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ブックマーク / pmazzarino.blog.fc2.com (15)

  • ウソつき大統領のドキュメンタリー反社会学講座ブログ

    こんにちは、パオロ・マッツァリーノです。 11月18日のブログ記事で、トランプ大統領の誕生によってTPPと道徳教育は終了するだろうと予告しました。TPPは風前のともしびですし、トランプの不道徳な言動はとどまるところを知りません。 私がトランプを嫌うのは、まちがった情報を垂れ流す大ウソつきだからです。情報というものは、正しいものにしか価値はありません。日米の貿易についても、事実と異なる情報をもとに日を一方的に批判してきましたよね。 アメリカ国内の犯罪が増えているのは不法移民のせいだ、ともいってます。でも、BS朝日の番組で町山智浩さんは、不法移民は増加してるのに、アメリカ国内の犯罪はずっと減少傾向にあるといってました。トランプは根も葉もないデマを流して犯罪被害に遭うかもしれないと恐怖を煽り、それを移民のせいにするという悪質なウソを重ねています。国のトップが冤罪を奨励してるようなものです。まあ

  • スポーツと国歌反社会学講座ブログ

    こんにちは、パオロ・マッツァリーノです。 アメリカではけっこう話題になってるのに、日ではあまり報道されていない件があります。私が16日に朝日・読売・毎日・産経の四紙を確認したところ、報じていたのは読売だけでした。 今月開幕したアメフトプロリーグNFLで、フォーティナイナーズのクォーターバック、キャパニック選手が、試合前に国歌を流すときに、起立しないのです。黒人・有色人種の人たちが警察に不当な暴力を受けて逮捕されたりする件が頻発する現状に抗議するというのが、彼の目的です。 過激な保守派はすぐさま反応し、猛烈な批判を浴びせました。しかしその一方で、キャパニック選手の行動に賛意を表明する人たちもたくさん出てきました。彼に同調して起立しない選手も何人かあらわれました。キャパニック選手のジャージの売り上げもあがったそうです。まあ、ひょっとしたら、燃やすために買った人もいるのかもしれないけど。 意外

  • Web春秋連載の「夢か悪夢かマイホーム」の補足反社会学講座ブログ

    こんにちは、パオロ・マッツァリーノです。 去年、今年と、用があって何度か豊洲に行きました。平日の昼間だったのに、ショッピングモールのららぽーとにはベビーカーを押した母親がいっぱいいたことに驚きました。ここだけ見たら、日少子化に悩む国だなんて、だれも思わないでしょう。 東京にお住まいでないかたのためにご説明しますと、豊洲という町は、隙あらば高層マンションが建つってくらいの勢いで、分譲マンションの建設ラッシュが続いているところなんです。 私はイジワルな想像をしてしまいます。10数年後、豊洲のららぱーとにはヤンキーがたむろしていることでしょう。ベビーカーに乗ってるこどもたちがずっと無邪気でいられるわけじゃありません。あんなにこどもがたくさんいれば、落ちこぼれて不良になるヤツも他の町よりたくさん出てくることは避けられません。質の問題でなく、単純に量の問題です。 心配なのは、こどもだけでなく親も

  • 議員報酬を合法的に返還する方法反社会学講座ブログ

    こんにちは、パオロ・マッツァリーノです。議員報酬について、以前から気になっていたことがもう一点あったので、調べてみました。 議員が、自治体の財政が苦しいのに議員報酬が多すぎる、などの理由で一部を自治体に返還、または受け取り拒否を申し出ることがあります。すると、それは公職選挙法の寄付行為に該当するおそれがあるから受け取れない、と拒否されます。それでも強引に突っ返すと、自治体はそのお金を法務局に供託します。第三者に預かってもらうわけです。ただし、そのままにしておくと、そのお金は国のものになってしまうようなので、自治体財政の足しにはなりません。 一般人の感覚だと、なんで報酬を返すのが寄付行為とみなされるのか、さっぱりわからないんですよ。 じつはむかしは全国各地で普通に、議員報酬の返還が行われてました。報酬額アップに反対するため、ある党の所属議員が揃って増額分を返還した、なんて例はたくさんありまし

  • タックスヘイブン、めっちゃ簡単に利用できる説反社会学講座ブログ

    こんにちは、パオロ・マッツァリーノです。海外テレビ局が放送したニュースやドキュメンタリーを流しているNHKBSをよく見ます。同じニュースも日テレビとは違った視点や切り口から報道することが多いので、おもしろい。 先日のオバマ大統領の広島訪問のニュースも、イギリスBBCにかかると「被爆者と抱き合う大統領の近くには、核ミサイル発射命令を出すためのパスコードが入ったカバンを持つ側近が控えているのです」みたいな、いかにもイギリス人らしい、ブラックな皮肉を交えて報道してました。 パナマ文書について取材したフランスのドキュメンタリー番組もなかなかスパイシーでした。 実際にタックスヘイブンにオフショア企業(ダミー企業)を作って、マネーロンダリングをしてみよう! という企画が興味深かったです。 番組が用意した設定は、不動産業で儲けた不正な金40万ユーロ(約5000万円)を持っているビジネスマンが、それ

