タグ

ブックマーク / science.srad.jp (162)

  • 地球地下の深部には膨大な量の微生物が存在する | スラド サイエンス

    地球の地下に、莫大な量の微生物が存在するという調査結果が明らかになった(ScienceDaily、AFP)。 この調査結果は、地球深部探査船「ちきゅう」によって採掘された資料を調べた結果判明したもの。発見された微生物は多岐にわたり、「地下のガラパゴス」のようだとも表されており、その遺伝的多様性は地上のものを上回る可能性もあるようだ。 これら微生物は高温高圧の過酷な環境で生き延びており、数十万年から数百万年にもわたって存在してきた可能性があるという。 また、発見された単細胞有機体の一つは、海底の熱水噴出孔の中で見つかったもので、121度の環境でも増殖が可能な超好熱菌「Strain 121」(学名:Geogemma barossii)の可能性があるという。地下深部で生きる同様の奇妙な微生物は、火星など他の惑星の地底にも存在する可能性があるとしている。

  • イスラエルで3,600年前の遺跡からバニラ抽出物の痕跡が見つかる | スラド サイエンス

    イスラエルのメギドで、およそ3,600年前の遺跡からバニラ抽出物の痕跡が見つかったそうだ(Ars Technicaの記事、 Smithonianの記事、 The Times of Israelの記事、 Science Newsの記事、 2018 ASOR Abstract Book: PDF、該当部分は133~134ページ)。 バニラ抽出物は「Tomb 50」と呼ばれる墓所で発掘された小さい壺4点のうち3点から発見された。壺の底には天然バニラ抽出物の主要な成分であるバニリンと4-ヒドロキシベンズアルデヒドを含むオリーブ油の痕跡があり、他の植物由来である可能性も検討したが、成分量からみてバニラビーンズ由来だと判断された。 これまで人類が初めてバニラを利用したのは1,000年ほど前のメキシコだと考えられていたが、それを2,600年さかのぼる発見となる。このバニラはアフリカ・インド・東南アジアを

  • マイクロプラスチックの主要汚染源は化学繊維であり、洗濯機である | スラド サイエンス

    マイクロプラスチックによる海洋汚染が問題になっているが、水道水の多くに微小な繊維が含まれていることが確認されている(日刊スポーツ)。ミネソタ大などの研究グループによる調査によれば、世界13カ国の水道水、欧米やアジア産の塩、米国産のビールにマイクロプラスチックが広く含まれている。水道水の検出率は81%、形状は98%が繊維状で、平均の長さは0.96ミリだった。塩とビールでは、サンプルの全てで検出された。繊維状のものは化学繊維の衣服等に由来し、要は洗濯機が汚染源になっていると推定される(衣服の洗濯から発生するマイクロプラスチックの問題)。 フリース製品からは一回の洗濯で2g排出されることもある。こうしたマイクロプラスチックファイバーは、下水処理場の処理の後でも残り、処理水における構成比はポリエステル67%、アクリル17%、ナイロン16%となっている。綿との混紡はやや排出量が少なく、縦型洗濯機

  • 小惑星リュウグウ、現時点で水は見つからず | スラド サイエンス

    今年6月、小惑星探査機「はやぶさ2」が小惑星「リュウグウ」に到着、観測を開始した。その結果、リュウグウには水が存在しない可能性が出てきたという(産経新聞、ハザードラボ、ITmedia)。 リュウグウには水を含む鉱物が存在すると推定されていたが、赤外線センサーでの地表の観測結果では水が検出されなかったという。上空から撮影されたリュウグウの表面の写真も公開されているが、表面は岩や砂に覆われており、水の存在は確認できない。ただ、まだ観測されていない地点や地下に水が存在する可能性もまだ残っているという。

