最終本会議にも竹原市長や執行部の姿はなかった=19日午前10時2分、鹿児島県阿久根市議会議場 竹原信一市長ら執行部の出席拒否で混乱が続く鹿児島県阿久根市議会(定数16)は19日、定例会最終本会議が開かれ、市長派の市議4人が市長不信任決議案を提案した。議会解散・出直し選挙が目的だったが、多数を占める反市長派はリコール(解職請求)に動いている。不信任案は投票による採決の結果、提案者を含めだれも賛成せず、賛成0、反対16で否決された。市長派には当初から否決させて表面上「信任」の形とする狙いもあった。 この日も竹原市長らが出席しないまま本会議が開会。市長派の松元薫久(しげひさ)議員が市長不信任決議案を提案した。 不信任案は、現在の市議会は市長と不信任の関係にあるとし、「多数の(反市長派)議員は、市民に対し市長リコール運動をあおり、市政を混乱させている責任をすべて市長の責任にしようとしている」