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村上春樹 ノルウェイの森 翻訳の検索結果1 - 38 件 / 38件

  • 村上春樹の文章は「うまくはないが読みやすい」

    https://note.com/historicalmoc/n/n284957b96801 出したな! 俺の前で! 村上春樹の文章の話を! 村上春樹の作品はほぼ読んだので大体同意だけれど、肝心の文章について全く語られていないのは片手落ちとしか言いようがない。こういう何かを語っているようでその内実がわかりにくい言葉を並べるからハルキストだのなんだの揶揄られるんだ。ファンなら真面目にやれ。村上春樹以外の人間が村上春樹の真似したら中身がない駄文にしかならないって小学校で教わらなかったのか。 つーか村上春樹の文章は別にうまくねえから。特徴的で読解大好き人間ほいほいってだけ。 リズムがあり、断定調である(巧くはないが読みやすい)比喩表現を多用し、不思議なモチーフをたくさん取り入れるが、書いてることの中身について説明しないめちゃくちゃはっきりした含意が含まれていることがある(ないこともある)というこ

      村上春樹の文章は「うまくはないが読みやすい」
    • 村上春樹の文章の「上手さ」を、短めに論じてみます|モチダ ヨウヘイ

      わりと賛否両論というか、村上春樹さんらしい騒ぎになっているな、と思って、興味深く読みました。 ちなみに私は一応研究と論文が本業(の一つ)であり、文章を書くことが仕事となっている人間の一人です(悪文ですが)。そして、村上春樹さんの20年来のファンでもあります。 そして、既に色々まとまられている通り、村上春樹さんはこういった思想信条の方です。ある意味で「下界」との交流を絶つという特殊な形の研鑽を積まれた故に、余人には模倣しえない独創的な文体をつくりあげ、作家としての評価を積み上げられてこられたわけです。 そして、こういった形で色々と批判されることも含め、村上春樹さんご本人は受け入れられていると思います(まさしくそれが、村上春樹さんの作家としての覚悟の一つの現れなのでしょう)。 ですが、一つ気になることがありまして。 どうも議論の中で、村上春樹さん自身も文章が上手いわけではないと批判されている、

        村上春樹の文章の「上手さ」を、短めに論じてみます|モチダ ヨウヘイ
      • ミスター村上とボストンの伯母|山邊鈴

        村上春樹氏が居たウェルズリー大学で2023年春学期を過ごした「わたし」の記録です。 1.伯母の町に春樹が来る「私には母の姉にあたる伯母がいるの。ねえねって呼んでた。オレンジのラパンっていう車に乗ってる、まつ毛がくるんと上がったひと。車に乗ったらいつも『ラパパパパパパン、不思議な笑顔♪』って歌を歌って、前方のミラーにかけた匂い袋が揺れてて。ラックには、ねえねが好きな槇原敬之のCDが数枚入ったケース。マイケルジャクソンも好きで、スリラーを流しては怖がる私を笑ってた。何より凄いのはね、ねえね、本を読むの!よしもとばななと、村上春樹。そんなに本の虫って訳じゃないんだろうけど、大人の女の人の家に本がある、ってだけで、ねえねはこの本を読んで悲しくなったり嬉しくなったりするんだなって思ったら、それがすごい嬉しかった」 「で、なにがいいたいわけ?」 「セシル、私にとってあなたがその叔母みたいだってこと。」

          ミスター村上とボストンの伯母|山邊鈴
        • 俺にとって村上春樹はなんだか面白い話をしてくれるおじさんだったんだよ..

          俺にとって村上春樹はなんだか面白い話をしてくれるおじさんだったんだよ。 難しそうなブラームスだとかヤナーチェックみたいなクラシックとか、ボブ・ディランとかジャズとかを教えてくれたり、ゴダールみたいな聞いたことのないフランス映画について話してくれたり、戦時中からつながる日本政治の暗部についてノモンハン事件にからめて「ねじまき鳥クロニクル」で示唆してくれたり、知り合った女性と突然やたらとエロい経験をしたことを話してくれたりする、親戚の集まりにいる何してるかわかんないおじさんだったんだよ。 きれいな女性とバーで仲良くなってすぐに寝ちゃったり、ホイホイとセックスに誘われたり、野外でフェラされたり、そんなことが本当にあるはずがないってわかってたけど、高校生がそれくらい空想したっていいじゃないか。「ノルウェイの森」みたいに幼馴染がいて日常的にセックスしまくるという空想に悶々とする年ごろだよ。 「海辺の

            俺にとって村上春樹はなんだか面白い話をしてくれるおじさんだったんだよ..
          • イタリアで日本文学ブーム、人気はエンタメ小説 背景にあの70年代アニメの存在

            左から『たまさか人形堂物語』(津原泰水、Edizioni Lindau)、『Lo scudo dell'illusione』(マッシモ・スマレ編、Atmosphere Libri[邦訳なし])、『お伽草子』(太宰治、Atmosphere Libri) <日本とイタリアには、文学や漫画・アニメを通じた40年以上の交流の歴史がある。イタリア人読者は日本文学の中に何を探すのか──現地在住「グレンダイザー世代」の翻訳家に聞いたイタリアにおける現代日本文学事情> ここのところ、日本の作家の欧米での紹介が進んでいる。昨年11月に柳美里『JR上野駅公園口』(『TOKYO UENO STATION』)が、アメリカでもっとも権威がある文学賞のひとつである全米図書賞を受賞したのは記憶に新しい。受賞直後から日本でも大きな反響があり、日販調べによると2021年上半期で"いちばん売れた文庫"となった。出版不況が言わ

              イタリアで日本文学ブーム、人気はエンタメ小説 背景にあの70年代アニメの存在
            • 村上春樹、ストーリーを決めずに長編を執筆「本当に楽しい」 スガ シカオが驚愕 | J-WAVE NEWS

