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ブックマーク / eulabourlaw.cocolog-nifty.com (491)

  • ベーシックインカム論者には2種類あって・・・ - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    権丈先生たら、先日の公務員初任研修で、隣の教室で何をからかっていたんですかぁ。 http://news.fbc.keio.ac.jp/~kenjoh/work/main.html >そう言えば、5月9日の国家公務員初任研修で、こういうシーンが。 「先生は、ベーシックインカムはご専門ではないと思いますが、どう思われますか?」 「専門じゃないし、専門家にもなりたくないですけどね。 ところで、ひとり1万円を国民全員に配ったらいくらになると思いますか?」 「1兆2千億円ですか」 「そう。でっ、君は、ベーシックインカムにひとりにいくら必要だと思う?」 「10万円は必要かと」 「ということは、一ヶ月で12兆円必要ですね。それを12ヶ月配ったら?」 「えっとぉ、144兆円」 「今年の税収は? それに、さっき話したけど、生活保護費はいくら? そのうち医療扶助なんかを外した現金給付はどれだけだったっけ? さ

    ベーシックインカム論者には2種類あって・・・ - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    rajendra
    rajendra 2011/05/25
    …2種類ったって、ダメな人ともっとダメな人てな感じだから、始末におえない。
  • メンバーシップ型判例法理がジョブ型労働者を苦しめる - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    先日ブログで取り上げた件について、 http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2011/05/post-b1db.html(気がついたら原発作業) 厚生労働大臣が業界に要請しましたが、 http://www.asahi.com/special/10005/TKY201105130173.html(原発で作業「求人時に明示を」 厚労相が業界に要請へ) >大阪市で求職した男性労働者が、求人内容とは異なる東京電力福島第一原子力発電所敷地内での作業に従事させられていた問題を受け、細川律夫厚生労働相は13日の閣議後会見で、東京電力や業界団体に対し、求人内容を適切に明示するよう要請する方針を示した。 いうまでもなく、労働条件明示義務は労働基準法が定める極めて重要な基準のはずですが、 http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/b

    メンバーシップ型判例法理がジョブ型労働者を苦しめる - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    rajendra
    rajendra 2011/05/13
    "ジョブ型労働者にとってはとんでもない事態であっても、「そんなの、求人票をがちがちいうもんじゃねえよww」というメンバーシップ型の常識が現実世界では優先してしまい"
  • 公務員初任行政研修全体討議 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    日、月曜日の講義を受けて、わたくしから提示した3つのテーマについて6班に分かれて研修生たちによる報告と討議がありました。 わたくしが与えた課題は次の3つです。 1:「所得保障の前提として、働ける人にはまず働いてもらうべきだ」という意見と「働く働かないにかかわらず生きていける所得を保障すべきだ」という意見についてどう考えるか? 2:「学校は専門技術的な教育よりも普遍性のある基礎教育を重視すべきだ」という意見と「学校はもっと社会に出てから役に立つ専門技術教育を重視すべきだ」という意見についてどう考えるか? 3:「正社員の雇用保護を緩和すべきだ」という意見と「緩和すべきでない」という意見、「正規と非正規の格差は早急に是正すべきだ」という意見と「拙速に介入すべきでない」という意見についてどう考えるか? 最後に総合講評ということで、研修生の皆さんに述べた言葉は、気がつくと昨年同じ場で喋ったものとほ

