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佐々木毅の検索結果1 - 39 件 / 39件

  • 羽生九段「勝率94%」で投了のワケ 将棋AIの功罪

    2020年のクリスマス。豊島(とよしま)将之竜王と羽生善治九段という黄金カードで、その“事件”は起きた。 対局の中継画面上に表示されるAIの「勝率」(どちらがどれだけ優勢かをパーセンテージで示したもの)で94%という圧倒的な優勢を築いていたはずの羽生九段が、突然、投了(負けを認める)したのだ。 AIがほぼ勝ちだと判断しているのに、対局者本人は負けだと認識していた… 実はこれほど極端ではないものの、AIと、人間の棋士の“形勢判断”が大きく食い違うケースが増えているという。 藤井二冠の「AI超え」が新語・流行語大賞にノミネートされるなど、いまや将棋観戦に欠かせない存在となった将棋AI。 進化を続ける、その将棋AIが抱えるジレンマと、解決の秘策について関係者に話を聞いた。 ■ 「パンドラの箱」を開けてしまった!? 「負けました…」 羽生九段が頭を下げた瞬間、中継画面のコメント欄は、驚きと戸惑いの

      羽生九段「勝率94%」で投了のワケ 将棋AIの功罪
    • 学術会議「関係ない」で炎上 西田准教授の真意とは

      日本学術会議の会員候補6人が任命を拒否された問題をめぐり16日、菅総理が学術会議の梶田会長と会談、学術会議の今後の在り方について意見交換した。 この問題をめぐっては今月初め、ある社会学者のツイッターへの投稿が炎上して話題となった。「自分にとって関係ない問題」だと発言したことで、「学者として認識が甘すぎる」などと非難が殺到したのだ。 日本学術会議そのものの問題点も指摘される今となっては、彼の発言はいち早く行われた問題提起とも捉えられるのだが、実際のところ、その真意は何だったのか。直接話を聞いて感じたのは「無関心」とは真逆の思い、ひとりの学者として抱く重大な危機感だった。 ■「学者やめろ」…殺到した批判 炎上の主人公となったのは、東京工業大学の西田亮介准教授(社会学)。まずは問題となった10月5日10時36分の投稿を見てみよう。 「なんで、いま、みんな日本学術会議に関心を持っているの?新政権の

        学術会議「関係ない」で炎上 西田准教授の真意とは
      • 立ち食いそばの隠れた人気メニュー「春菊天」30店の彩りと味わいを一挙紹介(坂崎仁紀) - エキスパート - Yahoo!ニュース

        東日本の一部の立ち食いそば屋では、「春菊天そば」がフツフツと人気になっている。老舗そば屋では到底使わない「春菊天」をトッピングに取り入れ、ファンの心を掴んで離さない。そんな現象が北海道でも起きているようだ。 4月に札幌の立ち食いそば屋「ながら」で面白い現象が起きた 札幌市の大通公園近くにある知り合いの立ち食いそば屋「ながら」では最近、「春菊天」が突然人気沸騰したそうだ。 店長によると今年4月中頃、行きつけの仕入れ先のスーパーで大量の春菊を購入し「春菊天」のメニューを始めたという。それまで一度も「春菊天」を提供したこともなく、売れるかどうかすごく不安だったという。北海道で「春菊天」を置いている立ち食いそば屋はほとんどないという。 ところが、発売してみるとこれが驚きの大人気になったという。今まで何年も「野菜天そば」一筋だった常連達が春菊天に一目惚れしてしまったのだという。中には「春菊天」がない

          立ち食いそばの隠れた人気メニュー「春菊天」30店の彩りと味わいを一挙紹介(坂崎仁紀) - エキスパート - Yahoo!ニュース
        • 「ゆっくりで学ぶ君主論」 君主論に挑戦して挫折した人のために前提の歴史からわかりやすくまとめてくれているシリーズ。前提の歴史部分だけでもぜひ観てほしい! - 頭の上にミカンをのせる

          最近になって生まれて初めて君主論をちゃんと通しで読んだんですよ。 今度こそ読み通せる名著 マキャベリの「君主論」 作者:ニッコロ・マキャベリ株式会社ウェッジAmazon んで、やべえこれ面白い!って思って これネタにしてボイスロイド動画作ってみようかな!?ってテンション上がってたんだけど 検索した見たらすでにガチな奴がありました…… まぁそりゃそうだよね…これだけ知名度高いのに誰もやってないわけないよね。 www.youtube.com しかし、しっかりした動画なのに、視聴回数少なくてすごい勿体ない。 この動画はかなり凄くて、単に書かれてる内容を紹介するとかじゃなくて まず3冊の翻訳本を読み比べるところから始まり 史実の部分も可能な限り説明してくれている。 参考文献リストがガチなんですよ。 参考資料等 ・『君主論(岩波文庫) 』 Nicoll`o Machiavelli (原著), 河島

            「ゆっくりで学ぶ君主論」 君主論に挑戦して挫折した人のために前提の歴史からわかりやすくまとめてくれているシリーズ。前提の歴史部分だけでもぜひ観てほしい! - 頭の上にミカンをのせる
          • 「アイデンティティへの疑問がナショナリズム研究につながった」藤原帰一教授 退職記念インタビュー【前編】 - 東大新聞オンライン

            東大で30年以上国際政治研究に携わり、東南アジアのナショナリズム、民主化から国際秩序に至るまで活発な議論を展開してきた藤原帰一教授のロングインタビューを2回に分けてお届けする。前編では、藤原教授に自身の学生生活や研究内容の展開、現地調査での経験などについて聞いた。 (取材・円光門、撮影・中井健太) 藤原帰一(ふじわら・きいち)教授(法学政治学研究科)  米イエール大学大学院政治学研究科博士課程留学を経て、84年東大法学政治学研究科博士課程単位取得退学。東大社会科学研究所助教授(当時)などを経て、99年より現職。著書に『平和のリアリズム』(岩波書店)、『国際政治』(放送大学教育振興会)、『不安定化する世界——何が終わり、何が変わったのか』(朝日新書)など。 【インタビュー後編はこちら】 「恐怖の中で思考し続けることが国際政治の分析だ」藤原帰一教授 退職記念インタビュー【後編】 ──1975年