              作家の村上春樹とスガ シカオが、J-WAVEで対談。ザ・ビーチ・ボーイズの音楽性やハワイ・カウアイ島で暮らした日々、最近のJ-POPや、長編小説の制作の面白さについて語った。 J-WAVEで放送中の『Mercedes-Benz THE EXPERIENCE』(ナビゲーター:スガ シカオ)。その時代、その場所で、どんな音楽を聴きたいか―――時代を越えて、国境を越えて、ナビゲーターのスガ シカオが旅好き・音楽好きのゲストと共に音楽談義を繰り広げる、空想型ドライブプログラムだ。村上が登場したのは、6月12日(日)のオンエア。 番組の公式サイトでは、ふたりの選曲も公開中。 ・公式サイト https://www.j-wave.co.jp/original/experience/220612.html 年齢を重ねて魅力に気づいた、ビーチ・ボーイズの一曲 スガは学生時代に村上の著書『羊をめぐる冒険』(講

                村上春樹、ストーリーを決めずに長編を執筆「本当に楽しい」 スガ シカオが驚愕 | J-WAVE NEWS
              • 韓国の小説は「問題意識が強すぎて苦手」…韓国で「日本の小説」が次々と爆発的ヒットになっているワケ(プレジデントオンライン) - Yahoo!ニュース

                韓国最大の書店チェーン「教保文庫」の店頭で平積みにされた日本の翻訳小説。『すずめの戸締まり』『君の名は。』のほか、『さよならの向う側』(清水晴木)、『西由比ヶ浜駅の神様』(村瀬健)などが並ぶ - 筆者撮影 今、韓国で日本の書籍が売れている。大手書店チェーンの2023年上半期ベストセラー小説部門ではベスト30に日本の小説が8作品も入った。ジャーナリストの金敬哲さんは「社会の厳しさに疲れた韓国の若者たちは、社会問題への意識が高い自国の文芸よりも、癒やしを与えてくれる日本の小説を支持しているようだ」という――。 【写真】教保文庫の海外小説ベストセラー棚 ■小説版『すずめの戸締まり』が書店のベストセラーランキング2位 韓国では今、過去に例を見ないほど“日本ブーム”が巻き起こっている。さまざまなコンテンツが愛好されており、日本の書籍もそのひとつだ。 韓国最大の書店チェーン「教保(キョボ)文庫」が発表

                  韓国の小説は「問題意識が強すぎて苦手」…韓国で「日本の小説」が次々と爆発的ヒットになっているワケ(プレジデントオンライン) - Yahoo!ニュース
                • いくら輸入文化っつっても日本語の歌詞は輸入できないので一から構築しないと問題(小沢健二の歌詞編その1) - kenzee観光第二レジャービル

                  kenzee「さて、今回はコーネリアスマラソンはお休みして、元相方の小沢健二さんの歌詞とはどういうものなのか。考えてみよう。前回までのコーネリアスアルバム「ファーストクエスションアワード」の小山田さん自身の手による歌詞はカメラ・トーク期の小沢さんのような語彙、文体、相対主義や諦念といった思想を模倣したものと考えられるが、まったく小沢さんに適うレベルになかった。ただ逆説的に言えば小山田詞の失敗とは、オシャレな語彙を「~だろう」に代表されるモラトリアム感でコーティングすれば誰でも小沢になれる、というものではない、ということの証左とも言える。それでは小沢詞とはどういうものなのか。まず、小沢健二とはどういうアーティストなのか。100年後の人類にもわかるように小沢を説明するとこうなる」 1990年代の日本の流行歌「J-POP」の象徴的なアーティスト。自身で作詞作曲編曲歌唱を担当するシンガーソングライ

                    いくら輸入文化っつっても日本語の歌詞は輸入できないので一から構築しないと問題(小沢健二の歌詞編その1) - kenzee観光第二レジャービル
                  • 『ウケる、ムカつく、ウメェ、ネミィ』しか語彙のなかった人が初めてパクチーを食べたら、突然村上春樹みたいな事言い出した思い出

                    長瀬まぐま @nagase_h 昔付き合ってた人、ウケるムカつくウメェネミィしか語彙がなかったんだけど、初めてパクチーを食べた時には「なんか深い森に迷い込んでいるような感じがして怖い」などと述べたので、パクチーには人を村上春樹みたいにする力があるんだなと思った 2021-02-11 20:08:37 リンク Wikipedia 村上春樹 村上 春樹(むらかみ はるき、1949年1月12日 - )は、日本の小説家、文学翻訳家。 京都府京都市伏見区に生まれ、兵庫県西宮市・芦屋市に育つ。早稲田大学在学中にジャズ喫茶を開く。1979年、『風の歌を聴け』で群像新人文学賞を受賞しデビュー。1987年発表の『ノルウェイの森』は2009年時点で上下巻1000万部を売るベストセラーとなり、これをきっかけに村上春樹ブームが起きる。その他の主な作品に『羊をめぐる冒険』、『世界の終りとハードボイルド・ワンダーラン

                      『ウケる、ムカつく、ウメェ、ネミィ』しか語彙のなかった人が初めてパクチーを食べたら、突然村上春樹みたいな事言い出した思い出
                    • コマったさんの台湾怪奇ミステリまんが――シャオナオナオ『守娘』 - 名馬であれば馬のうち

