ちょっと遅くなりましたが、考察してみたいと思います。 いきさつと実験の概要はこちら 、結果はこちら 。 まず、リン酸塩 とコーヒー濃度の関係から。 ブランクの6.70mg/gという数字と比べると、 リン酸塩 を使用した実験区では、P1-20の区を除き、 コーヒー濃度が7.32~7.63mg/gに、 割合にして、9~14%上がっています。 つまり、リン酸塩 を加えることで、 コーヒーの濃度を上げられるのは確かなようです。 しかし、その効果はせいぜい最大14%程度で、 MyNews で書かれているような、 >3倍も抽出が可能な添加物 ではないことがわかります。 リン酸にして10mgの区と20mgの区を比較すると、 すべての実験区で、なぜかコーヒー濃度が下がってしまいました。 つまり、リン酸塩 をこの実験より多く使用したとしても、 コーヒーの抽出量を上げられる可能性は少ないと考えられます。 (た