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ブックマーク / thinkit.co.jp (32)

  • ネットワーク遅延対策技術

    第1回では、富士通が発表した次世代ものづくり環境「エンジニアリングクラウド」と、富士通研究所が開発した仮想デスクトップ高速表示技術「RVEC(レベック)」の動画圧縮技術についてお話しました。第2回では、圧縮率が高くかつ極めて高速な静止画圧縮技術についてお話しました。 最終回となる今回は、エンジニアリングクラウドで問題となるネットワーク遅延への対策についてご説明します。 スループット低下の原因はネットワーク遅延とパケットロス RVECのような仮想デスクトップでは、データの転送にTCP(Transmission Control Protocol)というプロトコルを用いています。TCPを用いた通信では確実にデータが届くことが保証されているため、ファイル転送のFTPや、HTML文書を転送するHTTPなどに用いられています。 さて、仮想デスクトップなどを使って遠隔地からサーバーの操作をしている時に、

  • 今こそ始めよう! Kubernetes入門

    GoogleMicrosoftそしてAmazonAWS)といった大手クラウドプロバイダーによる対応も始まり、Kubernetesはコンテナオーケストレーションエンジンのデファクトスタンダードとなった感があります。この連載では、Kubernetesの基的なことから実際に使用するところまで、解説します。 Kubernetes、始めるなら今です。

  • DockerとLinux OSのリソース共有状況の調査

    inode数の制限をテストしてみる 多数のファイルを生成する 各ディストリビューションのDocker上にコンテナを起動し、そのコンテナ上で0バイトのファイルを無制限に生成する実験を行った。実験に使用したテスト用の簡易プログラム(inode_full.c)を、以下に示す。 #include <stdio.h> #include <stdlib.h> #define FILE_COUNT 10 int main( int argc, char **argv ) { FILE *fptr; char filename[20]; int cnt = 0; int max_cnt = FILE_COUNT; int print_term = 1; if( argc > 1 ){ max_cnt = atol( argv[1] ); } if( max_cnt > 10 ){ print_term =

    DockerとLinux OSのリソース共有状況の調査
  • やさしい「Apache」と厳しい「GPL」、IoT標準化に最適なライセンスとは

    今年の技術トレンドの1つである「IoT」。その分野のもつポテンシャルは相当なものだが、その「規格」については依然としてバラバラとしており一体感のない状態だと言える。 最近になって世界が標準化への大きな一歩を踏み出したことからも見えるように、これまでさまざまなベンダーがクラウド上に「データ・サイロ」を建設してきたが、当に必要なものは“異なるIoTプロジェクトに携わる開発者同士のコミュニケーションをより促す”オープンな場であることは明白だろう。 だがしかし、どのようなオープンソースライセンスが開発者同士のシェアリングのために適当であるかについては、まだ答えが出ていない。その点についてCessanta社のCTOであり共同設立者のセルゲイ・リュブカ氏は、「少なくとも現段階では、より厳密なGNU一般公衆ライセンス『GPLv2』がIoTに適切だ」と考えているという。 果たして当にそうなのだろうか?

    やさしい「Apache」と厳しい「GPL」、IoT標準化に最適なライセンスとは
  • 事例から考えるDockerの本番利用に必要なこと

    Dockerを取り巻く最新の状況 2016年4月13日にDocker 1.11がリリースされた。PaaS基盤としてのDockerをより便利に利用するために、ネットワークの機能やセキュリティ対策や構成管理ツールの機能が強化されている。さらに2月24日には、クラウドプラットフォーム上でコンテナの統合管理を行うDocker Datacenterもリリースされている。 さらにDocker社は豊富な資金力により、SDN(Software Defined Networking)企業であるSocketPlane社や、ハイパーバイザ型でDockerコマンドとの連携を実現している軽量OSを開発したUnikernel Systems社、DockerコンテナをパブリッククラウドにデプロイするSaaSサービスを提供するtutum社など、多数の企業を買収している。Docker社は各社の製品を統合し、PaaSプラット

