細田守の思うふわっとした理想の母親像を実際に子育てしてる女性脚本家・奥寺佐渡子が穿った視線で「現実にいそうな感じの人」として表現、でも細田守本人はそのことに気づいてない…っていうの本当に間違いない
記事によれば ・日本の代表的なアニメ映画や漫画では女性をか弱く、空虚で、過度に性的なモノとして描いてきた ・最近ではオリンピック組織委による一連の女性蔑視発言により露わになったが、女性が変化を求める今の時代において、女性の強さを伝える『竜とそばかすの姫』のメッセージは日本で共感を呼んでいる ・「日本アニメの女性キャラは性的搾取につながる欲望のレンズを通して描かれることがよくある」と細田監督。「それらの描写のあまりに多くが、表現の自由だからという理由で、軽視されているように感じる」と付け加えた <海外の反応> 性的ってのはファンサービスのことだとして、か弱くて空虚に描かれてきた? 女キャラは基本的に男を蹴飛ばすような強い人が多いよねw セーラームーンさん「誰がか弱いって?」 >か弱い&空虚&過度に性的 思いつくアニメはあるがどれも自分の人格が疑われるような成人向けアニメ・・(困惑) ↑そうい
細田守アニメが放送されるたびに、SNSでは批判やツッコミがあふれる。人後に落ちず細田アニメには突っ込んできた方だと思う。まあサマーウォーズの大家族に対する批判みたいなのについては「まあ田舎は田舎らしく描かなきゃしょうがないだろ」という擁護派だったが、『おおかみこども』のシングルマザー無双、ろくにバイトもやったことがない女子大生があっさり死んだ狼男の子ども2人を農業で育て上げる、というストーリーにはいくらファンタジーとは言え無茶だと思わざるをえなかった。「狼のおしっこの臭いで害獣が来ない」みたいなエクスキューズには「細田監督、虫っていますよね、そうあの小さいやつ」と言いたくもなろうと言うものだ。『バケモノの子』のヒロイン・楓ちゃんに至っては、それまでの主人公の経緯を一切何も知らないはずの女子高生が突然渋谷に現れた空飛ぶ白い鯨に「みんな一生懸命生きてるのよ!」みたいな説教を食らわす、しかも食ら
河野真太郎/Shintaro Kono @shintak400 宮崎駿はヨーロッパだったり、中央アジアだったりといった想像力の場があったのだけど、新海誠なり細田守なりがそういった地理的想像力において羽ばたかないのは、作家個人の問題ではなく、時代の問題なのかもしれない、という仮説を検証してみたいような。 2022-11-14 09:47:48 河野真太郎/Shintaro Kono @shintak400 後者二人の地理的想像力は日本のせいぜい地方と、あとはネット空間(細田の渋天街もネット空間と原理的には同じなので)くらいで、両者ともたぶんそこに限ることによってこそ成功している。『すずめの戸締まり』はそれを煮詰めたけど、このあとどうするんだろうな、というのがまず抱いた感想でした。 2022-11-14 09:55:14 河野真太郎/Shintaro Kono @shintak400 余談です
必要であれば海外にも赴く。アニメ制作におけるロケハンの中身とは? ――アニメの背景美術の元になった土地にファンが足を運ぶ行為が、近年では「聖地巡礼」という言葉でクローズアップされることも多いです。それくらい、実在する場所を参照しつつアニメの背景美術を作られることが多いのかなと思うのですが、アニメの制作時にはほぼロケハンがあると考えてもよいのでしょうか? 大野広司さん(以降、敬称略):いえいえ、ない方が多いですよ。現地に足を運ばずとも資料は集められますし、最近はインターネットで見られるものも多いですからね。例えば、Production I.Gが制作していたテレビシリーズの『シュヴァリエ~Le Chevalier D’Eon~』という、フランス革命の時代を舞台にした作品に関わったときも、ヴェルサイユ宮殿へ実際には行っていないんです。 ただ、そうした状況で作ると資料の限界で描ける構図が限られてし