                      台湾のまんがってえいいますと、去年ビームコミックスから発売されて村上春樹、岩井俊二、はっぴいえんど、ゆらゆら帝国などをピュアッピュアの小細工抜きで投げてきて日本の腐りきったサブカルクソ野郎どもを浄め死滅させた豪速球文化系青春ラブストーリー『緑の歌』(緑の歌 - 収集群風 - 上 (ビームコミックス))が思い出され、ああ、あれは傑作だったな、などとなつかしくなるわけですが、わたし自身、詳しいかというとそんなでもない。 全国100万のサブカルクソ野郎どもを燃やし尽くしたといわれるノルウェイの森を貸す男。自分たちを村上春樹小説の登場人物に重ねているところがポイント高い。(高妍『緑の歌 - 収集群風 -』ビームコミックス)世界100億のサブカルクソ野郎を一瞬にして蒸発させたといわれる殺人本棚(高妍『緑の歌 - 収集群風 -』ビームコミックス) しかしそんなでもないそんなわたしをぶん殴ってくるおもし

                        コマったさんの台湾怪奇ミステリまんが――シャオナオナオ『守娘』 - 名馬であれば馬のうち
                      • 「台湾100選」台湾音楽30年の歴史に貢献したアルバムリスト&紹介コメント公開! - Tapioca Milk Records

                        TEXT BY 中村めぐみ Corporation @tai_fukaya みなさんこんにちはー!タピレコの中の人です。 2019年9月18日~30日、代官山蔦屋書店にて、マンダリンポップス(台湾音楽)平成30年間の歴史に貢献したアルバムの展示が行われました。 現場レポート記事はこちら www.tapiocamilkrecords.jp ここで紹介されていた100枚+のアルバムは、台湾音楽(≒マンダリンポップス)30年の歴史を振り返り、その発展に貢献した作品を、TAIWAN PLUS2019に出演した8組のアーティストたちや、台湾の文化発信地・誠品書店によりセレクトしたものです。 当日はこのように、どのアーティストがどのアルバムを選曲したかの内容や、アルバム発行年、紹介コメントなども詳しく掲載してある資料があり、ロケーションも良かったので、個人的には大盛り上がりの展示でした! そこでっっっ

                          「台湾100選」台湾音楽30年の歴史に貢献したアルバムリスト&紹介コメント公開! - Tapioca Milk Records
                        • <終了済み>【48%ポイント還元】「東洋経済新報社125周年セール」開催中です! : マインドマップ的読書感想文

                          【はじめに】◆今日は朝から、非公式のKindleセールのご紹介を。 現在BookLive!では、東洋経済新報社さんの電子書籍2000冊以上を対象とした、「東洋経済新報社125周年セール」を開催しています。 まさかの月曜スタートということで、完全に不意を突かれたのですが、2日遅れで記事にできた次第。 ただし時間がなかったので、下記のようにアマゾンで「東洋経済」でググって、ポイント還元になっている作品をチェックし、お買い得本を抜き出した次第です(上位サムネイル及び下記リンクは、セール対象外がほとんどなので要注意!)。 Amazon.co.jp : 東洋経済新報社 なお、セール期限はBookLive!に合わせるとするのなら、「11月15日(日)」まで。 めったにセールを行わない版元だけに、この機会をお見逃しなく! 注:このセールは終了しました。 Kindle Paperwhite / kenmi

                            <終了済み>【48%ポイント還元】「東洋経済新報社125周年セール」開催中です! : マインドマップ的読書感想文
                          • 【オーケイ、認めよう】おすすめしたい村上春樹の初期の小説BEST5 - あとかのブログ

                            こんにちは、あとかです♪ ブログを始めてからペースはかなり落ちましたが、小説をよく読みます。 とは言っても、新作ではなく、昔好きで読んでいた小説を読み返すことが多くなっています。 色々ありますが、単に「内容をすっかり忘れている」という残念な理由です。 その中でも特に好きだったのが、村上春樹です。 村上春樹は、毎年ノーベル賞の候補に挙がってはスルーという、もはや年末の風物詩になってきています。 そんな川端康成とか大江健三郎の様なポジションの作家と、昔は全く思っていませんでした。 実は、私は村上春樹の小説では、デビューからの「初期の作品のみ」が好きなのです。 今回は、是非お勧めしたい村上春樹初期作品BEST5をご紹介します。 村上春樹とは 長編小説 おすすめしたい初期作 風の歌を聴け 1973年のピンボール 羊をめぐる冒険 ダンス・ダンス・ダンス 世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド ま

                              【オーケイ、認めよう】おすすめしたい村上春樹の初期の小説BEST5 - あとかのブログ
                            • 村上春樹さん特別インタビュー①

                              休まず書き続けた 最初に題名だけがあった 秋成「二世の縁」と重ねて 村上 ちょうど40年前の5月に、群像新人賞をもらいました。授賞式は確か5月8日。会場は新橋の第一ホテルでした。 ―40年間、現役で出ずっぱり。夏目漱石でも作家活動は10年ほどです。休まず小説を書き続けてきた、本当に珍しい作家ですね。 村上 10年くらいごとに節目があって、その節目ごとに小説や文章のスタイルが変化してきて、自分でも書いていて飽きなかった。いつも新しい目標があった。それがよかったのではないかな。 ―その多くの作品の中で文庫が出たばかりの長編「騎士団長殺し」についてまずお聞きしたい。 ▽響きに惹かれて 村上 これは題名が最初なんです。もちろんモーツァルトのオペラ「ドン・ジョバンニ」から思いついた題ですが、「騎士団長殺し」という言葉の不思議な、不穏な響きに心を惹(ひ)かれて、そういうタイトルで日本を舞台にした物語が

                                村上春樹さん特別インタビュー①
                              • 村上春樹の新刊が発売!『街とその不確かな壁』が楽しみすぎる件について - 日々の栞

