Hewlett Packard Enterprise(HPE)は世界最大級の産業見本市「HANNOVER MESSE(ハノーバーメッセ)」(2023年4月17~21日)において、ドイツのAI(人工知能)スタートアップAleph Alphaの生成AIを用い、自然言語での対話で産業用ロボットの操作をサポートするシステムのデモを行った。 ≫ハノーバーメッセ2023特集はこちら マルチモーダル、説明可能性、オンプレミス実装など特長 Aleph Alphaは、2019年創業のドイツ・ハイデルベルクに拠点を置くAIスタートアップで、独自の大規模言語モデル「Luminous」シリーズを開発、展開している。Luminousは、テキストだけでなく画像のプロンプトも処理可能なマルチモーダル機能や、生成したコンテンツを検証し、そのソースまで追跡する説明可能性などを特長としている。さらに、クラウドだけではなくオン
この記事は新野淳一氏のブログ「Publickey」に掲載された「ジュニパーネットワークス、HPEによる買収合意を正式発表、約2兆円で」(2024年1月10日掲載)を、ITmedia NEWS編集部で一部編集し、転載したものです。 米Juniper Networks(以下ジュニパー)と米Hewlett Packard Enterprise(HPE)は、ジュニパーがHPEに約140億ドル(1ドル140円換算で1兆9600億円)で買収されることに合意したと発表しました(HPEの発表、ジュニパーの発表)。 ジュニパーをHPEが買収する交渉が行われていることはすでに報道されており、ほぼその報道通りに買収が決定しました。 HPEはこの買収により、ネットワーク分野での充実した製品群を提供できるようになると、プレスリリースで次のように説明しています。 Together, HPE and Juniper w
ジュニパーネットワークス(以下ジュニパー)とHewlett Packard Enterprise(HPE)は、ジュニパーがHPEに約140億ドル(1ドル140円換算で1兆9600億円)で買収されることに合意したと発表しました(HPEの発表、ジュニパーの発表)。 .@HPE and @JuniperNetworks, a leader in #AI-native networks, today announced that the companies have entered a definitive agreement under which HPE will acquire Juniper Networks. https://t.co/N94ziu3a0x pic.twitter.com/0D9V94wYQ7 — Juniper Networks (@JuniperNetworks) J
2019年12月4日に発生した50自治体のシステム障害は、発生から2日経過したがまだ全面復旧に至っていない。今回の引き金になった日本電子計算のIaaS「Jip-Base」のシステム障害の原因については、日本電子計算は「ストレージ機器のファームウエアの不具合ではあるが、Hewlett Packard Enterprise(HPE)のストレージ機器とは無関係」(広報)とコメントした。また復旧については、12月9日をめどにしていることも明らかにした。 HPEは2019年11月下旬、同社のストレージ機器であるSAS SSD製品にファームウエアのバグが見つかったことを明らかにしていた。このバグが、Jip-Baseのシステム障害に関係するのではないかと、ネット上で騒がれていた。 またJip-Baseの復旧は2019年12月9日をめどとしているが、50自治体のすべてのシステムが復旧するにはさらに時間がか
HPEがNutanix買収に向けて交渉中と米ブルームバーグが報道。縮小するオンプレミス市場での買収の思惑とは? Hewlett Packard Enterprise(HPE)がハイパーコンバージドシステム大手のNutanixの買収に向けて交渉していると米ブルームバーグが報道し、話題となっています。 HPE、クラウド会社ニュータニックスの買収に関心-関係者 - Bloomberg 報道によると、交渉はここ数カ月続いているとのこと。上記記事から一部を引用します。 事情が非公開だとして匿名を条件に語った関係者によれば、HPEはここ数カ月にニュータニックスと交渉している。両社の協議は断続的に行われ、価格で合意に達することができるかは不透明だという。 すでに10月中旬に米ウォールストリートジャーナルが、Nutanixが身売りを検討しているという報道をしています。このことも今回の米ブルームバーグの報道
