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宇宙論の検索結果1 - 25 件 / 25件

  • 宇宙が膨張しているのは小さな「赤ちゃん平行宇宙」を飲み込んで吸収しているからとの新理論が発表される、現行の宇宙論より正確に観測結果と合致

    宇宙は加速度的に膨張を続けており、そのことはジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡による観測でも裏付けられています。宇宙の膨張を加速させている力の候補として、ダークエネルギーの存在が示唆されていますが、新しく「別の宇宙を吸収して膨らんでいるから」とする説が提唱されました。 Is the present acceleration of the Universe caused by merging with other universes? - IOPscience https://iopscience.iop.org/article/10.1088/1475-7516/2023/12/011 Our universe is merging with 'baby universes', causing it to expand, new theoretical study suggests | Liv

      宇宙が膨張しているのは小さな「赤ちゃん平行宇宙」を飲み込んで吸収しているからとの新理論が発表される、現行の宇宙論より正確に観測結果と合致
    • ジェイムズ・ウェッブ望遠鏡の性能が凄すぎて「ビッグバン宇宙論」が修正を迫られる - ナゾロジー

      最近、NASAのジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(JWST)が、ビッグバンからわずか5億年後という領域に大質量銀河を6つも発見しました。 従来の宇宙論ではこの年代の宇宙には小さな赤ちゃん銀河しか存在しないはずであり、なぜ天の川レベルの大質量銀河が存在するのか説明することができません。 オーストラリア・スウィンバーン工科大学(Swinburne University of Technology)の天文学者イヴォ・ラベ氏ら研究チームは、「これらの銀河は、現在の宇宙論のモデルに当てはめるには大きすぎる」と述べ、非公式に「ユニバース・ブレイカー」と呼んでいます。 研究の詳細は、2023年2月22日付の科学誌『Nature』に掲載されました。 ‘We just discovered the impossible’: how giant baby galaxies are shaking up our

        ジェイムズ・ウェッブ望遠鏡の性能が凄すぎて「ビッグバン宇宙論」が修正を迫られる - ナゾロジー
      • 宇宙論は転換点を迎えている、あと数年で「人類は新しい物理学に遭遇するかもしれない」と天体物理学者

        これまで観測誤差だと片付けられてきた、宇宙に関する理論と実際の観測記録の間にある食い違いが、ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡といった最新鋭の観測技術により誤差ではなかったことが判明しつつあります。長年にわたり、世界中の天文学者の間で論争となってきたこの矛盾の全容が明らかになり、人類が既存の宇宙観の再考を余儀なくされる時が目前に迫っていると、専門家が提唱しました。 Cosmology is at a tipping point – we may be on the verge of discovering new physics https://theconversation.com/cosmology-is-at-a-tipping-point-we-may-be-on-the-verge-of-discovering-new-physics-237695 現行の宇宙論の中で最も有力な標準モ

          宇宙論は転換点を迎えている、あと数年で「人類は新しい物理学に遭遇するかもしれない」と天体物理学者
        • 宇宙の膨張速度に新たな推定値、宇宙論モデルより8%速く

          ハッブル宇宙望遠鏡がとらえた渦巻銀河Mrk1337。地球からの距離はおよそ1億2000万光年。2006年にこの内部で起こった超新星爆発が、現在の宇宙の膨張速度を計算するために必要なデータを提供した。(IMAGE BY ESA/HUBBLE & NASA, A. RIESS ET AL.) 観測から得られた複数のデータに基づくと、宇宙は、宇宙論に基づく最も優れた推定よりも速く膨張しているという。なぜそのようなズレが生じたかは定かでないが、その証拠は何年も前から積み上がっており、現代天文学最大の謎の一つとされている。これを「宇宙論の危機」と呼ぶ研究者もいるほどだ。 そしてこのほど、ハッブル宇宙望遠鏡を使って膨大なデータを収集した研究者グループが新たな膨張速度を発表、このズレが統計的な偶然である可能性は100万分の1であると報告した。つまり、まだ明らかになっていない宇宙の基本成分が存在しているか

