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ブックマーク / sarutora.hatenablog.com (54)

  • タクシーと救急車 - 猿虎日記

    異様なものを見た。「救急車有料化」と大きく書かれたポスターである。「日維新の会」と書かれているので、選挙ポスターなのだろう。「ER救命医師」とも書いてある。調べたところ、この人は今回の衆院選で希望の党から出馬し、落選したようだ。一方で、最近よく「救急車はタクシーではありません」という、消防庁の?ポスターを見かける。言うまでもなく、この二つのポスターが発しているメッセージは同じ方向を向いている。しかし、考えてみるとどうもおかしい。というか、「救急車はタクシーではありません」という言葉は、「救急車有料化」などという世迷言を言うこのような人物に向けてこそ、言われるべき言葉ではないだろうか? だって、救急車が有料なんて普通に考えておかしいでしょ? タクシーじゃあるまいし! で、「救急車をタクシー代わりに使う人がいるおかげで、当に救急車を必要としている人が助からなくなる」という例のお話、「不正な

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    sarutora 2017/11/04
    せるくま
  • 浅間山荘と児童虐待──漫画『刻刻』について── - 猿虎日記

    数年前、風邪で寝込んでいるときに、当時話題になっていた『刻刻』(こっこく)という漫画をまとめて読みました*1。読み始めたら確かに設定が凝っていて引き込まれました。面白かったです。しかし、読み終えて、やはり筋と違うところで違和感が残った。まあ『プラネテス』を読んだ時と同じようなものです*2。というか最近の漫画はそういう感じを持たないもののほうが少ないのかも? ところで、『刻刻』とはどんな作品なのでしょうか(以下ネタバレあり)。 刻刻 コミック 1-8巻セット (モ-ニングKC) 作者: 堀尾省太出版社/メーカー: 講談社発売日: 2014/10/23メディア: コミックこの商品を含むブログを見る 「止界術(しかいじゅつ)」という時間を止めることのできる術がある。時間を止めるといっても、原理的には昔の『サイボーグ009』の「加速装置」と同じで、超高速に動くことで周囲の世界が止まって見えるよう

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    sarutora 2017/10/09
    半年ぶりにブログを更新
  • パット・メセニーと政治、その他 - 猿虎日記

    こんなものジャズじゃない! 大学生のころ、開局したばかりのJ-WAVEをよく聴いていて、そこでパット・メセニー・グループの曲がしょちゅうかかっていたのだが、好きになれなかった。ジャズと言えばフォービート、という凝り固まったリスナーだったのだので、いわゆる「フュージョン」に対して、「こんなものジャズじゃない!」ぐらいの勢いで嫌悪していた時期があったのだ。しかし、だいぶあと、1990年代になってから、周りの人の影響やなんかで、「フュージョン」とひとくくりに敬遠していたいろいろな音楽を聞きなおし、そうした偏見は少しずつなくなっていった。ハービー・ハンコックの「アクチュアル・プルーフ」を友人に聞かせてもらって「なんだこれ?!」と思ったあたりからはじまり、チック・コリアのRTF、ジョン・スコフィールド、などにはまり、ウェザーリポートや電化マイルスのもの凄さを20年以上遅れて再確認した時期があった。

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    sarutora 2017/03/03
    久しぶりにブログ書いた
  • 「ニッポンは素晴らしい」 - 猿虎日記

    また、サルトルか、と思う方もいるだろう。が、また、サルトルである。あしからず。とはいえ、サルトルのこの辺のものを掘り起こすのもおそらくここぐらいだろうとも思う(それはそれである意味絶望的なことでもあるのだが)ので、まあいいだろう。 今回のサルトルは、1957年のサルトルである。1957年5月*1、サルトル主宰の『現代』誌135号に掲載され、その後、論文集『シチュアシオン V』に再録された「みなさんは素晴らしい」という文章である(«Vous êtes formidables», dans Situations, V [«Colonialisme et néocolonialisme»], Gallimard, 1964. /二宮敬訳「みなさんは素晴らしい」『シチュアシオン V』(サルトル全集第31巻)所収、人文書院、1965年*2)。 60年前に書かれたこの文章、正直、「え?これ、今のニッポ

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    sarutora 2016/02/29
    セルクマ
  • 「偽装」と「ねらい」 - 猿虎日記