    事例から考えるDockerの本番利用に必要なこと
  • 複数人で1つのUnityプロジェクトを管理するには

    前回まで3回にわたって、実際にUnity 5を使用した簡単なコインプッシャーゲームを製作する方法を見てきました。今回は、複数人で1つのゲームを製作する際に必要となるバージョン管理システムと、実際にUnityプロジェクトを管理する方法について解説したいと思います。 複数人でUnityプロジェクトを製作していくには(GameJamでの例) 複数人でゲーム製作をするときは、作業分担をして進めていくと思います。その例として、2日間で1グループ1つのゲームを製作する「GameJam」というイベント(ハッカソン)が挙げられます。 「GameJam」では1グループあたり5~7人(※場所によって変動する)がプログラマー2人、2Dグラフィック2人、3Dグラフィック1人、サウンド1人で役割分担をしています。 では、グループ全員で1つのプロジェクトを完成させるためには、どのようにファイルを管理すれば良いのでしょ

    複数人で1つのUnityプロジェクトを管理するには
  • Docker向けの軽量Linux OS 主要3種を比較する

    Dockerをより効率的に利用するための技術 通常Dockerを利用する場合は、Linux OSが稼働するサーバ上にDockerのパッケージを追加でインストールすることで、環境を構築している。当然ではあるが、Linux OSのインストール時に「最小限の構成」を選んだとしても、Dockerの稼働には必要のないパッケージもインストールされている状態となる。 Dockerを利用する最大のメリットは、「少ないリソースでたくさんのコンテナ(=実行環境)を起動させられる」ことである。たとえ最小限の構成であってもDocker実行環境としては、多くのリソースが無駄に消費されていることとなる。さらに不要なサービスが実行されていることにより、Dockerで利用しない機能に対してもセキュリティー上のリスクが残ってしまうことになり、不要な運用作業が発生することとなる。 そのため、Dockerに対してもハイパー

    Docker向けの軽量Linux OS 主要3種を比較する
  • CentOS 7の仮想化、Docker、リソース管理(後編)

    巷で話題のDockerとは? 最近、巷で注目を浴びているオープンソースの一つに「Docker」(ドッカー)があります。Dockerは、コンテナと呼ばれる隔離空間を管理するためのツールです。CentOS 7は、この「コンテナ」と呼ばれるアプリケーションとOSをパッケージ化した実行環境をサポートしています。一般的に、Linux OS上での隔離空間を「Linuxコンテナ」と呼びます。Linuxコンテナは、KVMやXenなどのハイパーバイザー型の仮想化技術に比べて、CPU、メモリ、ストレージ、ネットワーク等のハードウェア資源の消費やオーバーヘッドが小さいとう利点が挙げられます。Dockerは、Linuxコンテナの機能に加えて、API、イメージフォーマット、環境を配布する仕組みを持っています。しかし、このDockerが注目される理由は、ハードウェア資源の消費のオーバーヘッドが小さいだけではありません

    CentOS 7の仮想化、Docker、リソース管理(後編)
  • ガラリと変わったCentOS 7

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  • Unityを使ったキャラクターと人体の同期(前編)

    今回と次回の2回で、Unity ProからKinect v2を使って、ディスプレイ上のキャラクター(Unityちゃん)を同期させる処理を解説します。今回は「Unityとは何か?」そして「何ができるのか」を解説し、あわせて開発環境の構築までを解説します。実際にキャラクターを同期させる処理は、次回に解説します。 Unityとは? 何ができるのか? Unityとは統合開発エンジンで、ゲームを作ったり、3Dコンテンツを作ったりできる機能を提供してくれます(図1)。マルチプラットフォームに対応しており、作成したゲームや3Dコンテンツは、PCAndroidiPhone、PS(PlayStation)などに配信できるようになります。 Unityで使用可能な言語はC#、JavaScript、Booです。今回はノンコーディングでキャラクターを操作しますので、C#やJavaScriptやBooの知識は不要

    Unityを使ったキャラクターと人体の同期(前編)
  • プログラマとテストエンジニアにバトル勃発!正しいバグ票の書き方とは?