            宇宙の膨張速度に新たな推定値、宇宙論モデルより8%速く
          • 巨大銀河団に多数の高密度ダークマター、宇宙論揺るがす報告

            NASA/ESAのハッブル宇宙望遠鏡が撮影した銀河団MACS J1206の画像。こうした銀河団の質量は非常に大きく、その巨大な重力は虫眼鏡のように光の進路を曲げてしまう。これを重力レンズ効果という。(NASA, ESA, M. POSTMAN (STSCI) AND THE CLASH TEAM) 人間が一人では生きられないのと同じように、銀河も単独では存在できない。銀河には重力により互いに引き合う傾向があり、ときに巨大都市のような集団を形成することもある。1000個もの銀河からなる、太陽の1000兆個分もの質量をもつ巨大銀河団だ。 しかし、私たちが目にできる星々の質量は、銀河団全体のごく一部にすぎない。銀河団の質量の多くは、目には見えない謎だらけの「ダークマター(暗黒物質)」にあると科学者たちは考えている。ダークマターは、銀河団やその中に含まれる銀河などを球状に取り囲んでいると考えられて

              巨大銀河団に多数の高密度ダークマター、宇宙論揺るがす報告
            • 【なぜ電子の質量は0.51099895000 ± 0.00000000015 MeVなのか】宇宙物理学者・野村泰紀教授が解説する多元宇宙論【CROSS DIG 1on1】

              https://youtube.com/@tbs_bloomberg 👆チャンネル登録・高評価をよろしくお願いします 第一線で活躍するキーパーソンの“声”をフレッシュに伝える番組「1on1」。 カリフォルニア大学バークレー校の野村泰紀教授をゲストにお迎えし、マルチバース理論について掘り下げました。 我々の宇宙が複数ある宇宙の1つである可能性やなど、最先端宇宙論の興味深いトピックが次々と語られます。また、物理学の考え方や、「イルカはいるのか?」といった言葉の定義の重要性など、科学の本質に迫る話題も熱く展開します。 00:00 番組開始 01:12 知らないともったいない宇宙のはなし 06:13 ScienceがSFに乗り出した 09:10 “証明”は人による 11:40 Scienceは知識のアップデート 13:21 数打てば当たった 14:21 惑星が山ほどないと人間が生まれたことを

                【なぜ電子の質量は0.51099895000 ± 0.00000000015 MeVなのか】宇宙物理学者・野村泰紀教授が解説する多元宇宙論【CROSS DIG 1on1】
              • 宇宙全体が回転していると考えれば「宇宙論最大の謎」を解決できるかもしれない - ナゾロジー

                100年前、天文学者エドウィン・ハッブルは、私たちの宇宙が静止しているのではなく「膨張している」ことを発見しました。 遠くの銀河ほど私たちから速く遠ざかっていることが観測されたのです。 これは、宇宙全体が風船のように膨らんでいることを意味し、現代宇宙論の基礎となっています。 この宇宙の膨張を示すもう1つの痕跡が、「宇宙マイクロ波背景放射(Cosmic Microwave Background:CMB)」です。 これは約138億年前のビッグバンの残響とも言えるもので、宇宙のあらゆる方向から観測されます。ビッグバンの直後に放たれた高エネルギーの光が、宇宙の膨張とともに波長を引き伸ばされ、現在では微弱なマイクロ波となって宇宙全体に広がっているのです。 ところが、この膨張速度を測る方法によって得られる値が一致しないという、深刻な問題が存在します。 この観測値のズレは「ハッブル・テンション(Hubb

                  宇宙全体が回転していると考えれば「宇宙論最大の謎」を解決できるかもしれない - ナゾロジー
                • アリストテレスの宇宙論の世界観を打破するために用意された経験的に確かめられた天文データの蓄積と望遠鏡による新しい宇宙観 - 日々是〆〆吟味

