12月7日、東京都江東区の富岡八幡宮で宮司の富岡長子さん(58)含め、3人が日本刀やサバイバルナイフで殺傷された事件。富岡さんの弟で、元宮司の富岡茂永容疑者(56)が犯行直前に書いた“遺書”を「週刊文春」取材班が入手した。 殺害された宮司・長子さん 〈ご関係の皆様〉と題された“遺書”はA4で計8枚。事件後、富岡八幡宮の責任役員や総代の元に郵便で届いているという。 事件の動機は、宮司継承をめぐるお家騒動にあると見られているが、この“遺書”はお家騒動に対するお詫びから始まり、姉の長子さんなどとの30年におよぶ確執の詳細が綴られている。 遺書の書き出し部分 〈父を補佐し、お家の危機を救った私を騙し、クーデターを画策するなど夢にも思っていなかった〉 また茂永容疑者は、〈正当な跡継ぎ〉と主張する自身の長男について、〈長子は(略)勤務状況が悪い等の難癖をつけ、自分の秘書のように公私に渡り、自由に使って