航空機や鉄道、船舶分野における地球温暖化対策が活発化している。2008年7月9日の日本経済新聞夕刊は、EU(欧州連合)が、域内を離発着する航空機に二酸化炭素(CO2)排出削減を義務づける規制を導入しようとしていることを紹介し、年内にも正式に決定される見込みだと報じた。一方で、航空機メーカーによる省エネ機の開発や代替燃料の研究などに関する報道も多い。また、船舶に関しても、2008年3月13日の日経新聞朝刊が、省エネ運航で燃料消費とCO2排出量を削減する取り組みについて紹介している。 運輸部門におけるエネルギー消費は、自動車によるものが大きな割合を占める。しかし、地球温暖化防止を進めるうえでは、あらゆる分野の取り組みを総動員し臨まなければなければならない。輸送体系全般を視野に入れ、各分野で一層の努力をすることが期待される。 日本経済新聞は2008年7月9日の夕刊で、「欧州議会、航空機CO2規制