              「アイデンティティへの疑問がナショナリズム研究につながった」藤原帰一教授 退職記念インタビュー【前編】 - 東大新聞オンライン
            • 藤井二冠「神の手」は将棋AIの歴史にも名を刻んだ

              藤井聡太二冠が指した「神の手」が大きな話題となっている。 他のプロ棋士たちがこぞって称賛し、その指し手「4一銀」はツイッターのトレンド入りまで果たした。 実はこの歴史的名手、将棋AIの存在によって、過去の様々な名手・妙手とは全く異なる意味合いを持つことになった。 ABEMAでの対局中継に使われたAIが「4一銀」を最善手として示したのに対し、解説のプロ棋士が「これは人類には指せない手だ」と指摘。 しかし藤井二冠はそれを本当に指してしまった… 将棋AIにとっても歴史的だったこの「神の手」を開発責任者はどう見たのか。AI的視点から検証する。 (記事中の▲は先手、△は後手の手であることを表す) ■ 予兆?最新鋭のAIに異変が… 「これは『藤井の4一銀』として後世に語り継がれる名手である」 携帯ライブ中継の解説を務めた上野裕和六段は、そう評した。 「この時代に生まれ、この手をリアルタイムで目撃できた

                藤井二冠「神の手」は将棋AIの歴史にも名を刻んだ
              • 大江健三郎詳細年譜 - jun-jun1965の日記

                1850年 曾祖父・八三郎生まれる。 1855年(安政2)内ノ子騒動 1866年(慶應2)奥福騒動 1894年(明治27)父・好太郎生まれる。祖母はフデ。 1902年(明治35)母・小石生まれる。 1914年(大正3)20歳の父と12歳の母が結婚。 1919年(大正8)祖父この頃死ぬ。数え五十歳。 1923年( 12) 姉・一生まれる。 1924年4月24日、好太郎、明智新六らと大瀬革進会を結成、総選挙で窪田文三を応援と決定する。(史料愛媛労働運動史4巻、124p、愛媛新報) 1929年(昭和4)長兄・昭太郎生まれる。 ? 次兄・清信生まれる。 1933年、姉・重子が生まれる。 5月15日、伊丹十三(池内義弘)生まれる。 1935年1月31日 愛媛県喜多郡大瀬村に生まれる。父は大江好太郎、母は小石。長兄・昭太郎(燃料商、歌人)、次兄・清信。姉二人、弟・征四郎、妹一人。父は製紙原料商で、ミツ

                  大江健三郎詳細年譜 - jun-jun1965の日記
                • 連載 シン・アナキズム 「ねこと森政稔」第1回|本がひらく

                  政治思想史家の重田園江さんによる好評連載「アナキスト思想家列伝」第8回! あらためて注目が集まっているアナキズム思想の現代的可能性をビシバシと伝えていく連載です。今回は3人目として日本の現役の思想家を取り上げる待望の回「ねこと森政稔」の前半です! ※これまでの各シリーズは下記よりお読みいただけます。 「序 私はいかにして心配するのをやめ、アナキストについて書くことにしたか」へ 「ジェイン・ジェイコブズ編」の第1回へ 「ヴァンダナ・シヴァ編」の第1回へ 駒場のねこたち 去年の秋のことだ。ミネルヴァ書房から本が送られてきた。送り主は森政稔。あれ、本を出すなんて聞いてないけど、と包みをビリビリ破ると、中から『猫と東大。』なる本が出てきた。「あっ、すごい」。表紙はおそらく、あとで森政稔との2ショット写真を載せるミレちゃん(現在推定14歳)だ。 この本には、ねこ好きやねこ飼いの東大の先生たちが出てき

                    連載 シン・アナキズム 「ねこと森政稔」第1回|本がひらく
                  • 藤井七冠初の海外対局はなぜベトナムに? 棋聖戦の舞台「ダナン三日月」関係者の思い

                    藤井七冠初の海外対局はなぜベトナムに? 棋聖戦の舞台「ダナン三日月」関係者の思い[2023/06/03 11:00] 史上2人目、7つのタイトルを同時に保持することとなった将棋の藤井聡太七冠。 息つく暇もなく、新たなタイトル戦が始まろうとしている。棋聖戦だ。 佐々木大地七段を挑戦者に迎える五番勝負、その第1局は6月5日に行われる。舞台は藤井七冠にとっては初の海外対局となるベトナムのリゾート地・ダナンだ。 将棋界にとって4年ぶりとなる海外でのタイトル戦は、なぜベトナムなのか。 実は今回の会場となる「ダナン三日月」での開催は2019年から計画されていた。だがその翌年、新型コロナウイルスのパンデミックが発生、海外対局は不可能となってしまったのだった。 ようやく実現したベトナムでのタイトル戦。 「ダナン三日月」の担当者が、開催が決まるまでの経緯、そして対局者たちを迎える直前の思いを語ってくれた。

                      藤井七冠初の海外対局はなぜベトナムに? 棋聖戦の舞台「ダナン三日月」関係者の思い
                    • ポピュリズム研究に関する文献一覧 | 研究プログラム | 東京財団政策研究所

                      ※本稿は、2020年2月27日に開催されたポピュリズム国際歴史比較研究会の第一回会合で報告した内容の一部である。 板橋拓己(成蹊大学法学部教授) 日本語で読める最も基礎的な文献 水島治郎(2016)『ポピュリズムとは何か―民主主義の敵か、改革の希望か』中公新書。 ミュデ、カス/カルトワッセル、クリストバル・ロビラ(2018)『ポピュリズム―デモクラシーの友と敵』永井大輔・高山裕二訳、白水社(Cas Mudde / Cristóbal Rovira Kaltwasser, Populism: A Very Short Introduction, New York: Oxford University Press, 2017)。 ミュラー、ヤン=ヴェルナー(2017)『ポピュリズムとは何か』板橋拓己訳、岩波書店(Jan-Werner Müller, What Is Populism? Phil