英政府の競争・市場庁(CMA)は6月19日(現地時間)、米Hewlett Packard Enterprise(HPE)による米Juniper Networksの買収が英国の法令の要件を満たしているかどうかの調査を正式に開始したと発表した。 この買収が実行された場合、「英国内の商品またはサービスの市場における競争が大幅に減少することが予想されるかどうか」を調査する。 HPEが1月に発表したこの取引は、ネットワークとITインフラの領域での両社の強みを統合することが目的。AIの急成長に伴うデータセンター向けインフラの需要の高まりを考慮したものだ。取引総額は約140億ドル。2024年末から2025年初頭に完了の見込みとしている。 CMAは米Microsoftの米Actifision Blizzard買収に関しては最終的に承認したが、米Adobeによる米Figmaの買収については懸念を表明し続け、
Hewlett Packard Enterprise(HPE)がジュニパーネットワークスの買収間近と、海外報道 Hewlett Packard Enterprise(HPE)がジュニパーネットワークスの買収を協議中で、合意間近であると米ウォールストリートジャーナルが報道しています。ロイターなども後追いで報じています。 米HPE、ジュニパーネットワークス買収で合意間近=関係筋 - WSJ 米HP、ジュニパー・ネットワークス買収で協議=WSJ | ロイター 報道によると、HPEはジュニパーネットワークスを130億ドル(1ドル140円換算で1兆8200億円)で買収するために協議しており、今週中にも合意が発表されるであろうとのことです。 (2024/1/10追記:買収が正式発表されました) 参考:ジュニパーネットワークス、HPEによる買収合意を正式発表、約2兆円で HPEとジュニパーはどのような企
仮想化が企業の情報システムにおいて基本的な機能として用いられるようになったことで、この仮想化の機能を最初から組み込んだ統合システムが以前から注目を集めています。 仮想化のための統合システムは、VMware、シスコ、EMCの3社が合弁で設立したVCEによる「Vblock System」が初期の代表的な製品として2010年頃に登場しました。 この統合システムは一般に「コンバージドインフラ」(CI:Converged Infrastructure)と呼ばれ、複数台のサーバとストレージアレイ、ネットワーク、仮想化ソフトウェアが統合され、導入後すぐに仮想化を用いたシステムの運用が開始できる、などの利点があります。 そして2015年頃からは、このコンバージドインフラのストレージアレイの代わりにネットワークで接続した複数のサーバに内蔵されたストレージをストレージ仮想化ソフトウェアによって束ねることで仮想
米カリフォルニア州パロアルトの米ヒューレット・パッカード(HP)/Justin Sullivan/Getty Images ニューヨーク(CNN Business) 米カリフォルニア州パロアルトのガレージで1938年、ビル・ヒューレット氏とデイブ・パッカード氏が創業した米ヒューレット・パッカード(HP)。その子孫のHPエンタープライズ(HPE)が、テキサス州に本社を移転する。 HPがパロアルトで収めた成功を皮切りに、カリフォルニア州北部はIT企業の集積地となり、やがて「シリコンバレー」と呼ばれるようになった。 HPEは1日に移転を発表した。テキサス州ヒューストンの拠点は現在、同社の米国の拠点の中で最も雇用数が多く、市内には新キャンパスも建設中。カリフォルニア州ベイエリアに点在する多数の拠点はサンノゼに集約する。移転に伴うレイオフは実施しない。 IT業界ではカリフォルニア州からテキサス州へ移
ヒューレット・パッカード エンタープライズ(HPE)は、KubernetesやDockerコンテナなどを統合したパッケージソフトウェアとして「HPE Container Platform」の国内提供を開始したと発表しました。 HPE Container Platformは、ベアメタルもしくは仮想マシン上のRed Hat Enterprise LinuxもしくはCentOSに対応し、その上にKubernetes、Dockerコンテナ環境を構築します。オンプレミスやAWSなどさまざまなシステム基盤上に展開可能です。 最大の特徴は、マルチテナントなクラスタ管理のためのBlueDataと、ストレージ機能としてMapRを統合している点です。 BlueDataを用いることで、おもにHadoopやSparkといったビッグデータ処理のためのミドルウェアを部門ごとなどにセキュアに分離したマルチテナントを構築
GAFAなどビッグテックの隆盛ですっかり影が薄くなった感のあるエンタープライズITだが、久しぶりに大きな動きがあった。今回はそのことを書いてみたい。 米Hewlett Packard Enterprise(HPE、ヒューレット・パッカード・エンタープライズ)が2024年1月9日(米国時間)、米Juniper Networks(ジュニパーネットワークス)を約140億ドルで買収すると正式発表した。HPEの狙いは2015年に買収した米Aruba Networks(アルバネットワークス)の成功を再現することにある。 関連記事 HPEがジュニパーを140億ドルで買収、「AI駆動型ネットワークを加速」 筆者にとってHPEによるジュニパーの買収は、違和感がなかった。なぜなら既にHPEにとってArubaブランドを中心とするネットワーク事業が、同社の経営の屋台骨を支える存在になっていたからだ。 HPEの本業