    公務員初任行政研修全体討議 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    rajendra
    rajendra 2011/05/13
    "最近は業務量が半端じゃなく増えてしまい、そういう余裕がだんだんなくなってきて、いざというときに取り出せる部分が縮小しているような気がする。"
  • 東電を叩けば現場の作業員が苦しむという構図 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    五十嵐泰正さんと川村遼平さんのついーとから遡って、 http://gendai.ismedia.jp/articles/-/2771(福島第一原発作業員が激白!「恐怖と疲弊、過酷な場当たり労働」) >これまでに20人以上倒れたという噂。「最大250ミリシーベルト以上浴びても働く」という誓約書を書かされ、防護服での汗だく9時間作業の末に言われた「給料カットを覚悟してくれ」の一言。最前線はさらに悪化していた! >・・・これほどの過酷な現場である。給料で補償してもらわなくては困ると、山田氏は休日を利用して親会社の所長に「作業の手当はいくらなのか」と尋ねた。 「所長の答えを聞いて愕然としました。『東電は1Fの周囲で避難指示が出ている住民や、被害を受けた農漁業者への補償で莫大なカネがいる。今までのような報酬をもらえないかもしれないので、給料のカットを覚悟してくれないか』 大量の放射線が降り注ぐ劣悪な

    東電を叩けば現場の作業員が苦しむという構図 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    rajendra
    rajendra 2011/05/03
    上層部への怨嗟が結果的に末端の労働者に降りかかってくる構図は、他業界でもしばしばありうること。だからって許されるわけじゃないが。
  • だから、それはブラック企業ではないのです。 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    渡邉正裕氏の「MyNewsJapan」に、「就職人気企業の6割が過労死基準超え 225社の36協定で判明 トップは大日印刷の時間外1920時間」という記事が載っています。 http://www.mynewsjapan.com/reports/1385 >就職人気企業225社のうち60.8%にあたる137社が、国の過労死基準を超える時間外労働を命じることができる労使協定を締結していることが、労働局に対する文書開示請求によって明らかとなった。 だから、それは、それだけではブラック企業ではないのですよ。あるいは少なくとも、ブラック企業ではなかったのです。 なぜなら、長時間労働をはじめとする過重な負担と、生涯を通じた雇用と生活の保障とが、社会学的には、当事者の共同主観的には、釣り合いがとれていたから。 それが日型正社員体制であり、日の労働者たちは、それが広範な報酬によって補填される限り、長時

    だから、それはブラック企業ではないのです。 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    rajendra
    rajendra 2011/03/09
    長時間労働をものともせず、会社に身も心もなげうつことが、当の労働者自身にとって最も有益な選択肢だった、という風土。
  • 「知的」で「誠実」な「りふれは」 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    するどい批判が魅力のdongfang99さん、 http://d.hatena.ne.jp/dongfang99/20110225(みんなの党の緊縮財政予算案) >経済学系の人に絶大な人気がある「みんなの党」は、批判的な自分も「経済通」ではあるのだろうと評価してきたのだが、この与謝野馨も顔負けの緊縮財政路線には流石に驚いた。 デフレ不況が継続している状況下で、この強硬タカ派の緊縮財政路線は、いったい経済学的にどう正当化されるのだろうか。もちろん、ブレーンの高橋洋一氏が根拠もなくこうした超タカ派緊縮財政路線を提示しているとは思われないので、おそらく自分が無知・無理解なだけなのだろうと思う。デフレ不況下の、実に30兆規模の大規模な歳出削減や民営化で経済成長が実現できる、というのは一体どういう理論や理屈に基づいているのか。「みんなの党」を支持している経済学系の人たちの解説をぜひとも聞きたい。 こ

    「知的」で「誠実」な「りふれは」 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    rajendra
    rajendra 2011/03/07
    "わたしがわざわざ「りふれは」という表記法を採っている理由を理解していただければと思います。"
  • 貧困の社会モデルまたは労働市場のユニバーサルデザイン化 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    さて、昨日より発売された『自壊社会からの脱却』ですが、広田照幸論文と並んでとても興味深く、わたくしのアクティベーション志向の議論に対してもある意味で大変挑戦的なインプリケーションを持つものが、阿部彩さんの「ユニバーサルデザイン社会の提案」です。 ここでは、冒頭に「かっちゃん」という野宿者が登場します。初めて会ったとき、阿部さんに「おーい、そこのブス。おまえみてえなブスは見たこともねえ」といきなり怒鳴りつけた彼は、しかし人間関係に非常に不器用であったが実は優しいところもあったのです。 阿部さんは、生活困難を抱える人々の多くが精神障害や知的障害を抱えることから、「生きにくさ」というハンディキャップを負った人々に対して、積極的雇用政策だけでいいのか?と疑問を呈します。 >職業訓練を始めとする人的資への投資プログラムに貧困の解決を求めることは、結局のところ、貧困が自己責任であるという発想から脱し