                        ポピュリズム研究に関する文献一覧 | 研究プログラム | 東京財団政策研究所
                      • 岸田首相「国会も変わらねば」 令和臨調で異例の言及:時事ドットコム

                        岸田首相「国会も変わらねば」 令和臨調で異例の言及 2023年07月22日19時11分配信 「令和臨調」1周年大会で発言する岸田文雄首相=22日午後、東京都千代田区 岸田文雄首相は22日、政策提言組織「令和国民会議(令和臨調)」の会合で、「時代は大きく変化している。国会の運び方やありようも変わらなければならない」と述べた。行政府トップの首相が立法府の在り方に言及するのは異例で、野党から批判が出る可能性もある。 岸田首相、国際社会の結束訴え 「弱肉強食に戻さない」―令和臨調 令和臨調の佐々木毅共同代表が、国会は役割を十分に果たしていないと批判したのに答えた。首相は「指摘は謙虚に受け止めなければいけない」と応じた上で、「国会の議論も批判だけではなく、国民に分かりやすい形で選択肢を示していくことが大事だ」と語った。 政治 コメントをする 最終更新:2023年07月22日21時43分

                          岸田首相「国会も変わらねば」 令和臨調で異例の言及:時事ドットコム
                        • 岸田首相「国会も変わらねば」 令和臨調で異例の言及(時事通信) - Yahoo!ニュース

                          岸田文雄首相は22日、政策提言組織「令和国民会議(令和臨調)」の会合で、「時代は大きく変化している。国会の運び方やありようも変わらなければならない」と述べた。 【ひと目でわかるグラフ】岸田内閣の支持率推移 行政府トップの首相が立法府の在り方に言及するのは異例で、野党から批判が出る可能性もある。 令和臨調の佐々木毅共同代表が、国会は役割を十分に果たしていないと批判したのに答えた。首相は「指摘は謙虚に受け止めなければいけない」と応じた上で、「国会の議論も批判だけではなく、国民に分かりやすい形で選択肢を示していくことが大事だ」と語った。

                            岸田首相「国会も変わらねば」 令和臨調で異例の言及(時事通信) - Yahoo!ニュース
                          • ポピュリズム研究の動向 | 研究プログラム | 東京財団政策研究所

                            ※本稿は、2020年2月27日に開催されたポピュリズム国際歴史比較研究会の第一回会合で報告した内容の一部である。 板橋拓己(成蹊大学法学部教授) 近年、政治学におけるポピュリズム研究の増加は凄まじい。それは何よりも、現実政治の動きを反映している。画期はやはり2016年であろう。この年、欧州連合(EU)離脱を問うイギリスの国民投票で離脱派が勝利し、またアメリカの大統領選で当初誰もがキワモノと思っていたドナルド・トランプが勝利した。そして、この大西洋の両岸で起きた「事件」を説明するキーワードとして脚光を浴びたのが、ポピュリズムである。たとえば『ニューヨーク・タイムズ』で「ポピュリズム(populism)」および「ポピュリスト(populist)」という語が用いられた回数は、2015年の671回から、2016年には1,399回と飛躍的に伸び、さらに2017年には2,537回となった。アカデミズム

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                            • YCCの早期見直しは「デフレに逆戻り」と危惧、岩田前日銀副総裁

                              日本銀行の岩田規久男前副総裁は19日、NHKのテレビ番組「日曜討論」で、イールドカーブコントロール(長短金利操作、YCC)政策について、2%の物価目標達成が見通せない中で早期にYCCの見直しを行うことは「非常に危ない。むしろデフレに逆戻りする」との見方を示した。 政府は14日、4月に任期満了となる黒田東彦総裁(78)の後任に元審議委員で経済学者の植田和男氏(71)を起用する国会同意人事案を衆参両院に提示した。植田氏は昨年7月の日本経済新聞への寄稿で拙速な金融引き締めを避けよと指摘していた。一方、市場関係者の間では、YCCの早期撤廃を予想する声も出ている。 岩田氏はNHK番組で、植田氏がどのような金融政策を行うのか分からないとしながらも、YCCが修正されれば、中長期金利が米金利にさや寄せして上昇し、円高となり、物価と経済に下押し圧力を与える可能性があるとして、「2%の物価目標というのは遠ざか

                                YCCの早期見直しは「デフレに逆戻り」と危惧、岩田前日銀副総裁
                              • 第二次安倍政権はなぜ「独裁」と呼ばれたのか――戦後日本の恩顧主義の変容/大澤傑 - SYNODOS

                                はじめに【注1】 2022年7月8日、参議院議員選挙の遊説中に安倍晋三元首相が凶弾に斃れた。現代日本政治を揺るがす大事件であった。安倍が担った政権は、憲政史上最長の在職期間を誇ったことからも明らかなように、安定的であった一方、2012年から始まった第二次政権は森友・加計問題などが表出したように、その強権的かつ縁故主義・恩顧主義的な統治手法が一部で「独裁」と呼ばれた。 折しも、昨今の国際社会では民主主義の後退と権威主義の台頭が叫ばれている。これに対し、日本の政治体制の権威主義化(独裁化)を指摘する声もなくはない【注2】。実際、3500人を超える専門家らが民主主義に関する多様なデータを収集・分析する多様な民主主義研究所(V-dem Institute)の自由民主主義の指標(市民の自由、法の支配、権力分立の度合いなどからなる)は第二次安倍政権以降低下した【注3】。 民主主義や権威主義といった統治

                                  第二次安倍政権はなぜ「独裁」と呼ばれたのか――戦後日本の恩顧主義の変容/大澤傑 - SYNODOS
                                • 物価2%は長期目標に、令和臨調が政府日銀共同声明の見直し提言