  • ホラ吹きを擁護する人たちのゆがんだ論理反社会学講座ブログ

    こんにちは、パオロ・マッツァリーノです。しばらくブログやツイッターを更新しなかったのですが、たいした理由はありません。愛人とダミーと海外旅行してただけです。 ホントは、私が原稿の締めきり日をまちがえてまして、あわてて原稿書いてたんですけどね。これがなんの原稿かは、近日中にお知らせできると思います。 世間ではいろいろありましたけど、やはり学歴詐称仲間(?)ということでショーンKさんについてひとことふたこと。 ショーンさん人についての私の評価は、単なるホラ吹き。それ以上でも以下でもない。私はそれよりも、彼を擁護する人たちの論理がものすごくゆがんていることを危惧してます。 ショーンさんと一緒に番組をやる予定だった市川さんがブログで、自分の卒業証書の画像はあとで公開します、みたいな皮肉を書いたら、バカにするなと苦情が来て、そのコメントを削除したそうです。 その程度の皮肉や茶目っ気もダメなの? 市

  • モラルをゆさぶられるゲーム反社会学講座ブログ

    こんにちは、パオロ・マッツァリーノです。 インモラル(不道徳)な要素があるドラマや小説に惹かれます。自分のなかのモラルをゆさぶられないと、ものたりないんです。 べつに悪を美化したり、勧めたりするつもりはありません。ヤクザ映画や不良映画は嫌いです。ああいうのはパターンが決まり切ってるから、なにもゆさぶられるものがなくてつまらない。 私は自分のことを善人とも悪人とも思ってません。だれもが両方の要素を抱えてるのだから、いい人、悪い人という区別はそもそも無意味です。いい人がいいことばかりしてるわけじゃないし、悪い人が悪いことばかりしてるわけでもない。 たとえば、戦争をやってるのは全員悪人なんですか? 70年前の日人は全員悪人だったから戦争をしたのですか? ちがいますね。善人が人を殺すのが戦争なんです。人は、善意で人を殺せるんです。 その事実から目を背け、自分は善人だから加害者になるはずがないと思

  • 10月発売の新刊予告反社会学講座ブログ

    こんにちは、パオロ・マッツァリーノです。いつのまにかシルバーウィークなんて言葉がゴリ押しされちゃってますけど、いかがお過ごしでしょうか。私は人混みや行列は苦手です。連休はどこも混むので観光地にも繁華街にも出掛けず、もっぱら家でテレビ、ときどき音楽。 『「昔はよかった」病』の余韻も冷めやらぬなか、日は、来月発売になる新刊の予告です。自分のの宣伝ばっかりでしつこいといわれるかもしれませんけど、出版社は基的にベストセラー作家のしか宣伝してくれません。私のようなB級・C級ライターは自分で宣伝しないとね。 3か月で次のが出るのは私としては珍事なのですが、特別がんばって執筆したわけじゃありません。書き上げたのは半年前です。 新作は、すでにネット書店などでは予約がはじまっているようですが、10月7日発売予定の『エラい人にはウソがある 論語読みの孔子知らず』(さくら舎)。 さくら舎という出版

  • 不愉快な日々 - 反社会学講座ブログ

    こんにちは、パオロ・マッツァリーノです。 ここんところ、なんとも不愉快な日々が続きました。結果的に人質事件は残念な結果に終わってしまったようですが、それに匹敵するくらい後味が悪いのは、バッシングのほうでした。人質ふたりに対するバッシングのひどさは想像以上で、日人はどんだけ日人が嫌いなのかと、海外の人たちも呆れる始末。 毎度おなじみの自己責任論は出るだろうなと思ってましたけど、もっとヒドかった。日に迷惑かけたんだから自害しろだの、あれは韓国人だというデマを流しておとしめようとしたり、正気とは思えぬ発言の数々。でまた、そういう意見をいってるのが無名・匿名の一般人だけじゃないんですよね。そこそこ名のある人やテレビに出てるような人までがツイッターで堂々と発言してるってのがね。しかも10代20代の若者じゃない、いい歳こいたおっさん、オバサンなんですよ。やっぱり問題はゆとり教育じゃなかったんだな

  • 日本人と慈善反社会学講座ブログ

    こんにちは、パオロ・マッツァリーノです。ここんところ、氷水をかぶるチャリティが流行ってて、批判的な意見も出ているようですが、ああ、やっぱりですか、日人は変わってないなあ、との想いを強くしました。 といいますのは、拙著『偽善のすすめ』に詳しく書いたのですが、10年くらい前の調査によると、調査対象となった世界21か国で、日人はもっとも慈善活動を信用していないという結果が出ていたからです。 慈善団体を信用するかという質問に対し、調査国全体の平均では「非常に信頼する」「やや信頼する」を合わせた数字が50パーセントを超えます。しかし日人は25パーセントしかいないんです。 しかも、「周囲の人を助けてしあわせにすることは大切だ」という価値観を支持する人の割合でも、日人は最低でした。 欧米人は今回の氷水かぶりとかもそうですが、慈善とかチャリティとかを気軽にやるんです。バカなことやって、一人でも二人

