「ふれあい」という名のもとにある移動動物園の矛盾 わしづかみされるヒヨコ、炎天下で休みなく人乗せるポニー【杉本彩のEva通信】 「ここにヒヨコがいっぱいいるよ!」 そう言って、たくさんのヒヨコが入れられた大きな箱に子どもを呼び寄せる母親。箱の内側には「やさしくさわってね」の張り紙があるだけで、触り方の説明はなく教えてくれる大人もいない。 ポニーの乗馬体験では、炎天下の屋外で1頭のポニーに休みなしで次々に子どもを乗馬させている。ヤギや豚、リクガメは、ふれあい動物園の開催時間中、常に暑い屋外に展示され、制限のない餌やりで柵に投げ込まれたキャベツやニンジンには目もくれず、狭い柵の隅で動かずにいた。 「幼少期の情操教育の一環として…」、「小動物と触れ合う機会を通して、子どもたちに思いやりの心を育む…」、移動動物園やふれあい動物園の開催目的は、たいていこのような内容です。ですが、果たしてそこに動物の
![「ふれあい」という名のもとにある移動動物園の矛盾 わしづかみされるヒヨコ、炎天下で休みなく人乗せるポニー【杉本彩のEva通信】 | 社会 | 福井のニュース | 福井新聞ONLINE](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/5857c47c2e242259f3f13c75a4ac310039c95bab/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Ffki.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2Fd%2F5%2F-%2Fimg_d592c2dcbe3725367452c1092e4d6588572389.jpg)