なぜ「消費税を上げる前に、徹底した財出削減をしろ」と主張するのか? - Munchener Bruckeを読みました。その中に印象的な一節がありました。 多くの人はよくわからならないまま歳出削減を重視する主張をする学者や評論家の意見に頷きながら、勝手に社会保障費は聖域だと思い込んでいるのではないか。(実際に小泉改革を支持しながら、社会保障費が削減されると知った途端怒り出す人は多かった。) 実際は、歳出削減を重視するなら社会保障の削減一択です。公務員の人件費を全部削ったって高齢者医療費の代わりにはなりません。国家財政の現実をわきまえている人ならば、歳出削減を支持しつつ社会保障が聖域とか思うことはないはずなのですが、歳出削減と言えば公務員人件費と公共土木と思うところに世論の勘違いがあるという主張で、私はこのことに全面的に賛同します。 さて、同じような話が、もう少し別の視点でもあると思うのです。