Cloud Operator Days Tokyo 2020は「クラウド運用のリアルに迫る」イベントです。ここで、KDDIの岡澤氏・佐々木氏・須田氏の3名が、アジャイル開発の取り組みと事例について紹介。今回は岡澤氏が、KDDIのアジャイル開発における歴史と組織の広げ方、リモートワークでの使用ツールについて話をしました。全3回。 KDDIの2つのセグメント「パーソナル」と「ビジネス」 岡澤克暢氏(以下、岡澤):みなさんこんにちは。「KDDI流の『アジャイル開発』の取り組みと事例」について説明いたします。 登壇者の紹介をします。まず私ですが、KDDIのアジャイル開発センターでグループリーダーをしています。主にエンジニアリングマネージャーや、開発系のサービスでいうとIoTサービス、教育サービスに携わっていて、それを生かしながら学生支援などもしています。 2番目にソリューション系について佐々木がお
訳:吉羽龍太郎への信頼 ITエンジニアのキャリアを支える、知られざる技術書翻訳の世界 2022年6月22日 株式会社アトラクタ Founder兼CTO/アジャイルコーチ 吉羽 龍太郎 1973年生まれ。野村総合研究所、Amazon Web Servicesなどを経て、2016年1月から現職。アジャイル開発、DevOps、クラウドコンピューティング、組織開発を中心としたコンサルティングやトレーニングを専門とする。著書に『SCRUM BOOT CAMP THE BOOK』(翔泳社)、訳書に『チームトポロジー』(日本能率協会マネジメントセンター)、『スクラム実践者が知るべき97のこと』『プロダクトマネジメント』『みんなでアジャイル』『レガシーコードからの脱却』『カンバン仕事術』(オライリー・ジャパン)、『ジョイ・インク』(翔泳社)などがある。 海外の最新技術情報をいち早く入手したいのであれば、W
解説 このホワイトペーパー「計測によるスクラムチームのパフォーマンス向上」は、「Using Measurement to Improve Scrum Team Performance」の日本語翻訳版です。翻訳は長沢智治が担当させていただき、8名の翻訳レビューを経て、Scrum.orgに提供し、公開されました。 このドキュメントでは、スクラムチームのパフォーマンスを向上させるためのエッセンスが多く含まれており、スクラムチーム自身の自己組織的な研鑽と熟達、スクラムチーム外のステークホルダーへスクラムチームの活動意図を伝達する際に活用いただけます。また、マネージャーをはじめとしたステークホルダーにとってもスクラムチームがビジネスとプロダクト事業に対してどういった役割であり、そのために行うべき活動が多岐にわたること、それらはすべて自身が管掌する事項に密接に関わっていることも理解いただくことができる
東京駅構内で行われたイベント。公開スペースでの開催だったため、メディア関係者以外にも多くの駅利用者らが聞き入っていた。 Image credit: Masaru Ikeda アメリカのフードテックスタートアップ Yo-Kai Express は東京駅構内でイベントを開催し、日本市場への本格的な進出を発表した。同社は冷凍ラーメンを搭載した自動販売機をアメリカで展開、日本では先月から羽田空港第2ターミナル、首都高芝浦パーキングエリアに自動販売機が設置されている。今回は、Scrum Ventures のオープンイノベーションプログラム「Food Tech Studio」の日本側のエンタープライズパートナーである JR 東日本が協力し、この企画が実現した。 日本での事業戦略を説明する Yo-Kai Express CEO の Andy Lin (林志鴻)氏 Image credit: Masaru
Visionalグループ 株式会社ビズリーチは、お客様への価値提供を高めていくために、モノづくりのプロセスをよりよくするための活動を行っています。今回は、「Regional Scrum Gathering Tokyo 2023」への登壇と合わせ、これまでの登壇やブログで発信したプロセス改善に関わる内容をまとめました。 改善活動についての発信まとめ 『「エセ自己組織化」症候群から脱却し、約束を守るプロフェッショナルなアジャイルチームになるには -アジャイル時代のマネジメント進化論-』Regional Scrum Gathering Tokyo 2023 Visionalは、2023年1月11日(水)より開催の「Regional Scrum Gathering Tokyo 2023」に協賛しています。セッションにて発表した内容についてご紹介します。 世の中のスピードの変化に合わせ、開発手法に「
