以前にも言及させていただいた三等兵さんが、ニセ科学と「1+1≠2」と云うエントリを上げてらっしゃるのを読んだ。 実際、「ニセ科学」と「権威付けられていない科学仮説」の間に、線が引けるかと言うと、線を引かなければならないけれどかなり曖昧になってしまうと言うのが私のスタンスだ。ただ、「シャーマニズム宗教的なニセ科学」については、「動機付け」の点で線を引くのは基準のひとつかもしれない。 ・ 理性的な閉塞感からの逃亡願望を誘導する。 ・ 世間の空気を読んで安易な利益を示唆する。 明確に「ニセ科学」と言える種類の議論には、いつもそういう 「聞き手の側にある、安易な自己保全のための願望」 を充足するという側面が含まれる。 そういう「聞き手の逃亡」は、ある面から見れば健全でなくもないし、ある面から見ればひどく不健全だ。 ここでおっしゃっている「権威付けられていない科学仮説」は、多くの場合「ニセ科学」と云
カネボウ化粧品の場合、(いま社長になっている)知識賢治さんという人は、理と情のバランスが取れた人間ですが、中から上がっていますから、基本的には情の世界の出身者です。そうすると、血が流れるようなことには限界があるんです。合理的にやる人も必要なので、うちから、元マッキンゼーの、余語さんという血も涙もない人に行ってもらって(笑)。ああ、これは余語さんを褒めているんですよ。 だから、経営というのは頭がいいとか悪いとかより、ちょっと違うところにあるんです。これは新しい概念ではなくて、渋沢栄一が近いことを言っています。「経営の要諦は何か」と問われて、「右手にそろばん、左手に論語」と言ったでしょう。松下幸之助も同じようなことを言っているから、この肝のところは変わっていないんです。ああいう大経営者も若いときに散々、理と情の相克で苦労し、血の小便が出るような思いをしている。 経営は、ある意味、罪つくりな仕事
レジデント初期研修用資料 引っ越し前の旧blogです。新しいアドレスは http://medt00lz.s59.xrea.com/wp/ になります 助産院のこと 母と子の絆は何よりも大切。分娩後直後は臍帯を切らないで、 お母さんの血液を子供に分けてあげるべき 娩出後の子供に過剰な臍帯血が流入すると肺水腫を生じてしまう。臍帯は速やかに切断するべき 西洋医者は2 番の立場。子供の肺は大切。 けっこう多くの信者さんを集めている某助産院は、1 番の立場。絆が大事。 「絆理論」はシンプルで一貫している。 血液を分けてあげたら、その次は母体とのスキンシップ。 カンガルーケアといって、生まれたばかりの赤ん坊をお母さんに抱きつかせて、 すぐに母乳を与える。その後の育児とか、赤ちゃんとの接しかたとか。すべては絆から。 「絆理論」で子供を育てても、頑丈な子供なら、とりあえずは死なない。 多少の肺うっ血は乗り
世界史の資料集を眺めていると、イギリスで第二次産業がいよいよ発展しはじめた頃の挿絵として「炭坑で働く子ども」の絵が出てくる。四つんばいになって、真っ黒になった子どもが石炭トロッコを牽いている絵だ。過剰な肉体労働と過小な栄養補給や休息、そして劣悪な環境の故に、彼らは早くにして命を落としたという。あと、日本の紡績工場の女工さんの話とか。『ああ野麦峠』などが有名だ。現代の私達は「これはひどい」と思いながら第二次産業で酷使・搾取される人達を眺めやる。 翻って第三次産業がいよいよ発展してきている現代。 ここまで書けば勘の良い人は気付くだろうが、かつて第二次産業において起こっていたことに類似した現象が、より広くより深く第三次産業において起こってきているんじゃないか、と私は思ってしまうわけだ。そしてこの場合、酷使されて壊れるのは肉体ではなく、(情動・メンタル・情報処理なども含めた)中枢神経のほうだ。 肉
日頃より楽天のサービスをご利用いただきましてありがとうございます。 サービスをご利用いただいておりますところ大変申し訳ございませんが、現在、緊急メンテナンスを行わせていただいております。 お客様には、緊急のメンテナンスにより、ご迷惑をおかけしており、誠に申し訳ございません。 メンテナンスが終了次第、サービスを復旧いたしますので、 今しばらくお待ちいただけますよう、お願い申し上げます。
日本代表・海外リーグ・たまにJリーグを網羅する節操なしサッカーコラムマガジン 漫画アクション内「Action Journal」にて月1回コラムを連載中。 設定を変にいじったせいで現在トラックバックが受け付けられなくなってますのでご容赦願います。 ここ最近は連敗が続いていたりでどうにも調子が上がらない古豪(?)同士の対戦。セレッソには小松や香川、アビスパには高校生の鈴木が入ったフレッシュな顔ぶれが並ぶ。 前半は完全にセレッソのペース。前線から果敢にチェックをかけ、プレッシャーがかかったアビスパのパスミスを拾っては素早く攻撃につなげる戦術が機能し、いきなり6分にFKをゼ・カルロスが直接決めて先制点を挙げる。逆にアビスパは古賀と田中の4-2-3-1の両ウイングがサイドの高い位置に張り出しすぎ、中盤で数的不利になってまるで攻撃がつながらない。 後半になってアビスパは鈴木と古賀に代えて久永とアレ