                                www.nikkei.com 読書界隈をざわつかせるビックニュースが入ってきた。村上春樹の新作長編小説『街とその不確かな壁』が2023年4月13日(木)に刊行されることが決定したのだ。新潮社から発表されたこのニュースは本好きに衝撃を与えた。 街とその不確かな壁 作者:村上春樹 新潮社 Amazon 『街とその不確かな壁』は、1200枚の書き下ろし新作長編小説であるようだ。2017年2月刊行の『騎士団長殺し』以来、6年ぶりとなる書下ろし長編である。タイトルや物語のテーマはまだ公表されていない。やれやれ。 また、新しい試みとして村上作品の長編では初めて刊行と同日に電子書籍も配信するようだ。 今から読むのが楽しみである。Twitterなどでは新作長編のニュースで祭り状態になっていた。 刊行が待ちきれないので、現時点でわかっている情報を書いてみようと思う。 村上春樹とは? 1200枚はどのくらいな

                                  村上春樹の新刊が発売!『街とその不確かな壁』が楽しみすぎる件について - 日々の栞
                                • 「恋とマシンガン」を英訳してみた。そしたら・・・・・・(小沢健二の歌詞その2) - kenzee観光第二レジャービル

                                  kenzee「前回の続き。小沢健二さんの歌詞とはなんだったのかのその2。前回、村上春樹のデビュー時における日本語小説へのアプローチと実験の話で終わった。村上はデビュー作をまず、タイプライターで英語で書いた。それを原稿用紙と万年筆で自分で日本語訳していった。結果、今でも議論の分かれる「乾いた文体」が生まれたのである。まず、すでにアルフレッド・バーンバウムによって英訳されたデビュー作「Here The Wind Sing」から有名なチャプター11のシーンを読んでみよう。N・B・EポップステレフォンリクエストのDJのオープニングトークだ」 DJらしいカッコいい響きの英語であることがおわかりいただけるだろう。英語の優れた点は「Greatest Hits Request Show,~NEB Radio」のようにルーズな発音だとあまり意識しなくても簡単に韻が踏めるところだ。この英語の小説の作者は「カッ

                                    「恋とマシンガン」を英訳してみた。そしたら・・・・・・(小沢健二の歌詞その2) - kenzee観光第二レジャービル
                                  • 「プロパガンダ本は置かない」神保町の韓国専門ブックカフェ、金承福のこだわりと信念:朝日新聞GLOBE+

                                    表紙にひかれて手にとると、銭湯が舞台の韓国の絵本だった。「羽衣をなくした天女のおばあさんが出てくるの」。経営する金承福が教えてくれる。日本とよく似た湯船にもぐって遊ぶ天女と子どもの姿に、ほおが緩む。ソウルのマンションで同居する女性2人のエッセーや、韓国の青春小説など、知らなかったお話が次々と目の前に現れ、わくわくする。 チェッコリでは年に100回以上のイベントを開催してきた。コロナ禍ではオンラインで実施している=クオン提供 韓国出身の金が、東京で韓国書籍の出版社クオンを立ち上げたのは2007年のこと。11年からは「新しい韓国の文学シリーズ」を出版し、すぐれた文学に贈られる英ブッカー国際賞をのちに受賞する作家ハン・ガンの「菜食主義者」を皮切りに、00年代以降の韓国の小説や詩を日本語で20作以上紹介してきた。 「物語」をつむぎ、ほりおこすのも金の仕事だ。作家の佐野洋子が韓国の哲学者と40年近く

                                      「プロパガンダ本は置かない」神保町の韓国専門ブックカフェ、金承福のこだわりと信念:朝日新聞GLOBE+
                                    • イタリア語中級者向け【厳選5冊】多読用おすすめ本 - イタリアのすすめ

                                      イタリア語の基礎的な文法を一通り終えて、 「さて、何か面白そうな本を、原書で読んでみたいなぁ」 と思って探してみると、 英語に比べてイタリア語(特に中級以上向け)は、 なかなか自身のレベルにピッタリ合う本が少なくて、選ぶのに苦労した経験はありませんか? 上級者ならば、母国語(日本語)の本を選ぶ時と同じように、好みの本を何でも片っ端から選んでいけばいいのであまり問題ないのですが… しかし最近は、 日本語の本や他の言語の本も、イタリア語に翻訳されたものが増えていて、 海外のサイトからお取り寄せをしたり、旅行に行ったついでに?慌てて購入(これは、以前の私です!)しなくても、見つけることができるようになり便利になりましたね。 「紙の本」も「デジタル版の本」も両方とも出版されていて、 好みで選べるところも良いですね! 今回の記事では、自身が読んでとくに面白かった作品を選びました。 好みは分かれてしま

                                        イタリア語中級者向け【厳選5冊】多読用おすすめ本 - イタリアのすすめ
                                      • 村上春樹さん特別インタビュー③

                                        久しぶりの一人称小説 複合的コミュニケーション  ギャツビーへのオマージュ ―「騎士団長殺し」には「免色渉(めんしきわたる)」という変わった名前の謎の資産家が登場します。「色を免れる」という名なので、多くの人が「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」を考えました。 村上 確かにそうですね。でもそれは気がつかなかったな。この免色さんはフィッツジェラルドの「グレート・ギャツビー」のギャツビーへのオマージュなんです。 ―確かにギャツビーは好きなデイジーの住む家が見えるところに住んでいますし、免色も自分の娘の可能性がある少女まりえが住む家を望める小田原郊外の山の中の豪邸に暮らしている。 村上 ギャツビーは貧乏から成り上がって、人目を惹く生活をします。それが彼の目的だから。でも免色さんは割と普通にやっています。クールに、というか。だからパーソナリティーとキャラクターは違う人です。ただ状況を借用し

                                          村上春樹さん特別インタビュー③
                                        • 真実と虚構、二項対立超える物語の力 村上春樹「街とその不確かな壁」を読む 鴻巣友季子の文学潮流(第1回) |好書好日

