伝統の話芸を支えている講談師 各所で開かれている会も妙味
昭和41年(1966年)の開場以来、伝統芸能の上演だけでなく、演劇・芸能関連の資料の収集と活用に努めてきた国立劇場。美術的に優れた名品から歴史的に貴重な資料まで、多岐に渡る所蔵資料から、担当者が「これを見て!」という一押しを毎月紹介する美術展ナビ×国立劇場コラボ連載【芸能資料定期便】。第3回は、激動の昭和を生きた講談師・五代目寶井馬琴の旧蔵資料から、時代をよみ解きます。(毎月末日に公開) 第3回「五代目寶井馬琴と戦争-昭和史を伝える芸能資料」 五代目寶井馬琴 今回は、講談師・五代目寶井たからい馬琴ばきん(1903年~1985年)の旧蔵資料を紹介します。没後の昭和62年(1987年)に、長女の柳瀬丈子やなせたけこ氏より、台本を含む2,000冊を超える書籍類や、硯や煙管などの愛用品、写真やレコードなど、段ボール箱78箱分の膨大な資料が国立演芸場の資料室に寄贈されました。国立演芸場が開場したのは
講談師として高座に上がるだけでなく、テレビやラジオ、YouTubeでも活躍する、六代目神田伯山さん(40)。実は学生時代、若年性EDに悩まされた過去を持ち「コンプレックスで孤立していた」と語る。大学生になって専門医の診断を受け、現在はEDを克服している伯山さんに、若年性EDで悩んでいた当時の苦労や受診に至ったきっかけ、性に関する悩みを持つ人に伝えたいことを聞いた。(聞き手:荻上チキ/TBSラジオ/Yahoo!ニュース Voice) ――伯山さんは「若年性EDだった」とメディアでお話しされていますが、はじめて若年性EDだと分かったのはいつごろだったのでしょうか。 神田伯山: 具体的にはちょっと覚えてないのですが、だいたい中学生の頃だったと思いますね。それから大学生くらいまで若年性EDを患っていました。 中高生になると、女性と付き合う、彼女をつくるということもありますよね。男女の仲だけでなく、
講談協会クラウドファンディングご協力くださいました皆様、ありがとうございました! おかげさまで昨日、無事終了いたしました。 今後、リターンについてや、皆様から頂きましたご支援をどのように活用していくか、詳細がきまりましたら必ず皆様にお知らせしてまいります。 この活動報告も、すべてのリターンが終了するまで続けてまいります。 どうぞこの先もお付き合いくださいますよう、お願い申し上げます。 ☆☆☆ さて、クラファン終了一夜明けまして、 本日より、津の守講談会が開催されました。 長い前座修行を終え、本日より田辺一記さんが二ツ目昇進! 師匠の田辺一邑先生も高座に上がり、お客様と共に晴れの日を喜んでいらっしゃいました。 荒木町「津の守」は、日本橋亭改築にともない、講談協会が新しい定席の場として今後興行を続けてまいります。 今回は、その初回ということで、大勢のお客様にお運びいただきました。 ご来場くださ
講談師の一龍斎貞鏡(37)が10月、真打ちに昇進する。大学4年の冬に入門して15年。「日本語の美しさを保ちつつ、人の心をつかめるような芸を創っていければ」と精進を誓う。 今年3月、東京・内幸町ホール。「一の谷の軍(いくさ)破れ討たれし平家の公達(きんだち)あわれ~」。平敦盛の最期を描いた「青葉の笛」を読む貞鏡の声が朗々と響きわたった。導入部の話しかけるような口調を解き放し、力強く本題に入って客の心をつかむ緩急自在な語り口が特徴だ。 講談界は世襲制ではないが、講談師としては「3代目」だ。祖父は怪談噺(ばなし)を得意としたお化けの貞山こと、七代目一龍斎貞山、父は古典講談の第一人者、八代目貞山。義理の祖父は世話物の名手、六代目神田伯龍(いずれも故人)。親子3代、芸が継承されることになる。
神田伯山(かんだ はくざん・講談師) 写真=杉山秀樹 (本社) トリをとった第686回紀伊國屋寄席での一幕。昨年から高座にかけ始めた「お岩誕生」を伯山が読むと、マクラで緩んだ会場の雰囲気は一変した 前座時代に足繁く通った老舗・モンブランでハンバーグを食す。演芸ホールの帰り、先輩にご馳走してもらうと3日間は嬉しかった思い出の店師匠となった今も 芸に対してはつねに謙虚 2年連続で放送される、ラジオドラマ「北方謙三原作 三国志」の収録現場。緩急や声色の変化、声だけで聴く者を惹きつける伯山の技術が冴える 一昨年、44年間継がれなかった名跡を継ぎ、名実ともに講談界を牽引する存在となった6代目・神田伯山(39)。
講談の奥深さを学べる、新たな伝統芸能ストーリー『ひらばのひと』 『ひらばのひと』久世番子/著 講談社刊 (1)~(3) 落語家との知名度の差は歴然、絶滅危惧“職”といわれる講談師。姉弟子・泉花と弟弟子・泉太郎は先行き不透明な未来に悩みつつ、講談の深い魅力と、師匠をはじめとする人間臭い周囲の人々に支えられ、芸の道を歩んでいく。 ひらばのひと 落語家との認知度の差は歴然、絶滅危惧「職」とまで言われる講談師。二ツ目の女流講談師・龍田泉花の未来は視界不明瞭! 唯一の弟〈おとうと〉弟子・泉太郎の率直(不敵?)過ぎる言動にもヤキモキしっぱなしーー。でも「講談」の深い魅力と、師匠をはじめ人間臭い周囲の人々に支えられながら、姉弟〈きょうだい〉弟子2人は、ダンジョンだらけの「芸の道」をよじ登っていく! ●世の中には知っているのに、知らないモノがある 世の中には知っているのに、知らないモノってありますよね。僕