    貧困の社会モデルまたは労働市場のユニバーサルデザイン化 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    rajendra
    rajendra 2011/02/23
    周縁も境外も駆逐されてしまった、と。>そういう「差別」をなくそうとする近代的な善意が、却って彼らの居場所を失わしめる逆説。
  • 日航2労組は「整理解雇は条約違反」とILOに申し立て・・・てはいない - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    確かに日航の労組が整理解雇に絡んでILOに申し立てたのでしょうが、少なくとも「整理解雇することはILO条約違反」だなんて馬鹿なことは主張していないはずです。 http://www.asahi.com/job/news/TKY201102040388.html(日航2労組「整理解雇は条約違反」 ILOに申し立て) いや、見出しはまことにミスリーディングですが、記事自体はまちがってはいない。 >会社更生手続き中の日航空のパイロットでつくる日航空乗員組合と、客室乗務員でつくる日航空キャビンクルーユニオンは4日までに、昨年末に同社が実施した整理解雇の撤回を訴え、日政府に対して是正勧告を出すよう国際労働機関(ILO)に申し立てた。 2労組は、整理解雇の際に「組合所属による差別待遇」「労組との真摯(しんし)な協議の欠如」「管財人の企業再生支援機構による不当労働行為」があったと指摘。これらは日

    日航2労組は「整理解雇は条約違反」とILOに申し立て・・・てはいない - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    rajendra
    rajendra 2011/02/09
    "差別問題にはきわめて鈍感なわりに、仕事自体が縮小したことに伴う整理解雇に対してはとんでもない悪事であるかのように考える日本型メンバーシップ感覚と国際的な労働問題のスタンダードのずれがよく出ています。"
  • 労働「政策」は長期雇用を「強制」していない - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    野川忍さんとジョイントブログを立ち上げた安藤至大さんが、ご自分のブログで書かれていることに若干気になる表現がありました。 http://munetomoando.blogspot.com/2011/01/blog-post_28.html(澤井さんへの返信(その2) ) といっても、ここでやりとりされている労働ルールの変更自体ではなく(それにもコメントはありますが)、その最後のところで付け加えられている認識についてです。 >さて,そもそもこれまでのわが国の労働政策は,極端な言い方をすれば,高度成長期に大企業でたまたま発生して上手くいったように見えた労働慣行を,中小企業にまで強制しようとして失敗した歴史とは考えられないでしょうか。おそらく中小企業においては,実現不可能な労働ルールを守るように言われて,実際には無理だと労使が判断して無視していたというのがこれまでの実態でしょう。つまり現在まで,

    労働「政策」は長期雇用を「強制」していない - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    rajendra
    rajendra 2011/02/05
    "判例法理をつくってきたのは司法府であり、それをつくらせてきたのはそのような慣行を造り上げてきた日本の労使自身なのであって、立法や行政が関与してきたわけではない"
  • だから、「怠けろ」じゃなくって・・・ - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    小谷敏さんのつぶやきから、 http://twitter.com/binbin1956 >日の若者が働かない、怠け者になったというのは大ウソである。居酒屋のチェーン店に行くと、若い男女が始終走り回っている。かの長友選手をして顔色を失わしめるほど走りまわっているのである。オランダのマクドナルドは一度撤退している。オランダ人があのハードな仕事に耐えられないからだ。 >日の若者は働かないから駄目だというのはだから大嘘である。日の若者が駄目なところは、怠ける能力がないことだ。無為怠惰に耐えられない、そこが問題なのだ。アルバイトの安い給料で長友選手をやるから阿漕な経営者に足元をみられるのだ。だからブラック企業が跋扈するのだ。若者よ、怠惰たれ! >日の若者が、生意気で、やなやつで、凶暴で、怠けもので、仕事をすぐやめるような輩ばかりだったら、大人たちは若者にびくびくして気を遣うだろう。暴れられる