  • 原発と読売反社会学講座ブログ

    こんにちは、パオロ・マッツァリーノです。今年は剛力彩芽に負けないくらい毒吐いちゃうぞ!(注・ネットで毒吐いてるのは剛力さんになりすましたニセモノです。) こないだは体罰を美化する社会病質者どもを取りあげました。今回のターゲットは、政権が変わって息を吹き返しつつある原発を礼賛する、自称現実主義者たちのヨタ話です。 社会現象の要因は複雑ですから、科学実験をやって原因と結果を結びつけるというわけにはいきません。でも社会現象を伝えるジャーナリズムには、「裏をとる」という作業を通して、記事の信憑性を高める努力が不可欠です。 私は読売新聞を購読しているのですが、昨年来、裏をとらずに決めつけ記事を書く安直な姿勢が目立ってきて、うんざりです。その怠慢が如実に結果となってあらわれたのが、例のiPS細胞に関する誤報だったわけですが、私にはあれの幕引きが済んだとは思えません。事実よりも社のトップが決めた思想を広

  • 安倍さんにクリスマスプレゼント反社会学講座ブログ

    こんにちは、新党アルデンテ代表、ナポリ3区のパオロ・マッツァリーノです。 朝日が偏向報道をしていると、おむずかりの安倍さんに、私からクリスマスプレゼント。 読売新聞2009年9月5日夕刊「週刊KODOMO新聞」 なんという哀しい表情でしょう。まるで自民党は天に召されてお星さまになったかのようです。 それにひきかえ、 読売新聞2012年12月22日夕刊「週刊KODOMO新聞」 どうです、この希望に満ちあふれた満面の笑みは。 こども向けニュースコーナーのマンガを使い、これほどまでにわかりやすい偏向報道をするなんて、すごすぎるぞ、読売新聞! 安倍さん、ご機嫌をなおしてください。読売新聞社は、永久に自民党の味方です。

  • 負けず嫌いな人反社会学講座ブログ

    こんにちは、パオロ・マッツァリーノです。小さいお子さんをお持ちの親御さんが、「ウチの子、負けず嫌いなんですぅ」と、やや困ったニュアンスをおもてに出しつつも、けっこう嬉しそうに自慢気におっしゃることがあります。やる気に満ちた若い娘さんで、「ワタシ、負けず嫌いなんです」と公言している人がいます。 どちらのケースも、負けず嫌いという性格あるいは資質を、肯定的に捉えているようなのですが、私はそういう人たちのことが、ちょっぴり不安になります。負けず嫌いって、そんなに素敵なものなのでしょうか? いま、日でもっとも有名な負けず嫌いといったら、iPS細胞を使った手術を6件もおこなったと偽った研究者である、といえましょう。あれだけ追及されて、詳細を問われてもなにも答えられないのに、全部ウソだとは認めず、6件のうち1件は当だといい張るんですから、相当ツワモノの負けず嫌いですよ、あの人。 あんなのは負けず嫌

  • 都市伝説の男反社会学講座ブログ

    都市伝説、キター! こんにちは、長澤パオみでーす。カラダにピース! あらためましてこんにちは、パオロ・マッツァリーノです。最近、新たな都市伝説を発見しましたので、いち早くブログ読者のみなさんにご報告します。 「女性が電車の中で化粧をしているのは日だけだ。西洋の女性はそんなことしない。なぜなら、人前で化粧するのは売春婦が客引きするサインだから。西洋に行って人前で化粧してたら、レイプされても文句はいえない」 これ、日人なら耳にたこができるくらい何度も聞いたり、活字で目にしたりしてるんじゃないかと思うんですよ。 日の若い女性が海外のホテルのロビーで化粧をしていたら、知らない男につきまとわれてハウマッチといわれたとか、まことしやかなエピソードもあるのですが、どうも私にはそれがみんな作り話っぽく聞こえてたんですよ。そういうわけで以前から、人前での化粧は日だけ説&売春婦説に疑いの目を向けてまし

  • 片山さんと河本さんと千原さん反社会学講座ブログ

    こんにちは。パオロ・マッツァリーノです。日は、みなさんとメディアリテラシーの練習をいたしましょう。 生活保護の不正受給問題で世間はかまびすしいようです。それにしてもあの片山さんって議員が、あんなにアタマの悪い人だったのかとわかって、かなりがっかりしました。 私は河さんのやったことを擁護する気はありませんが、いくら有名人とその母親には一般人と同じプライバシーは適用されないからといって、あそこまで大々的に個人攻撃を仕掛けたんです。自分だって叩かれるだろうくらいのことは、想像がつきそうなもんですけどね。私のような無名の物書きが三流学者の批判をしただけでも、その学者のお友だちの学者たちから集中砲火をくらったりするんですから。有名政治家なら、なおさらでしょう。 それとも、自分はつねに百パー正しい、自分のいうことは国民全員が支持してくれるはずだ、とでもお考えだったのでしょうか。どんなに正しい意見に

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