                                  1月30日、経済界や学識者でつくる「令和国民会議」(令和臨調)共同代表を務める佐々木毅・元東京大学総長らは30日、政府・日銀が2013年にまとめた共同声明(アコード)の見直しを提言した。写真は都内で2021年11月撮影(2023年 ロイター/Androniki Christodoulou ) [東京 30日 ロイター] - 経済界や学識者でつくる「令和国民会議」(令和臨調)共同代表を務める佐々木毅・元東京大学総長らは30日、政府・日銀が2013年にまとめた共同声明(アコード)の見直しを提言した。2%物価安定目標について、早期実現ではなく長期の目標と新たに位置づけることなどを盛り込んだ。

                                    物価2%は長期目標に、令和臨調が政府日銀共同声明の見直し提言
                                  • 特集ワイド:平成から続く「党の空洞化」 政治改革先導、佐々木毅さん 頻繁な選挙「裏金」の一因?人材育たず | 毎日新聞

                                    この30年間は何だったのか。残念、至極――。令和に至っても相も変わらぬ「政治とカネ」の問題について、平成の政治改革の旗振り役だった佐々木毅・東京大学元学長(81)を訪ねると、そう嘆息した。ところが、こう続けたから驚いた。「あの頃と今を同じように見ても、間違うね」。長く隠れていた問題の本質は、派閥ではなく「党の空洞化」だという。そのココロは。 平成の政治刷新の象徴だった政治改革関連法が成立したのは1994年のことだった。あれから、ちょうど30年。リクルート事件に端を発して自民党が下野した後に、衆院に小選挙区比例代表並立制を導入、企業や団体の献金を制限し、政党交付金制度を設けた改革だった。その平成デモクラシーの理論的支柱だったこの人は、今回の「政治とカネ」問題について、ボソリとこう切り出した。 「リクルート事件は、江副(浩正)元会長から、どの政治家にカネが渡ったかが問題の中心だったけど、今回は

                                      特集ワイド:平成から続く「党の空洞化」 政治改革先導、佐々木毅さん 頻繁な選挙「裏金」の一因?人材育たず | 毎日新聞
                                    • 大分・194キロ“激突”事故 検察はなぜ「危険運転致死罪」を適用しないのか(1)

                                      去年2月に大分市で起きた自動車事故に関する、大分地検の判断が議論を呼んでいる。 一般道を時速194キロで走行した車が、右折しようとした車に激突し、乗っていた男性を死亡させた事故で、大分地検は「危険運転致死罪」の適用を断念、「過失運転致死罪」で起訴したのだ。 男性の遺族は「194キロの速度で事故を起こして、なぜ『危険運転』でないのか」と反発、上級庁の福岡高検などに“訴因”の変更を求める上申書を提出した。 大分地検は遺族に対し、「加害者は衝突するまで車を真っすぐに走らせているため、『危険運転致死傷罪』認定の要件である、『進行を制御することが困難な高速度』ではなかった」と説明したという。 一体なぜそのような判断が生まれるのか。 なぜ「危険運転致死傷罪」の適用がこれほど難しいのか。 どのように打開すればいいのか。 危険運転致死傷罪に詳しい識者らに話を聞いた。 ■ 194キロで一般道を走行 それでも

                                        大分・194キロ“激突”事故 検察はなぜ「危険運転致死罪」を適用しないのか(1)
                                      • 「こんなに働かない国会も珍しい」 令和臨調の佐々木さんが民主主義の危機を語る 「世界で変調が深刻化」:東京新聞 TOKYO Web

                                        新型コロナウイルス禍やロシアのウクライナ侵攻で浮き彫りになった民主主義の危機。再生への具体的な道筋を探るため、日本を代表する政治学者や経済界の有志らが6月、「令和国民会議」(令和臨調)を発足させる。30年以上にわたって政界を巻き込んだ政治改革に挑み続け、令和臨調の共同代表への就任が決まった佐々木毅元東大学長に聞いた。(我那覇圭、市川千晴) 「世界中で民主主義の変調が深刻化している。今までは、『米国第一主義』を掲げてポピュリズム(大衆迎合主義)に走った米国のトランプ前大統領に象徴されていた。最近ではロシアのプーチン大統領の専制主義が際立つ。対話を基本とする『熟議』の民主主義が追いやられ、日本でもポピュリズムの台頭を感じる。好ましい状態ではない」

                                          「こんなに働かない国会も珍しい」 令和臨調の佐々木さんが民主主義の危機を語る 「世界で変調が深刻化」:東京新聞 TOKYO Web
                                        • あらためて平成の政治改革を考える【待鳥聡史】【清水唯一朗】【善教将大】

                                          『公研』2020年9月号「対話」 待鳥 聡史・京都大学大学院法学研究科教授×清水 唯一朗・慶應義塾大学総合政策学部教授×善教 将大・関西学院大学法学部准教授 平成の政治改革は、立法・行政・司法さらには地方分権や中央銀行などにまで及ぶ大改革だった。この変革を通じて、日本社会そして我々の政治への意識はどのように変貌したのだろうか。平成の30年間を振り返りながら、日本の統治システムを考える。 平成の政治改革は明治維新、戦後改革に匹敵する大改革である 清水 今日は、平成の30年間におこなわれた一連の政治改革をあらためて振り返りたいと思います。この改革を経て日本の政治システムはどのように変革されたのか、あるいは有権者の政治意識はどのように変化したのか──こうしたポイントについて3人で考えていければと思います。ちょうど今年の5月に待鳥先生が『政治改革再考──変貌を遂げた国家の軌跡』を出版されましたので

                                            あらためて平成の政治改革を考える【待鳥聡史】【清水唯一朗】【善教将大】
                                          • 「刀が錆びていた」?藤井竜王襲った異変と苦悩 乗り越えた“失冠”の大ピンチ(1)

