戦後「日本国憲法」によって、新しく保障されることになった「個」の尊重と男女平等。戦前の家父長制度にあった、家庭内の理不尽な序列や差別も、憲法上否定され、それに伴い多くの民法が変わりました。女性が自己決定できる立場になり、個人として財産や親権、選挙権を持てるなど、真の人権を得たのは、それ以来のことです。 しかし、自民党の改憲草案は、これらを保障する条文のひとつ、憲法24条の改訂も視野に入れています。私たちは、「平和」「自由」そして、「権利」は、あるのが当たり前として生きてきましたが、それらが当たり前でなくなったらどうなるのか? この「憲法24条を考える」シリーズでは、改憲の動きについて、憲法24条はいかにして生まれたのかについて、また旧憲法下の実体験などを知ることを通じて、身近なテーマである「結婚」「家族」と憲法、そして個人や国家との関係について考えます。 日本会議などの右派が、こだわる「家
![Think! No.24 山口智美さんに聞く(その2)日本会議などの右派が、こだわる「家」のかたち。草の根から見えてくる、彼らの目指す「日本」とは?](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/21cb6a5f55fb6886f57ef844565f001529191de9/height=288;version=1;width=512/http%3A%2F%2Fwww.magazine9.jp%2Fwp-content%2Fuploads%2F2016%2F07%2F13_think24.png)