「科学技術で社会に貢献する」という思いを貫き、知的財産を産業の発展につなげながら、最先端の製品を約150年も世に送り続けています。
「科学技術で社会に貢献する」という思いを貫き、知的財産を産業の発展につなげながら、最先端の製品を約150年も世に送り続けています。
取材担当者 御社は国内トップレベルの免震技術と実績をお持ちだと聞いています。免震に力を入れるようになった経緯を教えていただけますか。 竹中工務店 みなさんご存知のように、我が国は世界有数の地震国です。地震の脅威を免れる建物を作ることは、昔から私たちの夢でした。ある時、先輩研究員の耳に、海外から「免震」という新しい地震対策技術の情報が入ってきたのです。 取材担当者 それはいつ頃ですか。 竹中工務店 1980年代の初めです。70年代中頃に、免震技術の核となる積層ゴムがフランスで発明され、以後、アメリカを中心に技術開発が盛んになりました。当時はインターネットがまだ普及しておらず、入手できる情報も限られています。そんな中、先輩たちは雑誌の記事や論文などを取り寄せ、見よう見まねで研究を進めたそうです。そして試行錯誤の末、1987年、当社初の免震建物「船橋竹友寮」の竣工にこぎつけました。 取材担当者
麩太 はじめに当店の麩の作り方を実際にご覧いただきたいと思います。 取材担当者 ありがとうございます。今、職人の方がこねているのが…… 麩太 生麩の生地です。麩は大きく生麩と焼麩とに分かれますが、原料はどちらも小麦たんぱく、いわゆるグルテンです。生麩の場合は小麦粉から取り出したグルテンにつなぎとして餅粉を練りこみます。これが生麩の土台となります。今日はそこにかぼちゃを練りこんだ商品を作っております。適切な大きさに切り分け、木型にはめ、蒸し器で蒸した後、冷やします。 取材担当者 そんなにかかるのですね。機械化はできないのでしょうか。 麩太 麩の生地は季節や天候、その日の気温、湿度などによって調子が変わります。一定の品質を保つには、生地の変化に合わせて練り上げや成型、加熱時間などを調整しなければなりません。その微妙な加減を計るには、熟練した職人の勘と技とが不可欠なのです。 取材担当者 貴店なら
取材担当者 御社の主力商品である加工でん粉は、どのようなものに利用されているのですか。 松谷化学工業 代表的な用途は食品です。でん粉はトウモロコシや馬鈴薯、小麦などから作られますが、原料ごとに特性があり、加工することでさらに様々な機能を付加することができます。最近、おもちのような弾力をもったパンを食べたことはありませんか。あの食感は、加工したでん粉を加えることで生まれるのです。 取材担当者 パンではありませんが、実は私、ドーナツ屋さんのもちもちしたドーナツが大好物なんです。 松谷化学工業 パンやドーナツのもちもちした食感は、タピオカでん粉の加工品を加えることで実現できます。また食品の品質の改善にもでん粉は役立ちます。例えば冷凍うどんというのは小麦だけで作ると解凍した時、ボソボソになってしまうのですが、加工でん粉を加えることで、劣化を防ぎ、解凍後も美味しく食べられるようになります。 取材担当
取材担当者 知的財産に興味・関心を持って私どものホームページを訪ねてくださる方々に、まずINPITとはどのような機関なのかをご説明いただけますか。 INPIT近畿統括本部 INPITは経済産業省特許庁所管の独立行政法人で、正式名称は「工業所有権情報・研修館」と申します。2001年に本部を東京に構え、現在は産業界・大学・研究機関などの知的財産をつなぐインターフェイスとして大きく三つの活動を展開しています。 取材担当者 詳しくお聞かせください。 INPIT近畿統括本部 はい。まず一つ目が「産業財産権情報の提供」です。特許情報プラットフォーム、これは一般に「J-PlatPat」と呼ばれていますが、1億件を超える特許・実用新案・意匠・商標の公報等の関連情報を、インターネットで手軽に検索・照会できるサービスを提供しています。 二つ目が「知的財産権の取得・活用の支援」です。現在、47都道府県に知財総合
取材担当者 貴行では経済産業省が実施する「新市場創造型標準化制度※1」の地元中堅・中小企業様への普及を目的に、平成27年に創設された「標準化活用支援パートナーシップ制度※2」におけるパートナー機関として「標準化」のサポートを行われています。この件に関連して、平成29年度には経済産業省から「産業技術環境局長表彰」も受けられたとお聞きしました。 池田泉州銀行 ありがとうございます。啓発活動への積極的な取り組みを評価していただき、パートナー機関として第1号の表彰となりました。 取材担当者 技術者の発明をある一定期間権利保護する「特許」を含む「知的財産権」と、国内のJISなどに代表されるように広く技術を使ってもらおうという「標準化」は全く相反する概念とも考えられます。しかし、近年は競争力強化のため、「知的財産権」と「標準化」を一体化させた戦略が求められています。技術・製品に関する「標準化」というの