  • ビル・ゲイツ、米大統領科学顧問就任の打診を断っていた | スラド サイエンス

    ビル・ゲイツ氏が3月にドナルド・トランプ米大統領と会談した際、科学技術政策局(OSTP)局長就任を打診され、あっさり断っていたそうだ(STATの記事、 The Vergeの記事、 The Registerの記事)。 トランプ大統領の政策を強く批判するゲイツ氏だが、会談ではユニバーサルインフルエンザワクチンの話で盛り上がったようだ。あらゆるインフルエンザ株に効果を持つワクチンがあなたの肝いりで実現したら素晴らしいとは思わないか、とゲイツ氏に言われたトランプ大統領は、品医薬品局(FDA)局長のスコット・ゴットリーブ氏に電話で質問するほど強い興味を持ったという。 OSTP局長(大統領科学顧問)はオバマ政権の終わりにジョン・ホルドレン氏が辞任して以来、空席となっている。会談の中で科学顧問が必要なのではないかと述べたゲイツ氏に対し、科学顧問になりたいかとトランプ大統領は尋ねる。ゲイツ氏はしかし、自

  • トレハロースが腸炎を引き起こす菌の強毒化に関わっているという論文、議論が続く | スラド サイエンス

    先日、「トレハロースが重篤な腸炎流行に関わっている可能性」という話題があった。腸炎を起こすクロストリジウム・ディフィシル(CD)という菌の強毒化や繁殖力にトレハロースが関与しているのではないか、という説が発表されたという話題だったが、これに対して反論が出ている(WEDGE)。 この記事では、CDの強毒化が流行している欧米ではトレハロースの摂取量が少ないこと、日では強毒化したCDが見つかっていないことなどを理由として論文への反論が行われている。 一方、発端となったNature誌掲載論文はトレハロース存在下でCDを培養することで強毒性の変異体が生まれるという実験結果を報告しているが、WEDGEの記事ではこの実験結果自体についての反論はない(ハフィントンポスト)。細菌の進化については抗生物質の使用などが影響していることは知られているが、このようにトレハロースによって菌が変異・進化する可能性につ

  • 鮭の産卵行為は川の環境や地形を変化させる、という研究結果 | スラド サイエンス

    ワシントン州立大学の研究者が、鮭の産卵に伴う行動によって川の水や砂利の流れが変わり、その結果大地の形が変わる可能性があるという研究結果を発表した(ワシントン州立大学の発表、ゆきまさかずよし氏のTweet、論文「Sex that moves mountains: The influence of spawning fish on river profiles over geologic timescales」)。 鮭は産卵前に「産卵床」と呼ばれる穴を川底に作ることが知られている(マルハニチロのサーモンミュージアムページ)。今回の研究結果は、これによって長期的に川の環境が変化することを示したもの。鮭の種類によって産卵床は異なり、その結果川に及ぼす影響も変わるという。

  • 火星の地表に繰り返し出現する筋は水の流れた跡ではなく、乾いた砂が斜面を滑り落ちたものだという研究結果 | スラド サイエンス

    火星地表の斜面に繰り返し出現する筋(RSL)は水の流れによるものではなく、乾いた砂や塵が滑り落ちることによって発生するとの研究成果を米地質学研究所(USGS)および米アリゾナ大学、英ダラム大学、米惑星科学研究所(PSI)の研究グループが発表した(USGSのニュースリリース、 UANewsの記事、 ダラム大学のニュース記事、 PSIのプレスリリース、 論文アブストラクト)。 2011年に発見されたRSLは火星で地表温度の上がる季節に出現し、温度の下がる季節には消えることから、液体の水が流れている可能性が指摘されていた。2015年にはNASAがRSLに含水塩の存在を確認したと発表し、水が流れている可能性が高まったと考えられていた。 しかし、研究グループが地形学的に分析したところ、RSLは斜面の傾きが大きい場所で長くなるなど、乾いた粒子が斜面を滑り落ちる動きに一致したという。斜面を水が流れる場合