January 22, 2020 When I first joined Netlify over 2 years ago, I took over sprint planning for a while. As many teams do, they were doing a sort of scrum-lite. They didn’t have an estimation scale and we all agreed at various times that the traditional scrum scales of t-shirt sizes or fun bucks didn’t really capture the concept of scoring complexity. So, I came up with a scale I thought captured c
CodeZineを運営する翔泳社では、5月20日(水)にアジャイル開発手法の1つである「スクラム」について解説した『SCRUM BOOT CAMP THE BOOK【増補改訂版】』を発売しました。2013年に発売し親しまれてきた初版を「スクラムガイド2017年版」に従って改訂、開発現場の現況に即した形でスクラムの方法論をお届けします。 『SCRUM BOOT CAMP THE BOOK【増補改訂版】 スクラムチームではじめるアジャイル開発』は、プロダクトに必要な機能を少しずつ短いサイクルで開発し、フィードバックを繰り返す開発手法であるアジャイルの中でも人気の高い「スクラム」のガイドブックです。 少人数のチームで運用し、プロダクト開発の管理に有効なフレームワークであるスクラム。その全体像は「スクラムガイド」に記載されていますが、興味を持ったばかりの方が実際の開発現場で取り入れるには抽象度が高
Professional Scrum について 複雑な問題に対応する「スクラム」のフレームワークは『スクラムガイド』で定義されています。しかしながら、仕事の仕方や、考え方、振る舞いを変えることなく、ただ単にスクラムガイドに従うだけならば、作業をこなしているに過ぎません。それは、プロフェッショナルスクラム(Professional Scrum)の本質であるアジャイルのマインドセットを受け入れていないことになります。このことを「メカニカルスクラム」(または、「ゾンビスクラム」)をScrum.orgでは呼んでいます。 メカニカルスクラムを脱却し、プロフェッショナルスクラムに到達するための必要要素は以下です: スクラムガイド(The Scrum Guide) スクラムの価値基準(Scrum Values) グロースマインドセット(Growth Mindset) アウトカム(成果)指向(Outcom
Scaled Agile Framework® (SAFe®)は、エンタープライズ規模でアジャイル・プラクティスを導入するための、一連の組織およびワークフローのパターンです。このフレームワークは、役割と責務に関する体系的なガイダンス、作業の計画と管理の方法、維持すべき価値などの知識がまとめられたものです。 SAFe は、多数のアジャイル・チーム間での調整、コラボレーション、デリバリーを促進します。アジャイル・ソフトウェア開発、リーン製品開発、システム思考の 3 つの主要な知識を中心に形成されています。 SAFe は、企業の規模の拡大に合わせてアジャイルを拡張するための体系的なアプローチを提供します。さまざまなレベルの拡張に対応するために、SAFe には、Essential SAFe、Large Solution SAFe、Portfolio SAFe、Full SAFe の 4 つの構成が
2019年10月30日、ヤフー株式会社にて「第35回 Tokyo Atlassian ユーザーグループ」が開催されました。Atlassianのユーザーが集い、知見や最新情報を共有する本イベント。今回は、2019年4月にラスベガスにて開催されたAtlassian Summitにて登壇した、Atlassian User GroupのリーダーであるYahoo! JAPANの高橋邦洋氏が、登壇の裏側や実際のプレゼンテーションを日本語で行いました。それに先立ち、プレゼンテーション「Atlassian最新情報」に登壇したのは、アトラシアン株式会社の中川雄策氏。アップデートやイベントなど、Atlassianにまつわる最新の情報をシェアします。 Atlassianが開催する最大規模のイベント、Atlassian Summit 中川雄策氏:みなさん、こんばんは。Atlassianでマーケティングを担当してお