コロナ禍でデジタル変革が加速する中、2021年にはクラウドコンピューティングが企業のITシステムで一層重視されるようになっている。2021年版の本記事では、2020年の記事をアップデートし、そのような状況を反映したクラウドプロバイダー各社の動向を解説する。「AWS、マイクロソフト、グーグル--主要クラウド動向2021年版(1)」に続き、「IBM、デル、HPEとハイブリッド/マルチクラウド--主要クラウド動向2021年版(2)」をお届けする。 ハイブリッドクラウド/マルチクラウド ハイパースケールクラウドベンダーらの戦いが繰り広げられるなか、レガシーインフラを扱うベンダーらは影が薄くなるだろうと考えるかもしれない。しかし、IBMやDell Technologies、Hewlett Packard Enterprise(HPE)といった企業は、プライベートクラウドやパブリッククラウドとともに、
HPEが「Silicon on demand」発表、CPUコアを使いたいときだけシリコンレベルで有効に。インテルと協業で開発。HPE Discover 2021 ヒューレット・パッカード エンタープライズ(HPE)は、同社がオンラインで開催している年次イベント「HPE Discover 2021」において、CPUコアをシリコンレベルで簡単かつ動的に有効、無効を切り替えることができる新技術、「Silicon on demand」を発表しました。 CPUのコア数を動的に変更する技術は、仮想化ハイパーバイザを用いて仮想マシンに割り当てるコア数を変更することなどにより、これまでも存在していました。 HPEが今回発表した「Silicon on demand」は、そうした仮想化技術を用いることなく、シリコンのレベルでCPUコアの有効化と無効化を「クリックするだけで」(HPEプレジデント兼CEO Ant
エンタープライズ向け製品を手がけるHewlett Packard Enterprise(HPE)のサーバーやストレージで使われている特定のSSDで、稼働時間が32768時間(約3年270日8時間)を超えるとデータが喪失する不具合が確認されているとのこと(PC Watch)。 ファームウェアが原因とのことで、「32768」はshort intの最大値である32767を超えた値であることから、SSDの内部でのデータの取り扱いに何らかのミスがあったのではないかと見られている。HPEはこれに対応するためのファームウェアを配布しており、利用者に対してはすぐの適用が呼びかけられている。
ジュニパーネットワークスは、2024年3月1日、事業戦略説明会を開催。エンタープライズ向けの事業へのフォーカスとAIOpsを推進するプラットフォームの強化を発表した。 ジュニパーネットワークスの代表取締役社長である古屋知弘氏は、「“AIネイティブネットワーキングプラットフォーム”を全面的に押し出し、国内に展開していく。ジュニパーのすべてのソリューションはAIネイティブで開発されており、AIの力でITインフラに革命を起こしたい」と説明する。 エンタープライズにおけるAIOpsの浸透を加速させる ジュニパーがうたうAIネイティブネットワーキングプラットフォームは、2019年、AIエンジン(Mist AI)をコアとして備えた無線LANを展開するMist Systemsを買収したことから始まった。 「無線AP(アクセスポイント)をMist AIがクラウド上で一元管理をするところからスタートして、有
Hewlett Packard Enterprise(以下、HPE)は2020年12月15日(米国時間)、HPE Systems Insight Manager(SIM)に脆弱(ぜいじゃく)性が存在すると伝えた。このセキュリティ脆弱性を利用されると遠隔から攻撃者によってコードを実行される危険性がある。現時点で公表されている緩和策を確認してほしい。 AMF Deserialization of Untrusted Data, Remote Code Execution Vulnerability,HPESBGN04068 rev.1 - Hewlett Packard Enterprise Systems Insight Manager(SIM), AMF Deserialization of Untrusted Data, Remote Code Execution Vulnerabili
米国時間の8月21日からHot Chips 34がスタートする。今年もいろいろと目玉は多く、AMDがRyzen 6000とInstinct MI200と400G Adaptive SmartNIC SOC、インテルがPonte VecchioとMeteor Lake/Arrow Lake、それにXeon D 1700/2700、NVIDIAがHopper、Glaceに加えNVLink Network Switchの発表を行なう。 他にも、先日紹介したLightmatterが、Passageの説明をするほか、個人的にはBiren TechnologyのBR100 GPGPUやJuniperのExpress 5、ArmのMorello Evaluation Platformなどが気になるところだし、Tesla MotorのDOJOも内容によっては記事で取り上げたいと考えている。 目立たないとこ