    だから、「怠けろ」じゃなくって・・・ - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    rajendra
    rajendra 2011/02/05
    これはごもっとも。われわれの頭の中で「連帯」という選択肢が存在感を示さなくなっていることにまず注目すべきであり、「無縁社会」も「孤族」もその延長線上にある。
  • 中小企業労働問題はどこへ行った? - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    若者の就職難に関わって、「中小企業にはいっぱい求人があるのに」という指摘が結構あります。 これは、求人量で言えばまったくその通りです。しかし、現に存在する中小企業の求人に応募しないことがマクロ経済的に不合理であるとしても、労働者(未満の学生)にとってもミクロ的に不合理であるかと言えば、もちろん必ずしもそうとは言えません。誰もが知っているように、中小企業になればなるほど賃金は低く、労働条件は悪く、雇用は不安定で、経営者の恣意に晒される危険性が高くなります。 もちろん、現実の中小企業にはさまざまな企業がありますが、不完全な情報をもつ市場のプレイヤーが「統計的差別」に走りがちであることは、労使いずれの側についてもおかしなことではありません。重要なことは、学生が「統計的差別」に陥ることなくより完全情報に近い状態で選択しうるような労働市場メカニズムの確立であり、それは商業主義的な就活産業などに任せて

    中小企業労働問題はどこへ行った? - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    rajendra
    rajendra 2011/01/12
    本流でないアカデミズムもきちんと生き延びさせておかないと、後世で何が起こるか分からんよなあ、などと些か場違いな感慨を覚えた。
  • いま最大の労働条件は人間関係だ - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    『季刊労働法』230号のパワハラ特集ですが、やはり巻頭の金子雅臣・中野麻美・龍井葉二三氏の鼎談が面白いです。 >(金子)・・・「いま最大の労働条件は人間関係だ」ということにつながりますね。・・・いわゆる「労働条件」は多少悪くても我慢できるし、「やりがい」が多少損なわれても我慢できます。でも、もう職場の人間関係がめちゃくちゃになり始めているから、「人間関係」が最大の労働条件だということで、それは譲れないということで退職していくという人たちが民間の調査なんかでも増えていることが徐々に明らかになりつつあります。 >(龍井)・・・ところがいまはもっと深刻になっていて、職場の横のつながりそのものが危うくなっていて、とくにパワハラに関していうと、われわれが自明に思っていた上司と部下のタテの関係も崩れつつある。 ・・・その問題で一番矢面に立っているはずの人事・労務というのが、ほとんど機能不全になっていて

    いま最大の労働条件は人間関係だ - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    rajendra
    rajendra 2010/09/17
    そら殺伐とするわな。>職場のトラブルがやたらに多く、職場の人間関係が一番大事であるという点は何ら変わっていないのに、その職場の人間関係を適切に保つ装置が次々に失われてしまい
  • 一犬虚ニ吠ユレバ万犬實ニ傳ウ - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    ブログでもボランタリーに宣伝していた(笑)『POSSE』第8号「マジでベーシックインカム?」特集ですが、どなたのもそれぞれに興味深く、とりわけ日頃あんまりその方面にお近づきになっていないポストモダーンな東浩紀さんの「BIの使い道を全部公開されちゃう」という素晴らしいアイディアには、自由の究極が完全監視社会という絶妙のアイロニーを感じましたな。 (下に「追記」を書き加えましたので、必ずお読み下さい) それはそれとして、飯田泰之氏のインタビューを見ていて仰天しました。池田信夫氏の既に暴露されたでたらめを、そのまま信じ込んで、得々と語っていたからです。 >-飯田さんのご提案では、経済成長とBI導入の代わりに、雇用に関する規制は基的に撤廃ということですよね。ちなみに、これはどの国がモデルとされているのでしょうか。 モデルではなくて理論ですよ。強いていえば、一番極端な例はスウェーデンでしょう。ス