                                          話題沸騰中のAIロボット「チャットGPT」は、どれほど正確な回答や文章を作成できるのか? この不安に応えるべくイーロン・マスクが「トゥルースGPT」を開発すると聞いて、村上春樹ばりに「やれやれ」と思ってしまった。そういえば、米国前大統領が作らせたSNSも「ソーシャル・トゥルース」だ。truth(真実)という語の意味がわからなくなってくる。 トゥルースとは虚偽、捏造、デマなどの対義となるものだろう。では、事実と異なる作り事であるフェイクニュースとフィクションは、どこがどう違うのか? フランス作家ローラン・ビネはファクトとフィクションの違いを追究してきた。16世紀の欧州と現中南米大陸の衝突および侵略を描く『文明交錯』(橘明美訳、東京創元社)にも、その意図は見られる。とんでもなく面白い大作だ。 ビネによれば(「対談 ローラン・ビネと平野啓一郎」)、16世紀のこの頃は「第一次 グローバリゼーション

                                            真実と虚構、二項対立超える物語の力 村上春樹「街とその不確かな壁」を読む 鴻巣友季子の文学潮流(第1回) |好書好日
                                          • 村上春樹の世界観をオーディブルで味わう!Audibleで聴ける村上春樹作品まとめ - 日々の栞

                                            Amazonの「耳で聴く」読書、Audible(オーディブル)が、2022年1月から聴き放題に移行したのに伴い、村上春樹の作品が10作品オーディオブック化されるが決定した。 村上春樹作品は海外ではオーディオブック化されていたが、日本でオーディオブック化されるのはこれが初めてだ。 制作予定の作品は、『1Q84』、『ねじまき鳥クロニクル』、『騎士団長殺し』、『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』、『海辺のカフカ』、『螢・納屋を焼く・その他の短編』、『東京奇譚集』、『神の子どもたちはみな踊る』、『職業としての小説家』、『辺境・近境』の10作品だ。 村上春樹作品の世界観をオーディブルに落とし込むにあたり、選ばれたナレーター陣もかなり豪華だ。『ねじまき鳥クロニクル』を藤木直人、『騎士団長殺し』を高橋一生、『海辺のカフカ』を木村佳乃、『職業としての小説家』を小澤征悦、『東京奇譚集』をイッセー尾

                                              村上春樹の世界観をオーディブルで味わう!Audibleで聴ける村上春樹作品まとめ - 日々の栞
                                            • 明るいあしたを迎えるための音楽 1 | 村上RADIO | 村上春樹 | 連載 | 考える人 | 新潮社

                                              著者: 村上春樹 Murakami Radio: “Music for a Brighter Tomorrow” by HARUKI MURAKAMI is here; 村上春樹さんがDJを務める「村上RADIO特別編 ステイホームスペシャル~明るいあしたを迎えるための音楽~」が、2020年5月22日(金)にTOKYO FM/JFM38局ネットで放送されました。 新型コロナでたいへんな日々を過ごしている皆さんを音楽の力で明るくできれば、という村上さんの発案でこの特別編が生まれました。 今回、TOKYO FMの協力をいただいて「村上RADIO特別編 ステイホームスペシャル~明るいあしたを迎えるための音楽~」の番組内容を、日本語と英語両方のバージョンで掲載いたします。海外の村上ファンにも英訳で楽しんでいただけたら幸いです。まずは前半をどうぞ。 村上RADIO特別編「ステイホームスペシャル」 こ

                                                明るいあしたを迎えるための音楽 1 | 村上RADIO | 村上春樹 | 連載 | 考える人 | 新潮社
                                              • 村上春樹の新刊『街とその不確かな壁』を予想する試み - 日々の栞

                                                www.nikkei.com 村上春樹の新作長編小説『街とその不確かな壁』が2023年4月13日(木)に刊行される。英語でのタイトルは、「The city and its uncertain walls」だ。2017年2月刊行の『騎士団長殺し』以来、6年ぶりとなる書下ろし長編である。 街とその不確かな壁 作者:村上春樹 新潮社 Amazon 『街とその不確かな壁』は、1200枚の書き下ろし新作長編小説であるようだ。 村上春樹ファンのあいだでも話題になったのだが、村上春樹の幻の作品「街と、その不確かな壁」とタイトルがほとんど同じなのだ。新作長編の題名は、読点が一つ抜かれたものである。この点からも内容を予想できそうである。 また、新しい試みとして村上作品の長編では初めて刊行と同日に電子書籍も配信するようだ。 今から読むのが楽しみである。Twitterなどでは新作長編のニュースで祭り状態になって

                                                  村上春樹の新刊『街とその不確かな壁』を予想する試み - 日々の栞
                                                • 村上春樹をめぐるメモらんだむ:コロナ鬱を吹き飛ばそう なぜ村上春樹は若い世代に読まれ続けるのか=完全版 | 毎日新聞

                                                  村上春樹さんがDJを務めるラジオ番組「村上RADIO」(TOKYO FMなど全国38局)は4月26日夜、第13回となる「言語交換ソングズ」が放送された。いつもは(全部は聴いていないけれど、たぶん)「こんばんは、村上春樹です」で始まるのだが、この回は違った。冒頭に、女性の声で「村上春樹さんから届いた最新のメッセージです」という短いアナウンスがあり、村上さんは次のようにコメントした。 「今、世の中は大変なことになっています。そのために仕事がなくなり、あるいは仕事ができなくなり、厳しい状況に置かれている方も多くおられると思います。僕もね、昔、7年ぐらい飲食店を経営していました。だからローンを抱え、高い家賃を払って、従業員に給料を払い、それでいて何カ月も店を開けられない、先行きも分からないというのがどれぐらいつらいことか、身にしみて分かります。こんな時に僕にできるのはどんなことだろうと日々、考え込

