国道253号標識 八箇峠トンネルの十日町側坑口。直近の建物は管理棟。 八箇峠トンネル(はっかとうげトンネル)は、新潟県十日町市から南魚沼市に至る八箇峠道路の、両市を結ぶ、延長2,840 mのトンネルである[1]。 概要[編集] 魚沼丘陵を横断する国道253号は、縦断斜面が8%以上の区間が2.4 kmあり、かつカーブも多い。また豪雪地帯のために冬季は通行止めやタイヤチェーン着装といった交通規制が頻繁に起こり、通勤・通学などでの利用に支障をきたすことがしばしあった。 そこで、関越自動車道六日町インターチェンジと接続する上越魚沼地域振興快速道路(全長60 km)の終点側に当たる八箇峠道路の中核部・9.7 kmに「中越地方の幹線道路」と位置づけようと、地元の行政などの要請を受けて2007年から工事が着手され、2017年より供用開始している。 当初の計画では約5 kmのトンネルを建設する予定であった