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2013年8月22日のブックマーク (5件)

  • ザ・シミュレーション生活保護2030

    芸人の母親が生活保護を受給していた問題に端を発する「有名人親族による生活保護受給問題」は、その後、芸人以上に浮き沈みの激しい政界にも波及。複数の議員の親族に生保受給者が発覚したことにより、この問題は国を挙げての大論争となった。 「有名人なのに親を養わないなんて、けしからん!」 道徳心に富み(他者の)不正を憎む国民の怒りは野に満ちた。 「親族扶養義務の厳格化」掲げる自民党が大勝 そんな中、野党第一党である自民党は「生活保護不正受給の徹底した取り締まりと、親族扶養義務の厳格化」を掲げ、総選挙で大勝。この運動の提唱者であった片山さつき厚生労働大臣のもと、ついに国は、 「一定の年収がある人が3親等内の親族がいた場合、原則としてまず親族が扶養すべし」 という形で生活保護法改正を実現した。それまでは基準のない倫理規定に過ぎなかった扶養義務を、明確な基準と共に明文化したわけだ。 目安としては、年収600

    ザ・シミュレーション生活保護2030
  • 城繁幸氏のまともすぎる生活保護論 - 労務屋ブログ(旧「吐息の日々」)

    城繁幸氏が貧困ジャーナリズム特別賞を受賞されたとのお知らせを読者の方からいただきました。いや正直驚いた。 私の認識は貧困ジャーナリズム大賞とは単なる身内褒めで朝日くらいしか記事にしないシロモノだというもので、まあ城氏についても「特別賞」扱いになっているのは身内じゃないんだぞということだろうと思います。で、選評はこうなっております。 J-CASTニュース 会社ウォッチ「ザ・シミュレーション生活保護2030」 有名芸能人の母親が生活保護を受給していたことが大きな社会問題になったとき、「いま何が進行しているのか」を、ネット上で批判している人たちに届く言葉で書いた秀逸な逸品。城氏はジャーナリストではないが、ジャーナリストや学者には書けない、きわめてジャーナリスティックな仕事。読んだとき「そう!こういうのが必要なんだよ」と膝を叩かせてくれた。 http://antipoverty-network.o

    城繁幸氏のまともすぎる生活保護論 - 労務屋ブログ(旧「吐息の日々」)
  • 「ホワイト企業」の作り方

    実は先日、連載コラムの「ザ・シミュレーション生活保護2030」によって、「貧困ジャーナリズム大賞2012」の特別賞を受賞させていただいた。素晴らしい! 社会保障の話としてはごくごく入門編的な内容ではあるが、そういうことすら知らない国会議員のセンセイ方も日にはおられるようなので、よい教材になったのではないか。 さて、その会場で行われたシンポジウムでの話。相変わらず朝日新聞系の識者の面々が「規制緩和で終身雇用を壊したから格差が拡大した云々」というのをおっしゃっておられた。「他人のシンポで喧嘩はしない」のが筆者のポリシーなので黙っていたが、中継を見て信じちゃった人もいるかもしれないので、ここで反論しておこう。 「終身雇用で雇う価値のある人間」を選別する大企業 要するに「終身雇用制度」というのは、「民営化された社会保障」である。これ一守らせるだけで、生活保護や職業訓練、家族手当などを、国はす

    「ホワイト企業」の作り方
    sarabanda
    sarabanda 2013/08/22
    「要するに『終身雇用制度』というのは、『民営化された社会保障』である。これ一本守らせるだけで、生活保護や職業訓練、家族手当などを、国はすべて企業に押し付けることが可能だ。」
  • ブラック企業の本質は「詐欺のような昇進制度」にある

    チェーンやアパレルで「ブラック企業」と言われるところがありますが、これは労働時間のキツさやノルマの厳しさのためだけではありません。当の理由は、その昇進の制度にあります。 例えば、かの有名アパレルブランドの場合、新卒で入社した人のほとんどが店長としてキャリアをスタートさせます。しかしながら、その人たちは店長をやるために入社したわけではないのです。 現場からスタートするも、結局は幹部になれず 説明会で、会社は「グローバルに活躍する人材が欲しい」「経営者を育てる」といったことを言っています。そのため、経営とかグローバルとか、そういったキーワードに感度の高い人が集まってきます。 ところが実際に仕事をするとなると、やらされるのは店長です。理想と現場のギャップに、「言ってたことと違うじゃないか」と感じることでしょう。この、言っていたことと現実が大きく違うというのが、当の意味での「ブラック」なの

    ブラック企業の本質は「詐欺のような昇進制度」にある
  • 上はホワイト、下はブラック… 富士山のような日本企業の身分制度を崩せ

    海外では、幹部候補はシビアな競争環境にさらされるのが当たり前で、選別の末に強力なリーダーだけが残ります。それ以外の人たちの競争はゆるやかで、労働法規が適用され、残業はなく定時に帰れます。その代わり昇進はほとんどなく、年齢を重ねても給与は変わりません。 責任の重さや得られる報酬から考えて、これは合理的なしくみといえます。一方、日の場合は、なぜか幹部候補にホワイトな労働環境が保証され、それ以外はブラック労働という見事な逆転現象が起きてしまっています。まるで冠雪する富士山のようです。 こうなってしまうのも、日のキャリア制度が質的に正社員=幹部候補を守る「身分制」になっているからです。私は日の労働問題を解くカギは、このあたりにあるのではないかと思っています。 「アップorアウト」プロフェッショナルの厳しい選別 外資系の投資銀行やコンサルティングといったプロフェッショナル色の強い会社では、「

    上はホワイト、下はブラック… 富士山のような日本企業の身分制度を崩せ
    sarabanda
    sarabanda 2013/08/22
    「日本のキャリア制度が本質的に正社員=幹部候補を守る『身分制』になっている」「欠かせないのは『正社員ならば競争に負けた人にも年齢に応じた高賃金が支払われる』という制度を消滅させることです。」