    バグレポートに関する問題はどこでも起きている 記事は、バグの修正依頼として作成されるバグ票(バグレポート)を対象としています。プログラマが自身でデバッグを一通り終えた後で、テストを専門とするテストエンジニアにそのプログラムをテストしてもらい、その際に検出されたバグを報告してもらうための文書がバグレポートです。独立した部門でテストを実施している会社では、このような形態とバグレポートによる修正依頼が一般的だと思います。 連載は、テストエンジニア向けに、バグ修正のプロセスにおいて非常に重要でありながら、あまり注目されていないバグレポートのあるべき姿をさぐってみたいと思います。 早速ですが、プログラマとテストエンジニアの間でこのようなやりとりがあるのを見たことはありませんか? テストエンジニアとプログラマの間でこんなやりとりが起こっていませんか? 開発進捗会議にて プロジェクトリーダ: Aさん

  • 「TestFlight」によるテストアプリ配信の省力化と開発ノウハウ

    前回は「動くソフトウェア」を開発段階から維持するために活躍するHerokuとTestFlightのうち、Herokuについてご説明いたしました。 最終回である今回は、TestFlightの説明と、実際の開発の中で気付いた点等を共有させて頂きたいと思います。 TestFlightとは TestFlight(https://testflightapp.com/)とは、iOSアプリのテスター向け配信をサポートしてくれるサービスです(※配信するためにはiOS Developer Programのライセンスが別途必要になります)。 iOSアプリを、AppStoreを介さずにテスターへ配布(AdHoc配布)する場合にやらなければいけない様々な作業を手伝ってくれるとても便利なサービスで、アプリのAdHoc配布を行う際には定番のサービスです。具体的には以下のような便利機能があります。 テスターのデバイス情

  • Androidにおけるセキュリティ設計と動作(後編)

    ※この記事は、書籍『Android Security 安全なアプリケーションを作成するために』の第3章の内容を、ThinkIT向けに特別にオンラインで公開しているものです。詳しくは記事末尾の書籍紹介欄をご覧ください。 今回は、前回の「第3回 Androidにおけるセキュリティ設計と動作(前編)」に続いて、アンドロイドのセキュリティ関連の設計と動作について技術的な観点から見ていきます。 3.5 固有識別子 多くのWebアプリケーションでは、ユーザがログインIDとパスワードを入力してサーバにログインし、そのユーザのデータにアクセスします。ユーザがアカウントを作成したり、入力ボックスにパスワードを入力したりするのは非常に手間がかかります。このためWebの世界では、Cookieを利用することで、実際にはログインしていなくてもログインしているかのように扱うケースがあります。たとえばAmazonでは、

    Androidにおけるセキュリティ設計と動作(後編)
  • これから始めるWindows Phone プログラミング(基本編)

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  • VPSサービスを複数台構成で使う

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  • DBサーバーの負荷分散

    MySQLアクセスを負荷分散する ユーザーからのアクセス数が非常に多いWebサイトにおいて、MySQLのSLAVEサーバーを複数台並べて負荷分散させるということがよく行われています。ただ、Webアクセスの負荷分散は一般的なテーマなのでいろいろなところで語られているのに対し、DBアクセスの負荷分散というテーマは一般的でないのかあまり語られていないように感じます。 DBアクセスを負荷分散するにあたって一番荒っぽい方法は、Webサーバー上のプログラムの中でどのSLAVEサーバーに接続するかをランダムで決める方法です。ランダムと言っても長時間アクセスしているとほぼ接続先が均等化されるので、一見この方法でも問題ないように見えます。しかしこの方法だと、接続しに行こうとしたSLAVEサーバーが高負荷もしくはサービス停止中であっても構わず接続しに行ってしまうという問題があります。 このような問題を解決する