  • 宇宙放射線にさらされたマウスの精子、DNAは損傷するが出産率や生まれた子のDNAには影響なし | スラド サイエンス

    宇宙空間で長期保存した精子は強い宇宙放射線の影響で遺伝子の損傷が起きやすいとされている。しかし、実際に国際宇宙ステーション(ISS)で約9カ月間保存したマウスの精子を地上で卵子に授精したところ、精子のDNAは宇宙放射線の影響で損傷したものの、出産率は地上のマウスと変わらないことがわかった。宇宙空間でも哺乳類が繁殖できる可能性を示す結果となったという(朝日新聞、毎日新聞、PNAS掲載論文、Slashdot)。 実験では凍結乾燥した精子をISS内で約9か月保管し、その後地球上に持ち帰って受精を行った。この間に精子が被曝した宇宙放射線の量は計178ミリシーベルトで、地上で同じ期間保管した精子の約100倍になるという。宇宙で保管した精子のDNAを分析したところ、地上で保管したものよりもDNAの損傷が大きい傾向があったそうだが、出産率はどちらも変わらず、またそこから生まれたマウスの遺伝子も差はなかっ

    宇宙放射線にさらされたマウスの精子、DNAは損傷するが出産率や生まれた子のDNAには影響なし | スラド サイエンス
  • ニホニウムの中文名称が正式に決定 | スラド サイエンス

    昨日(2017年5月9日)、中国科学院・国家語言文字工作委員会・全国科学技術名詞審定委員会は、合同で会見をおこない、4つの新元素(Nh・Mc・Ts・Og)の中文名称を、正式に発布した(プレスリリース)。 各元素の中文名称を、IDS (Ideographic Description Sequence)で表したものは以下の通り。 113 Nh 「⿰钅尔」(nǐ)115 Mc 「⿰钅莫」(mò)117 Ts 「⿰石田」(tián)118 Og 「⿹气奥」(ào) これら4つの漢字のうち「镆」以外の3字は、現時点ではISO/IEC 10646(Unicode)に収録されておらず、緊急に追加提案がおこなわれるとのこと。

    ニホニウムの中文名称が正式に決定 | スラド サイエンス
  • ビル・ゲイツ、気候変動を否定してはならないと警告 | スラド サイエンス

    金曜日にコロンビア大学で行われたイベントで、ビル・ゲイツは実業家のウォーレン・バフェットらとともに学生との質疑応答セッションに参加した。その中で、ゲイツ氏は気候変動を否定するべきではないと警告、クリーンエネルギーの革新を推進するよう促した。気候変動は非常に複雑であるため、幅広い理解を得るのは難しい。しかし、地球は信頼性の高い安価でクリーンなエネルギーを見つけ出す必要があると話した。 彼と投資家のグループは12月、世界の温室効果ガス排出量を削減するブレイクスルー・エナジー・ベンチャーズに10億ドル以上を投資すると発表している。このコメントはトランプ政権の環境政策排除を意識したものだと思われる。参加している投資家には反トランプ組も含まれる。 なおSlashdotのコメント欄は「地球温暖化の存在は『オルタナティブ・ファクト』だ」というネタで盛り上がっている(USA TODAY、Slashdot)

    ビル・ゲイツ、気候変動を否定してはならないと警告 | スラド サイエンス
  • 冥王星のハート模様の地下には氷の海? | スラド サイエンス

    2015年にNASAのニューホライズンズ探査機が冥王星で巨大なハート型の地形「トンボー領域」を発見したが、その後の研究でこの下に氷の海が存在する可能性が明らかになった(アストロアーツ、CNN、Slashdot)。 「トンボー領域」は冥王星の赤道付近に1000kmにも渡って広がる巨大な領域で、クレーターが無く氷の氷河やスプートニク平原と呼ばれる氷原が広がっている。この領域は月の裏側のように常に冥王星の衛星カロンの逆方向に位置していることが判明していたが、内部構造モデルの研究の結果、平原の地下の海が部分的に凍った「半解けの」状態である場合に潮汐力によりこのような状態が成立しうることが判明した。なお、平原の地上部を覆っているのは窒素の氷だが、water-ice oceanとあるのでこの海は水の氷のようだ。 氷の海といえばエウロパやエンケラドスのものが有名だが、冥王星でもあるとなれば案外ありふれた