    一犬虚ニ吠ユレバ万犬實ニ傳ウ - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    rajendra
    rajendra 2010/09/17
    "これこそ、まさに一知半解氏が目の敵にしていた「ギルドとしての労働組合」そのものですが、そういうギルド的な仕組みこそが、解雇が辛くない社会のインフラになっているのではないかと思います。"
  • 『自由への問い6 労働』の書評 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    rajendra
    rajendra 2010/09/16
    一時期、勤務先に毎日のように納品されていた。全国の図書館でシリーズごと揃えられてよいと思う。
  • 自営業者には残業代を払う必要はないはずなんですが - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    裁判を戦う権利は憲法で保障されているので、どういう主張をすることも自由ではあるのですが、 http://www.asahi.com/national/update/0908/TKY201009080380.html(すき家のゼンショー、残業代不払い認める 団交は応じず) >牛丼チェーン「すき家」を展開するゼンショー(東京)のアルバイト店員が残業代の支払いを求めていた裁判が、原告の主張を会社側が全面的に認め決着した。だが、会社は店員と「雇用契約がない」との主張を変えておらず、店員が加入する労働組合との団体交渉には応じていない。 >東京都労委は09年、同社に団体交渉に応じるよう命令。会社側は不服申し立てをしたが、中央労働委員会は今年7月棄却した。ところが、会社側は「使用従属関係を有さず、(中略)労働条件等処遇について決定しうる権限を有しない」と従来の姿勢のままだという。 飲店の時給制のアルバ

    自営業者には残業代を払う必要はないはずなんですが - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    rajendra
    rajendra 2010/09/16
    まったくだw>残業代を払っておいて、労働者じゃないというのはどういう理屈なのか、これはまじめな話、是非聞いてみたいところ。
  • 湯浅誠氏のとまどい - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    アジア太平洋資料センターの雑誌『オルタ』の9/10月号は、特集は「韓国併合100年」ですが、これではなく、湯浅誠氏の「反貧困日記」という新連載についてひと言だけ。 興味深いのは、湯浅氏が北欧は福祉国家だから人を働かせようなんてする国じゃないというイメージを持っていて、それが行ってみたらそうじゃなかったと、いささかとまどっているらしいところです。 >イギリスでもデンマークでも、訪問する先々で、私は「とにかく仕事」というメッセージを受け取り続けた。イギリスではすべての中高生の在籍データを行政機関が共有し、学校に来なくなった子どもなどの情報を地域の若者担当部局に提供、ソーシャルワーカーの家庭訪問やユースワーカーの人対応に結びつけていた。失業者は、日のハローワークに当たるジョブセンタープラスでの定期的面接を義務づけられており、若年者は一般失業者に比べてより厳しいプログラムへの参加を求められてい

    湯浅誠氏のとまどい - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    rajendra
    rajendra 2010/09/16
    普通のhamachan節であるにもかかわらずこうも反響が大きいってことは、やっぱりワークフェアってまだまだ一般的ではないのだな。/その通り。>普遍的な就労支援こそが最大の福祉という哲学の現れ
  • 「大学がマージナルを抱えている」のが「マージナル大学」となる理由 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    金子良事さんが、わたくしのエントリ(というよりもそこで紹介した居神浩さんの論文)に触発されて、「「マージナル大学」ではない、大学がマージナルを抱えている」と書かれています。 http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2010/08/post-a5af.html(「マージナル大学」の社会的意義) http://ryojikaneko.blog78.fc2.com/blog-entry-177.html(「マージナル大学」ではない、大学がマージナルを抱えている) >今は昔ほど偏差値があんまり学力の能力分布の代理指標になってくれない。ノビシロはあるけど、そこそこしか勉強してこなかったという優秀な子たちはちゃんと方向付けされると「へぇ勉強ってこんなに面白いんだ」とそれなりに勉強します。ついでに上の学校みたいにプライドが高くないから、鼻もちならないなんてこと