  • 140台以上の「さくらのVPS」を自在に操る! 仮想化の鉄人が語るVPS使いこなし術

    中小企業向けのシステム開発を手がけるデジタルシステム株式会社代表取締役の浅見氏は、高校時代からレンタルサーバを個人で運営し、高校生プログラミングコンテストの埼玉大会での優勝を経て、在学中の平成19年に同社を創業した若き経営者。浅見氏は、高校時代から仮想化技術に注目し研究を重ね、さくらインターネットのVPSサービス開始と同時に利用を開始。現在は140台以上のVPSを契約し、同社の顧客向けに提供をしているという「仮想化の鉄人」浅見氏に、VPSのメリットやノウハウについて伺った。 高い自由度と、コストパフォーマンスに優れたさくらのVPS 物理サーバ上に複数の仮想サーバを構築し、専用サーバのように利用できるVPS。2010年9月に開始したさくらインターネットのVPSサービス(さくらのVPS)は、root権限による自由度と、月額980円〜という低価格を実現した注目のサービス。中小企業向けの業務システ

    140台以上の「さくらのVPS」を自在に操る! 仮想化の鉄人が語るVPS使いこなし術
    s_ryuuki
    s_ryuuki 2011/07/16
  • 第2回 iOSアプリ開発の準備 | Think IT

    開発機材の準備 前回は「Rabbit Maze」というゲームの企画/仕様の概略を説明した。今回からはその仕様をどのように実装しているかを解説していくのだが、連載は「実践」と銘打っているので内容は中級者以上向けとして進めさせていただこうと思う。しかしながら初心者の方も読まれる事を考えて、今回はまずiOSアプリ開発を始めるまでの基的な事項を一通り説明しようと思う。 まず必要なハードウエアについて、iOSアプリを開発するためにはインテルCPUMac OS X 10.6以上のOSを搭載したMac、そしてiPhoneまたはiPod touch、iPadの開発がしたいならそれらの実機が必要だ。よく「開発するにはどんな機種が必要ですか?」という質問をされる事があるが、現在販売されているMacならばどれを選んでも問題ない。 強いていえば大きな画面の方が開発し易いのと、コスト面を考えれば21.5インチ

  • iOSアプリ開発の準備

    開発機材の準備 前回は「Rabbit Maze」というゲームの企画/仕様の概略を説明した。今回からはその仕様をどのように実装しているかを解説していくのだが、連載は「実践」と銘打っているので内容は中級者以上向けとして進めさせていただこうと思う。しかしながら初心者の方も読まれる事を考えて、今回はまずiOSアプリ開発を始めるまでの基的な事項を一通り説明しようと思う。 まず必要なハードウエアについて、iOSアプリを開発するためにはインテルCPUMac OS X 10.6以上のOSを搭載したMac、そしてiPhoneまたはiPod touch、iPadの開発がしたいならそれらの実機が必要だ。よく「開発するにはどんな機種が必要ですか?」という質問をされる事があるが、現在販売されているMacならばどれを選んでも問題ない。 強いていえば大きな画面の方が開発し易いのと、コスト面を考えれば21.5インチ

  • マルチタスク化したiOS

    iPhone OS 3までのアプリ動作 iOSのいわゆる「マルチタスク」について今回は取り上げたいが、「マルチタスク」の意味が一般には誤解されているので、まずはここから説明したい。 iPhone技術的な意味ではマルチタスクに当初から対応しているが、WindowsMac OS Xのように、ユーザーが明示的に複数のアプリケーションを起動することができないことや、サードパーティ開発者によって作られるアプリケーションに別のアプリケーションが稼働する背後で何かをさせるといったことができないことを総称して「マルチタスクに対応していない」といういわれ方をしている。正しくは「アプリケーションの複数起動やバックグラウンド動作ができない」ということである。 iPhone OS 3では、これがユーザーの不満であったことは確かだ。Appleの考えるコンセプトは、アプリケーションが終了する時、その状況を残してお