実はいま、ITジャーナリストの林信行さんとの共著で「アップルvs.グーグル」という本を書いています。正確に言うとほぼ書き終えたところで、2010年7月の発売を目指して最終チェックをしているところです。 僕たちはAppleとGoogleのコラボレーションが世界を変えつつあると主張してきましたが、その予言はいよいよ現実になりつつあります。 僕は敢えて、コラボ、と書きました。マスメディアはAppleの閉鎖的なビジネスモデルに対する批判的な見方や、AppleとGoogleの一触即発の冷戦状態を取り沙汰することが多いのですが、僕たちのスタンスは、それでも両者のワルツは続いている、というものです。 それが明確になる理由や論拠については、来月発売になる本書をお読みいただきたいのですが、一つだけここで指摘をしておきましょう。 Appleの革新性は、彼ら自身が不要と感じた”古い”テクノロジーをあっさり切り捨