細田 僕は富山県出身でして、およそ40年前に富野監督の『機動戦士ガンダム』をこの土地で見ております。正確にはその前の『無敵超人ザンボット3』から見ているわけですが、この地で小学生当時から影響を受けてきました。今日は富山の子供たち、あるいはかつて子供だった皆さんを代表して、尊敬する富野監督にお話を伺いたいと思っております。 富野 新型コロナの影響で、限られた会場での公開となったことは大変残念です。でも、僕にとってとてもうれしいことも教えていただきました。この対談の観覧応募者が10歳から70歳までいたということです。それは、今回の『富野由悠季の世界』展のみならず、アニメというものが文化の一員として認められたということでもあります。サブカルチャーではなくカルチャーとなれたことをうれしく思っています。 細田 僕は福岡での展示も見ているんですが、今回の富山は会場も大きいし展示内容もたくさんあって迫力
毎回、賛否両論の映画監督。 細田守監督の最新作『竜とそばかすの姫』が興行的に好調のようだ。初日から大入りで始まり、いままでの細田映画で最大の興行成績を記録することはほぼ確実と見られている。 映画は興行成績がすべてではないが、もちろんヒットするに越したことはない。日本のアニメ映画全体のためにも、歓ぶべき快挙というべきだろう。 ぼくは先日、青春恋愛映画の秀作『サイダーのように言葉が湧き上がる』を観てきたが、こちらはほとんど客が入っていなかった。映画の入り不入りは内容の良し悪しとはべつだとしかいいようがない。 小説 サイダーのように言葉が湧き上がる (角川文庫) created by Rinker Kindleで探す Amazonで探す 楽天市場で探す Yahooショッピングで探す あらためて映画がヒットすることのむずかしさを感じ入ったしだいである。 そういうわけで過去最高の興収を確実視されてい
細田 かつてこれほど富野監督が『無敵鋼人ダイターン3』について語ったことがあったでしょうか(笑)。僕たちは『ダイターン3』を笑いながら毎週見ていましたけど、その裏側にこれほど過酷な思いをされていたとは。物語の舞台であるシン・ザ・シティというのも、当時は新座(にいざ)市にお住まいだったからなんですよね。 富野 そう、新座市の家のローンを払わなければならないということを笑いで乗り越えようとしたわけですが、こんな過酷なことをあと13年も続けられないというので、『ガンダム』の路線に切り替えたというのが真実の話なんです(笑)。 細田 主人公の破嵐万丈(はらんばんじょう)は大富豪という設定なのに、実際はそんな切迫した生活感から始まっているというのは、何ともキュートというか愛らしいと思えてしまいますね(笑)。 富野 ただ、作劇の仕事というのは反面教師的にそういう感覚があるようです。逆境を設定して物語を作
とかく細田守は誤解されやすい作家だとおもう。前作『未来のミライ』など顕著な例だったが、映像的な技巧によって観客の解読を惹起する側面がこと細田作品については「なぜかいつも」おしなべて閑却され、おおむねリアリティや蓋然性の側からのみ評価されがちなのだ。これには徴候的なものさえ感じられてしまう――とはいえ実際のところ、この作り手がいつも寓話性とリアリティとの折衷に苦心しているようにみえるのもまた事実で、正味この夏の新作『竜とそばかすの姫』についてもその印象はまったく変わらない。あまつさえ現実と対照されるヴァーチャル空間の映像がどこまでも茫漠とした印象をしかあたえず、そこへ物語の立ちあがりの遅滞や諸要素の不活性がかさなりあうと、なるほどこと本作に関しては蓋然性の問題ばかり指弾されてもむべなるかなという気はする。反面、細田のもくろみがあくまで寓話の構築にあった点をつよく意識して画面をおもいおこしてい
【製作報告会レポート】細田守監督、新作「果てしなきスカーレット」に苦境の時代を生きる若者への思い込める 2021年公開の「竜とそばかすの姫」以来、約4年ぶりの細田監督の新作となる「果てしなきスカーレット」。国王である父を殺され、復讐に失敗した王女・スカーレットは、“死者の国”で目を覚ます。狂気にあふれたこの死者の国では、宿敵に復讐を果たし、“見果てぬ場所”にたどりつかなければ“虚無”となり存在が消えてしまうという。スカーレットの“果てしなき”復讐の旅路が描かれる。 本編映像を使用した特報映像は、宿敵への復讐を果たしに旅に出る王女・スカーレットと“死者の国”の様子を描いたもの。剣を抜きながら険しい表情で迫るスカーレットの様子や、砂漠の中にそびえ立つ荘厳な城や密集する人々が描かれたほか、竜の存在も明らかになった。またスカーレットが「ここは…?」と声を発する場面も。キャスティングは続報を待とう。