                                                    村上春樹をめぐるメモらんだむ:コロナ鬱を吹き飛ばそう なぜ村上春樹は若い世代に読まれ続けるのか=完全版 | 毎日新聞
                                                  • 翻訳家としての村上春樹!ハルキが翻訳した海外小説まとめ - 日々の栞

                                                    村上春樹といえば『ノルウェイの森』や『ねじまき鳥クロニクル』、『1Q84』などの小説で知られている日本を代表する小説家だ。 それだけでなく海外小説の翻訳も手掛けており、海外文学の紹介や翻訳を手がけるといった一面も持っている。村上春樹が手掛けた翻訳は、『ティファニーで朝食を』といった名作が多い。そこで、村上春樹が翻訳を手掛けた名作小説をまとめてみた。 グレート・ギャツビー / スコット・フィッツジェラルド 最後の大君 / スコット・フィッツジェラルド キャッチャー・イン・ザ・ライ / J.D.サリンジャー 心は孤独な狩人 / カーソン・マッカラーズ 結婚式のメンバー / カーソン・マッカラーズ 大聖堂 / レイモンド・カーヴァー ティファニーで朝食を / トルーマン・カポーティ ロング・グッドバイ / レイモンドチャンドラー 卵を産めない郭公 / ジョン・ニコルズ 本当の戦争の話をしよう /

                                                      翻訳家としての村上春樹!ハルキが翻訳した海外小説まとめ - 日々の栞
                                                    • 無機質な言葉 書くコトでしか表現できない魅力ある文体  - 京都案内  こうへいブログ

                                                      読みにくさの魅力 明治期の近代以降、とくに戦後の現代において、欧文脈というものが日本語の文章に大きく影響を与えることになります。 欧文脈とは、つまり「翻訳調」と言い換えていいと思いますが、それは、あたかも英語などの欧文を翻訳したかのように感じられる文体のことです。 あくまで翻訳っぽく見える文体ですので、背後に本当の欧文がある直訳体ではありません。 その特徴は、文の組み立てや語彙の選択、およびその背後にある発想にあるんですね。 たとえば、翻訳調のわかりやすい例が無生物主語や連体修飾節が多用され表現されている文に多く見ることができます。 それは決して読みやすいわけではないのですが、意味をとろうと強く意識して読むことによって、文意がツルリと逃げていくことなく、鮮やかに印象を残していくのです。 読み応えというか、引っ掛かるような感覚でもって読み手の脳裏に強い印象を刻んでいくんですね。 翻訳調の文が

                                                        無機質な言葉 書くコトでしか表現できない魅力ある文体  - 京都案内  こうへいブログ  
                                                      • 横道誠 著『村上春樹研究』より。目には目を、ポリフォニーにはポリフォニーを。 - 田舎教師ときどき都会教師

                                                        確実に言えることは、大江がいなければ村上は存在しなかったということだ。そして、村上が大江を否定しながらサンプリングすることで、村上は村上になることができた。ふたりの「魂」はあまりにも近すぎて、年少の作家として出発した村上は、自分が自分になるために、己に似た「魂」を否定せねばならなかった。 (横道誠『村上春樹研究』文学通信、2023) こんばんは。確実に言えることは、小学校の教員の年度末の仕事量は異常ということです。村上春樹さんの作品をサンプリングすれば、 やれやれ。 そうつぶやきたくなります。が、正直なところ、やれやれどころではありません。夜遅くに通知表の所見を書いていると、どこからか「書くんだよ、とにかく書き続けるんだ。おいらの言っていることはわかるかい(?)。書くんだ。書き続けるんだ。何故書くかなんて考えちゃいけない。意味なんてことは考えちゃいけない。通知表の所見に意味なんてもともとな

                                                          横道誠 著『村上春樹研究』より。目には目を、ポリフォニーにはポリフォニーを。 - 田舎教師ときどき都会教師
                                                        • 新型コロナウイルスで急浮上の「濃厚接触」と、『ノルウェーの森』の共通点 - 小骨チェーサー

                                                          とうとう日本でも……と言うべきでしょうか。 新型コロナウイルスの感染患者が、神奈川県で確認されました。 このニュースで急浮上したトレンドワードが「濃厚接触」。 強い響きの単語ですね。 元々の意味より、 ニュアンスが強く訳されたようです。 「翻訳のさじ加減」……実は名曲『ノルウェーの森』も、同じ仲間なんです。 感染患者は武漢の訪問者 ニュースソースは、厚生労働省の報道発表です。 新型コロナウイルスが原因とみられる肺炎が集団発生している中国 ・武漢。 ここを訪問し、1月6日に帰国した神奈川県在住の30代男性が、 このウイルスに感染していたというのです。 「中国において、詳細不明の肺炎患者と濃厚接触の可能性がある」 そう厚労省が広報したことで注目された言葉が 濃厚接触 ツイッターは色めき立っていましたね。 「"濃厚接触"というから卑猥なことを想像したら、 そうじゃなかった」 自分でボケておいて自

                                                            新型コロナウイルスで急浮上の「濃厚接触」と、『ノルウェーの森』の共通点 - 小骨チェーサー
                                                          • 村上春樹のノーベル賞落選が「既定の事実」だったホントの理由

                                                            10月5日から始まったノーベル賞ウイーク、すでに医学・生理学賞を大村智北里大学特別栄誉教授が、物理学賞を昨年に引き続き梶田隆章東大宇宙線研究所長が受賞し、「科学」分野における日本の基礎研究・応用研究が世界水準にあると証明され、日本中が歓びに沸き立っている。 そんな「科学」分野におけるノーベル賞フィーバーに拍車をかけたのは、昨夜(8日)結果が発表された文学賞である(受賞者はベラルーシのスベトラーナ・アレクシェービッチ)。2006年にノーベル文学賞受賞の登竜門と言われるチェコのフランツ・カフカ賞を受賞して以来、イギリス政府公認のブック・メーカー(賭け屋)によって毎年のように予想される受賞者の上位にランクされ、出版不況や純文学衰退説が流れる文壇や文学愛好者(特にハルキストと呼ばれる村上春樹の熱狂的なファン)、更には「明るい話題」を求めるマスコミが「今年こそ絶対に受賞する」と大きな期待を寄せるとい

