取材担当者 御社の主力商品である加工でん粉は、どのようなものに利用されているのですか。 松谷化学工業 代表的な用途は食品です。でん粉はトウモロコシや馬鈴薯、小麦などから作られますが、原料ごとに特性があり、加工することでさらに様々な機能を付加することができます。最近、おもちのような弾力をもったパンを食べたことはありませんか。あの食感は、加工したでん粉を加えることで生まれるのです。 取材担当者 パンではありませんが、実は私、ドーナツ屋さんのもちもちしたドーナツが大好物なんです。 松谷化学工業 パンやドーナツのもちもちした食感は、タピオカでん粉の加工品を加えることで実現できます。また食品の品質の改善にもでん粉は役立ちます。例えば冷凍うどんというのは小麦だけで作ると解凍した時、ボソボソになってしまうのですが、加工でん粉を加えることで、劣化を防ぎ、解凍後も美味しく食べられるようになります。 取材担当