もう沖縄に触れなくていいの続き 米軍の事件・事故を騒ぎ立てる内地人*1に 「もうほっとけよ。あっちいけ」 と言うのには理由がある。 内地人が騒ぎ立てても何にも改善されない。内地人は、ただ面白いとか政治的な思惑とかで騒いでるだけじゃないの? 「面白かろうが政治的な思惑があろうが、声を上げれば米軍もおとなしくなって沖縄の人にとっていいよね」 とでも思ってるのならすごい間違いだ。 むしろ、ただ騒げば騒ぐ程、沖縄の人たちはひどい仕打ちを受けるだけなんだよ。 その仕打ちは、内地人の騒ぎが収まり注目されてない頃にじわじわやってくる。 県は国から圧力をかけられる。 補助金の大幅な減額・国の新たな道路事業は凍結(最低限の道路維持・補修工事だけ)... その結果は県内不況。内地人がバブルの余波で楽しんでいる頃、俺たちは大不況だよ。 おかげで、親父の勤めていた会社は潰れました。学費も払えないので俺は大学を中退
沖縄生まれ沖縄育ちで最近は半分沖縄で仕事をしている俺としては http://hanasan.iza.ne.jp/blog/entry/498132 とか http://hanasan.iza.ne.jp/blog/entry/499008/ とか での主張が出てくるのは予想できた。 数年前の北谷での事件でも同じようなことを言い出す人はいた。 沖縄では米軍関係の事件・事故と言うのは普通にあることなんだ。 大学に戦闘機落ちてきたり、Yナンバーの車に当て逃げされたり 俺の周りでも、レイプされたとか車中に引き寄せられかけたとかいう話はよく聞く。 それでも、容疑者が基地の中に逃げて、告訴できなかったり警察が捜査できなかったりして沖縄のマスコミ以外には、あまり大きく取り上げられたりしない。 大学に戦闘機落ちてきたときは、戦闘機落ちた駐車場付近はひどい惨事*1ですごい騒ぎになったんだけど基本的にTVの全
これ社説で扱ったか。今回の事件だが、やはり現地にいないせいか、どうもディテールがわからない。広義に基地被害としてもいいのだが、犯罪が確定していないふうにも見える現状、この個別の問題への言及は控えたい。 思い出されるのは、95年に起きた米海兵隊員3人による少女暴行事件である。この事件をきっかけに米兵による犯罪や事故に対する県民の怒りが大きなうねりとなり、抗議の県民集会には8万5千人が結集した。 このとき私は沖縄に暮らしていて、事件後数日でこの事件を知った。タイムスも新報も報道したがそれほど大きな扱いではなかったかと思う。ただ、連日報道し続けたので経緯を見ていた。その間、私は本土大手紙の情報もワッチしていたのだが、当初時事に流れただけで、その後、二週間くらい空白があった。その空白があまりに奇妙だったので、こういう事件があるというのをパソコン通信に書いたり、知人とも話をしたりした。沖縄の知人とも
境域の文学 (21世紀文学の創造 5) 作者: 池澤夏樹,今福龍太出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2003/03/28メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 12回この商品を含むブログ (2件) を見る 先日、あるナショナリズムについて議論する場で、「沖縄」という問題が俎上にあがった。日本という国について考えるとき、沖縄は日本国の一部で、地方の呼び名である。ところが、沖縄戦、アメリカ占領政策、米軍基地などの問題を考えるさいには、特殊な共同体を名指すことになる。あるときは、沖縄は日本であり、あるときは日本以外であるかのように、扱われる。「私たち/沖縄の人たち」と、境界線がいれられるのだ。このような、境界領域をグロリア・アンサルドゥーアは「ボーダーランズ[borderlands]」と呼んだ。『境域の文学』に収録されている、喜納育江「ネイティブなるもの 魂の交わりを求めて」では、このボ
沖縄県在住のアーティストがテレビ番組に出演していると 決まって「東京は人が多い」「早く沖縄に帰りたい」などという。 沖縄県に観光にいくとひめゆりの塔などで軽い日本批判をする 現地在住のガイドに出くわす。3回いって2回そうだった。 別段気にも留めてはなかったけど、ふとこれのルーツは、 琉球王国を日本に侵略されたという恨みからきてるものかしらと思ったら 似たような経緯で日本につっかかってきている隣国の方々を連想した。 だから、沖縄の人にくわしく気持ちを語ってもらえると隣国の住人 の気持ちも少し理解できるんじゃないかと思った。 沖縄の人は日本語も通じるし。逆に日本のほうの感情も少しは理解できそうだし。 さしあたってどうして「沖縄が1番」って東京のスタジオで収録し全国にむけての放送で 無邪気に言い放つことができるのか知りたい。 そういう演出なのかもしれないが、それでも気を使うってことはできないのか
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