    冥王星のハート模様の地下には氷の海? | スラド サイエンス
  • デジタルデータ化によって人類の知識が消失するリスク | スラド サイエンス

    TCP/IPの設計に携わり「インターネットの父」とも呼ばれるヴィントン・サーフ氏が、デジタルコンテンツの保存寿命について懸念しているという(MOTHERBOARD、Slashdot)。 現在デジタルデータの保存に多く使われている磁気ディスクには粘土板ほどの耐久性はない。そのため、仮に紙の経典などをデジタルデータに置き換えた場合、データとしての寿命は紙などよりも短くなってしまう可能性が高い。さらにデジタルコンテンツの多くは、表示のための専用アプリケーションを必要とする。我々はこの難問に取り組まない限り、知識が時とともに消え去ってしまうかもしれないとしている。

  • 地球外生命体が見つからないのはすでに絶滅しているから、という説 | スラド サイエンス

    NASAなどの天体観測により数多くの太陽系外惑星が発見されている。その中には地球と同じような岩石型惑星で生命の誕生に適した位置にあるものも見つかっていることから、研究者たちは地球外生命体の探索に熱心だ。しかし、オーストラリア国立大学の宇宙生物学者Aditya Chopra氏とCharley Lineweaver氏は、こうした惑星に生命体が存在するという考えには否定的であるようだ(astrobiologyWeb、The conversation、Slashdot)。 両氏によると、生命が誕生してもその多くは絶滅しているしている可能性が高いという。地球自体がそうであったように岩石型惑星の初期形成の工程は暴力的で不安定だ。液体の水と居住性と一定の表面温度を維持し、温室効果ガスやアルベドを調節する機能を持ち、生命の生存に適したゴルディロックス・ゾーンを持つ惑星ができあがる確率は非常に低い。約4億年

  • オレゴン州立大学、焼くとベーコンの味になる海藻を開発 | スラド サイエンス

    米オレゴン州立大学(OSU)の研究者がベーコンの味がする海藻の新品種を開発したそうだ(ニュースリリース、 OSUのニュース記事、 Consumeristの記事)。 ベーコン味の海藻はダルスと呼ばれる紅藻の一種を品種改良したもの。ダルスはミネラルやビタミン、抗酸化物質に富み、乾燥状態で重量の16%のタンパク質を含むため、昔から用にされている。新品種も通常のダルスと同様に材として使用できるが、油をひいたフライパンで焼くと海藻ではなくベーコンの味に変わるのだという。ベーコンの風味も強いそうだ。 この品種は当初アワビ養殖の飼料としてOSUのハットフィールド海洋科学センターで作られたもので、商用規模での実用化にも成功し、特許も取得している。海藻は同センターの水槽では15年にわたって育て続けられていたが、経営学部のChuck Toombs氏が栄養価の高さに着目して品開発を提案。焼くとベーコンの味

  • カルフォルニア州、下水処理水を飲料用として使うことを再検討 | スラド サイエンス

    マーケティングの観点から言えば、下水処理水を飲料水として販売することは難しいとされる。どうしても不潔な印象をぬぐい去れないためだ。しかし、カリフォルニア州では壊滅的な干ばつにより、先月から取水制限が行われるようになり、従来は避けられてきた下水処理水を飲料水として使用することが検討されている(The New York Times、The Horizon of Reason、Slashdot)。 ロサンゼルスでは2000年に下水再利用プラントを完成させたことがあったが、一般市民の反対により計画は凍結されたことがある。現在、この計画を復活させることを検討中だという。それにあたって当局は、オレンジ郡で行われている取り組みを市民に啓蒙しているという。オレンジ郡では精製水を直接市民に提せず、地下の帯水層に供給し、自然水によって薄める形で供給する形を取っている。これにより、市民には「精神的なバッファ」が