                  アリストテレスの宇宙観と打破するための道具としての望遠鏡と蓄積されたデータ 中世末期とアリストテレス ガリレオの登場とその背景 【ガリレオ『新科学対話』】 アリストテレスと経験の学 【アリストテレス『動物誌』】 【アリストテレス『自然学』『宇宙論』】 宇宙についての経験の学 【ロジャー・ベイコン『大著作』,中世思想原典集成精選5】 望遠鏡と宇宙の観測データとティコ・ブラーエ 前回のお話 中世とは論理学上位の価値観の世界であったが、暗黒時代と後世に呼ばれた中世から脱出することとなったアリストテレス的ではない新しい宇宙観 - 日々是〆〆吟味 アリストテレスの宇宙観と打破するための道具としての望遠鏡と蓄積されたデータ 科学の名著〈3〉 ロジャー・ベイコン 発売日: 2016/11/04 メディア: Kindle版 中世末期とアリストテレス 中世後期にはアリストテレスの考え方が絶対的かつ支配的だっ

                    アリストテレスの宇宙論の世界観を打破するために用意された経験的に確かめられた天文データの蓄積と望遠鏡による新しい宇宙観 - 日々是〆〆吟味
                  • 安心の宇宙論で - Arahabaki’s diary

                    ご訪問ありがとうございます。お読みいただいたり☆をつけて下さったり、いつも感謝しております。 今日は立春。新しく始まる予感。そんな気持ちでニュースをながめていたら、ほしい記事を引き寄せました。きのう配信されてた現代ビジネスの記事なんですけど。 gendai.media その中に、ホログラフィ原理の説明があって、こう書かれています。 「この理論によれば、全宇宙のあらゆるできごとは二次元の平面に記された情報として表現できる。しかも、その情報は過去と未来にわたって失われず、全てが保存されているといいます」(サター氏) たとえると、こういうことだ。この世界の本当の姿は、一本の長い長い映画である。平らなフィルムの上に、過去、現在、未来のありとあらゆるできごと、生と死、感情や記憶までもが記録されている。 私たちは再生されるその映像を眺めている観客であり、同時に登場人物でもある。そして再生が終わったフィ

                      安心の宇宙論で - Arahabaki’s diary
                    • 約10万時間を要した宇宙論的シミュレーションを数秒で再現することに阪大が成功

                      大阪大学(阪大)は5月27日、10万時間におよぶ宇宙論的シミュレーションから得られた銀河間物質のガス分布(特に中性水素)を、機械学習技術によって数秒で再現できる新しい数値計算手法を開発することに成功したと発表した。 同成果は、阪大大学院 理学研究科の長峯健太郎教授、同・清水一紘特任研究員(現・四国学院大学 准教授)、スペイン・カナリアス天体物理学研究所(IAC)のフランシスコ・シュウ・キタウラPI、同・フランチェスコ・シノガリア大学院生(スペイン・ラ・ラグーナ大学/イタリア・パドヴァ大学にも在籍)、同・アンドレス・バラゲーラ・アントリネス研究員らの国際共同研究チームによるもの。詳細は、米天体物理学専門誌「The Astrophysical Journal」に2本の論文として掲載された。 現在の天文観測から、宇宙で我々が観測可能な通常物質は5%ほどで、残りはダークマターが約25%、宇宙を膨張

                        約10万時間を要した宇宙論的シミュレーションを数秒で再現することに阪大が成功
                      • 物理学(宇宙論)における「人間原理」の位置づけを教えていただけますか?素人目線だとトンデモ理論のようにも見えます。

                        回答 (10件中の1件目) Wikipediaの通り「人間原理」は、どう捉えるかという文脈次第です。ご質問通りにトンデモ理論にもなりますか、単なるトートロジー的な話しにもなると思います。 物理学者でもヒトに依り、様々な異なる解釈をすると思います。原理と名乗っていますが、人間原理は単なる解釈であって、原理というほどの話しではないのでは。 人間原理の最も弱い解釈は、人間が<この宇宙>に現に存在しているのは存在できる条件が揃っていた、揃っていなかったら<人間が存在しない宇宙>が存在していただろう、という程度の話しだと思います。 条件が揃っていた理由を考えると、話しの構造上、必ず超越的にな...

