GDPは経済状況を示す統計として最も一般的だ。その国で1年間に作られた生産物の総額を表すので、経済成長と言えば通常はGDPの増加率を指す。しかしながら途上国においては、GDPを算出する組織、ネットワークが未発達であることも多い。 米ペンシルバニア大学は、ウェブ上に世界各国のGDPの推移をまとめた「ペンワールドテーブル」というデータセットを公開している。その中では各国のGDP統計の正確性がAからDのランキングで表記されているが、途上国、特にアフリカのほとんどの国では低ランクとなっている。疫病や内戦など内情不安を抱えている国では調査にまで手がまわらないのも仕方ない。 ならば、地上にいる人間以外に調べてもらおうという壮大な取り組みが進行中である。人工衛星が撮影する地球の画像からGDPを把握しようというものだ。米ブラウン大学経済学部のヘンダーソン、ストアガード、ウェイルの3氏による試みは、昨年来ウ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く