                                            「刀が錆びていた」?藤井竜王襲った異変と苦悩 乗り越えた“失冠”の大ピンチ(1)[2022/08/23 18:00] 挑戦者・豊島(とよしま)将之九段(32)の新型コロナウイルス感染にともない延期されていた、将棋のお〜いお茶杯第63期王位戦七番勝負の第4局が24、25日に行われる。 第3局までで2勝1敗と優位に立つ、タイトルホルダーの藤井聡太竜王(20歳、王位、叡王、王将、棋聖と合わせ五冠)。 2022年度は既に叡王・棋聖という2つのタイトルを防衛し、夢の「八冠独占」に向け順調に歩み続けているように見える。 だが実は、この2つのタイトル戦を戦う中で調子を崩し、初めてタイトルを失うかもしれない大ピンチに陥っていた… そう指摘するのは、藤井竜王の対局に詳しい「藤井ウオッチャー」飯島栄治八段と、藤井竜王の素顔を最もよく知る師匠、杉本昌隆八段だ。 五冠を保持するがゆえの“環境変化”に苦しんだ藤井竜

                                              「刀が錆びていた」?藤井竜王襲った異変と苦悩 乗り越えた“失冠”の大ピンチ(1)
                                            • トイレットペーパーの買い占め相次ぐ 「マスクと材料が同じ」デマが原因 : 痛いニュース(ノ∀`)

                                              トイレットペーパーの買い占め相次ぐ 「マスクと材料が同じ」デマが原因 1 名前:クロマチウム(千葉県) [DE]:2020/02/27(木) 20:21:57.69 ID:UmVyT3oQ0 “マスク材料”の噂で…トイレットペーパー品切れ相次ぐ 「全くのデマ」 熊本県内のドラッグストアやスーパーマーケットで、トイレットペーパーが品切れする事態が相次いでいる。会員制交流サイト(SNS)では、肺炎を引き起こす新型コロナウイルスの影響を指摘した上で「マスクの材料に紙が回されるので不足する」「中国から原材料を輸入できなくなる」といった臆測の声が続出。不安に思った人が購入に走っているとみられるが、西日本新聞「あなたの特命取材班」の取材に業界団体は「全くのデマ」と否定している。 熊本市中央区のドラッグストアによると、27日の開店時には十分な在庫があったが、午前中から問い合わせが相次ぎ、昼すぎには完売。

                                                トイレットペーパーの買い占め相次ぐ 「マスクと材料が同じ」デマが原因 : 痛いニュース(ノ∀`)
                                              • 藤井五冠の「9七銀」 名手はいかに生まれたのか 乗り越えた失冠の大ピンチ(2)

                                                今年4月から5月にかけて調子を崩し、初めてタイトルを失う大ピンチに陥っていたという将棋の藤井聡太竜王(20歳、王位・叡王・王将・棋聖と合わせて五冠)。 彼の対局を見続けてきた棋士たちの証言では、復調へのターニングポイントとなったのが、棋聖戦五番勝負第2局の終盤、藤井竜王の放った“勝負手”だった。 「△9七銀」。 解説の棋士が「震えた」というその名手は、タイトル戦の流れを変えただけでなく、苦しみ続けていた藤井竜王が、自分本来の姿を取り戻すきっかけとなる一手だった… 挑戦者・豊島(とよしま)将之九段(32)の新型コロナウイルス感染にともない延期されていた、お〜いお茶杯第63期王位戦七番勝負の第4局が、きょう始まった。復調を果たした藤井竜王は、この王位戦でも第3局までで2勝1敗とリードしている。 10代最後の数カ月、苦しみながらも闘い続けた天才棋士、完全復活への道のりをたどる。 (記事中の▲は先

                                                  藤井五冠の「9七銀」 名手はいかに生まれたのか 乗り越えた失冠の大ピンチ(2)
                                                • 人権と安全のジレンマ - geopoliticsさんの日記(無回転思考)

                                                  拾いもの 「専制国家 vs. 民主主義国家」というタームに持ち込むからいろいろ変になってるのであって、1人当りのGDPだ高くて、連邦制を採用したりしてて地方自治が強い国家は、感染症の対策で失敗する、とトレスケンの本なんかでさんざん指摘されてるんだよね。 pic.twitter.com/NObv2QJ951 — WARE_bluefield (@WARE_bluefield) April 16, 2021 econ101.jp 自由の国と感染症――法制度が映すアメリカのイデオロギー 作者:ヴェルナー・トレスケン みすず書房 Amazon ロックダウンしたニュージーランドの現状。 アングル:賞賛浴びたNZのコロナ対応、住宅高騰で格差拡大 | ロイター 経済再開、プライバシー保護、感染抑制のトリレンマ。 [B! COVID-19] 台湾内で200日連続感染なし-新型コロナ対応「世界最良」との評価

                                                    人権と安全のジレンマ - geopoliticsさんの日記(無回転思考)
                                                  • “最強の2人“独占取材 藤井二冠「将棋は面白い」

                                                    時に長考し言葉を選ぶように答える藤井二冠(王位・棋聖)。 自虐的な表現を交えながらも率直な言葉で語る渡辺明名人(棋王・王将と合わせて三冠)。 6月6日に第1局が行われるヒューリック杯棋聖戦五番勝負を前に、インタビューに答えてくれた2人の姿は対照的ではあったが、将棋への熱い思い、そして対局相手に対するリスペクトに満ちていた。 1年前とはタイトル保持者と挑戦者の立場を入れ替えて行われる再対決。 現在の将棋界「最強」とも言える2人の、最新の言葉をお届けする。 ■ 藤井二冠「負けが込むとプレッシャー感じる」 「序盤・中盤で定跡を外れた展開でうまく方針立てて指すのがまだできていない。そういった力を伸ばしていきたいです」 5月最後の日。 東京・渋谷区のスタジオで行われた藤井二冠へのインタビューはいきなり反省の弁で始まった。 この日、藤井二冠は叡王戦本戦トーナメントの準々決勝で、強敵の永瀬拓矢王座を相手

