最近の時候の挨拶(?)といえば、「節電の折、いかがおすごしでしょうか?」ということもないでしょうが、やはり多くの人の今の大きな関心は、節電、そして、原発事故のその後と今後の日本のエネルギー政策(とそれにまつわる政局)だと思います。少なくとも、わたしはそう。 というわけで、タイムリーな2冊のディスカヴァー・サイエンスを緊急出版しました! (なーんっていって、「電力危機」のほうは、サイエンス担当ハヤシのめくるめく!?スピードの企画・編集で文字どおりの緊急出版となりましたが、「宇宙太陽光発電所」のほうは、今は教育・学参担当のミタニが、昨年初めより企画して、多くの方のご尽力で、京大総長の松本先生にお書きいただけることとなり、ようやく完成したのが、いまこのタイミングだったというわけです) では、まずは、こちらから。 「電力危機 〜乗り切るための提案、この先50年を支えるための提言」 (著 山田興一
毎日新聞に「福島第1原発:東電が政府側に渡した文書の全文」という記事が載っているが、それを読んで少し驚いた。まさに東電と保安院がどんな形で、情報の隠蔽(正確には「原発事故の意図的な過小評価」)をしてきたかが良くわかる確固たる証拠だ(こんな文章が表に出る様になっただけ、日本も捨てたものではない)。 とくに驚愕なのは、以下の部分。 (1)地下水の遮へい対策は、馬淵補佐官のご指導の下、『中長期対策チーム』にて検討を進めてきているが、「地下バウンダリ(発電所の周りに壁を構築し遮水するもの)」は現在、最も有力な対策と位置づけ。ただし、対策費用は現状不確定であるものの、今後の設計次第では1000億円レベルとなる可能性もある。 (2)今回の検討の過程で、政府側から国プロジェクト化の示唆(当初は国交省予算)があり、その前提で、設計着手と工事着工の前倒し案が浮上。ただし、現状では、担当府省がどこになるかも含
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