みなさんこんにちは。@ryuzeeです。 スクラムチームのパフォーマンスを測定したいとステークホルダーに言われて悩んでいるスクラムマスターは多いと思います。 今回は、スクラムチームのパフォーマンスはどうやって測ればいいのか、何を気をつけるといいのか考えてみましょう。 具体的なメトリクスについては、別の記事で触れる予定です。 測定には目的が必要 ソフトウェア開発に限らず、何かを測定しようとするときには目的が必要です。 目的がないと、リソースがムダになったり、意思決定が難しくなったり、データをめぐって混乱が発生したりするリスクが高まります。 やりたいこと、やらなければいけないことは、だいたいやれる量よりも多いですが、そんな状況で限られた時間や資源を有効に活用するためには、測定が意図する目標とその結果の具体的な活用方法を明確に設定しなければいけません。 「いや、でもいずれ使うかもしれないので、何
This article was inspired by John Cutler’s ’12 Signs you’re working in a Feature Factory’. The biggest problem with most Scrum implementations is not Zombie Scrum or Cargo Cult Scrum. The biggest problem plaguing Scrum is Product Owners lacking Product Management expertise. Weak Product Ownership can only lead to very efficient Feature Factories powered by Scrum. Even if everyone understands Scrum
モブプログラミングは、なぜ5人が1台のPCで仕事をしているのに生産的になれるのか(後編)。モブプログラミングの生みの親が解説するその理由と効果とは? 2人のプログラマが協力して同じコードに対してプログラミングを行う「ペアプログラミング」に対して、モブプログラミングは3人以上のチームメンバーが協力してプログラミングを行う方法です。 このモブプログラミングの生みの親であるWoody Zuill氏が、今年(2024年)1月に東京都内で行われたイベント「Regional Scrum Gathering Tokyo 2024」の基調講演「Software Teaming (Mob Programming) and the Power of Flow.」(ソフトウェアチーミングと「フロー」のチカラ)を行いました。 本記事ではその内容をダイジェストで紹介します。本記事ではその内容をダイジェストで紹介しま
2020年11月5日から7日に開催されたスクラムフェス札幌2020で、招待講演を勤めました。 スクラムフェス札幌2020 運営の根本さんから最初に招待講演の打診があったのは、2020年の1月のことでした。うれしくはあったものの、正直最初は乗り気ではありませんでした。スクラムの集まりで招待講演をする資格があるとは自分に思えなかったし、なによりアジャイル札幌として今も活動している人たちの前で、ぼくが何を話せるだろうと考えたからです。 ぼく自身は2017年でアジャイル札幌の運営からは身を引かせてもらっていたし、フォーカスすべきものを絞った結果、アジャイル札幌の集まりに積極的に関わるということもなくなってしまっていました。彼らは活動を続け、積極的に外に出ていき、新しい人たちを迎え、アジャイル札幌として活動しているというのに。そんなぼくが、どの面を下げてみんなに何を話すのか、みんなの方がよっぽどその