                                                      “最強の2人“独占取材 藤井二冠「将棋は面白い」
                                                    • 政治を本当に勉強したい方へ、政治学の絶対読むべき必読書10冊! - 生活百花

                                                      おはようございます。今回は政治を勉強したい方へ、政治学のおすすめ本を紹介して行きたいと思います。 やはり政治も闇雲に知識を集めているだけではなく、一つ筋の通った思想史などを身に付けるだけで全然違いますからね、 構成としては政治学の入門書など、政治学全体を俯瞰してわかりやすく書かれた本が5冊、そして偉人の教えに直接触れられる古典が5冊というような構成の記事にしました。 どれも政治学を学ぶ上で「これは読んでほしいなぁ」という10冊を厳選させていただきました。 目次 1.政治学 2.政治学 補訂版 3.教養としての政治学入門 4.日本の統治構造 飯尾潤 5.政治学の名著30 佐々木毅 6.国富論 7.プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神 8.法の哲学 9.国家 10.共産党宣言 ・まとめ 1.政治学 政治学のめちゃくちゃおすすめな入門書。有名な先生方が何人も集まって書いた共著で、内容に信頼

                                                        政治を本当に勉強したい方へ、政治学の絶対読むべき必読書10冊! - 生活百花
                                                      • 私たちは、ほかでもない自分たちの未来のために政治に関わる──与党支持、野党支持のZ世代たちによる自民党総裁選翌日の座談会 | elabo

                                                        (こばやし・たかとも) 東京大学4年生。コロナで大学がオンライン化されたことや、予定していた留学に行けなくなったことなどがきっかけになり、政治家を志すようになった。いまでも無党派層という意識もあるが、当分の間は立憲民主党を支持する立場。 Twitter: @monsieur_absolu‍ (かぎろひ) 自民党支持の家庭で育ち、自民党を支持する21歳の大学3年生。尊敬する人物はムスタファ・ケマル・アタテュルク。好きな格言は「汝平和を欲さば、戦への備えをせよ」。さまざまな方の意見を知ることで視野を広げたいという思いから、この企画に参加。 ‍ (ましま・かなめ) 21歳。スパイスカレーとパンを愛するつぶあん派の大学4年生。食事の時間のために生きている。 ‍ (みっさん) 21歳。経済学部出身。行動経済学を学んでいる、めっちゃ明るいサブカル好き。 総裁選の結果をどのように見たか elabo編集部

                                                          私たちは、ほかでもない自分たちの未来のために政治に関わる──与党支持、野党支持のZ世代たちによる自民党総裁選翌日の座談会 | elabo
                                                        • 『誰が科学を殺すのか 科学技術立国「崩壊」の衝撃』(毎日新聞出版) - 著者:毎日新聞「幻の科学技術立国」取材班 - 毎日新聞「幻の科学技術立国」取材班による内容紹介 | 好きな書評家、読ませる書評。ALL REVIEWS

                                                          著者:毎日新聞「幻の科学技術立国」取材班出版社:毎日新聞出版装丁:単行本(ソフトカバー)(256ページ)発売日:2019-10-28 ISBN-10:4620326070 ISBN-13:978-4620326078 吉野彰氏のノーベル化学賞受賞という「良いニュース」の一方、名だたる科学者はこぞって「もう日本はノーベル賞を獲れない」と危機感を募らせています。 「経済最優先」の陰で着実に進行する「科学研究の破壊」は、一体誰が、なぜ実行しているのでしょうか? STAP細胞「捏造」事件など数々のスクープを放つ、毎日新聞科学環境部による書籍『誰が科学を殺すのか』の抜粋をお届けします。 「選択と集中」はここから始まった! 小泉・竹中改革の何が問題だったのか? 「寝耳に水」の交付金削減「私は賛成です。国立大学でも民営化できるところは民営化する、地方に譲るべきものは譲る、こういう視点が大事だ」 〇一年五

                                                            『誰が科学を殺すのか 科学技術立国「崩壊」の衝撃』(毎日新聞出版) - 著者:毎日新聞「幻の科学技術立国」取材班 - 毎日新聞「幻の科学技術立国」取材班による内容紹介 | 好きな書評家、読ませる書評。ALL REVIEWS
                                                          • 老政治学者の「最後の一戦」 令和臨調が目指すもの【政界Web】:時事ドットコム

                                                            佐々木毅元東大学長に聞く(上) インタビューに答える令和国民会議(令和臨調)の佐々木毅共同代表=4月26日、東京都千代田区【時事通信社】 「これが文字通り、最後の一戦となる」。佐々木毅(ささき・たけし)元東大学長は今夏に迎える80歳の誕生日を前に、ひそかな決意を固める。産学の有識者で構成する令和国民会議(令和臨調)が6月に始動するに当たり、共同代表に就いた。少子高齢化、財政赤字、過疎化といった日本が抱える構造的問題に向き合い、世論と連動して永田町政治を動かそうという試みだ。佐々木氏に直面する内外の情勢、臨調発足の狙い、主に1990年代以降に関わってきた政治改革の試みを「総括」してもらった。(時事通信社政治部 纐纈啓太) 30年前と奇妙に重なる現実 もともとはプラトンやマキャベリ研究など西洋政治思想史を専門とする佐々木氏。現実政治との接点を得ることになったのはおよそ30年前の元号が昭和から平

                                                              老政治学者の「最後の一戦」 令和臨調が目指すもの【政界Web】:時事ドットコム
                                                            • 記者の目:自民派閥の裏金事件 衆院解散制限で真の改革を=木下訓明(政治部) | 毎日新聞