末廣亭はあまりの熱狂ぶりに引いてしまった。でもやっぱり披露目興行、行きたい。 休みとった。 朝から行ったら、整理券41番だって。あはは。 前から二番目の席に陣取る。 会場 : 浅草演芸ホール 夜の部 柳亭楽ぼう『無筆の小噺』 古今亭今いち『雨乞い村』 ねずっち『漫談』 桂伸三『続・寿限無』 雷門小助六『初天神』 マグナム小林 バイオリン漫談 桂米福『熊の皮』 神田紫『秋色桜』 宮田陽・昇 漫才 三遊亭遊三『替り目』 仲入り 米福(司会)・松鯉・伯山・円楽・遊三 真打昇進披露口上 春風亭柳橋『魚根問』 三遊亭円楽『落語家の出(ものまね)』 神田松鯉『水戸黄門記 雁風呂の由来』 ボンボンブラザース 曲芸 神田伯山『中村仲蔵』 木戸銭3,500円 ●柳亭楽ぼう『無筆の小噺』この前座さんはいいと思う。ちゃんとしているし、ちょっとクール。らく兵さんみたいな。 ●古今亭今いち『雨乞い村』フリを全て地
記録的な「真打昇進披露興行」誤解を恐れずに言うと、ごく一部のマニアを除いて、ほとんど忘れていた。あるいは、最初から知らなかった話芸。それが「講談」だ。かつてはもっともポピュラーな大衆芸能の一つだったのに。 神田松之丞の登場が、すべてを変えた。 若手落語家ユニット「成金」や、新宿末廣亭の深夜寄席、ほか様々なイベントで多くのファンの心をつかみ、さらにラジオ・テレビでも大暴れ。「チケットの取れない講談師」として『講談』を完全に蘇らせた。 彼がプロデュースした講談の会は、よみうりホールを昼夜で埋めた。つまり1日で約2,200人。それも秒殺で完売。もう、とんでもない。 「そもそも講談ってなんですか」「落語とどこが違うんですか」。 「いま話題の講談師」としてテレビ出演した彼に対して、同じ質問がいったい何回飛んだだろうか。 それが今では、トイレのCMで岡田准一がわざわざ講談師の格好で張り扇を叩く、そんな
朝から並んで整理券もらってそのあと仕事してまた末広亭戻ってきて2階席座ってさて開演。 山本源藤次 神田松麻呂 売れっ子の兄弟子がいるから大きいホールでの場数をこなしてるからか超満員の末廣亭でも気負うことなく笑いもとってしっかりやってた。みょーんとは相変わらずしてた。いいね。 寿限無 桂鷹治 番頭お疲れ様です。 この日もナイスアシスト見せてたみたいで。 さすが指名されただけのことはあるね 目がクリクリっとしてるから子供の話がよく似合う。 俳優 笑福亭羽光 お得意のメタ構造落語。 マトリョーシカみたい。 孫悟空の冒頭みたいだな。あそこの山まで行ってくるってぴゅーんと行ったら実はそれはお釈迦様の指だったってやつ。 マトリョーシカ全部開けてそれを俯瞰で見てる人がいる的な。 不思議なちょっと怖い話。 ゾクゾクする。 真田小僧 柳亭小痴楽 小痴楽師匠がやる子供スキー 無邪気で可愛いから頭わしゃわしゃ撫
此花千鳥亭は、阪神電車千鳥橋駅近くの此花住吉商店会にあり、以前は山車の倉庫だった。「講談の定席をつくりたい」という思いは強かった小南陵さんだが、土地や建物の形状にこだわりがあるわけではなかった。しかし、ほかの候補物件は耐震性などに難があったため、この場所につくることに決めたのだという。また、小南陵さんも2010年に此花区に転居してきており、自宅から近い利点もあった。 「此花区には下町ならではの温かさがあります。ビジネス街に住んでいたときは、地方公演から戻っても、人が住む町という感じがしなくて帰ってきた感がありませんでしたが、今はホッと落ち着ける。ただ、大阪ならではのサービス精神と言いましょうか、近所の人が寄席のお客様に『小南陵さんの家はあそこやで』と悪気なく教えることもあり、良いことばかりでもないんですけどね」と、小南陵さんは苦笑する。 ほぼ小南陵さん個人の出費のため、予算が少ないので、当
2020年1月4日(土)~15日(水)、講談師・神田松之丞が、あうるすぽっと(豊島区立舞台芸術交流センター/東池袋)にて、“新春連続読み『畔倉重四郎』完全通し公演2020”を開催する。 “講談界の風雲児”“百年に一度の天才”など数多くの異名を持ち、独演会は満席続き、ラジオ、テレビ、映画の吹き替えやナレーションなどメディアに登場する機会もますます増え、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いの松之丞は、2020年2月11日、真打に昇進すると同時に、神田派の大名跡・六代目 神田伯山(はくざん)を襲名する。 近年、松之丞は、毎年1月を講談の本流と信じる“連続物”を読む会に充てており、あうるすぽっとでは、2019年1月の通し公演『慶安太平記』に続く2作目となる。講談師として、最も伝えたいと願う芸の真髄が詰まった5日間は、“松之丞として最後の連続物”の通し公演となる。 『畔倉重四郎』は、松之丞が2017年1月に初め
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