富士通ビー・エス・シーは,中国の大連に組み込みシステム向けソフトウエアの新たな開発拠点を開設すると発表した(発表資料)。同社の子会社である中国Beijing Brain Cell Software Corporation Limitedの大連支店として開設する。大連支店の開設日は2008年1月1日。北京本社,上海支店に続く,中国における3番目の開発拠点となる。 大連支店は当初,日本メーカーの携帯電話機用ソフトウエア開発を手掛ける。開発人員は26人で,徐々に人員を増強し,業務拡大を図る。 今回の大連支店開設の目的は3つ。中国に新たに拠点を開設することで人材を確保すること,大連の人件費の安さを利用してオフショア開発を強化すること,日本の大手IT企業が多く進出している大連で効率的な事業展開を図ること,である。大連地区はIT産業の育成に力を入れており,世界のIT企業の誘致を積極的に進めている地域と