風来のシレンシリーズ14年ぶりの完全新作『不思議のダンジョン 風来のシレン6 とぐろ島探検録』が1月25日にリリースされました。 風来のシレンシリーズには根強いファンが多く、久しぶりの新作を喜び、楽しんでいる人の声がSNSでは多く見られます。自分もその一人で、今作も発売日に購入し、「とぐろ島の神髄」クリアまで夢中でプレイしました。 しかし、自分が嬉しかった・楽しかったということと、作品の善し悪しは別問題です。この記事では、風来のシレンシリーズにおける今作の特徴を分析し、レビューします。 評価の観点まず、「楽しかったということと、作品の善し悪しは別問題」とはどういうことか。ゲームは楽しければ、それで良いのではないか。 様々な考え方があるだろうが、この記事ではあくまで「楽しさ」に焦点を当てつつも、「楽しさの度合いは、作品やプレイヤーによって差がある」という前提で評価をしたい。『風来のシレン』お
昨今のインディーゲームでは「ローグライト」というジャンルが流行っている。このジャンルの人気はかなりのもので、筆者がたまたま遊んでいた『Cult of the Lamb』もその作品に該当する。 『Cult of the Lamb』は、うんこを拾いまくり信者を生贄にしまくるカルト教団経営シムと、入るたびに構造が変わるダンジョンに挑むローグライト・アクションの要素を兼ね備えた作品だ。乱暴にいえば「きたないどうぶつの森」といった内容で、2022年8月18日にリリースされわずか数日で100万本を突破した人気タイトルだ。 本作はIGN JAPANのレビューで8点を記録しており、確かに楽しいゲームだ。しかし、遊んでいると「ローグライトってなんだ?」とばかり考え込んでしまう内容でもある。 そもそも「ローグライト」というジャンルは流行しているものの、かなり曖昧な言葉だ。定義がゆるいだけでなく、“同じジャンル
世界ではストーリーに代わる概念“ナラティブ”が語られている――『DQ』はナラティブで、『FF』はナラティブではない【CEDEC 2013】 パシフィコ横浜・会議センターで、8月21日~23日にかけて、ゲーム技術者向けカンファレンス“コンピュータエンターテインメントデベロッパーズカンファレンス2013(CEDEC2013)”が開催された。 第2日目となる22日には、株式会社モバイル&ゲームスタジオ取締役でゲームデザイナーの遠藤雅伸氏と、株式会社スクウェア・エニックス テクノロジー推進部ゲームデザインリサーチャーの簗瀨洋平氏によるセッション“「ナラティブ」はここにある! 国産ゲームに見るナラティブとは?”が行われた。 電撃オンラインの読者の中で“ナラティブ(narrative)”という言葉を知っている人は、それほど多くはないだろう。だが現在、海外のゲーム業界では“ストーリー”に代わる概念として
過去の名作ゲームの企画書を見せてもらい開発秘話を聞くシリーズ「ゲームの企画書」。連載3回目となる今回は、「不思議のダンジョン」シリーズを手がけてきた、スパイク・チュンソフトの中村光一会長とディレクターである長畑成一郎氏に話を聞いた。 「1000回遊べるRPG」という衝撃的なキャッチフレーズで登場した『トルネコの大冒険 不思議のダンジョン』から、20年の時が経った。 (C)Spike Chunsoft Co., Ltd.ALL Rights Reserved. パソコンゲームの名作『ローグ』のシステムを換骨奪胎し、親しみやすいキャラクターで『ドラクエ』ファンにアピールすることに成功した本シリーズは、現在も多くのファンを魅了し続けている。 そんな本シリーズのインタビューだが、スパイク・チュンソフトの中村光一会長にインタビューをお願いすると、「ぜひ本シリーズ開発者の長畑氏を同席させてほしい」との
(Wikipediaより引用) 安定して50万本以上をキープしていたトルネコシリーズは2002年の3で打ち止め。(2006年には、同じドラクエシリーズからヤンガスの不思議なダンジョンが発売されていますが、販売本数は不明) 風来のシレンシリーズは2がピークで3からは大幅な右肩下がり。 チョコボシリーズは1作目がミリオン達成していますが、2007年発売の『時忘れの迷宮』は僅か10万本止まり。 残る『ポケモン不思議なダンジョン』シリーズが1、2作目で100万本を突破し好調に見えますが、最新作の『マグナゲート』は50万本にも届いていません。 『不思議なダンジョン』をこよなく愛する私としてはとても歯がゆい状況です。 そこで今回は、綿脚にとって特に思い入れが深い『風来のシレン』シリーズの歴史を振り返りながら、『不思議なダンジョン』が復活する為の方策を考えてみたいと思います。 風来のシレンという傑作とそ
Wiiで発売されたチュンソフトの風来のシレン3。このシリーズは第1作の大ファンなので基本的に新作が出たら購入しているのだが、今作は数回ゲームオーバーになったところでプレイの続行を断念しました。まあ既に各所で酷評されているので今更ではありますが、今後もプレイを再開することはないと思われますので、思うところなどを書き綴ってみようかなと。 私がこのシリーズを好きなのは、ローグライクというゲームシステムが優れた物語発生装置として機能しているからだ。それはプレイごと、プレイヤーごとに唯一無二のただひとつの体験が得られるということ。だから何度でも繰り返しプレイできるし、実際第1作を3000回以上プレイしている今でも、たまにプレイすると思いもよらない新しい体験を得ることがある。だから新作に期待しているのも同じ種類の感動、プレイするたびに発見がある、プレイするたびに違う光景が見える、そうゆうものなんですね
ドラゴンクエストシリーズ、かまいたちの夜、トルネコの大冒険、風来のシレン……そんな誰もが知っている名作ゲームの数々の開発に関わってきたのが、現在は株式会社スパイク・チュンソフトの代表取締役会長を務める中村光一さんだ。 自作ゲームでも大人気ジャンルであるRPGやノベルゲーム、ホラーゲームなどの日本における走りとなる作品の開発に関わってきた彼が、かつては"自作ゲーム"のクリエイターだった――と言ったら、読者の皆さんは驚くだろうか。 まだ高校生の中村さんがコンテストで受賞してゲーム業界に飛び込んだ80年代、ゲームはまだ生まれたばかりの新しいメディアだった。作り手も若い人たちが多く、少人数で1ヶ月程度で作られるのが普通だったという。実際、このインタビューでも中村さんが語っているように、ドラクエ1ですらも10人に満たないスタッフで3ヶ月で作成されており、メインプログラマを務めた中村さんの年齢は、当時
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