名古屋支社開発チームのスクラムマスターとして日々奮闘中。よいサービス、よいプロダクトは楽しく元気なチームから生まれると思っています!関わる人すべてが笑顔になるために、私は何ができるのだろうか・・・。 今回はとあるチームの1週間をご紹介します。 スクラムの時間割 時間割の紹介です。 スプリント スプリント(※1)を簡潔に表現すると “期間” のことで、スプリント(期間)内に仕様の決定、設計、開発、テストなど、システム開発に必要なほぼすべてのことを実施します。 スプリントはスプリントプランニング(計画)から始まり、スプリントレトロスペクティブ(期間のふりかえり)で終わります。 このチームでは1週間を1スプリントとしています。 (本来であればスプリントレトロスペクティブの後にスプリントプランニングを実施することが理想ですが、諸事情によりこのチームはスプリントプランニングを先に実施しています) 余
前回はプロダクトオーナー研修の感想でした、その中のチケット作成について自分なりに受け止めたことを記載してみたいと思います。 スクラムではユーザーストーリーはPOが作るというものがあります。 しかしユーザーストーリーという概念が難しく、イマイチわからず結局実装ベースのチケットを作ってしまう。という問題がありました。 そして実装ベースのチケットを作るとエンジニアからそれでは実装しづらいなど不満が上がったりしていました。 結局エンジニアがチケットを作るという流れがあったため、何かいい手がないかと思っていました。 研修ではそこのヒントを得られた気がしているので自分なりにまとめたいと思います。 前提 ・POがユーザーストーリーを作る。 ・ユーザーストーリーを元にタスクはチームメンバーが作成する。 このユーザーストーリーがスクラムの特徴で、ウォーターフォールとだいぶ異なることじゃないかと思います。 ・
なんと早いもので!AI医療スタートアップのUbie(ユビー)株式会社に入社して、2年が経ちました。あっと言う間ですね〜。 Ubieは来月に4期目を迎える、まだまだ若いスタートアップ企業ですので、そういう意味で2年という期間は長く、今と入社当時とでは状況がまるで違います。 このエントリでは、僕にとってのUbieを「THE TEAM」の中で語られている組織のエンゲージメントの4Pという観点で、入社当時と現在を比較しながら考えていきたいと思います。 もくじ Philosophy(理念) Profession(仕事の内容) People(人) Privilege(待遇) おわりに Philosophy(理念) Ubieが掲げるビジョンは「Hello, healthy world」です。 健康が当たり前に存在する世界を実現したいと考えています。 そして、それを実現するため「テクノロジーで人々を適切な
川口氏の自己紹介 松本雅博氏(以下、松本):本日のスピーカーをお呼びしたいと思います。福井さん、準備はいかがでしょうか。 福井厚氏(以下、福井):準備できています。みなさんこんにちは。AWSのソリューションアーキテクトの福井です。今日は、私が古くから仲良くしている、アジャイルコーチとしても有名な川口さんに、アジャイル開発とDevOpsの歴史について語ってもらいたいと思います。 私も(お話の)内容をワクワクして待っていたので、今日を非常に楽しみにしていました。それではさっそく川口さんを呼びたいと思います。川口さん。 川口恭伸氏(以下、川口):こんにちは。アジャイルコーチの川口と申します。よろしくお願いします。福井さんとは長らくの付き合いでお世話になっています。 福井:こちらこそ、ずっと仲良くしてもらってありがとうございます。今日は川口さんのすばらしいセッションを楽しみにしているので、横でガヤ
はじめに なぜ書こうと思ったのか 22年10月頃から一年間スクラムマスターとしてチームの役割を担ってきました。 実のところマインドセット(思考法)自体は半年くらいで大きく変わった実感はあったのですが、1年をかけてゆっくりと育った感覚もあります。 今回は、自分が「スクラムマスター」としての役割を通してどのように価値観・マインドセット(思考法)が変わったのかをこの記事を通して伝え、同じ悩みや疑念を持っている人の勇気に繋がればいいなと執筆しました。 スクラムマスターとは スクラムマスターは、スクラムガイドで定義されたスクラムを確⽴させることの結果に責任を持つ。(2020-Scrum-Guide-Japanese.pdfより引用) スクラムマスターはスクラムに責任を持つ役割です。スクラムに責任を持つということは、「スクラムのプロセスを機能させること」や「チームビルディング」、そして「スクラムの原則
