印刷 米金融大手バンク・オブ・アメリカ(バンカメ)は1日、「デビットカード」の利用者から手数料を取る計画をやめる、と発表した。業績悪化に悩む同社は収益源を確保しようとしていたが、利用者らから激しい反発を受け、断念に追い込まれた。 このカードは、買い物などの支払いを銀行口座の引き落としでできる。バンカメは、同社の口座から引き落とすカード利用者から月5ドル(約390円)を取る計画で、来年始めるつもりだった。 同社によると、手数料を考えるきっかけは米国の金融規制だという。金融機関はこれまでデビットカードの利用について、店舗側からだけ手数料をとってきた。この手数料の上限を引き下げる規制が先月始まった。金融機関は収益が目減りするため、消費者側に負担を求めようとした。ウェルズ・ファーゴなど一部の同業他社も同様の計画を立てていた。 続きは朝日新聞デジタルでご覧いただけます関連記事〈ロイター〉米バン