「チーム・細田守」の大きな特徴 本日(2021年7月16日)より、細田守監督の最新長編劇場作品『竜とそばかすの姫』が公開される。同作はカンヌ国際映画祭の、これまで高い評価を受けている監督の新作を集めたカンヌ・プルミエール部門に選出されている。 アニメーション作品は、カンヌ国際映画祭ではなく、そこから独立した「アヌシー国際アニメーション映画祭」で取り扱われることが多い。本稿を書いている段階ではまだ結果はわからないが、カンヌにアニメーション作品で公式に選出されたことは快挙といっていいだろう。 また本日の金曜ロードショーでは細田監督が2009年に発表した劇場作品『サマーウォーズ』が放送される。同作は彼の初のオリジナル劇場作品であり、その名を広く世に知らしめた作品だ。 ボーイ・ミーツ・ガール、世界の命運をかけたアクション、多数の人物が織りなすドラマ…エンタテインメントの要素を詰め込み、それでいて爽
「動物に関してはよく『性的な意味はあるんですか?』と聞かれることはあるんです。世の中には『ケモナー』と呼ばれる人がいるらしくて、『監督も私と同じですか?』みたいな(笑)。でもそんなことを言えば、ピクサーだってディズニーだって、みんなケモナー仕様ですよね? なぜそこは突っ込まない? (中略)動物というのはアニメーションと相性がいいはずなんですが、日本では残念ながら性愛的に解釈される(笑)。まあ、それはそれでひとつの楽しみ方のひとつだし、ありだとは思いますが」 と答えている。 続く回答で、細田守監督から興味深い言葉が語られる。 「僕は少女よりは、少年の方がおもしろい存在だと思っています。だからショタを描くというよりは、もっと別の意味合いで描いている。少女の場合は、その道の大家がいるのでね」 「少女の大家」=宮崎駿の長年の願い 収録された書籍『世界といまを考える 3』上では、「その道の大家」の部
『竜とそばかすの姫』はVR社会をどう描いたか? 細田守のインターネット観を考える 「現実はひどくてネットは良い、ネットはひどくて現実は良いという二元論的なことになりがちですが、どちらにも良い悪いの両面がある」 「『デジモン~』から『サマー~』と、ずっとネットを肯定的に描いてきた世界で唯一の監督だと自分で思っています(笑)」(パンレットより) 細田守が現在公開中の作品『竜とそばかすの姫』のパンフレット内で語った言葉だ。 『デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム』ではインターネット内での子どもたちの戦いを描いた。『サマーウォーズ』では今でいうSNSにあたる仮想都市「OZ(オズ)」をビジュアル化し、多くの視聴者に夢を与えた。 (C)2021 スタジオ地図 この「ネットを肯定的に描いてきた」発言が出た時、Twitterでは細田守ファンが「本当にそうか?」とざわついた。というのも「OZ」に比べ
長編アニメーション映画『時をかける少女』や『サマーウォーズ』で広く知られる、細田守監督の最新作『竜とそばかすの姫』が劇場で公開されています。 主人公・すずの声優にミュージシャンの中村佳穂さんを起用し、メインテーマにはmillennium paradeが関わるなど、音楽的な注目度も高い本作。 今回は、『竜とそばかすの姫』を劇場で見たはてなブロガーの感想を集めました。 以降で紹介する感想には「ネタバレ」的記述が多く含まれます。ご注意ください。 「ここにきてまさかの『原点回帰』」 「全体としては歌と画面がよかった」 「一言で言えば、共同体フェチ」 「大画面で見る映像美と歌」 今回紹介したブログの一覧 皆さんも映画の感想をブログに書いてみませんか? 「ここにきてまさかの『原点回帰』」 horizont.hatenablog.com 『竜とそばかすの姫』について「電脳空間のSNSという、『時をかける
