タウンミーティング開業10年累計、知事見通し 北陸新幹線(長野―金沢)開業に伴い、JR西日本から経営分離される並行在来線の経営などを巡り、石井知事と県民が意見交換するタウンミーティングが10日、高岡市で開かれた。石井知事は、並行在来線の収支について、開業10年間で累計約148億~248億円の赤字が出るとの見通しを示した。 並行在来線経営の基本方針では、県、市町村、民間が出資する第3セクターの準備会社を12年度に設立し、13年度に増資して本格会社に移行させる。 県の試算によると、初期投資約160億円を3セクが全額負担した場合、収支は開業年度の2014年度に約22億円赤字、開業10年目(単年度)で約27億円赤字。JRが鉄道設備を減額譲渡したり、県が公的支援をしたりして初期投資を抑えた上で、運賃を1・25倍に値上げするなどした場合でも、開業年度の赤字はゼロになるが、10年目(同)には約15億円の