    「被害者」と「加害者」 「仮放免者の会」のブログで、「難民偽装問題」をめぐる読売新聞での報道の問題点についての記事が連載されています。 第1回 http://praj-praj.blogspot.jp/2015/05/blog-post.html 第2回 http://praj-praj.blogspot.jp/2015/05/blog-post_30.html 第2.5回 http://praj-praj.blogspot.jp/2015/09/830.html とてもわかりやすく、読売に対する反論というだけではなく、入管問題全体の理解に役立つような記事です。 このブログ連載で批判対象となっている読売新聞の一連の記事は、難民申請者の外国人たちを「偽装難民」と決め付けつて貶めるものです。ところで、これらの記事は、(彼らの言う所の)「偽装難民」が増えることが一体どのような問題を引き起こしてい

    「偽装」と「ねらい」 - 猿虎日記
  • 幸徳秋水「私の思想の変化(普通選挙について)」(1907年) - 猿虎日記

    ※よみやすくするため、原文の語句、語尾などをかなり改変しています。原文はこちらhttp://www.ne.jp/asahi/anarchy/anarchy/data/koutoku03.html#11*1 一 私は正直に告白する。私の社会主義運動の手段と方針に関する意見は、一昨年の入獄*2当時より少し変化し、さらに昨年の旅行*3において大きく変化し、いまや数年前をかえりみれば、われながらほとんど別人の感がある。 私はそのために堺君〔堺利彦(枯川)。1870-1933。Wikipedia〕とは数十回の激論を闘わせ、他の二・三の友人ともしばしば議論を試みた。そして『光』の紙上でもときどきその一端を書いたので、すでに大体を知っている人もいるだろう。しかし私は、これまで適当な機関がなかったのと、病気で執筆が難儀であったがために、すべての同志諸君にむかって、大体の趣旨を明言することができなかった。い

    幸徳秋水「私の思想の変化(普通選挙について)」(1907年) - 猿虎日記
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    sarutora 2015/01/17
    “この三十余年の難戦苦闘の結果が、わずかに一片の解散詔勅のために吹飛ばされてなんらの抵抗もできぬというにいたっては、投票の多数というものはいかにはかないものではないか。”
  • マルコムXとジャズ - 猿虎日記

    数年前、twitterでマルコムXのbot(https://twitter.com/MalcolmX_bot)をフォローしはじめました。ところが、ここで(自動的に)投稿されるマルコムXの言葉が、(bot運営者による的確な文章の選択によるところも大きいと思いますが)どれもすばらしくて、これまでリツイートしまくっています。というわけでこのbotをきっかけに実はあまりよく知らなかったマルコムXについて、関連するをいくつか読んだりしました。しかしやはり、最高に面白かったのは、『マルコムX自伝』です。これは自伝とは言っても、実際に執筆したのは後に『ルーツ』で有名になるアレックス・ヘイリーで、彼がマルコムXに長時間のインタビューをしてまとめたものです。マルコムXの生き生きとした語りとヘイリーの文章力がみごとに融合したこのは、めちゃくちゃ面白くて、一気に読みました。 このは、もちろん、マルコムXの

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  • ハーバード微温教室・これからも「正義」のウソをつこう - 猿虎日記

    facebookでとても面白いイラストが紹介されていました。これです。 左は「平等equality」で、右が「正義justice」です。 左の「平等」は、つまりこういうことです。「みんなに平等に一個ずつの箱じゃないか」というわけです。しかし、そんな「平等」が、ニセものの「平等」であることは明らかです。一方、右側の「正義」は、三人の箱の数が違います。そういう意味で一見「不平等」にも見えるかもしれませんが、しかしむしろこちらのほうがほんとうの「平等」です。平等とは、どの子もみんな試合を見る権利が「平等にある」ということだからです。箱の平等は、そもそもこの子たちが何を目的としているのか、とか、この子たちの権利とは何か、という根的なことからすると、まったくどうでもいいものです。むしろここでの「箱の平等」とは、「権利の不平等」を隠蔽するために使われています。サルトルに言わせると、これは、ニセの普遍

    ハーバード微温教室・これからも「正義」のウソをつこう - 猿虎日記
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    sarutora 2013/02/27
    ほんとの「正義」とは
  • 十年一日 - 猿虎日記

    10年前、呉智英氏の『はだしのゲン』解説について書きました。 (呉)氏は「長年、『はだしのゲン』を愛読し、そのすばらしさをあちこちに書き、大学でマンガ論の講義のテキストとして使っている」そうなのですが、同時に、『はだしのゲン』の評価がある「定説」に支配されていることを憂えています。その「定説」とは、「『はだしのゲン』は反戦反核を訴えたマンガであり、反戦反核を訴えたマンガはそれ故に良いマンガであり、反戦反核の思想は正しい思想である」というものだ、と呉氏は言います。しかし、氏は、この定説の前提となっている「反戦反核の思想は正しい」ということに対して疑問をなげかけ、反戦反核という思想は「正しいとは言えず、かといってまちがっているとも言えない」と言います http://www.geocities.co.jp/CollegeLife/6142/comics/hadashi.html 6年前、産経新聞