HPEとDellがハイブリッドクラウドに「こだわらざるを得ない」理由とは? 「バトル勃発」の可能性を考察:Weekly Memo(1/2 ページ) ハイブリッドクラウド向けサービスに注力するHPEとDell。なぜ、両社は同サービスにこだわるのか。今後のハイブリッドクラウド市場での勢力争いにおいて、ハイパースケーラーとのバトル勃発の可能性もありそうだ。 企業のIT環境において、オンプレミスとクラウドをうまく連携させるハイブリッドクラウドが注目されている。これまでオンプレミス向けにサーバやストレージなどのハードウェアを提供する競合として激しい市場競争を繰り広げてきたHewlett Packard Enterprise(以下、HPE)とDell Technologies(以下、Dell)が、ここにきてハイブリッドクラウド向けサービスに注力している。 両社にとってこの取り組みは、従来のモノ売りから
Hewlett Packard Enterprise(HPE)が、クラウドアプリケーションもオンプレミスアプリケーションも実行できる「Kubernetes」ベースのコンテナプラットフォーム「HPE Container Platform」を発表した。HPE Container Platformによって、顧客はどのパブリッククラウドでも、エッジでも、ベアメタルあるいは仮想化されたインフラで動く新規、既存のアプリ向けのアプリケーションの開発を加速させることができる。 主要なクラウドプロバイダーの多くは、Kubernetes管理ツールやインスタンスを保有している。また、Red Hatを買収したIBMがハイブリッドクラウドのデプロイメントとそれに伴うコンテナ管理で強力な足場を築いていることなどから、表面的に見れば、HPE Container Platformは困難に直面するかもしれない。 HPEは1
2019年12月04日22:02 復旧も不可、HPEのSAS SSDにおいて稼働32768時間で全データ喪失するバグ カテゴリSSD 1: 水メーザー天体(北海道) [RU] 2019/12/04(水) 14:03:57.99 ID:ztiKzBZr0 BE:422186189-PLT(12015) Hewlett Packard Enterprise(HPE)が11月29日に公開したサポート文書によれば、同社のサーバーやストレージ製品に使われている特定のSAS SSDにおいて、稼働時間が32,768時間を超えると、復旧が不可になる深刻な不具合が発生するとした。 HPEによると、SSD製造業者から特定のSAS SSDモデルのファームウェア障害についての通知を受けたという。 これらのSSDは、ProLiant、Synergy、Apollo、JBOD D3xxx/D6xxx/D8xxx、MSA
住友重機械のエッジコンピューティング活用法とは、HPEは「5Gクラウド」目指す:製造業IoT(1/2 ページ) 日本ヒューレット・パッカード(日本HPE)は、工場をはじめとする厳しい動作環境向けのエッジコンピュータ「HPE Edgeline」の最新ラインアップとなる「HPE Edgeline EL8000 Converged Edge System」を発表。また、HPE Edgelineのユーザー事例として、住友重機械の射出成形機事業の取り組みも紹介した。 日本ヒューレット・パッカード(日本HPE)は2019年11月26日、東京都内で会見を開き、工場をはじめとする厳しい動作環境向けのエッジコンピュータ「HPE Edgeline」の最新ラインアップとなる「HPE Edgeline EL8000 Converged Edge System(以下、EL8000)」を発表した。従来のHPE Edg
こんにちは、技術部の手島です。 先日、日本ヒューレット・パッカード様(以下 HPE)のProLiantサーバーを借用して調査する案件をいただきました。 その際、案件とは別に、ProLiantサーバーに備わったOne-buttonセキュア消去という機能が気になり、どれくらい中身が消えているんだろう?と試してみた結果を書いていきます。 今回やること、手順と解説 目的: SATA SSDに対してOne-buttonセキュア消去機能を実施し、データ復旧を試みる 使用機材: HPE ProLiant ML110 Gen11 作業手順: 同じ型のSSDを2つ用意、同じファイルを書き込む 未消去の SSD 1台をデータ復旧して XORパターン等を抽出 もう1つの SSD に One-buttonセキュア消去を行う 手順2. で入手した XOR パターンを用いて消去済 SSD のデータ復旧を試みる 今回は
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