東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長が女性蔑視と取れるみずからの発言の責任を取って会長職を辞任する意向を固めたことを受けて、後任の会長への就任を要請された川淵三郎氏(84)は取材に対し「会長に選ばれることになれば大会の成功に向けて全力を尽くしたい」と述べ後任の会長を引き受ける意向を示しました。 森会長の「女性がたくさん入っている理事会は時間がかかる」といった発言をめぐっては、本人が発言を撤回して謝罪したあとも国内外から批判が続き、森会長は発言の責任を取って会長を辞任する意向を固め関係者に伝えました。 関係者によりますと、11日午後、都内で森会長とJリーグの初代チェアマンを務めた川淵氏がおよそ1時間にわたって会談し、この席で森会長が川淵氏に対し後任の会長への就任を打診したということです。 川淵氏は、12日に開かれる組織委員会の緊急会合に森会長とともに出席する予定です。 東京