                                                              村上春樹のノーベル賞落選が「既定の事実」だったホントの理由
                                                            • 年末年始に読んでほしい!読書のプロ・鴻巣友季子が熱烈におすすめする2023年の小説24作品(鴻巣 友季子)

                                                              二重世界 パラレルワールド、歴史改変、身代わりのモチーフなど、世界や人間の二重性を描いた小説にも秀作が多かった年だと思います。6年ぶりの村上春樹の長編小説も話題になりました。また、ChatGPTなどの生成AIが急速に発達を遂げた年でもありました。 10 村上春樹『街とその不確かな壁』新潮社 村上はデビュー翌年に発表された「街と、その不確かな壁」(1980年)を「失敗作」と呼び、これを元に長編『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド(上・下)』(1985年)を書いた。今回は再々度の書き直しによって、『街とその不確かな壁』という三部構成の長編に発展させた形だ。 現実世界と「高い塔に囲まれた街」との往還を描いている。コロナ禍を経て、四十三年前の初期作をある種の“パンデミック小説”として甦らせたとも言えるだろう。憎しみ、偏見、迫害などは「伝染(うつ)る」と言った村上の同時代作家がいるが、「えや

                                                                年末年始に読んでほしい!読書のプロ・鴻巣友季子が熱烈におすすめする2023年の小説24作品(鴻巣 友季子)
                                                              • 今日を生き抜くため、少女たちは犯罪に手を染めた――川上未映子が、クライム・サスペンスに挑んだ理由|WEB別冊文藝春秋

                                                                長篇『夏物語』は40か国以上で翻訳され、世界中に多くのファンを持つ川上未映子さん。 そんな川上さんの待望の最新作『黄色い家』は、自身初となるクライム・サスペンスです。親もとを出て「黄色い家」に集い、カード詐欺に加担する少女たち――彼女たちを通して伝えたかったものとは? 本作に込めた想いについて、存分に語っていただきました。 作家の書き出し Vol.23 〈インタビュー・構成:瀧井朝世〉◆「カネ」「家」「犯罪」、そして「カーニヴァル」——新作の『黄色い家』、夢中になって読み、胸が熱くなりました。これは新聞に連載された長篇ですね。 川上 ありがとうございます。そう言って頂けて、ほっとしました。新聞連載を始めるにあたって、最初になんとなく、女の人たちが疑似家族みたいに暮らしているイメージが浮かんだんです。そのコミュニティがどうやって成り立ち、どう変容していくのかを書きたいと思いました。 ——第一

                                                                  今日を生き抜くため、少女たちは犯罪に手を染めた――川上未映子が、クライム・サスペンスに挑んだ理由|WEB別冊文藝春秋
                                                                • 『ドリーミング村上春樹』絶賛配信中!!

                                                                  ムラカミ・ワールドを巡る冒険 村上春樹の翻訳家のメッテ・ホルムは1995年、『ノルウェイの森』と出会って以来、20年以上村上春樹の作品をデンマーク語に翻訳してきた。村上春樹の作品はこれまで世界50言語以上に翻訳されてきたが、そのほとんどが英語からの翻訳となり、メッテのように日本語から直接翻訳することは珍しかった。映画は2016年、村上春樹がアンデルセン文学賞を受賞し、デンマークを訪れ王立図書館でメッテと対談する瞬間と、同時期にメッテが村上春樹のデビュー小説『風の歌を聴け』を翻訳する貴重な姿を追う。村上春樹作家活動40周年に贈る特別なドキュメンタリー。 ​ メッテは『風の歌を聴け』の一文について想いをめぐらせる。現実と空想の世界が重なり合う村上春樹の世界観は翻訳家によって解釈が異なる。メッテは世界中の村上春樹の翻訳家たちと議論を重ね、理解を深めるため日本を訪れる。故郷の芦屋を歩き、小説の舞台

                                                                    『ドリーミング村上春樹』絶賛配信中!!
                                                                  • 村上春樹の翻訳家を映すドキュメンタリー『ドリーミング村上春樹』10月公開 | CINRA

                                                                    ドキュメンタリー映画『ドリーミング村上春樹』が、10月19日から東京・新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国で公開される。 作家活動40周年を迎える村上春樹に関する初ドキュメンタリーとなる同作は、村上作品の翻訳家として知られるデンマーク人のメッテ・ホルムを追った作品。2016年に『アンデルセン文学賞』を受賞した村上がデンマークの王立図書館でメッテと対談する模様や、同時期にホルムが村上のデビュー作『風の歌を聴け』を翻訳する姿、ホルムが村上の故郷や小説の舞台となった土地を訪れる様子などが映し出される。ホルムは1995年に『ノルウェイの森』と出会って以来、20年以上にわたって村上作品を日本語からデンマーク語に直接翻訳してきた。 メガホンを撮ったのは、『アクト・オブ・キリング』の製作プロダクションFinal Cut for Realに所属する

                                                                      村上春樹の翻訳家を映すドキュメンタリー『ドリーミング村上春樹』10月公開 | CINRA
                                                                    • 村上春樹さん、6年ぶりとなる短編集『一人称単数』刊行決定 | ニュース

