2007/11/29 NECは11月29日、蛍光灯から電力を取得して動作する無線カメラを開発したと発表した。製品化の時期は未定。蛍光灯にリング状に巻き付けた磁性体とコイルで、蛍光灯内部の交流電流によって発生する磁界から電磁誘導の原理で電力を取得する。電源ケーブルやネットワークケーブルが不要ため、設置工事が不要。多数のカメラを用いたシステムを比較的容易に構築することができるという。 蛍光灯から取得できる電力に応じて映像の撮影頻度を自動制御するため、市販されている蛍光灯であれば、手動調整などを行わずに最適の画質で撮影・伝送ができる。 NECによれば、ネットワークカメラの設置では電源配線やネットワーク施設工事にかかるコストが、システム構築の半分のコストを占めることがあるなど、設置費用削減が課題だった。