                          物理学(宇宙論)における「人間原理」の位置づけを教えていただけますか?素人目線だとトンデモ理論のようにも見えます。
                        • ダークエネルギーもダークマターも一挙に解明?「タイムスケープ宇宙論」とはなんだ 既存の標準宇宙論とどちらが正しいのか、宇宙論のコペルニクス的転換となるか | JBpress (ジェイビープレス)

                          (小谷太郎:大学教員・サイエンスライター) 2025年もとっぷりと明けましたがおめでとうございます。みなさんの1年はどのような年になるでしょうか。ちなみに宇宙の観測可能な範囲は1年に3光年ほど広がっているので、2025年に入ってからすでに1兆kmほど奥行きが増えていることになります。 宇宙というものはいつもこういう調子で、人類がいくら知識を増やしても、それを上回る勢いで拡大し、新たな謎が現れて、全然追いつける気がしません。が、もしかしたら人類が宇宙のトリックをひとつ暴いたかも、という研究発表がありました。 ニュージーランドのカンタベリー大学研究者らによると、宇宙最大の謎とされるダークエネルギーは、実は存在していない可能性がある、というのです。 ダークエネルギーとはなんだっけ? ダークエネルギーという、英語とドイツ語の混じった妙なカタカナ語について説明するには、(1)まず宇宙は膨張していて、

                            ダークエネルギーもダークマターも一挙に解明?「タイムスケープ宇宙論」とはなんだ 既存の標準宇宙論とどちらが正しいのか、宇宙論のコペルニクス的転換となるか | JBpress (ジェイビープレス)
                          • 【マルチバースとは?】今や映画の定番になりつつある「多元宇宙論」について簡単に紹介! - 今夜は映画ナイト!

                            皆さんこんばんは!iBUKi です! 当ブログにお立ち寄り頂き、 ありがとうございます😊 今回は、以前皆さんから好評を頂けた 「第四の壁」の解説に続く 映画の雑学シリーズ第2弾ということで wdfmmovieusic.hatenablog.com 今や映画のトレンドや定番である 「マルチバース」について 簡単に紹介していこうと思います! 今後、マルチバースの作品が登場した際は、 「あー iBUKi がなんか言ってたなぁ」と 思い出してくださいね(笑) 🎬CONTENTS マルチバースが映画の定番に? 宇宙は複数存在する 秘められた無限の可能性 まとめ おまけの一言 マルチバースが映画の定番に? ※ Pixabay によるイメージ画像です 近年、新作映画情報を見ていると、 「マルチバース」という言葉を よく耳にするようになりました。 例えば、昨年5月に公開された 「ドクターストレンジ マ

                              【マルチバースとは?】今や映画の定番になりつつある「多元宇宙論」について簡単に紹介! - 今夜は映画ナイト!
                            • 宇宙に浮かぶ神秘的な森、ライマンαの森:その定義、観測、そして宇宙論における重要性 - 数物外縁研究所(v・∇)v

                              広大な宇宙には多くの謎が散りばめられています。その中でも、遥か彼方から届く光に描かれた不思議な模様、まるで木々が密集した森のようなものがあります。この現象は「ライマンαの森」として知られています。この記事では、ライマンαの森が一体何であるのか、どのように観測されるのか、そして宇宙研究においてどのような重要な役割を果たしているのかについて、詳しくご紹介します。ライマンαの森が織り成す宇宙の深遠な物語を通して、その魅力と重要性を深く解説していきます。 ライマンαの森とは?基本的な定義と特徴 ライマンα線の基礎:水素原子からの光 宇宙に広がる吸収の影:ライマンαの森の出現 無数の線が織りなす森:その特徴的なスペクトル なぜ重要なのか?宇宙論におけるライマンαの森の立ち位置 どのように観測するのか?観測の目と道具 遠くの光を捉える目:高赤方偏移クエーサーの利用 宇宙を見るための望遠鏡:地上と宇宙の

                                宇宙に浮かぶ神秘的な森、ライマンαの森:その定義、観測、そして宇宙論における重要性 - 数物外縁研究所(v・∇)v
                              • 宇宙論揺るがす最古の銀河 ジェームズ・ウェッブ望遠鏡 - 日本経済新聞

                                去る7月、米マサチューセッツ工科大学の天文学者ローハン・ナイドゥは、稼働したばかりのジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡の初期観測の画像を調べ、ある天体に気づいた。それは今から約135億年前、宇宙年齢3億年の銀河で、これまで観測された銀河の中で最も古かった。予想以上に明るく、そこにある星の合計質量は太陽10億個分にもなっていた。天の川銀河の数百分の1に迫る質量だ。その後さらに、ビッグバンからわずか5

