印刷 暴力団幹部との親交を理由に芸能界を引退した島田紳助さんと、島田さんが所属していた吉本興業が24日、「週刊現代」の記事で名誉を傷つけられたとして発行元の講談社と同誌編集長を相手取り、計1億6500万円の損害賠償などを求めて東京地裁に提訴した。 問題とされたのは10月15日号の記事。「紳助、あんたはヤクザだ」などのタイトルで、島田さんが「暴力団幹部と同席して不動産取引をした」「極道の世界の一員だと知りながら吉本興業は契約を結んでいた」などと報じた。 訴状で、島田さんと吉本興業は記事について「不動産の交渉で暴力団と同席した事実はなく、裏付け取材のない全くの捏造(ねつぞう)だ」と主張。「暴力団排除が徹底されるなか、吉本興業所属タレントの出演や企業の存続すら脅かしかねない」として、損害賠償のほか謝罪広告を求めた。 提訴を受け、週刊現代編集部は「記事の内容には自信を持っている。今後も暴力