独創的なステーショナリーを次々にヒットさせ、テレビや雑誌に取り上げられる機会も多い大手文具メーカーのコクヨ。今回は、数ある商品の中から同社の顔ともいうべき「キャンパスノート」と、“ペンスタンドになるペンケース”という新しいジャンルを開拓した「ネオクリッツ」に着目。商品の開発秘話や、知的財産への取り組みなどについて伺いました。
血液検査や尿検査などの検体検査に欠かせない高精度な機器と試薬を開発し、世界190以上の国や地域の医療機関に提供している医療機器メーカーがシスメックスです。今回の取材では、検体検査分野でグローバルに成長を続けるシスメックスのビジネスモデルや、事業での躍進を支える知財戦略について、同社知的財産本部の皆さんにお話を伺いました。 取材担当者 御社は『検体検査』と呼ばれる領域で事業を展開し、中でも「血球計数検査(ヘマトロジー)」、「血液凝固検査」、「尿検査(沈渣)」の3分野では世界市場でシェアN0.1という輝かしい業績をあげています。今日はその躍進の秘密をお聞きしたいのですが、その前に、『検体検査』とはどういったものか、教えていただけますか。 シスメックス 健康状態や病気の状態を知るための検査は大きく2つに別れます。ひとつはレントゲンや心電図などで体を直接調べる『生体検査』。もうひとつは体から血液や
取材担当者 ワコールという社名からまず思い浮かぶのは、女性向けのランジェリーやボディメークのファンデーションです。しかし、市民マラソンなどに参加している男性の友人に聞くと「ワコールのCW-Xを着用している」と言っていました。 ワコール CW-Xは運動時の筋肉疲労を軽減し、動きやすくすることを目的に開発されたブランドです。メジャーリーガーのイチロー選手にもご愛用いただいています。 取材担当者 特長をお聞かせいただけますか。 ワコール 衣類にテーピングの原理を組み込めないだろうか…、CW-Xの代表的なアイテムであるスポーツタイツはそんな発想から生まれました。ワコールの研究機関である人間科学研究所に所属する研究員の妹さんがスキーで膝をケガされたとき、スポーツテーピングの効果を実感されまして…。その意見を聞いた研究員による発案が商品化のきっかけとなりました。 取材担当者 しかし、ランジェリーとスポ
「遊び手が創り手」。 そのポリシーから生まれる 創造性の高い自社製品を 模倣から守るために、 知的財産権を積極的に活用。 「険しい自然から私たちを守ってくれる、こんなウエアや寝袋をずっと探し求めていた」。1年を通じて山、海、川、陸、雪などのスポーツを楽しむコアユーザーの間で“本物の機能性”がクチコミで広がり、高い信頼と評価を集めているアウトドアメーカー、それが今回ご紹介するファイントラックです。熱烈ともいえる支持を得ている理由を探るため神戸にある同社を訪れ、起業のきっかけや製品開発における企業姿勢、さらには知的財産への取り組みなどについて、創業者である金山洋太郎社長とプロダクト事業部テキスタイル開発課の三宅毅課長にお話をお伺いしました。
コーヒー製品の製造・販売にとどまらず、コーヒー文化の普及にも力を注いでいるレギュラーコーヒーのリーディングカンパニー、UCC上島珈琲。研究開発の分野でも、缶コーヒー向け抽出技術である「TTND製法」をはじめ多数の特許を取得しています。今回は2016年に話題となった技術「UCCフードマッチングシステム」を取材するべく、同社の研究拠点であるUCCイノベーションセンターを訪問。開発の背景や特許への取り組みについて詳しくお話しいただきました。 取材担当者 実は私、缶コーヒーのヘビーユーザーなのですが、世界で初めて缶コーヒーを開発したのが御社だと聞いて好奇心をかき立てられました。どのような経緯でコーヒーの容器に缶を使うという発想が生まれたのですか。 UCC 創業者の上島忠雄が営業で全国を飛び回っていた頃の話です。ある日上島は営業の途中、駅のキヨスクで瓶入りのコーヒー牛乳を買ってひと口飲みました。とこ
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