時折思い出したように、浮かんでは消える「ネット実名制」論。最近はこの記事が議論を呼んでいるようです: ■ 弁護士の小倉秀夫氏に聞く ネットでの誹謗中傷問題(中) (J-CASTニュース) ブログや掲示板、ソーシャルブックマークでのコメントなどの場で様々な反論が出ていますが、僕がこの手の議論で最も強く感じるのは「なぜマスメディアでの実名制を先に議論しないのか」という点です。 上の記事で、「なぜネット実名制を唱えるのか」という問いに対し、インタビューを受けている小倉氏はこう発言されています: 発言の責任は、現実社会の自分が取るべきと考えるからです。それには、被害者からの法的責任、こういう人間であるという社会的責任があります。例えば、ある発言を取っても、医者が言ったと分からないと、正しいか判断しにくい。読み手がそれをもとに判断するのは必要なことで、悪いことではないと思います。肩書きで判断する人が