    「大学がマージナルを抱えている」のが「マージナル大学」となる理由 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    rajendra
    rajendra 2010/09/04
    ある学生がマージナルかどうかを判断するのは非常に手間がかかるから、大学ごとマージナルと判断してしまうほうが低コスト、みたいな話か。
  • 医師派遣はいいの悪いのどっちなの? - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    1週間前の朝日の記事で、 http://www.asahi.com/health/news/TKY201008210331.html(医師不足解消へ、都道府県に派遣センター 厚労省が構想) >厚生労働省は医師不足に悩む病院に医師を派遣する「地域医療支援センター」(仮称)を各都道府県に設置する構想をまとめた。事業費約20億円を来年度予算の概算要求に盛り込む。医師不足の病院に医師を送る仕組みを国が全国的に整えるのは初めて。 医師が不足している地方では、地元大学の医学部に、卒業後に地元で一定期間働く意思を示している人を対象にした「地域枠」を設ける動きが広がっている。そこでセンターは、地域枠出身の新卒の医師らを病院に派遣する。地域枠出身の医師に10年近く残ってもらう地方が多く、多数の若手医師を効果的に配置するには、派遣先を一元的に調整する必要があるためだ。 >都道府県によるセンター直営や外部委託が

    医師派遣はいいの悪いのどっちなの? - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
  • 「マージナル大学」の社会的意義 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    JILPTの『日労働研究雑誌』9月号が出ました。まだJILPTのHPにアップされていないのですが、特集は「若者の『雇用問題』:20年を振り返る」です。 この特集とくれば当然小杉礼子とくるわけですが、その他にも苅谷剛彦さんの提言、奥野寿、児美川孝一郎、居神浩、朴弘文の諸氏の論文、橋口昌治さんの紹介、関口倫紀さんの投稿論文がならんでおり、書評まで熊沢誠氏による小杉礼子『若者と初期キャリア』ととり揃えています。 順次紹介していきたいと思いますが、読んで一番ショッキングだったのが(といいながら、実はこれはかなりの程度紹介用の修辞ですが)、居神浩さんの「ノンエリート大学生に伝えるべきこと-「マージナル大学」の社会的意義」という論文です。 居神さんは田由紀流の「レリバンス」論に対して、 >現在「マージナル大学」の教育現場を覆っているのは、教育内容のレリバンス性を根的に無意味化する構造的圧力である

    「マージナル大学」の社会的意義 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    rajendra
    rajendra 2010/08/25
    "「ボイス」の必要性と、そのための労働法教育の必要性を強調しています。ノンエリート大学生だからこそ、必要なのです。"
  • 「ネーション共同体」をまともに論ずるのなら - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    松尾匡さんが、そのエッセイで、わたくしと田中秀臣氏を「ナショナリズム容認度高」に分類したことについて、わざわざ撤回しておられます。 http://matsuo-tadasu.ptu.jp/essay__100821.html わたくしは、そもそもナショナリズムという、簡単に論ずるためだけにでも三重か四重の理論的道具立てを必要とするような代物を安易にウンコ投げゲームの道具に持ち出すこと自体に疑問を感じますが、現在のこの問題をめぐる議論の水準があまりにも低すぎることもあり、渦中の松尾さんがこういう対応をされること自体については、諒と致します。 ウンコ投げゲームにのみ関心をお持ちの諸氏は、以下の記述は極めて面白くないと思われますので、お読みにならないことをお薦めいたします。 わたくしなりに、近代社会システムにおけるナショナリズムの意味を簡単にまとめた記述が、6年前に出版した『労働法政策』の冒頭の

    「ネーション共同体」をまともに論ずるのなら - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    rajendra
    rajendra 2010/08/25
    "「ネーション共同体原理」は近代社会が「悪魔の挽き臼」から守るために創設せざるを得なかった危険有害な取扱注意の必須不可欠な器具"