「エアコンの内部洗浄は方法を誤ると危険な事故に至るおそれがある。正しい知識を持った業者に依頼してほしい」。独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)は6月25日、夏に使用機会の増えるエアコンについて、こう注意喚起した。 NITEに集まる製品事故情報のうち、エアコンに関するものは2019年度までの5年間に合計263件。このうち火災事故は244件で、誤った内部洗浄方法が原因と判明したものが20件だった。洗浄時に内部配線の端子部分に洗浄液が付着し、通電時にトラッキング現象が発生して出火に至った例が報告されている。 NITEによると、新型コロナウイルスの影響で在宅時間が増え、身の回りのものを清潔に保とうという機運も高まっているという。人との接触を避ける意味でも自分でエアコンの洗浄をするケースが増えると予想している。 また新型コロナウイルス対策として物品の消毒に使う高濃度アルコールなど可燃性の溶液
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