脂肪の話です。 体にとってあまり良い印象のなく、無駄なイメージがある「脂肪」。 実は、私たちの体にとって、重要な役割をもっている。 一体、どういう役割をしているのか? 栄養をたくわえる 脂肪組織は、脂肪細胞から構成される。 脂肪細胞が、食べ物から吸収された脂分(中性脂肪)を体の中に貯める働きをしている。 元々、脂肪は体を動かす時のエネルギー源としても使われるので、ないと困る。 衝撃を緩和 衝突した際のクッションの役割を持っている。 もうひとつ、外が寒いと体の表面から熱が奪われる、そのため、ダウンジャケットの中綿のような役割をしている。 物理的な力や、温度の変化による断熱効果など、緩和して中のものを守っている。 内臓の位置を安定させる 内臓の周りに脂肪がつく、「内臓脂肪」がある。 お腹の中には、「腹腔(ふくくう)」という空間があり、そこに色んな内臓が入っている。 すると、その内臓と内臓の間に