今年の春闘の賃上げ率は平均5%を超え33年ぶりの高水準となったが、なぜ日本の賃金は30年以上にわたってほとんど上がらなかったのか。元ゴールドマン・サックスの「伝説のアナリスト」デービッド・アトキンソン氏と、労働市場の専門家・古屋星斗氏は、日本の経営者の体質が原因だと指摘する――。 【写真】デービッド・アトキンソン氏 ■低生産性企業の淘汰か、社会が機能不全に陥るか 【古屋】日本はいま、社会全体に必要な働き手の数を確保できない状況になっています。われわれリクルートワークス研究所のシミュレーションでは、日本の労働力は2040年には1100万人不足するという衝撃的な結果が出ています。 働き手がどんどん足りなくなっていく中で、生産性も賃金も上げられない会社は今後、存亡の危機に直面するでしょう。果たして、日本の社会が機能不全に陥るほうが早いのか、それともそういった会社が賃金上昇圧力に敗れて退出したり、
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