                                  宇宙論揺るがす最古の銀河 ジェームズ・ウェッブ望遠鏡 - 日本経済新聞
                                • 「宇宙論パラメーター」をAIとスパコンで高精度に測定

                                  東京大学、アリゾナ大学、京都大学、名古屋大学の共同研究チームは、現在世界最大の銀河サーベイであるスローン・デジタル・スカイ・サーベイ(SDSS)から得られた銀河の3次元分布のデータと、宇宙の大規模構造の理論模型を比較。ダークマターの総量、および現在の宇宙の凸凹の度合いを表す「宇宙論パラメーター」を、先行研究を上回る精度で測定することに成功した。 研究チームは、国立天文台のスーパーコンピューター「アテルイⅡ」を用いて、さまざまな宇宙論パラメータを仮定して宇宙の構造形成シミュレーションを実行。その大規模データをニューラル・ネットワークに学習させることで、任意の宇宙論パラメーターに対する理論計算を高速かつ高精度に実行できるソフトウェアを開発した。 直接数値シミュレーションを用いて任意の宇宙論パラメーターに対する理論計算をするには、現実的な時間では完了できないほど膨大な計算量が必要となる。今回はニ

                                    「宇宙論パラメーター」をAIとスパコンで高精度に測定
                                  • 巨大銀河団に多数の高密度ダークマター、宇宙論揺るがす報告(ナショナル ジオグラフィック日本版) - Yahoo!ニュース

                                    NASA/ESAのハッブル宇宙望遠鏡が撮影した銀河団MACS J1206の画像。こうした銀河団の質量は非常に大きく、その巨大な重力は虫眼鏡のように光の進路を曲げてしまう。これを重力レンズ効果という。(NASA, ESA) 人間が一人では生きられないのと同じように、銀河も単独では存在できない。銀河には重力により互いに引き合う傾向があり、ときに巨大都市のような集団を形成することもある。1000個もの銀河からなる、太陽の1000兆個分もの質量をもつ巨大銀河団だ。 ギャラリー:ハッブル望遠鏡 50の傑作画像 しかし、私たちが目にできる星々の質量は、銀河団全体のごく一部にすぎない。銀河団の質量の多くは、目には見えない謎だらけの「ダークマター(暗黒物質)」にあると科学者たちは考えている。ダークマターは、銀河団やその中に含まれる銀河などを球状に取り囲んでいると考えられている。こうした球状の領域は、銀河団

                                      巨大銀河団に多数の高密度ダークマター、宇宙論揺るがす報告(ナショナル ジオグラフィック日本版) - Yahoo!ニュース
                                    • Kavli IPMUなど、AIの活用で宇宙論パラメータの高精度測定に成功

                                      東京大学 国際高等研究所 カブリ数物連携宇宙研究機構(Kavli IPMU)、米アリゾナ大学、京都大学(京大)、名古屋大学(名大)、国立天文台(NAOJ)の5者は7月21日、AI技術の一種であるニューラルネットワークを用いたエミュレータを開発し、現在世界最大の銀河サーベイであるスローン・デジタル・スカイ・サーベイ(SDSS)から得られた銀河の3次元分布(地球から見た奥行き方向および2次元角度方向)のデータを用いて、宇宙の性質を決める基本的な物理量である「宇宙論パラメータ」のうち、現在の宇宙における凹凸の度合いを表す値を、従来にない約5%という高精度で測定することに成功したことを発表した。 同成果は、Kavli IPMUの小林洋祐大学院生/特任研究員(現・アリゾナ大学天文学科 博士研究員)、京大 基礎物理学研究所の西道啓博特定准教授(Kavli IPMU 客員科学研究員兼任)、Kavli I

                                        Kavli IPMUなど、AIの活用で宇宙論パラメータの高精度測定に成功
                                      • 「キープ」宇宙最大の構造体を発見!13億光年の巨大フィラメントが宇宙論を覆す可能性 - イノベトピア