本誌SWITCH 2021年8月号では、最新作『竜とそばかすの姫』について主に「歌」や「音楽」の面から訊いた細田守監督インタビューを掲載したが、ここでは、その本誌には収録しきれなかった、主に「映像表現」の面についてのインタビューを、4つのトピックに分けて紹介する。 Vol. 1 なぜ “シネマスコープサイズ” だったのか ――――『竜とそばかすの姫』の映像表現の面で、新たな挑戦となったポイントはいくつかあると思いますが、今作で初めて映画本編のスクリーンサイズとして「シネマスコープサイズ」(縦横比1:2.35)が採用された、というのは一つ大きなポイントだったと思います。『時をかける少女』から『未来のミライ』までの5作品はすべて「ビスタサイズ」(縦横比1:1.85)で制作されてきた中で、今回なぜシネマスコープサイズが選ばれたのでしょうか。 細田 実は『バケモノの子』の頃からシネスコにしようか、
「竜とそばかすの姫」(C)2021 スタジオ地図映画はコケた、大ヒット、など、経済的な視点からも面白いコンテンツが少なくない。そこで「映画の経済的な意味を考えるコラム」を書く。それがこの日記の核です。また、クリエイター目線で「さすがだな~」と感心する映画も、毎日見ていれば1~2週間に1本くらいは見つかる。本音で薦めたい作品があれば随時紹介します。更新がないときは、別分野の仕事で忙しいときなのか、あるいは……?(笑)(文/細野真宏) 私が初めて細田守監督のことをキチンと認識したのは、今から15年前の2006年「時をかける少女」の時です。 ただ、作品を実際に見るまでの期待値は高くありませんでした。 というのも、この「時をかける少女」の時はマスコミ試写はほとんど行われず、数少ない一般試写とのジョイントのような形だったりもしていたのです。 それもそのはず、全国での劇場公開予定は21館と、まさに「単
2006年に2人のアニメ監督が、SF作家の筒井康隆作品を原作にした2本のアニメ映画を作った。1本は今敏監督の『パプリカ』。世界で賞賛されながらも今監督は2010年8月24日に死去。映画としては遺作になってしまった。もう1本は、細田守監督の『時をかける少女』。東映アニメーションで『おジャ魔女どれみドッカ~ン!』や『明日のナージャ』の演出を手がけ、『劇場版デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム!』(2000年)、『ONE PIECE THE MOVIE オマツリ男爵と秘密の島』(2005年)を監督した後、独立して名作ジュブナイルSFの映画化に挑んで大評判を得た。ここから細田監督の大躍進が始まり、2018年の『未来のミライ』で第46回アニー賞の長編インディペンデント作品賞を獲得するに至る。今監督が没し、宮崎駿監督が長編アニメから退いた現在、世界が期待を寄せる日本のアニメ監督の最前線に立つ細
>>>『竜とそばかすの姫』画像を全て見る(13点) 『竜とそばかすの姫』は劇場公開からわずか3日間で、動員数60万人、興行収入8億9000万円に到達する大ヒットを遂げた。 まず、本作は絶対に映画館の大スクリーンで観る価値がある。ネット空間の仮想世界〈U〉の広大さ、ダイナミックなアニメの表現、エモーショナルに炸裂する煌びやかな演出など、細田守監督およびスタジオ地図はもちろん、『ウルフウォーカー』(20)のトム・ムーアやロス・スチュアートなど、国内外の一流クリエイターが集結したからこそのアニメーションの力を思い知らされた。世界中で人気になることに説得力を持たせた楽曲と、中村佳穂の歌唱力も圧巻の一言。そのクオリティを世界最高峰と認めるのはやぶさかではない。 だが、細田守監督は国民的なアニメ映画監督となった一方で、作品には極端なまでの賛否両論が渦巻く作家でもある。今回の『竜とそばかすの姫』は「細田