    十年一日 - 猿虎日記
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    sarutora 2013/01/08
    呉氏については読むのも書くのもうんざり…と思いながらまた書いてしまった
  • 生活保護は増えてないし、もっと大事なことは増えて何が悪い、ということ - 猿虎日記

    東京新聞の記事。全体としては、生活保護見直し議論に対して批判的な論調ではある。 「生活保護水準の原則一割カット」を言っている自民党をはじめとする、各党の公約の比較もしている。 自民党は「手当より仕事」を基にし、生活保護水準の原則一割カットを打ち出し、保護費の半分を占める医療扶助の適正化を公約に盛り込んだ。 日維新の会は維新八策で(1)支給基準の見直し(2)医療扶助に自己負担制導入(3)現物支給を中心にする−との抑制策を打ち出した。 みんなの党も「生活保護制度の不備・不公平、年金制度との不整合などの問題を解消」と切り下げを示唆している。 共産党は「必要とするすべての人に受給権を保障」と公約に明記。社民党は「生活保護制度を守る」とした。 抑制に積極的な自民と維新、反対の共産、社民の中間が民主党。マニフェストに不正受給防止のため国や地方自治体の調査権限強化や一定期間ごとの受給要件の再確認を明

    生活保護は増えてないし、もっと大事なことは増えて何が悪い、ということ - 猿虎日記
  • 公園の現在 - 猿虎日記

    公園は今こんな状況にあるようだ。NHKの番組予告*1からだが 『子供が外で遊べない』 「子どもは風の子」は今や死語。子供が外で遊ばなくなっている。小学生の主な遊び場を調べると、「家の中」という答えがなんと8割。子供の体力低下やコミュニケーション能力欠如が心配される。空き地や原っぱがなくなると同時に、公園はボール遊び禁止(全国の6割)やかけっこ禁止など、規則だらけ。子供もどう遊んでいいのかわからないと、公園でTVゲームをする始末。子供が外で遊べる環境をとりもどすため、ご近所でできる方法を考える。 子供はゲームをするより「健康的に」外で遊べ、みたいな感じ、「子供の体力低下やコミュニケーション能力欠如が心配」みたいな感じの番組の趣旨はちょっと気持ち悪いのだが、それはともかく、「ボール遊び禁止(全国の6割)やかけっこ禁止など規則だらけ」の公園、というのは、私には異様に思える。 参考 http://

    公園の現在 - 猿虎日記
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    sarutora 2011/12/26
    割れ窓理論といえば、NHKは「(タグを)放置すれば、町を汚すことに抵抗がなくなり、次第に治安が悪化。麻薬の取引や性的暴行、殺人事件などの凶悪犯罪に発展することが【実証されている】」と断言してたなあ
  • 11月公開の映画「サルトルとボーヴォワール 哲学と愛」試写を見ました - 猿虎日記

    11月公開*1の映画「サルトルとボーヴォワール 哲学と愛」>>公式サイトの試写会へ行ってきました。この映画は、もともとフランスのテレビ局france3で2006年に放送されたテレビドラマです。2005年はサルトルの生誕100年だったのですが、そのとき、このドラマが製作中であるとういうわさは聞いていました。しかし放送されたのは2006年で、結局私は今まで未見でした。おそらく、サルトルやボーヴォワールを俳優が演じた、彼らが主役の映画やドラマは、はじめてだと思います*2。 とても面白かったです。こう言ってはなんですが、期待以上でした。この映画の邦題は「サルトルとボーヴォワール」となっていますが、二人の描かれ方の比重は明らかにボーヴォワールに傾いています。というか、むしろボーヴォワールが主人公の映画と言っていいと思います。そもそも、この映画の原題であるLes Amants du Flore、つまり

    11月公開の映画「サルトルとボーヴォワール 哲学と愛」試写を見ました - 猿虎日記
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    sarutora 2011/09/23
    公式サイトhttp://tetsugakutoai.com
  • 公的援助を打ち切られ生命の危機にある難民一家について - 猿虎日記