                                        天文学者たちが宇宙最大の構造体「キープ(Quipu)」を発見した。この発見は2025年2月初旬、マックス・プランク研究所のハンス・ベーリンガー博士が率いる国際研究チームによって行われた。 発見の概要 発見された構造体の主要データは以下の通り – 大きさ:13億光年(約1.23×10²²キロメートル) – 質量:2,000京(200クワドリリオン)太陽質量 – 場所:北天の深宇宙領域 – 構造:中心フィラメントと複数の分岐フィラメント 研究の詳細 CLASSIXクラスター調査を用いた本研究では、キープの他に4つの巨大構造体も同時に発見された。これらの構造体は、いずれも数千の銀河団を含む巨大なフィラメント状の構造を持ち、現代の宇宙論に新たな知見をもたらすものとなっている。 from:Astronomers Just Found the Biggest Structure in the Univ

                                        • バリオンとニュートリノも考慮した過去最大の宇宙論シミュレーション

                                          ダークマターの重力だけでなく、バリオンやニュートリノの流体計算も含めた過去最大の宇宙論的構造形成シミュレーションが行われた。 【2023年10月31日 ライデン大学】 現在の宇宙論では、宇宙の大規模構造が生まれた歴史は「Λ-CDMモデル」というモデルで説明されていて、宇宙の性質は現在の膨張率(ハッブル定数)や物質・ダークマター・ダークエネルギーの比率など、6個ほどのパラメーター(宇宙論パラメーター)で表されている。 この宇宙論パラメーターは観測で精密に求められているが、その観測値には未解決の問題がある。ハッブル定数など一部の宇宙論パラメーターで、宇宙マイクロ波背景放射(CMB)の観測から導いた値と、銀河の距離測定から導いた値、あるいは銀河団が遠くの銀河の形を歪める「弱い重力レンズ効果」の観測から導いた値とがなぜか一致しないという謎だ。これは宇宙論パラメーターをめぐる「テンション(tensi

                                            バリオンとニュートリノも考慮した過去最大の宇宙論シミュレーション
                                          • 「地球外生命議論」の落とし穴…!? 最新宇宙論で考えれば「見える範囲」の外にも地球型惑星はある…!(戸谷 友則)

                                            著者に聞く第9回…生命を創ることは難しいが、地球外生命体は存在している? 『宇宙になぜ、生命があるのか』の著者 戸谷 友則 さん 地球外生命は存在するのか、しないのか。小惑星探査機「はやぶさ2」が、小惑星「リュウグウ」で回収したサンプル中に、生命の材料となりうるアミノ酸を含む有機物が含まれていたことは記憶に新しい。生命はどこで生まれたのか? そして、地球外にも生命は存在するのか? 現代科学でもアプローチすら難しいこの問いに対し、東京大学大学院理学系研究科天文学専攻教授の戸谷友則氏は、宇宙物理学の観点からある答えを導き出した。 「地球外生命が宇宙のどこかに存在する可能性は極めて高い」 なぜ、そこまではっきりと断言できるのか、その理由を『宇宙になぜ、生命があるのか』の著者、戸谷 友則 氏に聞いた。 本記事は『宇宙になぜ、生命があるのか』の著者、戸谷友則氏へのインタビューをお送りいたします。 本

                                              「地球外生命議論」の落とし穴…!? 最新宇宙論で考えれば「見える範囲」の外にも地球型惑星はある…!(戸谷 友則)
                                            • ダークエネルギーもダークマターも一挙に解明?「タイムスケープ宇宙論」とはなんだ(JBpress) - Yahoo!ニュース

                                              ハッブル宇宙望遠鏡が観測した、約5700万光年離れた棒状渦巻銀河NGC3568。 Image by ESA/Hubble & NASA, M. Sun (小谷太郎:大学教員・サイエンスライター) 2025年もとっぷりと明けましたがおめでとうございます。みなさんの1年はどのような年になるでしょうか。ちなみに宇宙の観測可能な範囲は1年に3光年ほど広がっているので、2025年に入ってからすでに1兆kmほど奥行きが増えていることになります。 「宇宙の膨張が加速」ってどういうこと? 宇宙というものはいつもこういう調子で、人類がいくら知識を増やしても、それを上回る勢いで拡大し、新たな謎が現れて、全然追いつける気がしません。が、もしかしたら人類が宇宙のトリックをひとつ暴いたかも、という研究発表がありました。 ニュージーランドのカンタベリー大学研究者らによると、宇宙最大の謎とされるダークエネルギーは、実は