本誌SWITCH 2021年8月号では、最新作『竜とそばかすの姫』について主に「歌」や「音楽」の面から訊いた細田守監督インタビューを掲載したが、ここでは、その本誌には収録しきれなかった、主に「映像表現」の面についてのインタビューを、4つのトピックに分けて紹介する。 Vol. 2 日本絵画と西洋絵画の対立 ――――本作では、キャラクターの作画において、現実世界のパートは従来どおりの手描きアニメーションが採用されている一方で、<U>の世界はすべてCGアニメーションで描かれている、というのが大きな特徴です。しかもその<U>の世界の作画監督を、『劇場版デジモンアドベンチャー』(1999)以来、主に作画監督としてずっと一緒に作品を作り続けてきた山下高明さんが担当しています。山下さんは、細田監督にとっては東映動画(現・東映アニメーション)時代のアニメーターの先輩であり、いわば手描きアニメーションの伝統
細田守の新作長編アニメーション「竜とそばかすの姫」が7月16日に全国で公開される。それに伴い、日本テレビ系「金曜ロードショー」では7月2日から3週にわたって「おおかみこどもの雨と雪」「バケモノの子」「サマーウォーズ」をオンエア。本日7月14日には「時をかける少女」など過去5作品のBlu-ray / DVD期間限定スペシャルプライス版が発売された。 2006年公開の「時をかける少女」以降、3年ごとに長編アニメを発表してきた細田。彼がこれまでの作品で共通して描いてきたこととは? 細田を“完全オリジナル作品の開拓者”と評するアニメ・特撮研究家の氷川竜介に解説してもらった。 文 / 氷川竜介 細田守監督作品の全体像と最新作細田守監督をアニメ映画史に位置づけるなら、「完全オリジナル作品の開拓者」になると思います。これは「スタジオ地図」の命名にも通じるものです。なぜ原作のない「完全オリジナル作品」が大
細田守監督作品 サマーウォーズ サマーウォーズ 『サマーウォーズ』とは あらすじ 主要登場人物 小磯健二 篠原夏希 佐久間敬 池沢佳主馬 陣内栄 陣内侘助 用語 OZ(オズ) 陣内家 ラブマシーン あらわし 何度観ても絶対泣かされる3シーン 栄おばあちゃんの手紙 侘助二度目の帰還 ラブマシーンとの花札 花札を知らない人にはちんぷんかんぷん? 細田守監督作品の最高傑作 批判の声 虚構空間を感じさせないための旧家の設定 虚構空間と現実世界の対比 『サマーウォーズ』とは 『サマーウォーズ』(英:SUMMER WARS)は、マッドハウス制作のアニメ映画。 2009年8月1日に、新宿バルト9、池袋HUMAXシネマズ、丸の内ルーブルほか全国にて公開された。 キャッチコピーは、「これは新しい戦争だ。」(ティザーバージョン)「つながりこそが、ボクらの武器。」(本ポスターバージョン) 主な賞としてシッチェス
(2022年7月22日更新) こんにちは、QUATRE(キャトル)です。 待望の細田守監督の作品 竜とそばかすの姫 が、2021年7月26日劇場公開されました。 『美女と野獣』をインターネットで描くとどうなるのだろう 細田守監督の発想から5年の構想を経て完成した『竜とそばかすの姫』。 この映画には、様々なクリエイターが集結して見どころがたくさんなのですが、 なかでも、ミュージカル的な要素 歌姫ベルの歌唱力が圧巻です。 竜とそばかすの姫は、カンヌ国際映画祭の「カンヌ・プルミエール」部門に選出され、現地で行われた「ワールドプレミア」では、約1000人もの観客を動員。上映後に起こったスタンディングオベーションは14分も続くほどの大反響だったそうです。 『#竜とそばかすの姫』カンヌで約14分間のスタンディングオベーション!【第74回カンヌ国際映画祭】#細田守 https://t.co/JFk7ZZ
