先週の金曜日。 秘書が部屋に入ってきた。 「社長、高村さんが急ぎの話があるとのことです」 広告代理部門の担当役員高村が呼んでいるという。 役員が急いで話があるというときは、あまりいい話ではない。 お客様との間でトラブルが起きたか・・ 退職意向の社員が出たか・・ いやな予感を抱えながら、高村の部屋に行った。 「どうした」 「いまさっきなんですけど・・・。Dが辞めたいって言ってきました」 「なにぃ!!!!!?????」 Dは代理店部門の幹部。 辞めるなんてありえない。 今の状況ではあってはならない。 一体どうしたんだろう・・・? 私生活でトラブルか。変な宗教にでも入ったか。 「○×※★*□△△○○!!」 なんだか解らないことをとりあえず言って、 「悪いけど、もう次の予定で外出しないと。週明け急いでフォローしよう。じゃ!」 部屋を出ようとすると、 「ちょっと、待ってください!」 「なに?」 「実
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く