                                                ダークエネルギーもダークマターも一挙に解明?「タイムスケープ宇宙論」とはなんだ(JBpress) - Yahoo!ニュース
                                              • 田坂広志・著『教養を磨く(宇宙論、歴史観から、話術、人間力まで)』~秋祭り - つるひめの日記

                                                著者の新書は、以前読んだ『死は存在しない』が興味深かったので、7月に刊行されたこちらも図書館で予約して読んでみた。 先月感想を書いた小説、『かっかどるどるどぅ』と同時期に借りて、下書きにメモしておいたものの、他にUPしたいことが色々出てきて後回しになってしまった。 内容は以前読んだのと重複している部分もあったけれど、こちらも色々共感できる興味深い内容だった。 真の教養とは、多くの本を読み、様々な知識を磨くことではなく、「人間としての生き方」を学び、実践することである。現代の教養論では、そうした「生き方」という大切な視点が見失われている。 そして、知性とは、「なぜ世界はここにあるのか」「なぜ自分はここにいるのか」というような、「答えの無い問いを、問い続ける力」だそう。 問い続けられるかどうかは別として、若い頃からそれらのこと含め、この世のしくみについて関心があり不思議に感じてきた。なのでこの

                                                  田坂広志・著『教養を磨く(宇宙論、歴史観から、話術、人間力まで)』~秋祭り - つるひめの日記
                                                • ビッグバン直後の初期宇宙で発見された謎めいた明るい物体。現代宇宙論では説明できず科学者が困惑 | カラパイア

                                                  この画像を大きなサイズで見る NASAのジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡よる最近の発見が天文学者たちを困惑させている。それは、ビッグバンから6億~8億年しか経っていない若い宇宙の中にある、明るい3つの赤い物体だ。 この3つの物体は銀河だと考えられているが、宇宙最初期のものにしては意外なほど古い。 にもかわらず、今日の天の川銀河に匹敵する星々を宿しており、その一方で天の川銀河よりも桁外れに大きな超大質量ブラックホールまで抱えている可能性があるという。 初期の宇宙になぜこのような銀河と超大質量ブラックホールがあるのか? その理由は現代の宇宙モデルではまったく説明がつかないという。 最初期の宇宙で3つの謎の明るい物体を発見 ビッグバンからわずか6億~8億年後のきわめて初期の宇宙で、謎めいた3つの物体が発見されたと報告されたのは2023年のことだ。 それらは当初より銀河ではないかと推測されていたが、

                                                    ビッグバン直後の初期宇宙で発見された謎めいた明るい物体。現代宇宙論では説明できず科学者が困惑 | カラパイア
                                                  • 「バリオン音響振動」には未知のピークシフトが存在する、阪大などが宇宙論的シミュレーションから発見

                                                    大阪大学(阪大)は10月4日、スーパーコンピュータ(スパコン)を用いて、数億光年にわたる大規模な領域の宇宙論的スケールにおける構造形成の進化に関する宇宙論的シミュレーションを実施した結果、「ライマンアルファの森」の「バリオン音響振動」のピークのシフトを統計的に高い精度で発見したと発表した。 同成果は、スイス・ジュネーブ大学のフランチェスコ・シニガーリア氏を論文筆頭著者とし、阪大大学院 理学研究科の長峯健太郎教授、奥裕理大学院生(現・中国・浙江大学 博士研究員)らも参加した国際共同研究チームによるもの。詳細は、米天体物理学専門誌「The Astrophysical Journal Letters」に掲載された。 宇宙の全エネルギーの内訳において、生物や星などを形作る、観測可能な通常物質(バリオン)は5%ほどにすぎない(残りの約70%がダークエネルギー、約25%がダークマターとされている)。全

                                                      「バリオン音響振動」には未知のピークシフトが存在する、阪大などが宇宙論的シミュレーションから発見
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