本誌SWITCH 2021年8月号では、最新作『竜とそばかすの姫』について主に「歌」や「音楽」の面から訊いた細田守監督インタビューを掲載したが、ここでは、その本誌には収録しきれなかった、主に「映像表現」の面についてのインタビューを、4つのトピックに分けて紹介する。 Vol. 3 なぜ舞台は高知県だったのか ――――『サマーウォーズ』の長野県上田市、『おおかみこどもの雨と雪』の富山県上市町、『バケモノの子』の東京都渋谷区、『未来のミライ』の神奈川県横浜市など、これまでの作品でも現実の土地が映画の舞台として描かれてきましたが、今作では高知県が舞台となっています。鏡川や仁淀川など実在の川も重要なモチーフとして登場しますが、そもそもなぜ舞台として高知県が選ばれたのでしょうか。 細田 高知は昔からずっと憧れの土地ではあったんです。二十歳ぐらいの時に『竜馬がゆく』(司馬遼太郎 著)を読むと、誰もがそう
『おジャ魔女どれみ』の名作・傑作は数多くあるが、中でも「どれみと魔女をやめた魔女」の評価は突出しているのではないか。実はこのエピソードは、『サマーウォーズ』『おおかみこどもの雨と雪』で名高い細田守監督が手がけていた。 「最近のTVアニメは傑作が生まれにくい」 以前、東映アニメーションの清水慎治プロデューサー(現在は顧問)にお話を伺ったときのこと。「最近のテレビアニメは、作画も内容も毎回、平均値以上で素晴らしいんだけど、それだけに『これは!』っていう名作・傑作が生まれにくくなっちゃったね」と語られたことが印象に残った。清水Pは『ゲゲゲの鬼太郎(第4期)』(’96年)や、『金田一少年の事件簿』(’96年)などの企画・プロデュースを手がけた東映アニメーション歴代の名プロデューサーのおひとり。
【アニメスタジオの今と未来】スタジオ地図10周年企画・細田守監督に聞く『竜とそばかすの姫』。現代のネット社会が起こした化学反応とは【番外編】 日本を代表するアニメ制作会社のみなさんにインタビューを行っていく新企画「アニメスタジオの今と未来」。今回は、特別編をお届け。登場するのは、7月16日に公開を控えた『竜とそばかすの姫』を手掛ける細田守監督です。 スタジオ地図での活動も10周年ということで、本作の気合いの入り具合はそうとうなものでしょう。 これまでも『時をかける少女』や『バケモノの子』といった人気作品を手掛けてきた細田監督。その中には『劇場版デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム!』や『サマーウォーズ』といったインターネットを舞台にした作品もあり、「細田監督といえばインターネット!」というイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。 『竜とそばかすの姫』では、再び舞台をインタ
https://www.youtube.com/watch?v=WaHm6-tSbtU /富山会場開幕記念 in 富山県美術館 https://www.youtube.com/watch?v=WaHm6-tSbtU 13年前のイベントで富野監督は時をかける少女について「風俗映画」と批判したので、今回は細田守監督との打ち合いを期待したのだが、期待はずれだった。 nuryouguda.hatenablog.com 細田守監督もヒットメーカーでありウテナ演出の一員であり、ケモショタの異常者なんだが。今回は富野監督と対談、ではなくファン代表として話をする、という腰が引けた態度で、なんかレスバトルとしては弱かった。富野監督は売れてる若い作家に喧嘩を売るので、細田守監督も喧嘩を買ってほしかった。(まあ、富野由悠季の世界展のオープニングセレモニーなので喧嘩は良くないのかもしれないけど) というか、今の細
ネタバレ注意 細田守監督作品『竜とそばかすの姫』は後半の重要なシーンで少なくない観客が「48時間ルール」について誤認している可能性がある。 そもそも「48時間ルール」とは? 「48時間ルール」は以下の通り。 虐待通告受理後、原則48時間以内に児童相談所や関係機関において、 直接子どもの様子を確認するなど安全確認を実施する https://www.mhlw.go.jp/content/000517278.pdf つまり「児童相談所は通報から48時間以内に安全確認に行く」というルールだ。 『竜そば』の演出的にルールを誤認する人多数 一方で『竜そば』の該当シーンは以下の通り。 「もしもし、恐れ入りますが今から伝えます地域に至急保護して頂きたい子供たちが…」 「えっ?直ぐには出来ない?」 「ルール?」 「48時間!?じゃあ、その間にもしものことがあったら…」 このシーンは主人公サイドのセリフのみで
