国立環境研究所では、市区町村別の自動車からのCO2排出量推計値を国民の皆様に分かりやすい情報として提供するとともに、市区町村等の地方公共団体における運輸部門の地球温暖化対策を推進するための基礎データとして活用いただけるよう、国立環境研究所「環境GIS」ホームページに「自動車CO2排出量マップ」サイトを開設しました。 公開されたマップでは、例えば、「関東地域」の自動車CO2の総排出量は、横浜市など政令指定都市に次いで、水戸市、宇都宮市等、地方自治法上の中核市や特例市となっている都市で多く、地球温暖化対策推進法でこれらの都市に義務づけられた「地方公共団体実行計画」策定の必要性が高いことがわかります。また、同じ「関東地域」で「人口一人あたりの自動車CO2排出量」をみると、公共交通網があまり整備されていない都心から離れた市町村において比較的高い値が多く、こうした地域で地球温暖化対策を進めるためには