台湾で、中国軍の侵攻を想定した大規模な軍事演習が16日、海外メディアなどに公開され、視察に訪れた蔡英文総統は軍事的な圧力を強める中国を念頭に、防衛力の強化を進める姿勢を強調しました。 今月13日から始まった定例の大規模な軍事演習は16日、中部の台中で8000人以上が参加して行われた陸海空合同の実弾演習が台湾や海外のメディアに公開されました。 演習は、中国の軍用機や艦艇が台湾上陸に向けて侵攻を始めたという想定で行われ、主力のF16戦闘機や装甲車などが空と陸から迎撃する訓練が行われました。このほか、15日は、台湾の南東の海域で潜水艦から魚雷を発射する訓練が13年ぶりに行われたということです。 視察に訪れた蔡英文総統は「それぞれの軍が合同で対上陸作戦の任務を達成できたことは評価に値するもので、わが軍は平時にしっかり訓練し、有事の際に戦える鋼のような軍だということを示した」と述べ、軍事的な圧力を強