    ある難民一家を支える会 入管と外務省系難民事業部に迫害を受けている難民一家へのカンパのお願い ひきつづき難民一家へのカンパをお願いします--妊娠検診の領収書を提出したことを理由に援助を打ち切られ困窮しています ジャパンタイムズ「絶望に包囲されたパキスタン難民−−難民家族が日政治的な入管政策の犠牲に?」(デイヴィッド・マクニール) 詳しくは以上の記事をお読みいただきたいのですが、2009年8月に母国での迫害を逃れて日に入国したある難民一家についてです。 一家は、2011年1月、東京入管の職員によって暴行を受けた上に、父親が不当に現行犯逮捕されました(20日あまり拘留の後釈放)。 さらに、一家は、2月になって、外務省の下部組織である財団法人、難民事業部(RHQ)による援助を突然打ち切られた上に、これまで受けてきた支援金全額の返金を要求されました。 RHQによるとその理由は、一家がお母

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    sarutora 2011/07/12
    カンパの呼びかけ
  • 通俗的な、サルトル(笑) - 猿虎日記

    徐京植『秤にかけてはならない──日朝問題を考える座標軸』(影書房、2003年)に、内田樹氏のサルトル批判に対する徐氏の反批判がある、ということをrom_emonさんに教えてもらった。というわけでamazonで購入し、とりあえず該当箇所だけ読んでみた(他のところはあまりまだ読んでいない)。 徐──だから、多くの日の人々はやはり必勝不敗です。その一番典型的なのは内田樹氏です。彼は、最初から自分は負けているのだと頭をかいているけれども絶対に負けないのです(笑)。これほど退嬰した言説がもてはやされる日社会とは何なのかと思います。(……) 徐──そうですね、内田氏のことであまり時間を取らないほうがいいと思うけれども、やはり典型的に表れているのが、『ためらいの倫理学』(冬弓舎)のなかでの彼のサルトル批判です。「サルトルは、周囲のフランス知識人に先立って第三世界の被抑圧民族に謝罪することによって

    通俗的な、サルトル(笑) - 猿虎日記
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    sarutora 2011/07/07
    サルトルで卒論を書いたが、当時、「なんでいまどきサルトルなんかやってるの(笑)」と何度言われたかわからない。さらには「永野さんて、実存くん(笑)なんですか?(笑)」といきなり言われたこともある
  • SYI・世界難民の日&難民条約60周年企画「想像してごらん 入管のない世界を」〜悪の入管マンを倒すため、SYIレンジャーが戦うぞ!!〜 - 猿虎日記

    「いままで隠していてごめん……さるとらとは仮の姿で……僕は実は、SYIグリーンだったんだ……」「え?!?!」 【転送転載拡散歓迎】 SYI・世界難民の日&難民条約60周年企画 「想像してごらん 入管のない世界を」 〜悪の入管マンを倒すため、SYIレンジャーが戦うぞ!!〜 6月20日は「世界難民の日」です。今年は難民条約60周年に突入します。日も1981年に難民条約に加入し、ちょうど30周年目になります。 しかし日は、当に難民条約に加入している先進国のひとつとして、積極的に難民を保護しているのでしょうか。現実は、日に庇護を求めた難民をなかなか認定せず、在留資格がないというだけで犯罪者として扱い、入国管理局の強制収容所に閉じ込めてしまいます。 みなさんも知ってください。入管に収容されている外国人は、難民もそのほかの移民も、他人に危害をくわえる犯罪者ではないのです。さまざまな理由で日

    SYI・世界難民の日&難民条約60周年企画「想像してごらん 入管のない世界を」〜悪の入管マンを倒すため、SYIレンジャーが戦うぞ!!〜 - 猿虎日記
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    sarutora 2011/06/25
    6月26日(日)神宮前穏田区民会館 1F集会室 (原宿駅から徒歩5分)http://www.city.shibuya.tokyo.jp/est/kmkaikan/km_onden.html入場料:無料(カンパ歓迎)14:30 開場
  • 産経新聞社説が反原発団体声明文を剽窃? - 猿虎日記

    ※この記事はフィクショソであり、実在の入物、団休とは一切関係がありまおんせん。 6月17日23時61分配信 毎白新聞(ネタ) 産経新聞の6月15日付けの社説(主張)が、反原発団体のビラの文章と同じタイトルであり、さらに文も酷似していることが、17日にわかった。問題の社説は、イタリアの脱原発決定を批判し、日は反対に原発推進を進めるべきだとする内容だが、そうした内容にもかかわらず、「伊も脱原発 日から流れを変えよう」という一見脱原発を訴えるようなタイトルになっていることに対して、疑問の声が上がっていた。 以下が、反原発団体の声明文と、それを剽窃、改ざんした可能性が指摘されている産経新聞の社説である。赤字が相違点であるが、共通する箇所が非常に多いことが見て取れる。 反原発団体声明文 「伊も脱原発 日から流れを変えよう」 イタリアの脱原発が決まった。原子力発電再開の是非を問う国民投票で反対