  • NASA、真空中でEM Driveの実験に成功 | スラド サイエンス

    昨年、NASA EagleworksがEM Drive(電磁駆動: electromagnetic drive)の実験結果を発表して話題を呼んだが、真空中でも推力が得られることが確認されたそうだ( NASASpaceFlight.comの記事、 io9の記事、 家/.)。 EM Driveは密閉された空間でマイクロ波を反射させることにより、推進剤を放出することなく推力が得られるというもの。2001年ごろに英国のSatellite Propulsion Researchが研究を始めており、中国の研究者も研究成果を発表している。ただし、EM Driveで推力が得られる仕組みは解明されておらず、運動量保存の法則にも反するため懐疑的な見方が強い。NASA Eagleworksを率いるHarold White博士は、EM Driveでは電磁流体力学(MHD)駆動における推進剤イオンの役割を量子論的

  • 見た目の若さと体内年齢は一致する? | スラド サイエンス

    ストーリー by hylom 2015年04月03日 13時32分 老けて見える人は実際に体内年齢も老いている? 部門より 見た目が若いと体内年齢も若いことを示唆する研究が発表された(Science)。 年齢を重ねると肌のたるみや瞼のたるみ、深いほうれい線といった特徴が顕著に表れる。ほかにも加齢とともに口の幅が広まり、目尻が下がり、そして鼻と口との距離が広まるといった変化がみられるという。 今回発表された研究では17歳から77歳までの300人の顔の3D画像を分析し、顔の特徴から年齢を推測したとのこと。実年齢と6歳以上の差がある場合は加齢が遅い、もしくは速いタイプと分類された。被験者を加齢の速さに応じて3タイプに分類し、血液サンプルを比較したところ加齢の遅いタイプは血液も若く、例えば加齢とともに下がると言われている血液中の総タンパクアルブミンの数値が高いままだったとう。 今回の研究の被験者は

  • 遺伝子操作したネッタイシマカをフロリダで放出する計画 | スラド サイエンス

    チクングニア熱やデング熱といった蚊が媒介する伝染病の拡大を防ぐため、遺伝子操作したオスのネッタイシマカ数百万匹を米国・フロリダ州のフロリダキーズ諸島で放出する実験が計画されているそうだ(Florida Keys Mosquito Control DistrictのQ&A、 Oxitec — Florida Keys Project、 ABC Newsの記事、 Inhabitatの記事、 家/.)。 使用するネッタイシマカは英Oxitec社が開発したもので、単純ヘルペスウイルスや大腸菌、サンゴ、キャベツの遺伝子が組み込まれているという。遺伝子操作したオスと交尾したメスが産んだ卵は成虫になる前に死滅するとのことで、ケイマン諸島やブラジルで数か月にわたって行われた実験では、ネッタイシマカの個体数を95%減少させることに成功しているとのこと。オスのネッタイシマカは吸血せず、交尾してもしなくてもい

  • 地球を人工的に冷やす日は来るのか | スラド サイエンス

    地球温暖化が進んでいると言われているが、その対策として地球を人工的に冷やす「プラネット・ハッキング(またはジオ・エンジニアリングとも呼ばれる)」という手法が検討されている。この実験に関する基原則について、著名な気候学者らが昨年8月ベルリンに集い協議を行った。科学の力で地球を冷やすようになる日は近づいているのだろうか(Slashdot、Motherboard)。 現在最も議論されているのが、成層圏に硫黄を散布して太陽光をブロックする方法と、海水中の塩分を大気にスプレーして雲を増やす方法の2つである。これらの方法を実施するにあたっては、社会的不安をおこすことなく、また法律違反をおかすことのないよう、倫理規定について合意する必要があるという。だが、多くの気候学者がジオ・エンジニアリングの研究を行うようにはなったものの、倫理観の違いからその実施方法について意見の一致をみることは難しいようだ。 協