属しています。 たとえば海に生息するゴカイや淡水域に生息するヒルなども、ミミズの仲間として知られています。 しかし新たな研究では、私たちにとって身近な陸上のミミズたちのゲノムが、祖先の海洋生物と比べて完全にごちゃまぜになっていることが発見されました。 これまで様々な生物のゲノムが分析されてきましたが、先

                                                                        ミミズはゲノムが「完全にごちゃまぜ」になっていると判明! - ナゾロジー
                                                                      • 非生物学的な嫌気的アンモニア酸化触媒を発見 新たな排水処理技術の開発や生命起源研究への貢献に期待

                                                                        要点 酸素分子を使わず嫌気的にアンモニアを活性化する人工触媒を発見 37種類の鉱物材料に対するスクリーニングで硫酸銅が触媒となることを確認 富栄養化問題から窒素が関わる生命起源研究に新たな知見を提示 概要 東京工業大学 地球生命研究所(ELSI)の中村龍平教授(理化学研究所チームリーダー)、何道平研究員(研究当時、現 上海交通大学准教授)、理化学研究所の橋爪大輔チームリーダー、足立精宏テクニカルスタッフIらの研究チームは、嫌気環境に鉱物として存在する硫化銅(コベライト[用語1])が、バクテリアが行う嫌気的アンモニア酸化を人工的に駆動する能力があることを突き止めた。 嫌気的アンモニア酸化(アナモックス)は、アンモニアと亜硝酸から窒素ガスを作り出す反応で、1995年に排水処理場に生息するバクテリアで発見された。これは地球海洋における固定窒素の50%近くの除去に関与する重要な反応で、30年近く研

                                                                          非生物学的な嫌気的アンモニア酸化触媒を発見 新たな排水処理技術の開発や生命起源研究への貢献に期待
                                                                        • 外来種の多くは本来の生息地で絶滅の危機にあるという「自然保護のパラドックス」

                                                                          人間によって持ち込まれるなどした外来種により、その地域に生息していた在来種に大きな悪影響が及ぶという問題は長年にわたり議論の的になってきました。一方で、外来種の中にはもともと生息していた自生地で絶滅の危機に瀕しているものもあるといいます。どのような外来種が絶滅しかかっているのか、数の少ない外来種を果たして駆除すべきなのかといった問題について、専門家が解説しています。 The Society for Conservation Biology https://conbio.onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/conl.13069#pane-pcw-references A nature conservation paradox: Invasive species are often threatened in their native habitat htt

                                                                            外来種の多くは本来の生息地で絶滅の危機にあるという「自然保護のパラドックス」
                                                                          • Sex and gender: The medical establishment’s reluctance to speak honestly about biological reality - The Boston Globe

                                                                            OPINIONSex and gender: The medical establishment’s reluctance to speak honestly about biological realityIt is never justified to distort the facts in the service of a social or political cause, no matter how just. The American Medical Association says that the word “sex” — as in male or female — is problematic and outdated; we should all now use the “more precise” phrase “sex assigned at birth.” T

                                                                              Sex and gender: The medical establishment’s reluctance to speak honestly about biological reality - The Boston Globe
                                                                            • 生成AIによる“なんちゃって論文”が拡散。学術検索エンジンも騙されてしまう…

                                                                              生成AIによる“なんちゃって論文”が拡散。学術検索エンジンも騙されてしまう…2025.01.27 21:3011,790 Isaac Schultz - Gizmodo US [原文] ( Kenji P. Miyajima ) やめられない止まらない状態になっていく感。 ハーバード大学ケネディ・スクールのMisinformation Reviewに掲載された憂慮すべき報告書によると、生成AIが作成した科学的研究がオンラインの学術情報エコシステムを汚染しているそうです。えらいことになってきましたね…。 拡散される生成AIによる“なんちゃって論文”研究チームは、学術誌に掲載された研究を手軽に検索できる学術検索エンジンであるGoogle Scholarで、人工的に生成された文章を含む証拠がある研究論文がどれくらい拡散しているかを調査しました。 チームは特に、GPT(生成的な事前訓練を行なった言

                                                                                生成AIによる“なんちゃって論文”が拡散。学術検索エンジンも騙されてしまう…
                                                                              • II. From AGI to Superintelligence: the Intelligence Explosion - SITUATIONAL AWARENESS

                                                                                AI progress won’t stop at human-level. Hundreds of millions of AGIs could automate AI research, compressing a decade of algorithmic progress (5+ OOMs) into ≤1 year. We would rapidly go from human-level to vastly superhuman AI systems. The power—and the peril—of superintelligence would be dramatic. Let an ultraintelligent machine be defined as a machine that can far surpass all the intellectual act

                                                                                  II. From AGI to Superintelligence: the Intelligence Explosion - SITUATIONAL AWARENESS
                                                                                • AlphaProteo generates novel proteins for biology and health research

                                                                                  Research AlphaProteo generates novel proteins for biology and health research Published 5 September 2024 Authors Protein Design and Wet Lab teams New AI system designs proteins that successfully bind to target molecules, with potential for advancing drug design, disease understanding and more. Every biological process in the body, from cell growth to immune responses, depends on interactions betwe

                                                                                    AlphaProteo generates novel proteins for biology and health research