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    sarutora 2011/06/17
    ひさしぶりすぎてはてな記法忘れてた…
  • 語法を語る語法について - 猿虎日記

    http://d.hatena.ne.jp/x0000000000/20060408/p1 「言い方」とか「語法」の問題が大事だ、という話はよく聞く。特に、左翼的な主張について、「内容はともかくああいう「言い方」(「審問の語法」とか)では多くの人々の賛同を得られない」とか、「共感を得られないのはああいう言い方をする人も悪い」というようなことがしばしば言われる。もちろん、そうした指摘は当たっている面はあると思う。そして、「言い方なんかどうでもいい」とは言えないことは確かである。しかしそれにしても、それはあくまで「言い方「も」大事」ということであって、言い方のことしか問題にしない、という(例えばいわゆる左翼に対する)批判には、やっぱり違和感がある。 たとえば、「あの商品はパッケージのデザインが悪い。あんなんじゃ売れない。」とどこかで言っている人がいたとする。で、そういうことを言っている人が、「

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    sarutora 2011/04/01
    「納豆はあの臭いがいやだ。あの臭いさえなければ」などと言っている人のどれぐらいの人が超爽かフレーバーの納豆が開発されたとして「こんなのを待っていた」と食べるだろうか。結局納豆嫌いだってだけちゃうんかと
  • 日本のデモ - 猿虎日記

    今日は、結局共謀罪反対のデモには行かなかった。山岡俊介氏が今日のデモについて書いている。 http://straydog.way-nifty.com/yamaokashunsuke/2006/04/post_8df9.html 紙・山岡も忙しいなか、しかし最優先で参加して来たのだが、正直、余りの参加者の少なさに愕然としてしまった。 既報のように、これだけの悪法、しかもこの最大の正念場で、その数はたったの100名いるかいないか。これに対し、公安警察は50名近く(下の写真。デモ参加者のいる公園を、道路の向こうから覗いたり、写真を撮る様子)。警備の警官と合わせたら、向こうの方が多かったかも知れない。 “第2の自民党”’とも揶揄される民主党さえ、党を上げて反対せざるを得ないほどの内容なのに、これだけとは……。真面目に、この国はいったい、どこに向かうのかと、暗い気持ちにならざるを得なかった。 10

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    sarutora 2011/03/28
    (デモ減少は)デモに行く人々の問題であるというよりデモに行かない人々の問題…デモに行かせる人々(動員する運動、団体etc.)の問題であるというよりは<デモに行かせない人々(政府、メディア、知識人etc.)の問題
  • 仮放免者の会 2.25デモ - 猿虎日記

    今週の金曜日、2月25日 12:30 品川駅入管行きバス停前集合 / 13:00出発です。デモの内容については以下をお読みください。賛同は、[junkie_slip999@yahoo.co.jp]でまだ受け付けているそうです。賛同人・賛同団体一覧 ↓↓↓↓↓↓以下http://praj-praj.blogspot.com/2011/02/225.htmlより転載↓↓↓↓↓↓ 仮放免者の会 2.25デモのおしらせ/団体・個人賛同のおねがい(転載歓迎) 2月25日(金)に、東京の品川で、「仮放免者の会(PRAJ)」の企画するデモがあります(デモのご案内は、この記事の下のほうをごらんください)。 まず、「仮放免者とはなにか?」について説明させてください。 日には、他の国と同様、難民や移民として生活している人がたくさんいます。しかし難民認定の申請はほとんどが却下されます。また、移住労働者としてや

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    sarutora 2011/02/23
  • 『鋼の錬金術師』について - 猿虎日記

    だいぶ前に5巻あたりまで読みながら中断していたのを、最近一気に最終巻まで通読しました。忘れないうちに簡単にいくつか書いておきたいことがあります。 まず、なんで5巻あたりで中断したのか、という理由ですが…。「イシュヴァール」という設定に、微妙に違和感を感じたから、でしょうかね。つまり、「アメストリス」と「イシュヴァール」というのは、あきらかに、「アメリカ」と「イスラムorイラク」です。もちろん、この漫画では、最初から「アメ」が悪いということは暗示されてはいるのですが、その「アメ」に侵略された中東を思わせる国の男が、復習に燃える「テロリスト」となる、という設定が、やっぱりちょっと安易じゃないかな、というふうに思った*1。 そもそも、そういう風にリアルな社会問題ともリンクさせてあるところが、この漫画の評価されるポイントでもあるんでしょうが、結局なんだかんだいって、アメ(文明、軍事大国)VSイスラ

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    sarutora 2011/01/23