                                                              記者会見する令和臨調の(左から)佐々木毅東京大名誉教授、新浪剛史サントリーホールディングス社長、秋池玲子ボストン・コンサルティング・グループ日本共同代表、谷口将紀東京大教授=東京都港区で2月2日、木下訓明撮影 自民党の政治資金パーティーを巡る裏金事件の舞台となった派閥は1955年の結党以来、さまざまな弊害が指摘され、「平成の政治改革」で弱体化した。とはいえ、政党に代わる疑似的な政権交代の主体として今日まで存続しており、あるべき姿とは言いがたい。本来の理念に立ち返り、政党が政権交代の主体となる「令和の政治改革」を実現させる必要がある。 88年発覚のリクルート事件を契機とする「平成の政治改革」の特徴は、第一に派閥の異なる自民候補同士が定数3~5の選挙区で争う衆院中選挙区制を定数1の小選挙区に改め、衆院選を候補者本位から政党本位の「政権選択選挙」とすること。第二に派閥と族議員の影響で縦割りの強ま

                                                                記者の目:自民派閥の裏金事件 衆院解散制限で真の改革を=木下訓明(政治部) | 毎日新聞
                                                              • 論点:「安倍政権7年」への道 インタビュー 佐々木毅・元東京大学長 | 毎日新聞

                                                                安倍晋三政権が、昨年末、第2次内閣発足から7年を迎えた。1990年代前半からの政治改革の末に、有権者は安倍1強という「安定」を選び続けている。政治改革とは、結局なんだったのか。論議の旗振り役だった佐々木毅・元東京大学長に、現状と今に至る軌跡を読み解いてもらった。 中心が政党でなく「特定の政治家」に --今後の政治情勢は、何が焦点になると思われますか? 「東京オリンピック・パラリンピック後をどうするか」を、どの政治家がどう議論し始めるか、だろう。五輪が終わるまでは、いわば安倍政治の継続だと思っていたが、ここに来て新型コロナウイルスがかく乱要因として登場した。一般的に、五輪後の社会では、どうしても心理的なすきや虚脱感が生じる。前回(64年)の東京五輪後は、高度経済成長のまっただ中であったにもかかわらず、証券恐慌で山一証券が潰れかけた。他国でも、た…

                                                                  論点:「安倍政権7年」への道 インタビュー 佐々木毅・元東京大学長 | 毎日新聞
                                                                • 「『大航海時代』なんて実体なき言葉は、儂が滅ぼしてやったわい」(杉山正明)~「言葉・概念」を巡るバッチバチ! - INVISIBLE Dojo. ーQUIET & COLORFUL PLACE-

                                                                  文春新書の売れ筋のひとつに、たくさんの学者に短い文章を寄稿してもらい、それをまとめた歴史解説シリーズがある。そのうちの一書。 世界史の新常識 (文春新書) 文藝春秋Amazonローマ帝国を滅ぼしたのは難民と格差だった、イスラームはなぜ台頭できたのか、明朝を揺るがした日本の火縄銃、イギリス料理がまずい理由とは──知っているようで知らない世界史のエッセンスを凝縮した一冊。激動の時代を生き抜くには、歴史を学び直す必要がある。世界史の教養をこの新書一冊で身につけることができる! 日本を代表する23人の論者による世界史入門。テーマ別ブックガイドも収録。 カエサル暗殺の理由とは 佐々木毅 なぜ釈迦は仏教を開いたのか 呉智英 ムハマンドのリーダーシップ 山内昌之 モンゴル帝国支配力の秘密 杉山正明 イギリスで産業革命が始まったわけ 中野剛志 ルネサンス期は魔術の最盛期だった 樺山紘一 史上「最も幸せな国

                                                                    「『大航海時代』なんて実体なき言葉は、儂が滅ぼしてやったわい」(杉山正明)~「言葉・概念」を巡るバッチバチ! - INVISIBLE Dojo. ーQUIET & COLORFUL PLACE-
                                                                  • 連載 シン・アナキズム 「ねこと森政稔」第2回|本がひらく

                                                                    政治思想史家の重田園江さんによる好評連載「アナキスト思想家列伝」第9回! いま大注目のアナキズム思想とはいったいどんなものか? そして現代的な可能性はあるのか? こうした疑問に答えながらアナキズムの新しい魅力をビシバシと伝えていく連載です。今回は3人目にして日本の現役の思想家を取り上げた話題の回「ねこと森政稔」の後半です! ※「ねこと森政稔」の前半を読む方はこちらです。 ※これまでの各シリーズは下記よりお読みいただけます。 「序 私はいかにして心配するのをやめ、アナキストについて書くことにしたか」へ 「ジェイン・ジェイコブズ編」の第1回へ 「ヴァンダナ・シヴァ編」の第1回へ 破壊しないアナキズム 森政稔の研究のもう一つの重要性は、私たちがアナキズムに対して抱くイメージ、そしてそれを覆すことに関わる。すでにロックのところで引用したが、アナキズムの歴史とその描き方によって作られてきたイメージを

                                                                      連載 シン・アナキズム 「ねこと森政稔」第2回|本がひらく
                                                                    • 人手不足で多忙の法務部門を救う「リーガルテック」、最新動向と活用事例 | IT Leaders

                                                                      IT Leaders トップ > テクノロジー一覧 > 業界動向 > 市場動向 > 人手不足で多忙の法務部門を救う「リーガルテック」、最新動向と活用事例 業界動向 業界動向記事一覧へ [市場動向] 人手不足で多忙の法務部門を救う「リーガルテック」、最新動向と活用事例 2022年5月25日(水)神 幸葉(IT Leaders編集部) リスト デジタルの時代、FinTechやInsurTech、AgriTechといった業界・分野ごとの先進IT活用が進む中、企業のコンプライアンスを司る法務部門/担当者が今注目しているのが「リーガルテック(LegalTech)」である。この分野のIT製品・サービスを提供するLegalForceが2022年5月16日に開いたプレス向け勉強会の内容から、法務を取り巻く課題や環境変化、リーガルテック製品が可能にすること、活用事例を紹介する。 「担当領域拡大も法務部門は4

                                                                        人手不足で多忙の法務部門を救う「リーガルテック」、最新動向と活用事例 | IT Leaders
                                                                      • 激動の2020年代、「民主政」は永遠ではない / 元東大総長・佐々木毅|文藝春秋digital