スクラムマスターだけで食べていくのは難しいのか? 粕谷大輔氏(以下、粕谷):事前に今日参加者のみなさんに「もし質問があればお申し込みの時に質問をください」と呼びかけたところ、何名かから質問をもらったので、紹介します。 「スクラムマスターだけで食べていくにはまだまだ厳しい。エンジニアリングは継続したほうがよいと聞いたのですが、現状やはりスクラムマスターのみで食べていくのは大変なのでしょうか」。どうなんだろうなぁ、これ。 遠藤良氏(以下、遠藤):組織によるのが大きいような気がしますね。 粕谷:そうですね。「俺はもうスクラムマスター1本でやっていく」となった時に、最近はスクラムマスター募集をわりと見かけるようになったので、「僕はスクラムマスターです」と名乗って応募に行くことはできるかもしれないけれど、どうなんでしょうね? 遠藤:プロダクトを作る世界で生きていこうという気持ちはあるけれども、スクラ
(ラージソリューションは、あまり使わないと実践者の方に聞いたことがあるので上記の階層の説明からは一旦抜きました。) ここでいう、「プログラム」とは複数チームで構成される大規模な開発体制のことを意味します。各階層ごとに管理するバックログがあるため、ひとつの手法の中で粒度の異なる複数のバックログを管理することになります。これらの階層を一枚に図示したものを、SAFeの全体像 (big picture) と呼びます。 SAFeが実現しようとしているの価値は以下の4つになります。 ベクトル合わせ 3 つのレベルのメンバーが戦略的な目標を共有し、その方向に向かって力を合わせる コード品質 技術プラクティスを実践することで大規模で品質のよいプロダクトを実現する プログラムの実行 開発メンバーの自律性に基づく自己組織化や自己管理、及び反復のサイクルを自然な形でプログラムレベルにスケールアップすることで、大
普段メンテナンスしているプロダクトの仕様について、うまいストック情報を作れていないという課題感があって、世間のノウハウを知ろう、とKindleで適当に買った本を読んでみた。 スクラムチームに所属しながら製品のコンシュマー向けのドキュメントを書くためのテクニカルライティングの本。 読書メモ アジャイル開発について学んでもライターについての記述はなく、ステイクホルダーにも入っていない 包括的なドキュメントよりも動くソフトウェアを、という宣言があるけど、コンシュマー向けのドキュメントが不要になるわけではない ドキュメントを書かずにプロダクトを作り終えたり、完全にプロダクトを作り終えてからドキュメントを書くことができるプロダクトも存在する メールアプリのドキュメントを読んだことがありますか? スクラム環境でドキュメントを作るには2つのパターンがあり、デベロッパのスクラムチームに所属するパターンと、
プロダクトが成長すれば、当然その開発チームも拡大していく。それに伴い、多くの企業ではサービス軸や目的軸などでチームを細かく分けることで、意思決定スピードや機動力を担保していくことになる。 しかし、特に「ひとつのプロダクト」を開発する組織の場合、分権をすることが必ずしも最善とは言えないケースもあるだろう。 日本最大級の実名型グルメサービスRettyを展開するRetty株式会社。同社は2019年の時点では「検索」「SEO」「ネット予約」といった目的別のチームに大きく権限を委譲することで、成果を最大化することを目指していた。 しかし、各チーム内での「部分最適」が進むことで、ユーザー体験にズレが発生したり、プロダクト全体としての優先順位付けができなかったりと、多くの課題も抱えていたという。 そこで同社では、より良い開発プロセスづくりを目指し、大規模スクラム(LeSS:Large-Scale Scr
旅するAgile本箱2020:第1位から第20位発表! 「実践者が投票で選んだ「アジャイル・スクラム」の基礎力をつける本2020」POPダウンロード先 投票してくださったみなさま、ご協力ありがとうございました! 全冊揃えてみたくなった方用Fax注文用紙(準備中) 旅するAgile本箱イエローページ こんにちは 2020年、全世界的にメモリアルな年になってしまうこと間違いなしな昨今、みなさん、お元気でいらっしゃいますでしょうか?恐怖に支配されないためにも、今年は「コロナにかからないための対策の年」は当然のこと、裏テーマとして「お勉強の年にする」をオススメしたいです! そんなわけで、「会社から突然スクラム開発やれって言われたときに読むべき本」というお題で、アジャイル実践者の方々に投票いただいた結果をもとに、70冊弱を貸し出しする「旅するAgile本箱」の2020年版の投票結果がまとまりました!