                                                                      株式会社文藝春秋(本社:千代田区紀尾井町 社長:中部嘉人)は、村上春樹さんの短編小説集『一人称単数』を7月18日に発売いたします(電子書籍も同時発売) 『一人称単数』は、村上春樹さんの短編小説集としては『女のいない男たち』から6年ぶり、小説は『騎士団長殺し』から3年ぶりの刊行となります。 プロフィール 村上春樹(むらかみ はるき) 1949年、京都市生まれ、早稲田大学文学部演劇科卒業。79年『風の歌を聴け』(群像新人文学賞)でデビュー。主な長編小説に『羊をめぐる冒険』(野間文芸新人賞)、『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』(谷崎潤一郎賞)、『ノルウェイの森』、『ねじまき鳥クロニクル』(読売文学賞)、『海辺のカフカ』、『1Q84』(毎日出版文化賞)、『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』、『騎士団長殺し』などがある。ほかに、短編集やエッセイ集など多くの著作や翻訳書がある。 『

                                                                        村上春樹さん、6年ぶりとなる短編集『一人称単数』刊行決定 | ニュース
                                                                      • 世界文学のベスト10を考察してみよう : 哲学ニュースnwk

                                                                        2024年02月25日22:27 世界文学のベスト10を考察してみよう Tweet 1:吾輩は名無しである:2011/08/21(日) 15:30:05.54 あえてこの考察に取り組んでみるとしたい 流れとしては個人的に、よりも一般的な見地からして、とする とりあえず 日本代表 源氏物語 アメリカ代表 ハックルベリー・フィン イギリス代表 ハムレット フランス代表 失われた時を求めて ドイツ代表 ファウスト イタリア代表 神曲 ここら辺は手堅いものと思うところだが、どうだろうか? 戦国時代に病気や怪我したらどうするの(´・ω・`) 2: 吾輩は名無しである:2011/08/21(日) 15:47:12.92 悪くないね 3: 吾輩は名無しである:2011/08/21(日) 15:49:06.47 中国はどうだろう西遊記? 5: 吾輩は名無しである:2011/08/21(日) 16:40:1

                                                                          世界文学のベスト10を考察してみよう : 哲学ニュースnwk
                                                                        • 言葉に橋を架ける人。 | メッテ・ホルム | ほぼ日刊イトイ新聞

                                                                          20年間、村上春樹さんの小説を デンマーク語に訳してきた メッテ・ホルムさんに聞きました。 翻訳とは何か、について。 それは単に、機械がするように 言葉を別の言葉に置き換えること、 では、やっぱりなかった。 言葉と言葉の間に、 みんなが渡れる橋を架けるような、 一枚の布を織るような営みでした。 メッテさんが愛してやまない 村上さんの小説のことについても、 いろいろと、うかがいましたよ。 担当は「ほぼ日」奥野です。 >メッテ・ホルムさんのプロフィール 翻訳家。デンマーク生まれ。二人の娘の母。 コペンハーゲン大学で文学修士号と人類学学士号を取得。 2001年以降、 デンマークで出版されたすべての村上春樹作品の翻訳を 手がける。 翻訳歴は、『⾵の歌を聴け』、『ねじまき⿃クロニクル』、 『スプートニクの恋⼈』、『ノルウェイの森』、 『海辺のカフカ』、 『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド

                                                                            言葉に橋を架ける人。 | メッテ・ホルム | ほぼ日刊イトイ新聞
                                                                          • 【本】村上春樹『1973年のピンボール』~古い光のような過去の想い、停滞と喪失、そして再生~ - ヒロの本棚

                                                                            1、作品の概要 『1973年のピンボール』は村上春樹の中編小説。 1980年に刊行された。 村上春樹の2作目の小説。 第83回芥川賞候補作。 タイトルは、大江健三郎の『万延元年のフットボール』をもじったとのこと。 『風の歌を聴け』から始まり『羊をめぐる冒険』につながる『鼠三部作』の第2作。 700キロ離れた、「僕」と「鼠」の1973年の9月~11月の出来事を綴った。 2、あらすじ 「僕」は、東京で友人と翻訳事務所を設立し、翻訳の仕事をしながら繰り返しの毎日を送っていた。 そんなある日、ひょんなことから双子の女の子と3人で暮らすようになり、奇妙だけど穏やかな日々を過ごしすようになる。 一方、鼠は大学を辞めて「街」で暮らしていました。 土曜日の夜の彼女との逢瀬、馴染みのジェイズバーで飲むビール。 繰り返しの日々の中で鼠の心は沈んでいき、変化を求めるようになっていく・・・。 僕は、大学生の時に自

                                                                              【本】村上春樹『1973年のピンボール』~古い光のような過去の想い、停滞と喪失、そして再生~ - ヒロの本棚
                                                                            • With the Beatles / 村上春樹(Philip Gabriel訳): 翻訳文学の面白さ - トーキョーブックガール

                                                                              (ウィズ・ザ・ビートルズ) 子供の頃から翻訳小説を読むのが好きだった。 ちょっとした言い回しや文章に、翻訳される前のその国の言葉が透けて見える気がして、その独特の「感じ」にいつもわくわくした。 今でもよく覚えているのは、スペイン語から日本語に翻訳された本で、 これは私の気に入った。 という文章が出てきたこと。 スペイン語の動詞"gustar"は、主語が「私」ではなく「気に入ったもの」なので、「私の気に入る」という表現がぴったりだし、日本語ではもちろん「私は気に入った」が普通の使い方だから普通ではないとは感じるのだけれど、それでいて違和感はない。 だって「私」の「気」に「入る」*1んだもの、おかしくはない。 これが意図して使用されたものなのか、古い本だったので出版当時はその表現が普通だったのかは分からないものの(多分前者だとは思うけれど)、その時の衝撃はちょっと忘れられない。 こういう風にも

                                                                                With the Beatles / 村上春樹(Philip Gabriel訳): 翻訳文学の面白さ - トーキョーブックガール
                                                                              1