■ 第444回 ■ SSDの信頼性は、すでにHDDを超えている ~東芝セミコンダクター社 インタビュー 一昨年、昨年と大幅な低コスト化が進んだことで、モバイルPC用ストレージとしての存在感を増しているSSD。いくら安価になったとは言え、さすがに絶対的な記憶容量や容量あたりの単価ではHDDにかなわないSSDが、これほど注目を集めるのは、高性能、低消費電力、小型、耐衝撃性といった要素を備えているからだ。 特に1.8インチHDDを前提とした小型ノートPCの場合、本来はSSDが不利な記憶容量の面でも同等レベルになってきており、消費電力低減や軽量化といった要素も含め、トータルでSSD搭載モデルの方が魅力的なのは当然のことだ。 しかし同時に、ノートPC向けSSDが徐々に一般化する中で、SSDのセルはMLCへと主流が移り変わり、セルの書き換え可能回数はSLCより減ってしまった。本当にSSDでも大丈夫なの
パナソニック「Let'snote R7 プレミアムエディション 2008年夏モデル」 ~定番モバイルノートに待望のSSD搭載モデルが登場 パナソニックのモバイルノート「Let'snote」シリーズの、2008年夏モデルが発表された。2008年夏モデルは、全モデルとも2008年春モデルからの大きな仕様変更はなく、HDD容量の増量などが中心のマイナーバージョンアップにとどまっているが、一部、これまでにない機能を搭載するモデルも用意されている。その中から今回は、Let'snote R7 プレミアムエディションを取り上げたいと思う。 ●ついにSSD搭載モデルが追加 Let'snote R7 プレミアムエディション 2008年夏モデル(以下、本製品)の最大の特徴となるのが、SSD搭載モデルが追加されたという点だ。従来より要望の多かったSSDの採用が、今回ついに実現されたのである。 搭載されるSSDは
日経エレクトロニクスの2008年4月21日号に極めて興味深い記事が掲載されていた。 「東芝の勝算」という全体の特集もおもしろいのだが、その中でも時に「SSDの将来像」という特集がおもしろい。 今、東芝ほど日本の基幹産業を背負っている企業もいない。東芝は「NANDフラッシュメモリ」、「半導体・LSI」というハイテク産業の基幹部分にものすごい額の投資を行っている。その額は2007年度から2009年度の3年間でおよそ1兆円。特に、東芝における「NANDフラッシュメモリ」への投資額は、韓国サムソン社をもしのぎ、2009年には、世界シェアトップを目指している。しかし、最近のNANDフラッシュメモリの価格下落で利益率は厳しい。営業利益率は下降し続け、ついに2008年度第1四半期では、営業利益31億円というあわや赤字転落のところまで行った。 このような状況で、今後の世界のNANDフラッシュメモリ事業の命
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