ストーリーポイントはみんなで決める 上述の通り、ストーリーポイントはチーム全体の指標のため、そのタスクや案件を進めるエンジニアだけで決めるわけではない。 タスク A があり、そのタスクのメイン担当者が太郎さんだった場合、太郎さんを含めたチーム全員でタスク A のストーリーポイントを推定し、妥当なポイントを設定する。 各々の決めたストーリーポイントをチームに公開する際には、プランニングポーカー がよく用いられる。 プランニングポーカーとは チーム全員でストーリーポイントを設定する際の手法である。 以下の手順で行う。ポイントの配分方法にフィボナッチ数列を採用しているものとする。 1, 2, 3, 5, 8, 13, 21, 34, 55, 89, ... と書かれたカードを人数分用意する チーム全員にそれぞれ 1 枚ずつカードを配る (チームは手札として持ち、他の人には見えないようにする) 一
株式会社インテグリティス代表の木村です。(Twitterではけいと呼ばれています。) 最近は受託開発の他、クライアント企業様への内製エンジニアリングチームの立ち上げとコーチングを事業として取り組み始めました。 アジャイル開発における「ストーリーポイントとベロシティ」について考える機会があったので、色々調べてみました。 スクラムの文脈で見積もりの単位としてよく使われる「ストーリーポイント」ですが、元々はXPが起源でした。 XPの創始者の一人であるRon Jeffries氏は2019年5月23日、自身のサイトにて「Story Points Revisited(ストーリーポイントの再考)」と題し、ストーリーポイントに対する考えを述べています。 なにかと誤解があったり、スクラム開発の現場で疑問が生まれることも多い「ストーリーポイント」や「ベロシティ」という概念ですが、Ron Jeffries氏の記
ジェフ・サザーランドがスクラムを思いついた源流 川口恭伸氏(以下、川口):“先アジャイル期”から簡単に話していきますね。「Roots of Scrum」でジェフ・サザーランドが何を言っているかという話をしていきたいと思います。 Co-Creator、ケン・シュウェイバーとジェフ・サザーランドの2人がスクラムを作ったということですが、その源流になっているのが何かという話をしてもらったということです。 「スクラムの源流って何がありますか?」ということです。 まず、ジェフ・サザーランドさん。ジェフ・サザーランドさんは、いろいろな企業でCTOとかをやられていましたが、1993年にEaselという会社で最初のスクラムを考案して実施した方です。 (スライドを示して)そのジェフさんが「スクラムを思いついた源流は何ですか」というところを紹介しているのがこれです。文字がちょっと多いんですけれど。 まず1つは
こんにちは。atama plusというAI×教育のスタートアップでUXリサーチャー/UXデザイナーをしています野澤です。 atama plusではプロダクトをアジャイルに開発しています。開発フレームワークとしてスクラムを採用していて、UXデザイナーもエンジニアやQAと1チームとなって開発を行っています(更に最近ではビジネスのメンバーもチームにジョインしてます)。 本記事では、atama plusのUXデザイナーがアジャイルにプロダクト開発を行うために大事にしている「Lean UX」という考え方と、私がそれを1年半実際にやってみて学んだこと、チームにLean UXやアジャイルの考え方を広げる方法を紹介します。 以下の人に向けて書きます! ・アジャイル開発に興味があるUXデザイナー・エンジニア・QA ・デザイナーとエンジニアとQAの壁に悩んでる人 ・組織にアジャイル・Lean UXを広めたいが
※10/10 08:3514:30 10/11全体に加筆した。 何周遅れかわからないが、今さら温泉むすめの炎上元になったツイートを見る機会があり思ったことをつれづれなるままに書く。主にポリコレについて書く。 もともとは以下の記事に温泉むすめについての反射的な感想を書いていたのだが、 shin-fedor.hatenablog.com 書いてるうちに思考が膨らんできたので別記事として、今の考えを雑多に書き残す次第だ。 起承転結も何もない垂れ流しなので悪しからず……。 テーマは ポリコレってなんなんだ? そもそもポリコレに正当性はあるのか? ポリコレはこれからどこに行くのか? 俺のポリコレ感覚は? 金カムで一番好きなキャラはチンポ先生 といったところ。結論めいたものに着地することはない。わりと行ったり来たりする。つれづれだからね。 ポリティカル・コレクトネスとは何か? 「ゴールデンカムイ」は
近況 こんにちは. 表題通りでレコメンデーションチームのスクラムマスターを昨年の6月からやっている. 以前はチームから出向という形で新規チームのTLをやっていたのだが,チームでのMVPが完成してML的な複雑性をほぼ持たないシステムになったのでTLを委譲し,shopetan自身はレコメンデーションチームにカムバックしていた. shopetan.hatenablog.com レコメンデーションチームはというと,ここ半年でチームメンバーが精力的に外部登壇や記事を公開している. 昨年の下半期ではチーム史上最高のKPI向上を果たしていて,チームメンバー全員がBe a Proであるが故の成果だが,チームとしてもワークするようになっているのを肌感でも感じている. codezine.jp engineering.mercari.com engineering.mercari.com ai.mercari.