ネタバレ注意 大ヒット公開中の『ONE PIECE FILM RED』は昨年夏に公開された細田守監督『竜とそばかすの姫』に似ている。 ウタとすずの共通点 まず『ONE PIECE FILM RED』のウタも『竜とそばかすの姫』のすずも自分が親に捨てられたと思って心に深い傷を負っている。ウタはどうして自分がシャンクスにエレジアに置いてけぼりにされたのかが分からないし、すずもどうして母親が自分を置いて見ず知らずの子供のために氾濫する川に入っていったのかが理解できない。そんな辛い心理状況で長年過ごしてきた2人を救ったのは共に自身が大好きな「歌」だった。ウタは「不特定多数に念波を発信する電伝虫」、すずは「全世界で50億人以上が集う超巨大インターネット空間の仮想世界〈U〉」で自身の歌を世界中に発信して、注目を集め、共にどこの誰かも知らぬ人の救いになっていった。 ウタにだけ生じた苦しみ こうして徐々に
細田守監督作品 おおかみこどもの雨と雪 おおかみこどもの雨と雪 『おおかみこどもの雨と雪』とは あらすじ 主要登場人物 花 彼(おおかみおとこ) 雪 雨 藤井草平 韮崎(「韮崎のおじいちゃん」とも) 本作に対する評価 細田監督の新境地 母の想い、子の想い 『おおかみこどもの雨と雪』とは 『おおかみこどもの雨と雪』は、スタジオ地図制作のアニメーション映画。 細田守監督による長編オリジナル作品第2作である。 細田監督は本作で初めて自ら脚本も手がけた。 制作はそれまでのマッドハウスに代わり、本作から前年に細田守監督がこの作品のために設立したアニメーション映画制作会社のスタジオ地図が行なうようになった。 キャラクターデザインの貞本義行氏など、『時をかける少女』『サマーウォーズ』と細田作品に関わってきたスタッフが製作を手がけている。 脚本は『時をかける少女』から前作『サマーウォーズ』まで担当してきた
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています 2005年公開の映画「ONE PIECE THE MOVIE オマツリ男爵と秘密の島(以下、「オマツリ男爵」)」を見たことがあるだろうか。ご存じ世界的人気作を誇る「ワンピース」の劇場版第6作なのだが、本作はファンから賛否両論が激しい問題作として有名なのである。監督は、これまた言わずと知れた細田守。 細田監督も多くの作品で賛否両論を呼んでいるが、その背景には「自分の経験を反映させるエゴイスティックなまでの作家性」と「孤独への辛辣なまでの向き合い方」があると、「オマツリ男爵」を見返すことであらためて確認できる。 この記事では「オマツリ男爵」がカルト映画として不動の地位を獲得している理由について掘り下げていく。「ワンピース」の劇場版として、同じく異色作である「ONE PIECE FILM RED」が大ヒット中であり、細田監督作の中でも特に
細田守監督作品 竜とそばかすの姫 竜とそばかすの姫 『竜とそばかすの姫』とは あらすじ 登場人物 すず / 内藤鈴(ないとう すず) / ベル (Belle) しのぶくん / 久武忍(ひさたけ しのぶ) カミシン / 千頭慎次郎(ちかみ しんじろう) ルカちゃん / 渡辺瑠果(わたなべ るか) ヒロちゃん / 別役弘香(べつやく ひろか) すずの父 恵(けい) / 竜(りゅう) 吉谷(よしたに)さん 喜多(きた)さん 奥本(おくもと)さん 中井(なかい)さん 畑中(はたなか)さん ジャスティン ペギースー アナウンサー(冒頭) アナウンサー(コンサート) ひとかわむい太郎 & ぐっとこらえ丸 すずの母 恵・知の父 知(とも) / 天使(てんし) イェリネク スワン 舞台となった場所 音楽 テーマ曲 モチーフは『美女と野獣』 『サマーウォーズ』から踏襲された温故知新的ハイブリッド 驚くほど豪
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