小倉先生が期待していることはとてもよくわかります。 ekkenさんは「荒らしを許容するわけじゃないけど、誰にでも書き込みができるスペースを設けている以上、迷惑な書き込みを削除するというような多少のコストは覚悟しておいたほうが良いだろうなぁ。」と仰るのですが、実際には、そんな覚悟を求められるくらいならばブログでの情報提供などしないという方向に、特に質の高い情報を提供できそうな人々が向かってしまうだろうということは容易に想像がつくのであって、現実に日本のブログ界はそういう方向に向かっています(ネットでの匿名発言に寛容な佐々木俊尚さんですら、もはやコメント欄付きのブログは持っていないし、コメント欄なしのブログですら久しく更新していません。)。 「多少のコストを覚悟」させたら優秀な書き手は逃げてしまう: la_causette これは確かにその通りであると思います。 僕は必ずしも、質の高い情報発信
公共図書館の価値を,どのように評価し,そして伝えるか? 図書館の価値を,わかりやすく説明することは難しい。一方で,設置母体の自治体や資金の提供者は,図書館の「事実」および「数字」と,地域の発展あるいは社会・経済の繁栄との結びつきを示す説得力のある論拠を示すよう,求めている。図書館はこの要望に応えるよう,多様なアプローチで図書館評価の研究と実践を試みている(CA1627参照)。 5月5日,この動向を概説する研究レポートが,米国のNPO法人・図書館のための米国人協会(ACL: Americans for Libraries Council)から公表された。「重さに等しい価値がある: 進化する図書館評価領域の査定(Worth Their Weight: An Assessment of the Evolving Field of Library Valuation)」と題するこのレポートは,価値
ekkenさんは「荒らしを許容するわけじゃないけど、誰にでも書き込みができるスペースを設けている以上、迷惑な書き込みを削除するというような多少のコストは覚悟しておいたほうが良いだろうなぁ。」と仰るのですが、実際には、そんな覚悟を求められるくらいならばブログでの情報提供などしないという方向に、特に質の高い情報を提供できそうな人々が向かってしまうだろうということは容易に想像がつくのであって、現実に日本のブログ界はそういう方向に向かっています(ネットでの匿名発言に寛容な佐々木俊尚さんですら、もはやコメント欄付きのブログは持っていないし、コメント欄なしのブログですら久しく更新していません。)。不当な個人攻撃を執拗に受けている人々に「スルー力が足りない」だの「せっせとコメントを削除すればよい」だの「コメント欄を閉じればいい」だのと要求するのは、ネットのあちら側の甘えでしかないようにすら思えます。こん
ネットカフェ難民などを生む温床とも言われている、日払い登録システムだが、登録する人たちの不安定な生活がメディアに取り上げられることは多いが、利用する側の企業の意識の問題については、あまり話題にならない。 私の会社などの例でも、周期的にこれらの業者から、セールスのメールやダイレクトポスティングなどによる勧誘がある。 ある業者の場合、チラシによれば、急な人手不足があった場合、午前10時までに申し込めばその日の午後から、ほとんどあらゆる職種に関する人の手当てがかなりの人数の規模で、可能であるという。対応する職種も、単純作業から専門度を要する業務まで幅広い。都内であれば、インターネットで申し込んでから、最速で1時間程度で人を派遣することが可能であると書かれている。登録している多くのワーカーに対して、一斉携帯メールが配信されることによって可能にしているわけであるが、基準に満たない人がやって来た場合、
なんだか最近は(本日も)霞が関というよりは年金blogと化している当サイトですが(笑)、これまでとは違った切り口で。 年金で大層大荒れのようですが、タイミング良くというか悪くというか、日経で「公的年金給付水準、日本は主要7カ国中最低」という記事が出ておりました。曰く 現役時代の収入と比べた公的年金の給付水準は、日本の単身男性は4割と主要国で最低であることが経済協力開発機構(OECD)の試算で分かった。・・・(中略)・・・ 平均収入のある男性を例にとり、老後に現役時収入の何%の年金を受け取るかを試算した。日本の比率は39%で主要7カ国では最低。全加盟国の中で日本を下回るのはアイルランドなどしかない。 だそうです。で、他の国はどうなっているのか、ちょっと気になって元データと思われる「Pensions at a Glance 2007」をちょっと拝見すると、 (略) という感じになっています。え
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