エゴサが趣味なので、社内の Slack のキーワード通知をめちゃくちゃ便利に使っている。 slack.com 何か見ておくと良いことがありそうなものを片っ端から通知するようにしているんだけど、100 個が上限なの知ってた? 100 個以上設定しようとするとこうなる 僕はこんなキーワードを入れています。適当に分類しながら見てみよう。 自分 onk, o/nk, on/k, おんく, 大仲, onaka, 眼科 自分の名前やハンドルネームを入れておくと、どこかで自分が呼ばれたときに気づけるようになる。 定時外だと親切でキーワード通知避けのために / を入れて発言する人もいるので、それも通知させるためにこういうキーワードになっています。戸籍ネームはほっっとんど呼ばれることは無いんだけど、念のため。 「眼科」は中心性漿液性網脈絡膜症になってるっぽいけど放置してたら T シャツが作られたので、戒めの
この質問は言い換えると、マネージャー兼プロダクトオーナー、マネージャー兼スクラムマスター、マネージャー兼開発者のありなしです。 スクラムガイド2020では、スクラムチームの構造や説明責任に関する記述は以下のようになっています。 スクラムチーム内には、サブチームや階層は存在しない。 自己管理型であり、誰が何を、いつ、どのように行うかをスクラムチーム内で決定する。 スクラムチームは、(略)プロダクトに関して必要となり得るすべての活動に責任を持つ。 スクラムチームは、自分たちで作業を管理できるように組織によって構成され、その権限が与えられている。 スクラムガイドでは、マネージャーという単語は登場せず、また個人のパフォーマンスや人事評価などについても一切触れられていません。 したがって、アジャイルやスクラムの原則や価値観を踏まえて、自分たちで答えを考えることになります。 それを踏まえた答えは、「基
LINEを支えるプロジェクトマネジメント&アジャイルの専門家組織「Effective Team and Delivery室」の取り組みと戦略 Project Management & Agile全社横断組織の戦略と事例 #1/2 2019年11月20、21日の2日間、LINE株式会社が主催するエンジニア向け技術カンファレンス「LINE DEVELOPER DAY 2019」が開催されました。1日目は「Engineering」をテーマに、LINEの技術の深堀りを、2日目は「Production」をテーマに、Web開発技術やUI/UX、プロジェクトマネジメントなど、より実践的な内容についてたくさんのプレゼンテーションが行われました。「Project Management & Agile全社横断組織の戦略と事例」に登壇したのはLINE Effective Team and Delivery室 室
tl;dr ― Job Analysis ってなんやねん Job Analysis は採用メンバーの業務知識を人材要件定義に活かすための構造的な手法。 遂行すべきタスク(Task)と求められている能力(Competency)の優先順位をまとめた文書がアウトプットとなる。 Task の洗い出し・評価、Competency の洗い出し・評価、Task と Competency の紐付け、のざっくり3ステップでできる。 Job Analysis をしたら、する前に比べて実際の業務を反映していそうな人材要件ができ、見極めや集客をより効果的にできるようになった。 米連邦政府人事管理局や Google などが推奨している手法なので、日本でももっと流行ってほしい。 目次 tl;dr ― Job Analysis ってなんやねん 目次 イントロ 誰? なんでエンジニアが採用についての記事を書いてるの? H
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