                                                                        佐々木氏は1942年生まれ、秋田県美郷町出身。マキアヴェッリやプラトンなどの古典研究を基礎に、「権力とは何か」にこだわり、政治学と政治思想史の研究を続けてきた。東京大学法学部教授、東京大学総長を務めながら、長年、政治改革にも積極的に参加。著書に『現代アメリカの保守主義』『政治家の条件』など。令和元年に文化勲章を受章した。 そんな佐々木氏は、「民主政は永遠ではない」と言う。なぜなのか。 佐々木毅(元東京大学総長) 日本は世界の"サブリーダー" 2019年12月、私が共同塾頭を務める日本アカデメイアで、第1回「東京会議」というカンファレンスを主催しました。日本アカデメイアは政官財の人材が交流し、各界をつなぐハブ機能を果たすために2012年に発足した組織です。 2019年は、冷戦終結から30年という節目の年でした。そこでフランスから経済学者で思想家のジャック・アタリ氏、アメリカから政治学者でハー

                                                                          激動の2020年代、「民主政」は永遠ではない / 元東大総長・佐々木毅|文藝春秋digital
                                                                        • 『テレビ朝日』根腐れ!セクハラ・パワハラだけじゃない報ステCPの異様行動 会長に送り込まれた安倍批判報道の見張り役

                                                                          『テレビ朝日』根腐れ!セクハラ・パワハラだけじゃない報ステCPの異様行動 会長に送り込まれた安倍批判報道の見張り役 テレビ朝日は根腐れしてきているようだ。「報道ステーション」(以下、「報道」)の責任者、桐永洋チーフプロデューサー(CP=49)が、女子アナやスタッフへのセクハラ&パワハラで解任され、BS朝日に左遷されるそうである。 週刊文春が取材を始めたため、あわてて8月30日に、佐々木毅報道番組センター長が「報道」スタッフたちに発表したそうだ。 セクハラの件はこうだ。週刊文春によれば、4月(2019年)からフィールドキャスターに抜擢された森葉子アナ(33)を、放送終了後に誘い出し、高級焼き鳥屋の個室で酒を呑んだという。 約2時間後、桐永の知人たちがいうには、店を出て森のマンションまで送ると、2人は路上で抱き合いキスを交わした。マンションへ帰る森が酔ったためか、キーケースを落としてなかなか中

                                                                          • 60年代を駆け抜けた「東大・共産党員・全学連委員長」の青春 『未完の時代』 | BOOKウォッチ

                                                                            表紙に掲載されている一枚の写真が強烈だ。中国の最高指導者毛沢東が、日本から来た学生訪中団と対面している。緊張の面持ちで毛沢東と向き合っているのが本書『未完の時代――1960年代の記録』(花伝社)の著者、平田勝さんの若き日の姿だ。 平田さんは激動の1960年代に学生運動に深く関わり、全学連委員長も務めた。在学中から日本共産党員。あの「東大紛争」では、極秘の収拾工作に関わっていた。しかし、のちに共産党を離れる。本書は、激動の60年代を駆け抜けた「東大・元共産党員」の疾風録だ。 学生運動の経験と見聞を記述 平田さんは1941年、岐阜県で生まれた。大学進学者は年に数人という田舎の高校を卒業し、一浪後の61年、東大へ。駒場寮委員長、全寮連委員長、東大学生自治会中央委員会議長、第一回日中青年交流会の学生団体団長、全学連委員長などを務め、東大紛争では文学部の事態収拾のため水面下で交渉にあたった。69年、

                                                                              60年代を駆け抜けた「東大・共産党員・全学連委員長」の青春 『未完の時代』 | BOOKウォッチ
                                                                            • 加藤節 - Wikipedia

                                                                              加藤 節(かとう たかし、1944年〈昭和19年〉5月24日 - )は、日本の政治学者。成蹊大学名誉教授・法学部特任教授。専門は、政治哲学、西欧政治思想史。ジョン・ロック研究者として知られるのみならず、近年では南原繁や丸山眞男に代表される戦後日本における批判的知識人の思想史的系譜に関する研究でも有名。また、安倍晋三の恩師としても知られている。 経歴・人物[編集] 長野県生まれ。1965年4月、東京大学文科一類に入学。東京大学法学部卒業。同大学大学院法学政治学研究科を修了。福田歓一の下で政治哲学を学ぶ。1974年4月、成蹊大学法学部講師。翌75年4月、同大助教授。76年、東京大学から法学博士の学位を取得。論文の題は『17世紀政治理論における「宗教批判」の展開:社会契約説と宗教理論』であった[1]。1982年、成蹊大学教授。1990年、成蹊大学アジア太平洋研究センター所長に就任。2002年には

                                                                              • 劇団「わらび座」民事再生法の手続き開始 再生へ期待とエール:朝日新聞デジタル

                                                                                民事再生法の手続き開始決定を受けた劇団「わらび座」(秋田県仙北市)は2日、秋田市内で記者会見を開き、コロナ禍で経営が悪化したと説明した。従業員と事業は新たにつくった非営利の法人に承継し、広告や寄付を募り、財務体質の改善を図る。地方から全国に芸術と文化を発信し、70周年を迎えたわらび座。ゆかりのある人たちは再生に期待を寄せた。 県庁での記者会見で、わらび座の山川龍巳社長は、「コロナで教育(修学)旅行や全国公演がキャンセルになり、収入の圧倒的なところがダウンした」と説明した。代理人の中村隆弁護士によると、秋田地裁が2日に開始決定した民事再生手続きの負債総額は14億4600万円にのぼる。 会見によると、わらび座はコロナ前、全国に出向く約300の学校公演を含め、年間800回の公演を行っていた。また、経営する仙北市のあきた芸術村で修学旅行を年150校受け入れてきた。これらが全国に緊急事態宣言が出た昨

                                                                                  劇団「わらび座」民事再生法の手続き開始 再生へ期待とエール:朝日新聞デジタル
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