5日午前9時15分ごろ、日本航空の貨物重量管理システムにトラブルが発生し、航空機に貨物を載せる際の重量計算などが、全国の空港でできなくなった。手計算となって出発に手間取っているため、羽田発着の大阪、北九州、那覇線など国内線20便以上が欠航を決め、国内、国際線の多くの便で遅れが出ている。 航空機は飛行中のバランスを考え、重心を計算して貨物を載せる位置を決めている。日航によると、貨物のデータを管理・計算するサーバーは東京都内にあり、全国の空港内の端末をネットワークで結んで搭載を指示しているという。午後0時半現在で復旧のめどは立っていない。