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disassyとprinterに関するshrkのブックマーク (4)

  • 【複合機分解その8】いよいよ大詰め,薄型化への取り組みが次々と

    韓国Samsung Electronics Co., Ltd.の複合機「SCX-4501K」の分解は大詰めを迎えた。残されたのは機器下半分の中央部分である。分解を進めていくと,そこで明らかになったのが,SCX-4501Kの特徴のひとつである薄型化のための数々の工夫である。 まず用紙をセットするトレーを外す。取り外した技術者がトレーをまじまじと眺ながら「薄いですね」(技術者)と言う。トレーの高さは約22mmで,収納できる用紙の枚数はカタログ上では厚さ75g/m2の紙で100枚(図1)。これは決して「十分」と言える収納力とは言えないが,「オフィス向けなら問題だが,個人向けならさほど問題にならないだろう」(技術者)という。機器の薄型化のために,トレーの厚さを使用上,問題にならないとみられる程度まで薄くしたと推測できる。 次に技術者が着目したのが,トレーから用紙を搬送する紙送り機構の薄さである。技

    【複合機分解その8】いよいよ大詰め,薄型化への取り組みが次々と
  • 【複合機分解その7】「これは大きい・・・」

    複合機の上半分の分解も一段落し,次は下半分に着手する。まずは分解しやすい側面を開いてみる(図1)。「大きいですね」。技術者がつぶやく。 技術者が注目したのは空冷ファンの大きさである。直径は約60mm(図2)。一般的には,直径40mm程度のファンを利用する場合が多いという。当然,機器の寸法という点では直径が小さいファンを採用した方が装置を薄型に設計しやすい。コストも安い。それにもかかわらず大口径のファンを利用しているのは「回転時の音を抑制するため」(技術者)とみられる。同じ風量を送り出すのなら,直径が大きいほど回転数が少なくなり,回転時に発生する音が小さくなる。 実は印刷テストの際に,技術者たちは「SCX-4501K」の動作音について「非常に静かである」と評していた。カタログの仕様上では印刷時の騒音は45dBA以下である。静音化に向けた取り組みの一端が,この口径が大きいファンだったのである。

    【複合機分解その7】「これは大きい・・・」
  • 【複合機分解その6】操作部に70個以上の青色LED

    複合機の上半分の分解も,残すは操作部の基板だけになった。外装から基板を外そうとネジを探したが見つからない。ツメ状の突起で固定しているわけでもない。しばし考えた技術者は,操作部基板を引きはがしにかかった。「すごい。両面テープで端から端まで張り付けている」(技術者)。慎重に,しかし力強く引きはがす(図1)。メリメリと音が鳴る。 「豪勢だな」(技術者)。はがし終えた操作部基板には,青色LEDが70個以上並んでいた。これらの発光を制御することで,数字や文字を描いたり,キーのありかを示したりしていたわけだ。操作部基板の青色LEDが並ぶ面には,機械的なスイッチ類が見あたらない。どうやってユーザーの操作を関知しているのか。 操作部基板は,外装と密着した黒い板に張り付いていた(図2)。この黒い板が操作の検出に関与しているのだろうか。疑問を持ちながら黒い板をはがす。こちらも全面両面テープで固定されている。再

    【複合機分解その6】操作部に70個以上の青色LED
  • 【複合機分解その5】「おっ,なめくじ発見!」

    図3 4面のポリゴン・ミラーなどが実装されている基板。中央にはポリゴン・ミラーを回転させるモータ用のドライバICがある。三洋半導体の「LB11870」である。 さっそく複合機の上半分の分解に着手する。まずは上半分に収まっている,プリンター用光源のレーザ・スキャニング・ユニット(LSU)だ。複合機の筐体上側からLSUを外し,中身を開けた。 「まるでなめくじみたいだな」。技術者のひとりがつぶやいた。 「なめくじ」と表現したのは,ユニット内に堂々と横たわる1枚の非球面レンズである(図1)。このレンズはレーザ光を感光ドラム上に等間隔に照射する役割を担う(図2)。一般にレーザ・プリンターでは,回転するポリゴン・ミラーでレーザ光を反射して感光ドラム上に走査する。等角速度運動を等速度運動に変える「fθ(エフシータ)レンズ」によって,感光ドラムにレーザ光をなるべく等間隔に照射する。通常,このレンズは「2枚

    【複合機分解その5】「おっ,なめくじ発見!」
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